(01)
「太郎かあるいは次郎が辞書を持っている」といわれるとき、
「太郎が辞書を持っている」と、
「次郎が辞書を持っている」の二つの命題は同時に真になることが可能である。
このような選言は「両立的選言」と呼ばれる。
「太郎は3階か5階にいる」と言われるとき、
「太郎は3階にいる」と
「太郎は5階にいる」の二つの命題が同時に真になることはありえない。
このような選言は「排他的選言」である。
「論理学」の「・・・あるいは・・・」は「両立的選言」に決めてある。
それは「論理学」の体系がよりシンプルなものになるからである。とりわけ、
「∨」を「両立的選言」に決めておけば、「排他的選言」の方は
「∨と&と~」によって簡単に表現できる―(P∨Q)&~(P&Q)―
(昭和堂、論理学の基礎、1994年、11頁)。
従って、
(02)
①(P∨Q)&~(P&Q)
といふ「論理式」、すなはち、「日本語」で言ふところの、
①(Pであるか、または、Qである)が、ただし、(PであってQである)といふことはない。
といふ「命題」は、「排他的選言」である。
然るに、
(03)
「(日本語の)直観的」からすれば、
①(Pであるか、または、Qである)が、(PであってQである)といふことはない。
②(Pでないならば、Qであって)、(Pであるならば、Qでない)。
③(PとQが、「同時に真」になること、並びに、PとQが「同時に偽」になる)といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(03)により、
(04)
「論理式」で書くならば、
① (P∨ Q)&~(P& Q)
② (~P→ Q)& (P→~Q)
③ ~(P⇔ Q)
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1) (P∨ Q)&~(P& Q) A
1 (2) P∨ Q 1&E
3 (3) ~P&~Q A
4 (4) P A
3 (5) ~P 3&E
34 (6) P&~P 45&I
4 (7)~(~P&~Q) 36RAA
8 (8) Q A
3 (9) ~Q 3&E
3 8 (ア) Q&~Q 89&I
8 (イ)~(~P&~Q) 3アRAA
1 (ウ)~(~P&~Q) 2478イ∨E
エ (エ) ~P A
オ (オ) ~Q A
エオ (カ) ~P&~Q エオ&I
1 エオ (キ)~(~P&~Q)&(~P&~Q) ウカ&I
1 エ (ク) ~~Q オキRAA
1 エ (ケ) Q クDN
1 (コ) ~P→ Q エケCP
1 (サ) ~(P& Q) A
シ (シ) P A
ス(ス) Q A
シス(セ) P& Q シス&I
1 シス(ソ) ~(P& Q)&(P& Q) サセ&I
1 シ (タ) ~Q スソRAA
1 (チ) P→~Q シタCP
1 (ツ) (~P→ Q)&(P→~Q) コチ&I
(ⅱ)
1 (1) (~P→ Q)&(P→~Q) A
1 (2) (~P→ Q) 1&E
3 (3) ~( P∨ Q) A
4 (4) P A
4 (5) P∨ Q 4∨I
34 (6) ~( P∨ Q)&(P∨ Q) 35&I
3 (7) ~P 36RAA
8 (8) Q A
8 (9) P∨ Q 8∨I
3 8 (ア) ~( P∨ Q)&(P∨ Q) 39&I
3 (イ) ~Q 8アRAA
13 (ウ) Q 27MPP
13 (エ) ~Q&Q イウ&I
1 (オ)~~( P∨ Q) 3エ
1 (カ) P∨ Q オDN
1 (キ) P→~Q 1&E
ク (ク) P& Q A
ク (ケ) P ク&E
1 ク (コ) ~Q キケMPP
ク (サ) Q ク&E
1 ク (シ) ~Q&Q コサ&I
1 (ス) ~(P& Q) クシRAA
1 (セ) (P∨ Q)&~(P& Q) カス&I
従って、
(05)により、
(06)
①( P∨Q)&~(P& Q)
②(~P→Q)& (P→~Q)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(07)
(ⅱ)
1 (1) (~P→Q)&(P→~Q) A
(2) ~P ∨ P 排中律
1 (3) ~P→Q 1&E
4 (4) ~P A
14 (5) Q 34MPP
14 (6) ~P&Q 45&I
14 (7) (~P&Q)∨(P&~Q) 6∨I
1 (8) P→~Q 1&E
9 (9) P A
1 9 (ア) ~Q 89MPP
1 9 (イ) P&~Q 9ア&I
1 9 (ウ) (~P&Q)∨(P&~Q) イ∨I
1 (エ) (~P&Q)∨(P&~Q) 2479ウ∨E
オ (オ) (P&~Q) A
カ (カ) P→ Q A
オ (キ) P オ&E
オカ (ク) Q カキMPP
オ (ケ) ~Q オ&E
オカ (コ) Q&~Q クケ&I
オ (サ) ~(P→ Q) カコRAA
オ (シ) ~(P→Q)∨~(Q→P) サ∨I
ス (ス) (~P&Q) A
セ(セ) Q→P A
ス (ソ) Q ス&E
スセ(タ) P セソMPP
ス (チ) ~P ス&E
スセ(ツ) ~P&P タチ&I
ス (テ) ~(Q→P) セツRAA
ス (ト) ~(P→Q)∨~(Q→P) テ∨I
1 (ナ) ~(P→Q)∨~(Q→P) エオシスト∨E
1 (ニ)~{(P→Q)& (Q→P)} ナ、ド・モルガンの法則
1 (ヌ) ~(P⇔Q) ニDf.⇔
(ⅲ)
1 (1) ~(P⇔Q) A
1 (2) ~{(P→Q)& (Q→P)} 1Df.⇔
1 (3) ~(P→Q)∨ ~(Q→P) 2ド・モルガンの法則
4 (4) ~{(~P→Q)& (P→~Q)} A
4 (5) ~(~P→Q)∨~(P→~Q) 4ド・モルガンの法則
6 (6) ~(P→Q) A
6 (7) ~(~P∨Q) 6含意の定義
6 (8) P&~Q 7ド・モルガンの法則
9 (9) ~(~P→Q) A
9 (ア) ~(P∨Q) 9含意の定義
9 (イ) ~P&~Q ア、ド・モルガンの法則
9 (ウ) ~P イ&E
6 (エ) P 8&E
69 (オ) ~P&P ウエ&I
9 (カ) ~~(P→Q) 6オRAA
キ (キ) ~(P→~Q) A
キ (ク) ~(~P∨~Q) キ含意の定義
キ (ケ) P& Q ク、ド・モルガンの法則
キ (コ) Q ケ&E
6 (サ) ~Q イ&E
6 キ (シ) ~Q&Q コサ&I
キ (ス) ~~(P→Q) 6シRAA
4 (セ) ~~(P→Q) 59カキス∨E
4 (ソ) P→Q セDN
タ (タ) ~(Q→P) A
タ (チ) ~(~Q∨P) タ含意の定義
タ (ツ) Q&~P チ、ド・モルガンの法則
9 (テ) ~Q イ&E
タ (ト) Q ツ&E
9 タ (ナ) ~Q&Q テト&I
9 (ニ) ~~(Q→P) タナRAA
キ (ヌ) P ケ&E
タ (ノ) ~P ツ&E
