(01)
30201⇒
00123。
のやうに、「数字」を、「小さい順に、並び替え」ることを、「ソート(並び替え)」とする。
このとき、
(02)
3=不
0=常
2=読
0=漢
1=文
といふ風に、「数字(コード)」と、「漢字(キャラクタ)」を、対応させる。
従って、
(01)(02)により、
(03)
30201⇒
00123。
といふ「数字」としての、「ソート(並び替え)」は、
不常読漢文⇒
常漢文読不。
という「漢字」の「ソート(並び替え)」に、対応する。
従って、
(03)により、
(04)
30201⇒
00123。
であって、尚且つ、
不常読漢文⇒
常漢文読不。
であることから、 二つを合はせると、
不3常0読2漢0文1⇒
常0漢0文1読2不3=常0には、漢0文1を読ま2ず3。
である。
然るに、
(05)
① レ
② 一 二 三 四 五 ・・・・・
③ 上 中 下
④ 甲 乙 丙 丁 戊 ・・・・・
⑤ 天 地 人
とある、「返り点」のうちの、
② 一 二 三 四 五 ・・・・・
を、改め、
② 〇 一 二 三 四 ・・・・・
と、する。
従って、
(04)(05)により、
(06)
不3常0読2漢0文1⇒
常0漢0文1読2不3=常0には、漢0文1を読ま2ず3。
に於いて、
0=〇
1=一
2=二
3=三
であることから、
不3常0読2漢0文1⇒
常0漢0文1読2不3=常0には、漢0文1を読ま2ず3。
の場合は、、
② 一 二 三 四 五 ・・・・・
といふ、「一二点」ならぬ、
② 〇 一 二 三 四 ・・・・・
といふ、「〇一点」が、付いてゐる、ことになる。
然るに、
(07)
実際の「返り点」は、
不3常0読2漢0文1⇒
常0漢0文1読2不3=常0には、漢0文1を読ま2ず3。
ではなく、
不3常読2漢文1⇒
常漢文1読2不3=常には、漢文1を読ま2ず3。
である。
従って、
(08)
不3常読2漢文1⇒
常漢文1読2不3=常には、漢文1を読ま2ず3。
の場合は、
不3常0読2漢0文1⇒
常0漢0文1読2不3=常0には、漢0文1を読ま2ず3。
にあって、
常0 の、0と、
漢0 の、0が、
「省略」されてゐる。と、見なすことが、出来る。
従って、
(01)~(08)により、
(09)
不3常読2漢文1⇒
常漢文1読2不3=常には、漢文1を読ま2ず3。
といふ「返り点」も、「ソート(並び替え)」である。と、することが、出来る。
従って、
(09)により、
(10)
不3常読2漢文1⇒
常漢文1読2不3=常には、漢文1を読ま2ず3。
は、
30201⇒
00123。
といふ「ソート(並び替え)」の、
0 を「省略」した「形」である。と、することが、出来る。
従って、
(11)
不3常読2漢文1⇒
常漢文1読2不3=常には、漢文1を読ま2ず3。
に於いて、
不3 は、三点が付いてゐるから、二点の付いた漢字の、「後で読む」。
常 は、何も付いてゐないから、「そのまま読む」。
読2 は、二点が付いてゐるから、一点の付いた漢字の、「後で読む」。
漢 は、何も付いてゐないから、「そのまま読む」。
文1 は、一点が付いてゐるから、読み、次は、
読2 を、読み、次は、
不3 を、読む。
といふ「説明」は、
30201⇒
00123。
といふ「ソート(並び替え)」として、「説明」出来る。
然るに、
(10)により、
(12)
30201⇒
00123。
といふ「ソート(並び替え)」に対して、
3201⇒
0123。
といふ「「ソート(並び替え)」は、
不3読2漢文1⇒
漢文1読2不3=漢文1を読ま2ず3。
といふ「訓読」に、相当する。
従って、
(12)により、
不3読2漢文1⇒
漢文1読2不3=漢文1を読ま2ず3。
に於いて、
不3 は、三点が付いてゐるから、二点の付いた漢字の、「後で読む」。
読2 は、二点が付いてゐるから、一点の付いた漢字の、「後で読む」。
漢 は、何も付いてゐないから、「そのまま読む」。
文1 は、一点が付いてゐるから、読み、次は、
読2 を、読み、次は、
不3 を、読む。
といふ「説明」は、
3201⇒
0123。
といふ「ソート(並び替え)」として、「説明」出来る。
然るに、
(13)
不3読2漢文1⇒
漢文1読2不3=漢文1を読ま2ず3。
の「返り点」は、
不3読2漢文1 :三 二 一。
ではなく、文科省的には、
不r 読2漢文1 :レ 二 一。
が、正しい。
従って、
(13)により、
(14)
不3読2漢文1⇒
漢文1読2不3=漢文1を読ま2ず3。
といふ「訓読(ソート)」と、
不r 読2漢文1⇒
漢文1読2不r=漢文1を読ま2ずr。
といふ「訓読(ソート)」は、等しい。
然るに、
(15)
不3読2漢文1=
不r 読2漢文1。
であるならば、その時に限って、
不3=
不r
である。
従って、
(14)(15)により、
(16)
不3 と、
不r は、等しい。
然るに、
(17)
例へば、「原田種成、私の漢文講義、1995年、210頁」の、「各行」は、
レ 衢 レ レ レ 天 都 其 帝
のやうに、「9行中、4つ」が、「レ点」で、始まってゐる。
然るに、
(18)
レ 衢 レ レ レ 天 都 其 帝
のやうに、「レ点」で、始まる行は有っても、
三 衢 三 三 三 天 都 其 帝
のやうに、「三点」で、始まる行は無い。
従って、
(19)
私にとっては、
不3=不r
であるが、
原田先生にとっては、
不3≠不r
であることに、なるものの、
原田先生は、
レ点は下の字に属して左肩につけ、その他の一二点などは字の左下につける(同書、41頁)。
と、されてゐる。
従って、
(20)
原田先生としては、
レ点は下の字に属して左肩につく。が故に、
レ 衢 レ レ レ 天 都 其 帝
のやうに、「レ点」で、始まる行は有っても、
レ点以外の、一二点などは字の左下につく。が故に、
三 衢 三 三 三 天 都 其 帝
のやうに、「三点」で、始まる行は有り得ない。ことになる。
従って、
(21)
不3読2漢文1=
不r 読2漢文1。
であるならば、
不3=
不r
である。とする私と、原田先生の見解は、相容れない。
然るに、
(22)
いづれにせよ、
匪 衢 知 己 治 天 都 其 帝
のように、
「漢字 で始まる行」の方が、
レ 衢 レ レ レ 天 都 其 帝
のやうに、
「レ点 で始まる行」よりも、好ましい。
といふ風に、私には、思へて、ならない。
そのため、
(23)
不3読2漢文1⇒
漢文1読2不3=漢文1を読ま2ず3。
といふ「訓読(ソート)」と、
不r読2漢文1⇒
漢文1読2不r=漢文1を読ま2ずr。
といふ「訓読(ソート)」は、等しい。
といふことを以て、
レ点は下の字に属して左肩につけ、その他の一二点などは字の左下につける。
と、されてゐることに対して、異議を、唱えたい。
平成26年05月04日、毛利太。
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