2014年3月15日土曜日

一番読んで欲しい「記事」。

(00)
『(「」と「」の問題は、)明治以来、大きな論争を読んできた問題である。』といふ「言い方」からも、分かってもらえるやうに、FC2ブログの中で、最も価値がある「記事」は、
「FC2ブログ、最近の記事(03/06)」=「」と「」と「Wh移動」です。
そのため、その「記事(03/06)」の中で、『「」と「」と「Wh移動」』が、どのやうな「形」で関わりを持つのか。といふことを、改めて、説明させてもらうことにします。
(01)
① 鈴木社長である。
② 鈴木は社長である。
社長は鈴木である。
④ 鈴木以外は社長でない
に於いて、
③ ⇔ ④
は「対偶(contraposition)」である。
従って、
(01)により、
(02)
社長は鈴木である。 ⇔
④ 鈴木以外は社長でない
は、「論理的」に、「真」である。
然るに、
(03)
① 鈴木社長である。として、
② 鈴木社長でない。と言へば、ウソになる。
従って、
(03)により、
(04)
① 鈴木社長である。ならば、
② 鈴木社長である。は、本当である。
従って、
(04)により、
(05)
① 鈴木社長である。ならば、
② 鈴木社長である。
は、「論理的」に、「真」である。
従って、
(02)(05)により、
(06)
① ⇒ ②
③ ⇔ ④
は、「論理的」に、「真」である。
(07)
例へば、新幹線で移動中、
鈴木社長の隣に座ってゐる田中さんは、他の会社の社長である。
とし、この状態を、
社長={鈴木、田中}
とする。
然るに、
(08)
社長={鈴木、田中}
であるとき
① 鈴木さん社長である。
とは、言へない
然るに、
(09)
社長={鈴木}
である時、
① 鈴木社長である。
といふ「言ひ方」は正しい。
然るに、
(10)
社長={鈴木}
であるとき、
④ 鈴木以外は社長でない
といふ「言ひ方」は正しい。
従って、
(09)(10)により、
(11)
社長={鈴木}
である時、その時に限って、
① 鈴木社長である。
④ 鈴木以外は社長でない
といふ「言ひ方」は正しい。
従って、
(06)(11)により、
(12)
社長={鈴木}
である時、その時に限って、
① ⇒ ②
① ⇔ ③ ⇔ ④
は、「真」である。
従って、
(12)により、
(13)
社長={鈴木}
である時、その時に限って、
① 鈴木社長である。
② 鈴木は社長である。
社長は鈴木である。
④ 鈴木以外は社長でない
は、四つとも「真」である。
然るに、
(14)
ONLY SUZUKI IS THE 社長=
② 鈴木は社長であり(④ 鈴木以外は社長でない)。
は、「排他的命題(exclusive proposition)」である。
従って、
(02)(14)により、
(15)
② 鈴木は社長であり(③ 社長は鈴木である)。
も、「排他的命題(exclusive proposition)」である。
従って、
(13)~(15)により、
(16)
(イ)
① 鈴木社長である。⇔
② 鈴木は社長であり(、③ 社長は鈴木である)。
(ロ)
① 鈴木社長である。⇔
② 鈴木社長であり(、④ 鈴木以外は社長でない)。
といふ、二つの「等式」が、成立する。
従って、
(17)
Q:誰社長ですか。
A:鈴木社長です。
といふ「受け答へ」は、
(イ)と(ロ)の、
① 鈴木社長である。
に由来する。
加へて、
(18)
Q:誰社長ですか。
A:社長は鈴木です。
といふ「受け答へ」は、
(イ)
① 鈴木社長である。⇔
② 鈴木は社長であり(③ 社長は鈴木である)。
に於ける、
③ 社長は鈴木である。
に由来する。
然るに、
(19)
3 : 名無し象は鼻がウナギだ![]投稿日:2010/06/24(木) 10:03:37 0
大野です  「私」は既知、「大野」は未知
大野です  「私」は未知、「大野」は既知 
従って、
