2018年3月30日金曜日

「鏡の中の、上下左右」について。

(a)『返り点と括弧』については、『「括弧」の「順番」(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html)』他をお読み下さい。
(b)『返り点』については、『「返り点」の「付け方」を教へます(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post_3.html)』他をお読み下さい。
(01)
①「AE」と書かれた「Tシャツ」を着て、「鏡」に向かうと、「鏡の中」で、「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見え、
①「AE」と書かれた「コピー用紙」等を、「鏡」に向ければ、「鏡の中」で、「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見える。
(02)
②「AE」と書かれた「コピー用紙」等を、「ページ」をめくるように「裏返し」にして、「明るい方向(窓や照明)」に向けると、
②「AE」と書かれた「コピー用紙」は、「充分に薄い」ため、「裏から見る」と、「∃A」といふ「文字」が「透けて見える」。
従って、
(01)(02)により、
(03)
①「AE」と書かれた「Tシャツ」を着て、「鏡」に向かうと、「鏡の中」で「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見え、
②「AE」と書かれた「コピー用紙」は、「裏から見る」と、「∃A」といふ「文字」が「透けて見える」。
然るに、
(04)
①「AE」と書かれた「Tシャツ」を着て、「鏡」に向かうと、「鏡の中」で、「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見え、
②「AE」と書かれた「コピー紙」を「裏返し」にして、「透かして見る」と、「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見える。
といふことは、すなはち、
①「鏡の中」の「Tシャツ」に書かれた「AE」といふ「文字」に関しては、「裏側」から「見てゐる」といふことに、他ならない。
然るに、
(05)
②「鏡」に映す際の、「コピー紙」といふ「平面上」の「AE」といふ「文字」には、「上下左右」はっても、固より、「奥行き(前後)」はい。
従って、
(04)(05)により、
(06)
①「AE」と書かれた「Tシャツ」を着て、「鏡」に向かうと、「鏡の中」で、「AE」といふ「文字」は、「∃A」に見える。
といふことは、要するに、
②「AE」と書かれた「Tシャツ」を着た「人物」の「上下左右」に関しては、「裏側背中の側)」が見えてゐる。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(07)
①「ある人」が「鏡の前」で「直立」するとき、「鏡の中」の「その人の、像(image)」は、「こちらを見てゐる」。
従って、
(06)(07)により、
(08)
①「ある人」が「鏡の前」で「直立」するとき、「鏡の中」の「その人の、像(image)」は、「前後」に関しては、「こちらを見てゐる」ものの、
②「上下左右」に関しては、「その人」が「背中裏側)を向けて、立ってゐる」際の、「人型(figure)」に「等しい」。
従って、
(08)により、
(09)
①「ある人」が、「こちらを見てゐる」にも拘らず、
②「その人」は、「背中を向けてゐる」ことになる。
すなはち、
(10)
① 「前後」 からすると、「ある人」は、「こちらを見てゐる」にも拘らず、
②「上下左右」からすると、「その人」は、「背中を向けてゐる」ことになる。
然るに、
(11)
①「ある人」が、「こちらを見てゐる」にも拘らず、
②「その人」は、「背中を向けてゐる」といふことは、「鏡のの世界」では「有り得ず」、それ故、「混乱」が生じることになる。
然るに、
(12)
③ 二人の人物が、「向い合う」場合は、
③ 一方の人物が、「立」してゐるならば、もう一方の人物は、必ず、何が何でも、絶対に「立ち」していなければならない。
といふ「ルール」があるとする。
従って、
(12)により、
(13)
②「鏡のの人物」が「立」をしてゐるのであれば、
③「鏡のの人物」は「立」をしていなければならないし、
(14)
②「鏡のの人物」が「立」をしてゐるのであれば、
③「鏡のの人物」は「立」をしていなければならない。
然るに、
(15)
② -E-
を -  - を「軸」にして、「180度、回転」させると、
③ -E- になる。
従って、
(15)により、
(16)
逆立ち」をすれば、「上下(A∀)」は「逆」になるが、「左右(EE)」は、「変らない」。
従って、
(12)~(16)により、
(17)
③ 二人の人物が、「向い合う」場合は、
③ 一方の人物が、「立」してゐるならば、もう一方の人物は、必ず、何が何でも、絶対に「立ち」していなければならない。
といふ「ルール」があるならば、
③「鏡の前の人物」は、「鏡の中の自分」を見て、
③ 鏡は、上下は反転するのに、左右にはなぜ反転しないのですか。
といふ「疑問」を持つことになる。
然るに、
(18)
質問者:mako6_6質問日時:2009/05/01 06:40回答数:7件
鏡は、左右は反転するのに、上下にはなぜ反転しないのですか。
従って、
(17)(18)により、
(19)
② 鏡は、左右は反転するのに、上下にはなぜ反転しないのですか。
といふ「疑問」を持ってゐる「mako6_6さん」であったとしても、
③ 二人の人物が、「向い合う」場合は、
③ 一方の人物が、「直立」してゐるならば、もう一方の人物は、必ず、何が何でも、絶対に「逆立ち」していなければならない。
といふ「ルール」が有る「社会」に住んでゐるならば、その場合は、
③ 鏡は、上下は反転するのに、左右にはなぜ反転しないのですか。
といふ「疑問」を、持つことになる。
従って、
(19)により、
(20)
我々の「社会」には、そのような「ルール」が無いからこそ、多くの人は、
③ 鏡は、左右は反転しないのに、上下にはなぜ反転するのですか。
といふ「疑問」を、持つことになる。
(21)
∀ は「全称記号(universal  quantifier)」であって、
∃ は「存在記号(existential quantifier)」である。
従って、
(21)により、
(22)
① Ex{少女x&Ay(少年y→愛yx)}=あるxは少女であって、すべてのyについて、yが少年であるならば、yはxを愛す。
② ∃x{少女x&∀y(少年y→愛yx)}=あるxは少女であって、すべてのyについて、yが少年であるならば、yはxを愛す。
において
①「EA」は「間違い」であって、
②「∃∀」が「正しい」。
然るに、
(23)
① Ex{少女x&Ay(少年y→愛yx)}
② ∃x{少女x&∀y(少年y→愛yx)}
において
①「EA」は「間違い」であって、
②「∃∀」が「正しい」とする「理由」は、ただ単に、そのように、「決めた」からである。
従って、
(19)(23)により、
(24)
③ 二人の人物が、「向い合う」場合は、
③ 一方の人物が、「直立」してゐるならば、もう一方の人物は、必ず、何が何でも、絶対に「逆立ち」していなければならない。
といふ「ルール」があるとするならば、
② 鏡の中の像は、左右が逆になるのに、どうして上下は逆にならないのですか?
といふ「疑問」ではなく、
③ 鏡の中の像は、上下が逆になるのに、どうして左右は逆にならないのですか?
といふ「疑問」を、持つことになる。
(25)
最後に、もう一度「確認」すると、
①「鏡の中」の「∃A」といふ「字形」は、「上下左右」に関して、
②「AE」と書いた「紙」を「裏側から、透かして見てゐる」際の「字形(figure)」に「等しい」。
といふことは、
①「ある人」が「鏡の前」で「直立」するとき、「鏡の中」の「その人の、像(image)」の場合も、「上下左右」に関しては、
②「その人」が「裏側背中)を向けて、立ってゐる」際の、「人型(figure)」に「等しい」。
といふことに、他ならない。
平成30年03月31日、毛利太。

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