キタ (ハ) P&~P ヌノ&I
キ (ヒ) ~~(Q→P) タハRAA
4 (フ) ~~(Q→P) 59ニキヒ∨E
4 (ヘ) Q→P フDN
4 (ホ) (P→ Q)&(Q→ P) ソヘ&I
14 (マ) ~{(P→ Q)&(Q→ P)}&
{(P→ Q)&(Q→ P)} 2ホ&I
1 (ミ) ~~{(~P→Q)&(P→~Q)} 4マRAA
1 (ム) (~P→Q)&(P→~Q) ミDN
従って、
(07)により、
(08)
② (~P→Q)&(P→~Q)
③ ~(P⇔Q)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① ( P∨Q)&~(P& Q)
② (~P→Q)& (P→~Q)
③ ~(P⇔Q)
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(03)(04)(09)により、
(10)
果たして、
①(Pであるか、または、Qである)が、(PであってQである)といふことはない。
②(Pでないならば、Qであって)、(Pであるならば、Qでない)。
③(PとQが、「同時に真」になること、並びに、PとQが「同時に偽」になる)といふことはない。
といふ「日本語」に於いて、
①=②=③ である。
令和5年11月29日、毛利太。
2023年11月29日水曜日
2023年11月27日月曜日
「排他的選言(クワインの定義)」について。
(01)
① P∨Q
② ~(P⇔Q)
といふ「論理式」は、それぞれ、
① Pであるか、Qであるか、または、両方である。
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
といふ「意味」である。
然るに、
(02)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
といふことは、
② Pであるか、Qであるが、ただし、両方ではない。
といふ「意味」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① P∨Q
② ~(P⇔Q)
といふ「論理式」は、それぞれ、
① Pであるか、Qであるか、または、両方である。
② Pであるか、Qであるが、ただし、両方ではない。
といふ「意味」であって、この場合、
① を、「両立的選言」と言ひ、
② を、「排他的選言」と言ふ。
然るに、
(04)
(ⅱ)
1 (1) ~(P⇔Q) A
1 (2)~{(P→Q)& (Q→P)} 1Df.⇔
1 (3) ~(P→Q)∨~(Q→P) 2ド・モルガンの法則
4 (4) ~(P→Q) A
4 (5)~(~P∨Q) 4含意の定義
4 (6) (P&~Q) 5ド・モルガンの法則
4 (7) (P&~Q)∨(Q&~P) 6∨I
8(8) ~(Q→P) A
8(9) ~(~Q∨P) 8含意の定義
8(ア) Q&~P 9ド・モルガンの法則
8(イ) (P&~Q)∨(Q&~P) ア∨I
1 (ウ) (P&~Q)∨(Q&~P) 3478イ∨E
(ⅲ)
1 (1) (P&~Q)∨(Q&~P) A
2 (2) (P&~Q) A
2 (3)~(~P∨Q) 2ド・モルガンの法則
2 (4) ~(P→Q) 3含意の定義
2 (5) ~(P→Q)∨~(Q→P) 4∨I
6(6) Q&~P A
6(7) ~(~Q∨P) 6ド・モルガンの法則
6(8) ~(Q→P) 7含意の定義
6(9) ~(P→Q)∨~(Q→P) 8∨I
1 (ア) ~(P→Q)∨~(Q→P) 12569∨E
1 (イ)~{(P→Q)& (Q→P)} ア、ド・モルガンの法則
1 (ウ) ~(P⇔Q) イDf.⇔
従って、
(04)により、
(05)
② ~(P⇔Q)
③ (P&~Q)∨(Q&~P)
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(06)
『岩波書店、クワイン 論理学の方法、1961年、11頁』を見ると、
③(P&~Q)∨(Q&~P)
④ P⇔~Q
に於いて、
③=④ である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
② ~(P⇔ Q)
④ P⇔~Q
に於いて、
②=④ である。
然るに、
(08)
(ⅱ)
1 (1) ~(P⇔ Q) A
1 (2)~{(P→ Q)& ( Q→P)} 1Df.⇔
1 (3) ~(P→ Q)∨~( Q→P) 2ド・モルガンの法則
4 (4) ~(P→ Q) A
4 (5) ~(~P∨Q) 4含意の定義
4 (6) P&~Q 5ド・モルガンの法則
4 (7) (P&~Q)∨ (Q&~P) 6∨I
8 (8) ~( Q→P) A
8 (9) ~(~Q∨P) 8含意の定義
8 (ア) (Q&~P) 9ド・モルガンの法則
8 (イ) (P&~Q)∨ (Q&~P) ア∨I
1 (ウ) (P&~Q)∨ (Q&~P) 1478イ∨E
エ (エ) ~(P⇔~Q) A
エ (オ)~{(P→~Q)& (~Q→P)} エDf.⇔
エ (カ) ~(P→~Q)∨~(~Q→P) オ、ド・モルガンの法則
キ (キ) ~(P→~Q) A
キ (ク)~(~P∨~Q) キ含意の定義
キ (ケ) (P& Q) ク、ド・モルガンの法則
キ (コ) (P& Q)∨(~Q&~P) ケ∨I
サ (サ) ~(~Q→P) A
サ (シ) ~(Q∨ P) サ含意の定義
サ (ス) (~Q&~P) シ、ド・モルガンの法則
サ (セ) (P& Q)∨(~Q&~P) ス∨I
エ (ソ) (P& Q)∨(~Q&~P) エキコサセ∨E
タ (タ) (P&~Q) A
チ (チ) (P& Q) A
タ (ツ) ~Q タ&E
チ (テ) Q チ&E
タチ (ト) ~Q&Q ツテ&I
チ (ナ) ~(P&~Q) タトRAA
ニ (ニ) (~Q&~P) A
タ (ヌ) P タ&E
ニ (ネ) ~P ニ&E
タ ニ (ノ) P&~P ヌネ&I
ニ (ハ) ~(P&~Q) タノRAA
エ (ヒ) ~(P&~Q) ソチナニハ∨E
フ (フ) (Q&~P) A
ヘ (ヘ) (P& Q) A
フ (ホ) ~P フ&E
ヘ (マ) P ヘ&E
フヘ (ミ) P&~Q ホマ&I
ヘ (ム) ~(Q&~P) フミRAA
メ (メ) (~Q&~P) A
フ (モ) Q フ&E
メ (ヤ) ~Q メ&E
フ メ (ユ) Q&~Q モヤ&I
メ (ヨ) ~(Q&~P) フユRAA
エ (ラ) ~(Q&~P) ソヘムメヨRAA
リ (リ) (P&~Q) A
エ リ (ル) ~(P&~Q)& (P&~Q) ヒリ&I
リ (レ)~~(P⇔~Q) エルRAA
ロ(ロ) (Q&~P) A
エ ロ(ワ) ~(Q&~P)& (Q&~P) ラロ&I
ロ(ヲ)~~(P⇔~Q) エワRAA
1 (ン)~~(P⇔~Q) ウリレロヲ∨E
