2023年12月20日水曜日

「因果関係」について(Ⅱ)。

(01)
(ⅰ)
1  (1)    P→Q   A
 2 (2) ~(~P∨Q)  A
  3(3)   ~P     A
  3(4)   ~P∨Q   3∨I
 23(5) ~(~P∨Q)&
        (~P∨Q)  24&I
 2 (6)  ~~P     35RAA
 2 (7)    P     6DN
12 (8)      Q   17MPP
12 (9)   ~P∨Q   8∨I
12 (ア) ~(~P∨Q)&
        (~P∨Q)  29&I
1  (イ)~~(~P∨Q)  2アRAA
1  (ウ)   ~P∨Q   イDN
(ⅱ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P&P    34&E
  3   (6)~(P&~Q)  35RAA
   7  (7)     Q   A
 2    (8)    ~Q   2&E
 2 7  (9)  Q&~Q   78&I
   7  (ア)~(P&~Q)  29RAA
1     (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  P      A
     エ(エ)    ~Q   A
    ウエ(オ)  P&~Q   ウエ&I
1   ウエ(カ)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  イオ&I
1   ウ (キ)   ~~Q   エカRAA
1   ウ (ク)     Q   ウRAA
1     (ケ)  P→Q    ウクCP
従って、
(01)により、
(02)
①  P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(02)により、
(03)
P=P∨Q∨R
Q=S
といふ「代入(置き換へ)」により、
①  (P∨Q∨R)→S
② ~(P∨Q∨R)∨S
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
然るに、
(04)
(ⅱ)
1   (1) ~( P∨ Q∨ R)  A
 2  (2)    P         A
 2  (3)    P∨ Q      2∨I
 2  (4)    P∨ Q∨ R   3∨I
12  (5) ~( P∨ Q∨ R)&
         ( P∨ Q∨ R)  14&I
1   (6)   ~P         25RAA
  7 (7)       Q      A
  7 (8)    P∨ Q      7∨I
  7 (9)    P∨ Q∨ R   8∨I
1 7 (ア) ~( P∨ Q∨ R)&
    (イ)  ( P∨ Q∨ R)  17&I
1   (ウ)      ~Q      7アRAA
   エ(エ)          R   A
   エ(オ)       Q∨ R   エ∨I
   エ(カ)    P∨ Q∨ R   オ∨I
1  エ(キ) ~( P∨ Q∨ R)&
         ( P∨ Q∨ R)  1エ&I
1   (ク)         ~R   エRAA
1   (ケ)   ~P&~Q&     6ウ&I
1   (コ)   ~P&~Q&~R   クケ&I
(ⅲ)
1     (1)  ~P&~Q&~R   A
 2    (2)   P∨ Q∨ R   A
 2    (3)  (P ∨ Q)∨R   2結合法則
  4   (4)  (P ∨ Q)     A
   5  (5)   P         A
1     (6)  ~P         1&E
1  5  (7)   P&~P      56&I
   5  (8)~(~P&~Q&~R)  17RAA
    9 (9)      Q      A
1     (ア)     ~Q      1&E
1   9 (イ)   Q&~Q      9ア&I
    9 (ウ)~(~P&~Q&~R)  1イRAA
  4   (エ)~(~P&~Q&~R)  4589ウ∨E
     オ(オ)         R   A
1     (カ)        ~R   1&E
1    オ(キ)      R&~R   オカ&I
     オ(ク)~(~P&~Q&~R)  1RAA
 2    (ケ)~(~P&~Q&~R)  34エオク∨E
12    (コ) (~P&~Q&~R)&
         ~(~P&~Q&~R)  1ケ&I
1     (サ)~( P∨ Q∨ R)  2コRAA
従って、
(04)により、
(05)
② ~( P∨ Q∨ R)
③   ~P&~Q&~R
に於いて、
②=③ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(03)(05)により、
(06)
①   (P∨ Q∨ R)→S
②  ~(P∨ Q∨ R)∨S
③  (~P&~Q&~R)∨S
④ ~(~P&~Q&~R)→S
に於いて、
①=② である(含意の定義)
②=③ である(ド・モルガンの法則)
③=④ である(含意の定義)
従って、
(06)により、
(07)
「番号」を付け直すとして、
①   (P∨ Q∨ R)→S
② ~(~P&~Q&~R)→S
に於いて、
である(ド・モルガンの法則)。
①=② 従って、
(07)により、
(08)
「日本語」で言ふと、
①(Pであるか、または、Qであるか、または、Rである)ならばである。
②(Pではないし、Qでもないし、Rでもない)といふことがないならば、である。
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
令和5年12月20日、毛利太。

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