2016年11月30日水曜日

「返り点(特にレ点)」が苦手な人へ。

―「11月28日の記事」を書き直します。―
(01)
【盍】「何不カフ」の二音が「盍カフ・コウ」の一音につまったもので「蓋」と同じに用いる(旺文社、高校基礎漢和辞典、1984年、558頁)。
従って、
(01)により、
(02)
【盍】=(副詞)+(否定)
等の「再読文字」は、「一字」で、「二語」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)

然るに、
(04)
或いは「」を用い或いは用いていない。すなはち必ず用いなければならぬことはない。「」はこのような場合は、訓讀では特に讀みをつけず、適當なテニヲハを下の語に送ることになっている(岩波全書、漢文入門、1957年、15頁)。原文にはありながら、訓読に際して読まない
字を「置き字」(捨て字・虚字)という。置き字には、前置詞・接続詞・終尾詞・語気詞があり、文の調子を整えたり、意味を強めたり、補っ
たり、接続などのはたらきがある(鳥羽田重直、漢文の基礎、1985年、14頁)。
従って、
(04)により、
(05)
⑬ 恐衆狙之不馴_己=衆狙の己に馴れざるを恐る。
⑭ 恐衆狙之不馴於己=衆狙の己に馴れざるを恐る。
に於いて、
⑬=⑭ である。
(06)
 (a)「於・于・而」等の「置き字」は「例外」として、
(b)「返り点」が無い「漢字」に関しては、「上から下へ読み」、
(c)「返り点」が有る「漢字」に関しては、「下から上へ返って読む」。
従って、
(03)(06)により、
(07)
「書き下し文」は、次の通りである。
① 何ぞ言はざる。
② 何ぞ言はざる。
③ 快刀を揮って乱麻を断つが如し。
④ 常には快刀を揮って乱麻を断たんと欲せず。
⑤ 漢文を読む。
⑥ 漢文を読まず。
⑦ 文を訓読せず。
⑧ 漢文を訓読せず。
⑨ 我常には漢文を読まず。
⑩ 書を読まざるに非ず。
⑪ 人の欺く所と為る。
⑫ 人の己を知らざるを患ふ。
⑬ 衆狙の己に馴れざるを恐る。
⑭ 衆狙の己に馴れざるを恐る。
⑮ 悪を称する者を悪(ニク)む。
⑯ 人の悪を称する者を悪む(ニク)む。
⑰ 人を治むる所以を知る。
⑱ 君子は其の人を養ふ所以の者を以て人を害せず。
⑲ 我の小節を羞ぢして功名の天下に顕はれざるを恥づるを知ればなり。
⑳ 籍をして誠に妻子を畜ひ飢寒を憂ふるを以て心を乱さず銭財有りて以て医薬を済さ使む。
然るに、
(08)

従って、
(09)
例へば、
⑯ 下
⑰ 四一レ
⑱ 丙一レ 一 上甲レ
⑲ 戊上レ
⑳ 人甲レ 甲 二
といふ「それ」を、
下 二 一 上
三 二‐ 一
乙 下 二‐ 一 上 甲
下  二 一 中 上 二 一
人 乙 下 二 一 中 上 甲 二 一 地 天
といふ『返り点』に従って、「読む」ならば、
⑯ 一 二 上 下
⑰ 一 二 三 四
⑱ 一 二 三 上 下 甲 乙 丙
⑲ 一 二 三 甲 乙 丙 丁 戊
⑳ 一 二 上 中 下 甲 乙 丙 一 二 天 地 人
といふ風に、「読む」ことになる。
然るに、
(10)
⑯ 下
⑰ 四
⑱ 丙
⑲ 戊
⑳ 人 
といふ「それ」を、
下 二 一 上
四 三‐ 二 一
丙 下 三‐ 二 一 上 乙 甲
戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天
いふ「返り点」に従って、「読む」ならば、当然
⑯ 一 二 上 下
⑰ 一 二 三 四
⑱ 一 二 三 上 下 甲 乙 丙
⑲ 一 二 三 甲 乙 丙 丁 戊
⑳ 一 二 上 中 下 甲 乙 丙 一 二 天 地 人
といふ風に、「読む」ことになる。
従って、
(09)(10)により、
(11)
例へば、
⑯ 下 二 一 上
⑰ 三 二‐ 一
⑱ 乙 下 二‐ 一 上 甲レ
⑲ 下  二 一 中 上 二 一
⑳ 人 乙 下 二 一 中 上 甲 二 一 地 天
といふ『返り点』は、
⑯ 下 二 一 上
⑰ 四 三‐ 二 一
⑱ 丙 下 三‐ 二 一 上 乙 甲
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天
といふ「返り点」に、「置き換へ」ることが出来る。
従って、
(03)(11)により、
(12)