1 (あ) P⇔~Q ンDN
(ⅳ)
1 (1) P⇔~Q A
2 (2) P⇔ Q A
1 (3) (P→~Q)&(~Q→P) 1Df.⇔
2 (4) (P→ Q)&( Q→P) 2Df.⇔
1 (5) P→~Q 3&E
2 (6) P→ Q 4&E
1 (7) ~Q→P 3&E
2 (8) Q→P 4&E
(9) P∨~P 排中律
ア (ア) P A
1 ア (イ) ~Q 5アMPP
2ア (ウ) Q 6アMPP
12ア (エ) Q&~Q ウイ&I
1 ア (オ)~(P⇔ Q) 2エRAA
カ(カ) ~P A
1 カ(キ) ~~Q 7カMTT
2 カ(ク) ~Q 8カMTT
12 カ(ケ) ~~Q&~Q キク&I
1 カ(コ)~(P⇔ Q) 2ケRAA
1 (サ)~(P⇔ Q) 9アオカコ∨E
従って、
(08)により、
(09)
果たして、
② ~(P⇔ Q)
④ P⇔~Q
に於いて、
②=④ である。
従って、
(05)(09)により、
(10)
② ~(P⇔ Q)
③ (P&~Q)∨(Q&~P)
④ P⇔~Q
といふ「論理式」に於いて、
②=③=④ であって、これは3つとも、「排他的選言」である。
従って、
(10)により、
(11)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
③(Pであって、Qでない)か、または(Qであって、Pでない)。
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
といふ「論理式」に於いて、
②=③=④ であって、これは3つとも、「排他的選言」である。
然るに、
(12)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
③(Pであって、Qでない)か、または(Qであって、Pでない)。
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
に於いて、
②=③ であることは、「分かり易い」が、
②=④ であることは、「分かり難い」。
然るに、
(13)
④ P⇔~Q
⑤(P→~Q)&(~Q→P)
に於いて、
④=⑤ である。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
④「排他的命題」としての、
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
といふ「日本語」は、「分かり難い」が、「命題計算」の際には、
④「排他的命題」としての、
④ P⇔~Q
といふ「論理式」は、「極めて、便利である」。
令和5年11月27日、毛利太。
① P∨Q
② ~(P⇔Q)
といふ「論理式」は、それぞれ、
① Pであるか、Qであるか、または、両方である。
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
といふ「意味」である。
然るに、
(02)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
といふことは、
② Pであるか、Qであるが、ただし、両方ではない。
といふ「意味」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① P∨Q
② ~(P⇔Q)
といふ「論理式」は、それぞれ、
① Pであるか、Qであるか、または、両方である。
② Pであるか、Qであるが、ただし、両方ではない。
といふ「意味」であって、この場合、
① を、「両立的選言」と言ひ、
② を、「排他的選言」と言ふ。
然るに、
(04)
(ⅱ)
1 (1) ~(P⇔Q) A
1 (2)~{(P→Q)& (Q→P)} 1Df.⇔
1 (3) ~(P→Q)∨~(Q→P) 2ド・モルガンの法則
4 (4) ~(P→Q) A
4 (5)~(~P∨Q) 4含意の定義
4 (6) (P&~Q) 5ド・モルガンの法則
4 (7) (P&~Q)∨(Q&~P) 6∨I
8(8) ~(Q→P) A
8(9) ~(~Q∨P) 8含意の定義
8(ア) Q&~P 9ド・モルガンの法則
8(イ) (P&~Q)∨(Q&~P) ア∨I
1 (ウ) (P&~Q)∨(Q&~P) 3478イ∨E
(ⅲ)
1 (1) (P&~Q)∨(Q&~P) A
2 (2) (P&~Q) A
2 (3)~(~P∨Q) 2ド・モルガンの法則
2 (4) ~(P→Q) 3含意の定義
2 (5) ~(P→Q)∨~(Q→P) 4∨I
6(6) Q&~P A
6(7) ~(~Q∨P) 6ド・モルガンの法則
6(8) ~(Q→P) 7含意の定義
6(9) ~(P→Q)∨~(Q→P) 8∨I
1 (ア) ~(P→Q)∨~(Q→P) 12569∨E
1 (イ)~{(P→Q)& (Q→P)} ア、ド・モルガンの法則
1 (ウ) ~(P⇔Q) イDf.⇔
従って、
(04)により、
(05)
② ~(P⇔Q)
③ (P&~Q)∨(Q&~P)
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(06)
『岩波書店、クワイン 論理学の方法、1961年、11頁』を見ると、
③(P&~Q)∨(Q&~P)
④ P⇔~Q
に於いて、
③=④ である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
② ~(P⇔ Q)
④ P⇔~Q
に於いて、
②=④ である。
然るに、
(08)
(ⅱ)
1 (1) ~(P⇔ Q) A
1 (2)~{(P→ Q)& ( Q→P)} 1Df.⇔
1 (3) ~(P→ Q)∨~( Q→P) 2ド・モルガンの法則
4 (4) ~(P→ Q) A
4 (5) ~(~P∨Q) 4含意の定義
4 (6) P&~Q 5ド・モルガンの法則
4 (7) (P&~Q)∨ (Q&~P) 6∨I
8 (8) ~( Q→P) A
8 (9) ~(~Q∨P) 8含意の定義
8 (ア) (Q&~P) 9ド・モルガンの法則
8 (イ) (P&~Q)∨ (Q&~P) ア∨I
1 (ウ) (P&~Q)∨ (Q&~P) 1478イ∨E
エ (エ) ~(P⇔~Q) A
エ (オ)~{(P→~Q)& (~Q→P)} エDf.⇔
エ (カ) ~(P→~Q)∨~(~Q→P) オ、ド・モルガンの法則
キ (キ) ~(P→~Q) A
キ (ク)~(~P∨~Q) キ含意の定義
キ (ケ) (P& Q) ク、ド・モルガンの法則
キ (コ) (P& Q)∨(~Q&~P) ケ∨I
サ (サ) ~(~Q→P) A
サ (シ) ~(Q∨ P) サ含意の定義
サ (ス) (~Q&~P) シ、ド・モルガンの法則
サ (セ) (P& Q)∨(~Q&~P) ス∨I
