名古屋高等裁判所 令和7年(行#)##号
遺族一時金不支給決定処分取消等請求控訴事件
控訴理由書(の冒頭)
名古屋高等裁判所 御中
(民事 部)
令和7年##月##日
控訴人 毛利太
―「(法的)三段論法」―
(01)
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(https://www.youtube.com/watch?v=W7byeozGYE4&t=235s)
従って、
(01)により、
(02)
人=人間である(述語)。 s=ソクラテス(主語)。 死=いつか死ぬ(述語)。 |
であるとして、 |
1 (1)∀x(人x→死x) A 1 (2) 人s→死s 1UE 3(3) 人s A 13(4) 死s 23MPP |
という「述語計算」は、「三段論法」である。 |
従って、
(02)により、
(03)
人=人間である。 s=ソクラテス。 死=いつか死ぬ。 |
であるとして、 |
1 (1)∀x(人x→死x) A 1 (2) 人s→死s 1UE 3(3) ~死s A 13(4) ~人s 23MPP |
1 (5) ~死s→~人s 34CP |
という「述語計算(1)~(4)」も、「三段論法」である。 |
従って、
(03)により、
(04)
裁=裁決である。 書=書面である。 理=理由である。 |
であるとして、 |
1 (1) ∀x{裁x→∃y(書yx)& ∃z(理zx)} A 1 (2) 裁a→∃y(書ya)& ∃z(理za) 1UE 3 (3) ~∃z(理za) A 3 (4) ~∃y(書ya)V~∃z(理za) 3VI 3 (5) ~{∃y(書ya)& ∃z(理za)} 4ド・モルガンの法則 13 (6) ~裁a 25MTT 1 (7) ~∃z(理za)→~裁a 36CP 8(8)∀x{∀z(~理zx)} A 8(9) ∀z(~理za) 8UE 8(ア) ~∃z(理za) 9量化子の関係 1 8(イ) ~裁a 7アMPP |
1 (ウ) ∀z(~理za)→~裁a 9イCP 1 (エ)∀x{∀z(~理zx)→~裁x} ウUI |
という「述語計算(1)~(イ)」も、「三段論法」である。 |
従って、
(04)により、
(05)
裁=裁決である。 書=書面である。 理=理由である。 |
であるとして、 |
① ∀x{裁x→∃y(書yx)&∃z(理zx)}。 ② ∀x{∀z(~理zx)→~裁x}。 |
において、 |
➀ ならば、② である。 |
という「仮言命題」は、「論理学」として、「正しい」。 |
従って、
(06)
裁=裁決である。 書=書面である。 理=理由である。 |
であるとして、 |
① すべてのxについて{xが裁決であるならば、あるyは(xの書面)であって、 かつ、あるzは(xの理由である)}。 ② いかなるxと{いかなるzであっても(zがxの理由でない)ならば、xは、 裁決ではない}。 |
において、 |
➀ ならば、② である。 |
という「仮言命題」は、「論理学」として、「正しい」。 |
従って、
(06)により、
(07)
➀ 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。 ② 裁決に、理由が無ければ、裁決は無効である。 |
において、 |
➀ ならば、② である。 |
という「仮言命題」は、「論理学」として、「正しい」。 |
従って、
(07)により、
(08)
➀ 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。然るに、 ② 裁決には、理由が無い。従って、 ③ 裁決は無効である。 |
という「三段論法」は、「論理学」として、「正しい」。 |
然るに、
(09)
独立行政法人医薬品医療機器総合機構法施行規則(平成十六年厚生労働省令第五十一号) 第五十条 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。 |
従って、
(08)(09)により、
(10)
➀ 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。然るに、 ② 裁決には、理由が無い。従って、 ③ 裁決は無効である。 |
という「法的三段論法」は、「論理学」として、「正しい」。 |
然るに、
(11)
➀ 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。 ② 裁決に、理由が無ければ、裁決は無効である。 |
において、 |
➀ ならば、② である。 |
という「仮言命題」は、固より、「日本語(の文法)」として、「正しい」。 |
然るに、
(12)
(1) 文理解釈 法規の文字・文章の意味をその言葉の使用法や文法の規則に従って確定することによって なされる解釈です。すべての法解釈の出発点であり、最も説得力ある権威的論拠とされて います(有斐閣、法律学入門〔第3版〕、183頁)。 |
従って、
(10)(11)(12)により、
(13)
➀ 裁決は、書面で行い、かつ、理由を付さなければならない。然るに、 ② 裁決には、理由が無い。従って、 ③ 裁決は無効である。 |
という「法的三段論法」は、「論理学」及び、「すべての法解釈の出発点」 として、「正しい」。 |
従って、
(07)~(13)により、
(14)
➀ 裁決(棄却)は、書面で行い、かつ、(棄却の)理由を付さなければならない。 ② 裁決(棄却)に、理由が無ければ、裁決(棄却)は無効である。 |
において、 |
➀ ならば、② である。 |
という「命題」は、「論理学」及び、「最も説得力ある権威的論拠」として「正しい」。 |
然るに、
(15)
➂「厚生労働大臣」は、「職務」として、「裁決が無効である」ということを望まない。 |
従って、
(14)(15)により、
(16)
➂「厚生労働大臣」は「裁決が無効である」ということを、望まず、尚且つ、 ②(厚生労働大臣が示す所の、正しい・理由が無い)ならば、裁決は、無効である。 |
ということからすると、少なくとも、「論理的(Logical)」には、「必然的」に、 |
➂ 裁決が有効であることの「証明責任」は、「厚生労働大臣」に有る。 |
然るに、
(17)
論理学について、 法学部生や法曹を目指す人にとって、 論理学はとった方がいい科目ですか?? 授業内容見ても、わからないもんで(^^;) 東大法卒のおっさん(の回答)です。 法曹をめざすのに論理学はまったく必要ありません。 論理学的に厳密に法律を解釈しようとしても、破たんするだけです。 法律にはそういう解釈の幅をもたせてあります(ヤフー!知恵袋)。 |
法律家、つまり弁護士とか裁判官とか検事などは、 自分たちが論理を得意とすると思っているようです。 でも、他分野の学問にそれなりに触れた人にとっては、 法律家が論理を理解しているようには思えないと思います。むしろ、 法律学というのは極めて非論理的なものという印象を抱くのではないでしょうか。 (横浜の弁護士のブログ、法律家の言う「論理」)。 |
従って、
(16)(17)により、
(18)
論理学はとった方がいい科目ですか?? 法曹をめざすのに論理学はまったく必要ありません。 論理学的に厳密に法律を解釈しようとしても、破たんするだけです。 |
という「理由」により、恐らく、「(多くの)法律家」は、 |
➂ 裁決が有効であることの「証明責任」は、「厚生労働大臣」に有る。 |
という『結論(論理的な帰結)』を、「認めない」。 |
11:01 2025/02/06 毛利太
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