2023年2月17日金曜日

「3項のド・モルガンの法則」と「3項の排中律」。

(01)
(ⅰ)
1   (1)   P∨ Q  A
 2  (2)  ~P&~Q  A
  3 (3)   P     A
 2  (4)  ~P     2&E
 23 (5)   P&~P  34&I
  3 (6)~(~P&~Q) 25RAA
   7(7)      Q  A
 2  (8)     ~Q  2&E
 2 7(9)   Q&~Q  78&I
   7(ア)~(~P&~Q) 29RAA
1   (イ)~(~P&~Q) 1367ア∨E
(ⅱ)
1   (1) ~(~P&~Q)  A
 2  (2) ~( P∨ Q)  A
  3 (3)    P      A
  3 (4)    P∨ Q   3∨I
 23 (5) ~( P∨ Q)&
         ( P∨ Q)  24&I
 2  (6)   ~P      35RAA
   7(7)       Q   A
   7(8)    P∨ Q   7∨I
 2 7(9) ~( P∨ Q)&
         ( P∨ Q)  27&I
 2  (ア)      ~Q   79RAA
 2  (イ)   ~P&~Q   6ア&I
12  (ウ) ~(~P&~Q)&
         (~P&~Q)  1ウ&I
1   (エ)~~( P∨ Q)  2ウRAA
1   (オ)    P∨ Q   エDN
従って、
(01)により、
(02)
①    P∨ Q
② ~(~P&~Q)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(02)により、
(03)
③  ~( P∨ Q)
④ ~~(~P&~Q)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(03)により、
(04)
③ ~( P∨ Q)
④  (~P&~Q)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(05)
1(1)  P&~P  A
 (2)~(P&~P) 11RAA
 (3) ~P∨ P  2ド・モルガンの法則
然るに、
(06)
~P∨P(Pでないか、または、Pである)。
は、「排中律」である。
然るに、
(07)
① ~P(Pでない)。
②  P(Pである)。
に於いて、
① が「真」であれば、② は「偽」であり、
② が「真」であれば、① は「偽」である。
然るに、
(08)
(ⅰ)
1     (1)   P∨ Q∨ R   A
 2    (2)  ~P&~Q&~R   A
1     (3)  (P∨ Q)∨R   1結合法則
  4   (4)  (P∨ Q)     A
   5  (5)   P         A
 2    (6)  ~P         2&E
 2 5  (7)   P&~P      56&I
   5  (8)~(~P&~Q&~R)  27RAA
    9 (9)      Q      A
 2    (ア)     ~Q      2&E
 2  9 (イ)   Q&~Q      9ア&I
    9 (ウ)~(~P&~Q&~R)  29RAA
  4   (エ)~(~P&~Q&~R)  4589ウ∨E
     オ(オ)         R   A
 2    (カ)        ~R   2&E
 2   オ(キ)      R&~R   オカ&I
     オ(ク)~(~P&~Q&~R)  2キRAA
1     (ケ)~(~P&~Q&~R)  34エオク∨E
12    (コ)~(~P&~Q&~R)&
          (~P&~Q&~R)  2ケ&I
1     (サ)~(~P&~Q&~R)  2コRAA
(ⅱ)
1    (1) ~(~P&~Q&~R)  A
 2   (2) ~( P∨ Q∨ R)  A
  3  (3)    P         A
  3  (4)    P∨ Q      3∨I
  3  (5)    P∨ Q∨ R   34∨I
 23  (6) ~( P∨ Q∨ R)&
          ( P∨ Q∨ R)  25&I
 2   (7)   ~P         36RAA
   8 (8)       Q      A
   8 (9)    P∨ Q      8∨I
   8 (ア)    P∨ Q∨ R   9∨I
 2 8 (イ) ~( P∨ Q∨ R)&
          ( P∨ Q∨ R)  2ア&I
 2   (ウ)      ~Q      8イ&I
 2   (エ)   ~P&~Q      7ウ&I
    オ(オ)          R   A
    オ(カ)       Q∨ R   オ∨I
    オ(キ)    P∨ Q∨ R   ∨I
 2  オ(ク) ~( P∨ Q∨ R)&
          ( P∨ Q∨ R)  2キ&I
 2   (ケ)         ~R   オクRAA
 2   (コ)   ~P&~Q&~R   エケ&I
12   (サ) ~(~P&~Q&~R)&
          (~P&~Q&~R)  1コ&I
1    (シ)~~( P∨ Q∨ R)  2サRAA
1    (ス)  ( P∨ Q∨ R)  シDN
従って、
(08)により、
(09)
①    P∨ Q∨ R
② ~(~P&~Q&~R)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(09)により、
(10)
③   ~(P∨ Q∨ R)
④ ~~(~P&~Q&~R)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(10)により、
(11)
「二重否定」により、
③ ~(P∨ Q∨ R)
④ (~P&~Q&~R)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(12)
1(1) ~{(P∨~Q∨R)∨ (~P&Q&~R)} A
1(2)  ~(P∨~Q∨R)&~(~P&Q&~R)  1ド・モルガンの法則
1(3)  ~(P∨~Q∨R)             2&E
1(4)  (~P&Q&~R)             3ド・モルガンの法則
1(5)            ~(~P&Q&~R)  2&E
1(6)  (~P&Q&~R)&~(~P&Q&~R)  45&I
 (7)~~{(P∨~Q∨R)∨ (~P&Q&~R)} 16RAA
 (8)   (P∨~Q∨R)∨ (~P&Q&~R)  7DN
然るに、
(13)
①( P∨~Q∨ R)
②(~P& Q&~R)
に於いて、
① が「真」であれば、② は「偽」であり、
② が「真」であれば、① は「偽」である。
従って、
(07)(13)により、
(14)
① ~P(Pでない)。
②  P(Pである)。
に於いても、
①( P∨~Q∨ R)
②(~P& Q&~R)
に於いても、
① が「真」であれば、② は「偽」であり、
② が「真」であれば、① は「偽」である。
従って、
(06)(14)により、
(15)
① ~P∨P(Pでないか、または、Pである)。
②(P∨~Q∨R)∨(~P&Q&~R)
に於いて、
① が「排中律」である以上、
② も「排中律」である。
令和5年2月17日、毛利太。

0 件のコメント:

コメントを投稿