エ (ソ) (P& Q)∨(~Q&~P) エキコサセ∨E
タ (タ) (P&~Q) A
チ (チ) (P& Q) A
タ (ツ) ~Q タ&E
チ (テ) Q チ&E
タチ (ト) ~Q&Q ツテ&I
チ (ナ) ~(P&~Q) タトRAA
ニ (ニ) (~Q&~P) A
タ (ヌ) P タ&E
ニ (ネ) ~P ニ&E
タ ニ (ノ) P&~P ヌネ&I
ニ (ハ) ~(P&~Q) タノRAA
エ (ヒ) ~(P&~Q) ソチナニハ∨E
フ (フ) (Q&~P) A
ヘ (ヘ) (P& Q) A
フ (ホ) ~P フ&E
ヘ (マ) P ヘ&E
フヘ (ミ) P&~Q ホマ&I
ヘ (ム) ~(Q&~P) フミRAA
メ (メ) (~Q&~P) A
フ (モ) Q フ&E
メ (ヤ) ~Q メ&E
フ メ (ユ) Q&~Q モヤ&I
メ (ヨ) ~(Q&~P) フユRAA
エ (ラ) ~(Q&~P) ソヘムメヨRAA
リ (リ) (P&~Q) A
エ リ (ル) ~(P&~Q)& (P&~Q) ヒリ&I
リ (レ)~~(P⇔~Q) エルRAA
ロ(ロ) (Q&~P) A
エ ロ(ワ) ~(Q&~P)& (Q&~P) ラロ&I
ロ(ヲ)~~(P⇔~Q) エワRAA
1 (ン)~~(P⇔~Q) ウリレロヲ∨E
1 (あ) P⇔~Q ンDN
(ⅳ)
1 (1) P⇔~Q A
2 (2) P⇔ Q A
1 (3) (P→~Q)&(~Q→P) 1Df.⇔
2 (4) (P→ Q)&( Q→P) 2Df.⇔
1 (5) P→~Q 3&E
2 (6) P→ Q 4&E
1 (7) ~Q→P 3&E
2 (8) Q→P 4&E
(9) P∨~P 排中律
ア (ア) P A
1 ア (イ) ~Q 5アMPP
2ア (ウ) Q 6アMPP
12ア (エ) Q&~Q ウイ&I
1 ア (オ)~(P⇔ Q) 2エRAA
カ(カ) ~P A
1 カ(キ) ~~Q 7カMTT
2 カ(ク) ~Q 8カMTT
12 カ(ケ) ~~Q&~Q キク&I
1 カ(コ)~(P⇔ Q) 2ケRAA
1 (サ)~(P⇔ Q) 9アオカコ∨E
従って、
(08)により、
(09)
果たして、
② ~(P⇔ Q)
④ P⇔~Q
に於いて、
②=④ である。
従って、
(05)(09)により、
(10)
② ~(P⇔ Q)
③ (P&~Q)∨(Q&~P)
④ P⇔~Q
といふ「論理式」に於いて、
②=③=④ であって、これは3つとも、「排他的選言」である。
従って、
(10)により、
(11)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
③(Pであって、Qでない)か、または(Qであって、Pでない)。
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
といふ「論理式」に於いて、
②=③=④ であって、これは3つとも、「排他的選言」である。
然るに、
(12)
②(PとQが、同時に真になることも、同時に偽になることも)無い。
③(Pであって、Qでない)か、または(Qであって、Pでない)。
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
に於いて、
②=③ であることは、「分かり易い」が、
②=④ であることは、「分かり難い」。
然るに、
(13)
④ P⇔~Q
⑤(P→~Q)&(~Q→P)
に於いて、
④=⑤ である。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
④「排他的命題」としての、
④(Pである)といふことは(Qでない)といふことに「等しい」。
といふ「日本語」は、「分かり難い」が、「命題計算」の際には、
④「排他的命題」としての、
④ P⇔~Q
といふ「論理式」は、「極めて、便利である」。
令和5年11月27日、毛利太。
2023年11月19日日曜日
「恒真式(トートロジー)」と「実質含意のパラドックス」。
(01)
(ⅰ)
1(1)P A
(2)P→P 11CP
(ⅱ)
1 (1) ~(P∨~P) A
2(2) P A
2(3) P∨~P 2∨I
12(4) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 13&I
1 (5) ~P 24RAA
1 (6) P∨~P 5∨I
1 (7) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 16&I
(8)~~(P∨~P) 17RAA
(9) P∨~P
(ⅲ)
1(1) P&~P A
(2)~(P&~P) 11RAA
(ⅳ)
1(1) P&~P A
(2)~(P&~P) 11RAA
(3)~(P&~P)∨Q 2∨I
(4) (P&~P)→Q 3含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
① P→ P
② P∨~P
③ ~(P&~P)
④ (P&~P)→Q
といふ「論理式」、すなはち、
① Pならば、Pである(同一律)。
② Pであるか、または、Pでない(排中律)。
③ Pであって、Pでない、といふことはない(矛盾律)。
④ Pであって、Pでない、ならば、Qである。
といふ「論理式」は、4つとも「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(03)
④(P&~P)→Q
といふ「論理式」が「恒真式式(トートロジー)」である。
といふことは、
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(04)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
④『矛盾』は「偽」であって、「真」ではない。
従って、
(04)により、
(05)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
(1)(P&~P)→Q
2(2)(P&~P) A
2(3) Q 12MPP
といふ「推論」は、『妥当』ではない。
従って、
(05)により、
(06)
例へば、
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「命題」は、2つとも、「恒真式(トートロジー)」であるが、
③(徳島県は四国である)といふ「命題」は「真」であって、
④(香川県は九州である)といふ「命題」は「偽」である。
然るに、
(07)
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」が「真」であることは、『真理表(truth-table)』からも、「確認」出来る。
(08)