(20)
③ 社長は鈴木である。 ⇔
④ 鈴木以外は社長でない
といふ「対偶(contraposition)」は、「論理的」に、「真」である。
といふことに、「気づかない」場合は、
Q:誰(未知)社長(既知)ですか。
A:社長(既知)鈴木(未知)です。
といふ「説明」を、誘発する。
それはさて置き、
(24)
Q:誰が社長ですか。
A:社長は鈴木です。
を、
Q:WHOが社長ですか。
A:社長はSUZUKIです。
に、置き換へると、
WHO=SUZUKI
従って、
(24)により、
(25)
Q:WHOが社長。
A:社長はSUZUKI。
に於いて、
WHO=SUZUKI  の、
WHOが、  文頭にあり、
SUZUKIが、文末にある。
然るに、
(26)
[1]wh移動
意味を導くための深層構造が必要だという説明の時に、一番最初に取り上げられたのは疑問詞文頭にある疑問文でした。主語はともかく、目的語が動詞の直後ではなく、動詞の前しかも文の先頭にあるという事実を説明するためには、目的語である疑問詞がちゃんと動詞の直後にある深層構造を設定すればよいわけです(町田健、チョムスキー入門、2006年、117頁)。
従って、
(24)~(26)により、
(27)
Q:WHOが社長。
A:社長はSUZUKI。
は、『「」と「」』の問題である。と同時に、
Q:WHOが社長。
A:社長はSUZUKI。
は、『WH移動』の問題である。といふことになる。
然るに、
(28)
誰  =WHO
唯一=ONLY
であるものの、このことは、
WHO の音=
ONLYの音=
である。といふことを、意味してゐる。
従って、
(28)により、
(29)
」といふ音を通して、
WH移動』と、『ONLY』が、結び付きさうである。
然るに、
(30)
唯一」の「」、すなはち、「ONLY ONE」の「ONLY」に相当する「漢字」 に関して、 それで、この「惟」や「唯」が用いられているものは、その動詞の目的語が、更に特に強調されていたものである(鈴木直治、中国語と漢文、341頁)。 との、ことである。
然るに、
(31)
漢語としての「通常の語順」を変えて、「目的語の疑問詞」を「前置」することは、疑問文において、その疑問の中心になっている「疑問詞」を、特に「強調」したものにちがいない(鈴木直治、中国語と漢文、334・5頁)。
従って、
(32)
疑問詞」を「前置」をすることは、「疑問詞」を、特に「強調」することである。 とのことであるが、「疑問詞」を「前置」をすることは、『WH移動』に、他ならない。 従って、
(01)~(32)により、
(33)
(イ)「が」と「は」
(ロ)「排他的命題」
(ハ)「WH移動」
(二)「強調」
といふ「キーワード」が、確認出来たことに、なるものの、
最も価値がある「記事」である所の「最近の記事(03/06)」の中では、
(二)「強調」
(ロ)「排他的命題」
といふ「キーワード」を使って、
(イ)「が」と「は」
(ハ)「WH移動」
を、「説明」してゐます。
然るに、
(34)
(イ)「が」と「は」に関して言へば、
明治以来、きな論争を読んできた問題(淺山友貴、現代日本語における「が」と「は」の意味と機能、2004年、403頁)』といふ、事情があり、
(ハ)「WH移動」に関しても、 ヤフーやグーグルで「検索」すると、「今だに、大問題」である。やうです。
といふわけで、
(34)により、
(35)
FC2ブログの中で、最も価値がある「記事」は、
(二)「強調」
(ロ)「排他的命題」
といふ「キーワード」を使って、
(イ)「大問題」である、「」と「」と、
(ハ)「大問題」である、「WH移動」を、
「説明」してゐる所の、「FC2ブログ、最近の記事(03/06)」です。
平成26年03月15日、毛利太。

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