然るに、
(13)
「(レ点を含まない)返り点」に対して、「括弧」を加へると、
① 二(一)
② 二(一)
③ 下〔二(一)中(上)〕
④ 丁[丙〔二(一)乙(甲)〕]
⑤ 二(一)
⑥ 三〔二(一)〕
⑦ 三〔二‐(一)〕
⑧ 三〔二‐(一)〕
⑨ 三〔二(一)〕
⑩ 四[三〔二(一)〕]
⑪ 三〔二(一)〕
⑫ 三〔二(一)〕
⑬ 四[三〔二(一)〕]
⑭ 四[三〔二(一)〕]
⑮ 下〔二(一)上
⑯ 下〔二(一)上〕
⑰ 四[三‐〔二(一)〕]
⑱ 丙{下[三‐〔二(一)〕上]乙(甲)}
⑲ 戊{三〔二(一)〕丁[丙〔乙(甲)〕]}
⑳ 人{丙[下〔二(一)中(上)〕乙(甲)]二(一)地(天)}
然るに、
(14)
例へば、
⑳ 人{丙[下〔二(一)中(上)〕乙(甲)]二(一)地(天)}=
⑳ D{8[5〔2(1)4(3)〕7(6)]A(9)C(B)}。
に於いて、
D{ }⇒{ }D
8[ ]⇒[ ]8
5〔 〕⇒〔 〕5
2( )⇒( )2
4( )⇒( )4
7( )⇒( )7
A( )⇒( )A
C( )⇒( )C
といふ「移動」を行ふと、
⑳ {[〔(1)2(3)4〕5(6)7]8(9)A(B)C}D=
⑳ 1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C<D.
といふ「ソート(並び替へ)」が、成立する。
従って、
(14)により、
(15)
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天。
といふ「返り点」に対して、
⑳{[〔( )( )〕( )]( )( )}
といふ「括弧」を加へることは、
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天。
といふ「返り点」に対して、
⑳ D 8 5 2 1 4 3 7 6 A 9 C B
といふ「順番」を与へることに、等しい。
然るに、
(16)
⑳ 使 籍誠
使 籍誠
であるため、
⑳「 漢字 」に「返り点」に付くといふことは、
⑳「返り点」に「 漢字 」に付くことに、等しい。
従って、
(15)(16)により、
(17)
⑳ 使 不 以 畜 子 憂 寒 乱 心 有 財 済 薬。
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天。
といふ「漢字・返り点」に対して、
⑳{[〔( )( )〕( )]( )( )}
⑳{[〔( )( )〕( )]( )( )}
といふ「括弧」を加へることは、
⑳ 使 不 以 畜 子 憂 寒 乱 心 有 財 済 薬。
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天。
といふ「漢字・返り点」に対して、
⑳ D 8 5 2 1 4 3 7 6 A 9 C B
⑳ D 8 5 2 1 4 3 7 6 A 9 C B
といふ「順番」を与へることに、等しい。
然るに、
(18)
⑳ 使 籍 誠 不 以 畜 妻 子 憂 飢 寒 乱 心 有 銭 財 以 済 医 薬。
にあって、
⑳    籍 誠     妻    飢       銭  以  医
といふ「漢字」には、
⑳「返り点」は付かないため、
⑳    籍 誠     妻    飢       銭  以  医
に関しては、「上(左)から下(右)へ」、「普通に、読む」。