といふよりも、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「偽」である(は偽)。
③「偽」ならば「真」である(は真)。
④「偽」ならば「偽」である(は真)。
といふ『真理表(truth-table)』に於いて、
② だけが「偽」であるからこそ、
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「真」になる。
といふ方が、「正しい」。
従って、
(09)
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「偽」である。
とするのであれば、『真理表(truth-table)』そのものを、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「偽」である(は偽)。
③「偽」ならば「真」である(は偽)。
④「偽」ならば「偽」である(は偽)。
といふ風に、『書き換へ』る、「必要」がある。
然るに、
(09)により、
(10)
そうすると、その場合は、
① P&Q(Pであって、Qである)。
② P→Q(Pならば、 Qである)。
に於いて、
①=② であるが、
そのやうなことは、「有り得ない」。
令和5年11月20日、毛利太。
(ⅰ)
1(1)P A
(2)P→P 11CP
(ⅱ)
1 (1) ~(P∨~P) A
2(2) P A
2(3) P∨~P 2∨I
12(4) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 13&I
1 (5) ~P 24RAA
1 (6) P∨~P 5∨I
1 (7) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 16&I
(8)~~(P∨~P) 17RAA
(9) P∨~P
(ⅲ)
1(1) P&~P A
(2)~(P&~P) 11RAA
(ⅳ)
1(1) P&~P A
(2)~(P&~P) 11RAA
(3)~(P&~P)∨Q 2∨I
(4) (P&~P)→Q 3含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
① P→ P
② P∨~P
③ ~(P&~P)
④ (P&~P)→Q
といふ「論理式」、すなはち、
① Pならば、Pである(同一律)。
② Pであるか、または、Pでない(排中律)。
③ Pであって、Pでない、といふことはない(矛盾律)。
④ Pであって、Pでない、ならば、Qである。
といふ「論理式」は、4つとも「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(03)
④(P&~P)→Q
といふ「論理式」が「恒真式式(トートロジー)」である。
といふことは、
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(04)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
④『矛盾』は「偽」であって、「真」ではない。
従って、
(04)により、
(05)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
(1)(P&~P)→Q
2(2)(P&~P) A
2(3) Q 12MPP
といふ「推論」は、『妥当』ではない。
従って、
(05)により、
(06)
例へば、
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「命題」は、2つとも、「恒真式(トートロジー)」であるが、
③(徳島県は四国である)といふ「命題」は「真」であって、
④(香川県は九州である)といふ「命題」は「偽」である。
然るに、
(07)
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」が「真」であることは、『真理表(truth-table)』からも、「確認」出来る。
(08)
といふよりも、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「偽」である(は偽)。
③「偽」ならば「真」である(は真)。
④「偽」ならば「偽」である(は真)。
といふ『真理表(truth-table)』に於いて、
② だけが「偽」であるからこそ、
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「真」になる。
といふ方が、「正しい」。
従って、
(09)
③(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「偽」である。
とするのであれば、『真理表(truth-table)』そのものを、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「偽」である(は偽)。
③「偽」ならば「真」である(は偽)。
④「偽」ならば「偽」である(は偽)。
といふ風に、『書き換へ』る、「必要」がある。
然るに、
(09)により、
(10)
そうすると、その場合は、
① P&Q(Pであって、Qである)。
② P→Q(Pならば、 Qである)。
に於いて、
①=② であるが、
そのやうなことは、「有り得ない」。
令和5年11月20日、毛利太。
「ならば(実質含意のパラドックス)」は難しい。
(01)
論理1-4 「ならば」は難しい(東大医学部(理3)の解説動画)
従って、
(01)により、
(02)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
然るに、
(03)
『矛盾』は「真」ではなく、
『矛盾』は「偽」である。
然るに、
(04)
「任意の命題」は「真」であるか、または、
「任意の命題」は「偽」である。
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
といふことは、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、「他ならない」。
然るに、
(06)
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことは、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」が、恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、「他ならない」。
(07)
(ⅰ)
1 (1) P∨ Q A
2 (2) ~P&~Q A
3 (3) P A
2 (4) ~P 2&E
23 (5) P&~P 34&I
