2017年1月15日日曜日

天才たちが(の)

―「01月06日の記事(http://kannbunn.blogspot.com/2017/01/blog-post_6.html)」の補足です。―
(79)

従って、
(80)
① 博士愛した数式
② 博士愛した数式
③ 天才たち愛した数式
④ 天才たち愛した数式
に於いて、
①~④ は全て、「日本語」として「正しい」。
(81)
⑤ E=mc2 。これ、アインシュタイン愛した数式である。
⑥ E=mc2 。これ、アインシュタイン愛した数式である。
に於いて、
⑤と⑥ は二つとも、「日本語」として「正しい」。
然るに、
(82)
⑦ E=mc2 。(なら)これ、(あの)アインシュタイン愛した数式である。
⑧ E=mc2 。(なら)これ、(あの)アインシュタイン愛した数式である。
に於いて、
⑦ ではあるが、
⑧ ではない
従って、
(82)により、
(83)
⑦ 「ならぬ・あの」に「呼応」するのは、「_」であって、
⑧ 「ならぬ・あの」に「呼応」するのは、「_」ではない
(84)
のび太「でもさあ、どうしてあのパイロットだけ年をとらないの?」
スネ夫「物体の運動が光の速さに近づくほど、時間のたち方はおそくなるんだ。相対性理論ていうんだ」
きょとんとするのび太。
スネ夫「つまりだな、ロケットの中ではゆっくり時間が流れるんだ」
のび太「うそだあ・・・・・・」
スネ夫「うたぐり深いやつだなあ。アインシュタインというえらい学者そういっているんだよ」
(『竜宮城の八日間』小学館てんとう虫コミック27巻所収)
(「天才たちが愛した美しい数式 単行本 – 2007/12/18 桜井 進  (著), 中村 義作 (監修)、119頁」)
然るに、
(84)により、
(85)
スネ夫が言ふ、
⑨ アインシュタインというえらい学者そういっているんだよ。
といふ「日本語」は、
⑨ (スネ夫自身ではなく、なら)アインシュタインというえらい学者そういっているんだよ。
といふ、「意味」である。
然るに、
(86)
⑨ (なら)アインシュタインというえらい学者そういっているんだよ。
⑩ (なら)アインシュタインというえらい学者そういっているんだよ。
に於いて、
⑨ は、「日本語」として「正しく」、
⑩ は、「日本語」として「正しく」ない
(87)
⑪ A君さう言ってゐるのであれば、ボクは信じます。
といふ「言ひ方」は、「仮言命題」である。
然るに、
(88)
⑪ A君さう言ってゐるのであれば、ボクは信じます。
に対して、
⑫ A君さう言ってゐるのであれば、ボクは信じます。
といふ「日本語」は、無い
然るに、
(89)
⑪ A君さう言ってゐるのであれば、ボクは信じます。
といふ「日本語」は、
⑪ (なら)A君さう言ってゐるのであれば、ボクは信じます。
といふ、「意味」である。
平成29年01月15日、毛利太。

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