従って、
(03)(12)(17)(18)により、
(19)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」は、例へば、
① レ
② 二 一
③ 下 二 一 中 上
④ 丁 丙 二 一 乙 甲
⑤ 二 一
⑥ 三 二 一
⑦ 三 二‐ 一
⑧ 三 二‐ 一
⑨ 三 二 一
⑩ レ レ レ
⑪ 二 一レ
⑫ 三 二 一
⑬ 三 二 一レ
⑭ 二 一レ 二 一
⑮ 二 レ 一
⑯ 下 二 一 上
⑰ 三 二‐ 一レ
⑱ 乙 下 二‐ 一レ 上 甲レ
⑲ 下 レ 二 一 中 上レ 二 一
⑳ 人 乙 下 二 一 中 上 甲レ 二 一 地 天
といふ『返り点』が示してゐる「順番」を、表すことが、出来る。
従って、
(14)(19)により、
(20)
⑲ 知{我不〔羞(小節)〕而恥[功名不〔顕(于天下)〕]}也。
に於いて、
 知{ }⇒{ }知
 不〔 〕⇒〔 〕不
 羞( )⇒( )羞
 恥[ ]⇒[ ]恥
 不〔 〕⇒〔 〕不
 顕( )⇒( )顕
といふ「移動」を行ふと、
⑲ {我〔(小節)羞〕不而[功名〔(于天下)顕〕不]恥}知也=
⑲ {我の〔(小節を)羞ぢ〕ずして[功名の〔(天下に)顕れ〕ざるを]恥づるを}知ればなり。
といふ「漢文訓読」が、成立する。
cf.
」は「置き字(almost meaningless particle)」である。
然るに、
(21)
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である。
(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、二九六頁)
従って、
(20)(21)により、
(22)
⑲ 知{我不〔羞(小節)〕而恥[功名不〔顕(于天下)〕]}也。
に於ける、
⑲  {  〔 (  )〕  [   〔 (   )〕]}
といふ「括弧」は、「漢文の補足構造」に、他ならない。
然るに、
(23)
⑲ 必・常 は、「 修飾語 」であるため、
⑲ 必・常 は、「補足構造」と、「関はり」が無い。
従って、
(22)(23)により、
(24)
⑲ 知 我 不   羞 小 節 而 恥 功 名 不   顕 于 天 下。
に対して、
⑲                   
が「加はった」としても、
⑲  {  〔 (  )〕  [   〔 (   )〕]}
といふ「補足構造」に、「変はり」は無い。
従って、
(24)により、
(25)
⑲ 知{我不〔_羞(小節)〕而恥[功名不〔_顕(于天下)〕]}也。
⑲ 知{我不〔必羞(小節)〕而恥[功名不〔常顕(于天下)〕]}也。
に対する「訓読」は、
⑲ {我の〔    (小節を)羞ぢ〕ずして[功名の〔   (天下に)顕れ〕ざるを]恥づるを}知ればなり。
⑲ {我の〔必ずしも(小節を)羞ぢ〕ずして[功名の〔常には(天下に)顕れ〕ざるを]恥づるを}知ればなり。
である。
然るに、
(26)
⑲ 知{我不〔_羞(小節)〕而恥[功名不〔_顕(于天下)〕]}也。
⑲ 知{我不〔必羞(小節)〕而恥[功名不〔常顕(于天下)〕]}也。
といふ「補足構造」に対する「返り点」は、両方とも、
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
であるため、「補足構造」&「返り点」に於いて、
⑲ である。
然るに、
(27)

