2025年4月12日土曜日

「論理学の3原則」は「恒真式」である。

(01)
1   (1) ~(P&~Q)  A
 2  (2) ~(~P∨Q)  A
  3 (3)   ~P     A
  3 (4)   ~P∨Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨Q)&
         (~P∨Q)  14&I
 2  (6)  ~~P     3RAA
 2  (7)    P     9DN
   8(8)      Q   A
   8(9)   ~P∨Q   8∨I
1  8(ア) ~(~P∨Q)&
         (~P∨Q)  19&I
1   (イ)     ~Q   8アRAA
12  (ウ)   P&~Q   7イ&I
12  (エ) ~(P&~Q)&
         (P&~Q)  1ウ&I
1   (オ)~~(~P∨Q)  2エRAA
1   (カ)   ~P∨Q   オDN
(ⅱ)
1   (1) ~P∨ Q  A
 2  (2)  P&~Q  A
  3 (3) ~P     A
 2  (4)  P     2&E
 23 (5) ~P&P   34&I
  3 (6)~(P&~Q) 25RAA
   7(7)     Q  A
 2  (8)    ~Q  2&E
 2 7(9)  Q&~Q  78&I
   7(ア)~(P&~Q) 29RAA
1   (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
従って、
(01)により、
(02)
① ~(P&~Q)
②  ~P∨ Q
において、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1  (1) ~P∨ Q   A
1  (2)~(P&~Q)  1ド・モルガンの法則
 3 (3)  P      A
  4(4)    ~Q   A
 34(5)  P&~Q   34&I
134(6)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  25&I
13 (7)   ~~Q   46RAA
13 (8)     Q   7DN
1  (9)  P→ Q   38CP
(ⅲ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
12(4)     Q  13MPP
 2(5)    ~Q  2&E
12(6)  Q&~Q  45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
1 (8) ~P∨ Q  7ド・モルガンの法則
従って、
(03)により、
(04)
② ~P∨Q
③  P→Q
において、
②=③ は、「含意の定義」である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
① ~(P&~Q)
②  ~P∨ Q
③   P→ Q
において、
①=②   であって、
  ②=③ であるため、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
① ~(P&~Q)
②  ~P∨ Q
③     P→ Q
において、
Q=P
という「代入(置き換え)」を行うと、
① ~(P&~P)
②  ~P∨ P
③     P→ P
において、すなわち、
①(Pであって、Pでない)ということは無い。
②  Pでないか、または、Pである。
③ Pであるならば、Pである。
において、すなわち
① 矛盾律。
② 排中律。
③ 同一律。
において、
①=②=③ である。
然るに、
(07)
(ⅰ)
1(1)~~(P&~P) A
1(2)   P&~P  1DN
 (3) ~(P&~P) 2RAA
(ⅱ)
1(1) ~(~P∨P) A
1(2)   P&~P  1ド・モルガンの法則
 (3)~~(~P∨P) 2RAA
 (4)   ~P∨P  3DN
(ⅲ)
1 (1) ~(P→P)  A
 2(2)  ~P∨P   A
 2(3)   P→P   2含意の定義
12(4) ~(P→P)&
       (P→P)  13&I
1 (5)~(~P∨P)  24RAA
1 (6)  P&~P   5ド・モルガンの法則
  (7)~~(P→P)  16RAA
  (8)   P→P   7DN
従って、
(06)(07)により、
(08)
① ~(P&~P)
②  ~P∨ P
③     P→ P
を「否定」すると、すなはち、
① 矛盾律。
② 排中律。
③ 同一律。
を「否定」すると、「矛盾P&~P)」が生じるため、「背理法(RAA)」により、
① 矛盾律。
② 排中律。
③ 同一律。
となる。
従って、
(08)により、
(09)
① 矛盾律。
② 排中律。
③ 同一律。
は、「」であることが「不可能」であり、それ故、「論理学の3原則」である所の、
① 矛盾律。
② 排中律。
③ 同一律。
は、「恒真式(トートロジー)」である。
令和7年4月12日、毛利太。

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