2023年1月15日日曜日

「ド・モルガンの法則」は「無限に続く」。

(01)
(ⅰ)
1   (1)  -a・-b   A
 2  (2)   a∨ b   A
1   (3)  -a      1・E
  3 (4)   a      A
1 3 (5)  -a・a    34・I
  3 (6)-(-a・-b)  15RAA
1   (7)     -b   1・E
   8(8)      b   A
1  8(9)   -b・b   78・I
   8(ア)-(-a・-b)  19RAA
 2  (イ)-(-a・-b)  2368ア∨E
12  (ウ)-(-a・-b)・
        (-a・-b)  1イ・I
1   (エ) -(a∨ b)  2ウRAA
(ⅱ)
1   (1)  -(a∨ b)  A
 2  (2) -(-a・-b)  A
  3 (3)    a      A
  3 (4)    a∨ b   3∨I
1 3 (5)  -(a∨ b)・
          (a∨ b)  14・I
1   (6)   -a      35RAA
   7(7)       b   A
   7(8)    a∨ b   3∨I
1  7(9)  -(a∨ b)・
          (a∨ b)  18・I
1   (ア)      -b   79RAA
1   (イ)   -a・-b   6ア・I
12  (ウ) -(-a・-b)・
         (-a・-b)  2イ・I
1   (エ)--(-a・-b)  2ウRAA
1   (オ)   -a・-b   エDN
従って、
(01)により、 (02)
①  -a・-b
② -(a∨ b)
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(03)





第15図で、橋Aが上がって船が通過できるような状態をaで、橋Aが閉じて汽車が通過できるような状態にあるときを-aで現し、橋Bについてもそれぞれ同じようにbと-bと定める。船が湾を出て行くことができる可能性はAかBのどちらかが上がっていればいいのだから、
  a∨ b ・・・・・船が通れる場合
で表せる。また汽車が島をとおって向こう岸に行ける可能性はAもBも共に閉じているときだけであるから、
 -a・-b ・・・・・汽車が通れる場合
である。ところが船が通れる場合には汽車は通れないし、汽車が通れる場合には船は通れない。両方は矛盾し合う。故に一方の否定が他と等意になるから
  -(a∨b)≡-a・-b
という式が成り立つ(沢田允茂、現代論理学入門、1962年、206頁)。

然るに、
(03)により、
(04)
この場合、
橋の数=   2本
橋の数=  30本
橋の数= 400本
橋の数=5000本
であっても、「同じこと」である。
然るに、
(05)
①  -a・-b
② -(a∨ b)
に於いて、
b=(b∨c)
といふ「代入」を行ふと、
①  -a・-(b∨c)
② -(a∨ (b∨c))
然るに、
(02)により、
(06)
① -(b∨c)≡-b・-c
従って、
(05)(06)により、
(07)
①  -a・-b・-c)
② -(a∨ (b∨c))
に於いて、
①=② である。
従って、
(07)により、
(08)
①  -a・-b・-c
② -(a∨ b∨ c)
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)(04)(08)により、
(09)
「ド・モルガンの法則」は、「項の数」が「無限」であっても、「成立」する。
令和5年01月15日、毛利太。

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