従って、
(25)(27)により、
(28)
⑲ 知{我不〔_羞(小節)〕而恥[功名不〔_顕(于天下)〕]}也。
⑲ 知{我不〔必羞(小節)〕而恥[功名不〔常顕(于天下)〕]}也。
といふ「補足構造」に対する『返り点』は、
⑲ 下 レ 二 一 中 上レ 二 一
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙  乙 甲
であるため、『返り点』に於いて、
⑲ である。
従って、
(24)(27)(28)により、
(29)
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
といふ「返り点」は、兎も角、
⑲ 下 レ 二 一 中 上レ 二 一
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙  乙 甲
といふ『返り点』は、
⑲ 知{我不〔_羞(小節)〕而恥[功名不〔_顕(于天下)〕]}也。
⑲ 知{我不〔必羞(小節)〕而恥[功名不〔常顕(于天下)〕]}也。
といふ「漢文の補足構造」を、表してはゐない。
然るに、
(30)
kirakiraebaさん2010/7/2320:43:43
漢文の朝三暮四で
恐(二) 衆 狙 之 不 (一レ) 馴 (二) 於 己(一) 也、・・・ という文がありました。
この文を帰り点に従って訓読すると「衆狙の馴れざらんことを恐るる己に馴れ也、・・・」となり
「馴」を二回読んでしまうのですがこれは正しいですか。
( )内は返り点です。
然るに、
(31)
そのやうに、
⑭ 恐衆狙之不 馴於己。
⑭ 二   一レ二 一
⑭ 衆狙の己に馴れざるを恐る。
といふ『返り点』を、「理解」出来ないのであれば、kirakiraebaさんは、
⑲ 知我不羞小節而恥功名不 顕于天下。
⑲ 下 レ二 一 中  上レ二  一
⑲ 我の小節を羞ぢして功名の天下に顕はれざるを恥づるを知ればなり。
といふ『返り点』も、「理解」出来ない。
従って、
(29)(31)により、
(32)
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
といふ「返り点」に対して、
⑲ 下 レ 二 一 中 上レ 二 一
といふ『返り点』は、
⑲ 知{我不〔羞(小節)〕而恥[功名不〔顕(于天下)〕]}也。
といふ「漢文の補足構造」を、表してはゐない上に、尚且つ、「分かりにくい」。
従って、
(33)
(Ⅰ)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・
(Ⅱ)上 中 下
(Ⅲ)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(Ⅳ)天 地 人
といふ「返り点」に、
(Ⅴ)レ
(Ⅵ)一レ 上レ 甲レ 天レ
が加はった『返り点』は、「合理的」であるとは、思はない。
然るに、
(34)
いづれにせよ、
大学生に返り点を打たせると、レ点の原則違反から生じる誤りが大半をしめます(古田島洋介、これならわかる返り点、2009年、60頁)。
といふ、ことである。
然るに、
(35)
「レ点の原則違反から生じる誤りが大半をしめる」といふことは、
1 連続した二字の上下を転倒させる場合は、必ずレ点を用い、他の返り点を用いてはならない。
2 連続した二字の上下を転倒させる以外の場合は、レ点を用いてはならない。
(古田島洋介、これならわかる返り点、2009年、60頁)
といふ「ルール」が無ければ、
⑭ 恐衆狙之不 馴於己。
⑭ 二   一レ二 一
⑭ 衆狙の己に馴れざるを恐る。
といふ『返り点』だけでなく、
⑭ 恐衆狙之不馴於己。
⑭ 四   三二 一
⑭ 衆狙の己に馴れざるを恐る。
といふ「返り点」も、「正しい」といふことに、他ならない。
従って、
(03)(12)(35)により、
(36)
返り点の付け方が分かりません(sannhannennさん2012/7/115:44:52)。
といふのであれば、私としては、そのやうな方に対しては、「最初に」、
① 盍言。
② 何不言。
③ 如揮快刀断乱麻。
④ 不常欲揮快刀断乱麻。
⑤ 読漢文。
⑥ 不読漢文。
⑦ 訓‐読文。
⑧ 訓‐漢文。
⑨ 我不常読漢文。
⑩ 非不読書。
⑪ 為人所欺。
⑫ 患人之不己知。
⑬ 恐衆狙之不馴己。
⑭ 恐衆狙之不馴於己。
⑮ 悪称悪者。
⑯ 悪人之悪者。
⑰ 知所‐以治人。
⑱ 君子不以其所‐以養人者害人。
⑲ 知我不羞小節而恥功名不顕于天下。
⑳ 使籍誠不以畜妻子憂飢寒乱心有銭財以済医薬。
に対して、
① 二 一
② 二 一
③ 下 二 一 中 上
④ 丁 丙 二 一 乙 甲
⑤ 二 一
⑥ 三 二 一
⑦ 三 二‐ 一
⑧ 三 二‐ 一
⑨ 三 二 一
⑩ 四 三 二 一
⑪ 三 二 一
⑫ 三 二 一
⑬ 四 三 二 一
⑭ 四 三 二 一
⑮ 下 二 一 上
⑯ 下 二 一 上
⑰ 四 三‐ 二 一
⑱ 丙 下 三‐ 二 一 上 乙 甲
⑲ 戊 三 二 一 丁 丙 乙 甲
⑳ 人 丙 下 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天
といふ「返り点」を付けてみて、「その次に」、
1 連続した二字の上下を転倒させる場合は、必ずレ点を用いる。
2 連続した二字の上下を転倒させる場合でないならば、レ点を用いてはならない。
3 二つの返り点がいっしょになるのは、一とレ、上とレ、甲とレ、天とレの四つだけである。
といふ「ルール」に従って、
① レ
② 二 一
③ 下 二 一 中 上
④ 丁 丙 二 一 乙 甲
⑤ 二 一
⑥ 三 二 一
⑦ 三 二‐ 一
⑧ 三 二‐ 一
⑨ レ 二 一
⑩ レ レ レ
⑪ 二 一レ
⑫ 三 二 一
⑬ 三 二 一レ
⑭ 二 一レ 二 一
⑮ 二 レ 一
⑯ 下 二 一 上
⑰ 三 二‐ 一レ
⑱ 乙 下 二‐ 一レ 上 甲レ
⑲ 下 レ 二 一 中 上レ 二 一
⑳ 人 乙 下 二 一 中 上 甲レ 二 一 地 天
といふ『返り点』に「書き換へ」ることを、勧めたい。
平成28年11月30日、毛利太。
―「関連記事」―
「括弧」と『返り点』(http://kannbunn.blogspot.com/2016/11/blog-post.html)。
「漢文の補足構造」としての「括弧」の付け方(http://kannbunn.blogspot.com/2016/09/blog-post_22.html)。

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