2022年1月29日土曜日

「ド・モルガンの法則」は「常識」である。

(01)
①    P& Q
② ~(~P∨~Q)
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(02)
(ⅲ)
1     (1)   P& Q & R   A
 2    (2)  ~P∨~Q ∨~R   A
1     (3)  (P& Q)& R   1結合法則
 2    (4) (~P∨~Q)∨~R   2結合法則
1     (5)   P& Q       3&E
  6   (6)  ~P∨~Q       A
1     (7)   P          5&E
   8  (8)  ~P          A
1  8  (9)   P&~P       78&I
   8  (ア) ~(P& Q)      19RAA
1     (イ)      Q       5&E
    ウ (ウ)     ~Q       A
1   ウ (エ)   Q&~Q       イウ&I
    ウ (オ) ~(P& Q)      1エRAA
  6   (カ) ~(P& Q)      68アウオ∨E
1 6   (キ)  (P& Q)&
          ~(P& Q)      5カ&I
  6   (ク) ~(P& Q & R)  1キRAA
1     (ケ)          R   1&E
     コ(コ)         ~R   A
1    コ(サ)       R&~R   ケコ&I
     コ(シ) ~(P& Q & R)  1サRAA
 2    (ス) ~(P& Q & R)  46クコシ∨E
12    (セ)  (P& Q & R)&
          ~(P& Q & R)  1ス&I
1     (ソ)~(~P∨~Q ∨~R)  2セRAA
(ⅳ)
1      (1)   P& Q & R  A
1      (2)  (P& Q)& R  1結合法則
1      (3)   P& Q      2&E
 4     (4)  ~P∨~Q      A
1      (5)   P         3&E
  6    (6)  ~P         A
1 6    (7)   P&~P      56&I
  6    (8) ~(P& Q)     37RAA
1      (9)      Q      3&E
   ア   (ア)     ~Q      A
1  ア   (イ)   Q&~Q      9ア&I
   ア   (ウ) ~(P& Q)     1イRAA
 4     (エ) ~(P& Q)     468アウ∨E
14     (オ)  (P& Q)&
           ~(P& Q)     3エ&I
1      (カ)~(~P∨~Q)     4オRAA
1      (キ)          R  2&E
    ク  (ク)  ~P∨~Q∨ ~R  A
    ク  (ケ) (~P∨~Q)∨~R  ク結合法則
     コ (コ) (~P∨~Q)     A
1    コ (サ) (~P∨~Q)&
          ~(~P∨~Q)     カサ&I
     コ (シ) ~(P& Q & R) 1サRAA
      ス(ス)         ~R  A
1     ス(セ)       R&~R  キス&I
      ス(ソ) ~(P& Q & R) 1セRAA
    ク  (タ) ~(P& Q & R) ケコシスソ∨E
1   ク  (チ)  (P& Q & R)&
           ~(P& Q & R) 1タ&I
1      (ツ)~(~P∨~Q∨ ~R) クチRAA
従って、
(02)により、
(03)
③    P& Q& R
④ ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
③=④ である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
①    P& Q
② ~(~P∨~Q)
③    P& Q& R
④ ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」であるが、
③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
③    P& Q& R
④ ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
③=④ も「ド・モルガンの法則」とする。
従って、
(05)により、
(06)
③    Fa& Fb& Fc
④ ~(~Fa∨~Fb∨~Fc)
に於いて、
③=④ は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(07)
{a、b、c}を{個体領域}とすると、
①  ∀x( Fx)
② ~∃x(~Fx)
③    Fa& Fb& Fc
④ ~(~Fa∨~Fb∨~Fc)
に於いて、
①=③ であって、
②=④ である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
{a、b、c}を{個体領域}とすると、
①  ∀x( Fx)
② ~∃x(~Fx)
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(09)
①  ∀x( Fx)
② ~∃x(~Fx)
といふ「述語論理式」は、「日本語」で言ふと、
① すべてのxはFである。
② Fでないxは存在しない。
といふ「意味」である。
従って、
(08)(09)により、
(10)
①  人皆死(人皆、死す)。
② 無人不死(人として死せざるは無し)。
といふ「漢文訓読」に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(11)
「ド・モルガンの法則」といふ「言葉」を知らなくとも、
①  人皆死(人皆、死す)。
② 無人不死(人として死せざるは無し)。
に於いて、
①=② である。
といふことは、誰もが「知ってゐる」。
従って、
(01)~(11)により、
(12)
その「意味」では、「ド・モルガンの法則」は、「誰でもが知っている所の、常識である。」
令和04年01月29日、毛利太。

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