3 (6)~(~P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(~P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(~P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) ~P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) ~P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) ~P→ Q ウクC~P
(ⅱ)
1 (1) ~P→ Q A
2 (2) ~P&~Q A
2 (3) ~P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(~P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(P∨ Q) A
9 (9) P A
9 (ア) P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~P 9イRAA
エ(エ) Q A
エ(オ) P∨ Q エ∨I
8 エ(カ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8オ∨I
8 (キ) ~Q エカRAA
8 (ク) ~P&~Q オキ&I
1 8 (ケ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) 7ク&I
1 (コ)~~(P∨ Q) 8ケRAA
1 (サ) P∨ Q コDN
従って、
(07)により、
(08)
① P∨Q
② ~P→Q
に於いて、すなはち、
① Pであるか、または、Qである。
② Pでないならば、 Qである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)により、
(09)
① ~P∨Q
② ~~P→Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(09)により、
(10)
「二重否定律(DN)」により、
① ~P∨Q
② P→Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
然るに、
(11)
1 (1)~P A
1 (2)~P∨Q 1∨I
1 (3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
5(5)~P& P A
5(6)~P 5&E
5(7) P→Q 46MPP
5(8) P 5&E
5(9) Q 78MPP
(ア) ~P&P→Q 59CP
従って、
(06)(11)により、
(12)
果たして、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」、すなはち、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」は、恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(12)により、
(13)
例へば、
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(14)
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」が「真」であったとしても、
②(3が奇数であって、3が偶数である)。
といふ『矛盾』は「偽」であるため、
②(新潟県は九州である)。
といふことには、ならない。
然るに、
(15)
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことは、「常識的」には、『極めて、変』である。
然るに、
(02)(11)(15)により、
(16)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
とする以上、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」、すなはち、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」は、恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、ならざるを得ないし、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」が、恒真式(トートロジー)」である以上、例へば、
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、ならざるを得ないし、このこと、他を、『実質含意のパラドックス』と言ふ。
令和5年11月19日、毛利太。
(01)により、
(02)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
然るに、
(03)
『矛盾』は「真」ではなく、
『矛盾』は「偽」である。
然るに、
(04)
「任意の命題」は「真」であるか、または、
「任意の命題」は「偽」である。
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
といふことは、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、「他ならない」。
然るに、
(06)
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことは、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」が、恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、「他ならない」。
(07)
(ⅰ)
1 (1) P∨ Q A
2 (2) ~P&~Q A
3 (3) P A
2 (4) ~P 2&E
23 (5) P&~P 34&I
3 (6)~(~P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(~P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(~P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) ~P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) ~P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) ~P→ Q ウクC~P
(ⅱ)
1 (1) ~P→ Q A
2 (2) ~P&~Q A
2 (3) ~P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(~P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(P∨ Q) A
9 (9) P A
9 (ア) P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~P 9イRAA
エ(エ) Q A
エ(オ) P∨ Q エ∨I
8 エ(カ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8オ∨I
8 (キ) ~Q エカRAA
8 (ク) ~P&~Q オキ&I
1 8 (ケ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) 7ク&I
1 (コ)~~(P∨ Q) 8ケRAA
1 (サ) P∨ Q コDN
従って、
(07)により、
(08)
① P∨Q
② ~P→Q
に於いて、すなはち、
① Pであるか、または、Qである。
② Pでないならば、 Qである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)により、
(09)
① ~P∨Q
② ~~P→Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(09)により、
(10)
「二重否定律(DN)」により、
① ~P∨Q
② P→Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
然るに、
(11)
1 (1)~P A
1 (2)~P∨Q 1∨I
1 (3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
5(5)~P& P A
5(6)~P 5&E
5(7) P→Q 46MPP
5(8) P 5&E
5(9) Q 78MPP
(ア) ~P&P→Q 59CP
従って、
(06)(11)により、
(12)
果たして、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」、すなはち、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」は、恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(12)により、
(13)
例へば、
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(14)
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」が「真」であったとしても、
②(3が奇数であって、3が偶数である)。
といふ『矛盾』は「偽」であるため、
②(新潟県は九州である)。
といふことには、ならない。
然るに、
(15)
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことは、「常識的」には、『極めて、変』である。
然るに、
(02)(11)(15)により、
(16)
①「真」ならば、「真」である。
②「真」ならば、「偽」である。
③「偽」ならば、「真」である。
④「偽」ならば、「偽」である。
といふ「仮言命題(PならばQである)」に於いて、
① は「真」であり、
② は「偽」であり、
③ は「真」であり、
④ は「真」である。
とする以上、
①『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」、すなはち、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」は、恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、ならざるを得ないし、
① ~P&P→Q
といふ「論理式」が、恒真式(トートロジー)」である以上、例へば、
①(2が偶数であって、2が奇数である)ならば、(徳島県は四国である)。
②(3が奇数であって、3が偶数である)ならば、(新潟県は九州である)。
といふ「命題」は、両方とも、「恒真式(トートロジー)」である。
といふことに、ならざるを得ないし、このこと、他を、『実質含意のパラドックス』と言ふ。
令和5年11月19日、毛利太。
2023年11月18日土曜日
「実質含意のパラドックス」=「ならば」は難しい。
(01)
(ⅰ)
1 (1) P∨ Q A
2 (2) ~P&~Q A
3 (3) P A
2 (4) ~P 2&E
23 (5) P&~P 34&I
3 (6)~(~P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(~P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(~P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) ~P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) ~P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) ~P→ Q ウクC~P
(ⅱ)
1 (1) ~P→ Q A
2 (2) ~P&~Q A
2 (3) ~P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(~P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(P∨ Q) A
9 (9) P A
9 (ア) P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~P 9イRAA
エ(エ) Q A
エ(オ) P∨ Q エ∨I
8 エ(カ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8オ∨I
8 (キ) ~Q エカRAA
8 (ク) ~P&~Q オキ&I
1 8 (ケ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) 7ク&I
1 (コ)~~(P∨ Q) 8ケRAA
1 (サ) P∨ Q コDN
従って、
(01)により、
(02)
① P∨Q
② ~P→Q
に於いて、すなはち、
① Pであるか、または、Qである。
② Pでないならば、 Qである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
P=~P
といふ「代入(置き換へ)」により、
① ~P∨Q
② ~~P→Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
~~P=P
といふ「二重否定律」により、
① ~P∨Q
② P→Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
然るに、
(05)
1(1)~P A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
従って、
(05)により、
(06)
③ ~P→(P→Q)
といふ「命題」、すなはち、
③ Pでないならば(Pであるならば、Qである)。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(06)により、
(07)
P=(徳島県は四国である)。
Q=(バカボンのパパは天才である)。
として、
③(徳島県が四国でない)ならば(徳島県が四国であるならば、バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(08)
1 (1)~P A
1 (2)~P∨Q 1∨I
1 (3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
5(5)~P& P A
5(6)~P 5&E
5(7) P→Q 46MPP
5(8) P 5&E
5(9) Q 78MPP
(ア) ~P&P→Q 59CP
従って、
(08)により、
(09)
④ ~P&P→Q
といふ「命題」自体、すなはち、
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)ならば(バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(11)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)。
といふ『矛盾』は、「偽」である。
従って、
(10)(11)により、
(12)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)ならば(バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」であるとしても、
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)。
といふ『矛盾』は、「偽」であるため、
④ バカボンのパパは天才である。
といふ「命題」の「真偽」は、「不明」である。
従って、
(12)により、
(13)
P=(徳島県は九州であって、徳島県が四国である)。
Q=(バカボンのパパは天才である)。
として、
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」であるが、この場合は、
⑤ Qであるか、Qでないかは、「不明」である。
従って、
(13)により、
(14)
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「仮言命題」が「真」であって、
⑤ Pである。
といふ「前件」が「偽」である。
といふ「場合」は、
⑤ Qである。
といふ「後件」は、「真」であっても、「偽」であっても、「どちらでも、正しい」。
然るに、
(15)
⑤ P が「偽」であるならば、
⑤ Q の「真偽」に「拘はらず」、
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「仮言命題」が「真」になることを、「実質含意のパラドックス」と言ふものの、
「古典論理」では、「実質含意のパラドックス」があるため、「ならば(→)」は「難しい」。
cf. 令和5年11月18日、毛利太。
(ⅰ)
1 (1) P∨ Q A
2 (2) ~P&~Q A
3 (3) P A
2 (4) ~P 2&E
23 (5) P&~P 34&I
3 (6)~(~P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(~P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(~P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) ~P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) ~P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) ~P→ Q ウクC~P
(ⅱ)
1 (1) ~P→ Q A
2 (2) ~P&~Q A
2 (3) ~P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(~P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(P∨ Q) A
9 (9) P A
9 (ア) P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~P 9イRAA
エ(エ) Q A
エ(オ) P∨ Q エ∨I
8 エ(カ) ~(P∨ Q)&
(P∨ Q) 8オ∨I
8 (キ) ~Q エカRAA
8 (ク) ~P&~Q オキ&I
1 8 (ケ)~(~P&~Q)&
(~P&~Q) 7ク&I
1 (コ)~~(P∨ Q) 8ケRAA
1 (サ) P∨ Q コDN
従って、
(01)により、
(02)
① P∨Q
② ~P→Q
に於いて、すなはち、
① Pであるか、または、Qである。
② Pでないならば、 Qである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
P=~P
といふ「代入(置き換へ)」により、
① ~P∨Q
② ~~P→Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
~~P=P
といふ「二重否定律」により、
① ~P∨Q
② P→Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
然るに、
(05)
1(1)~P A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
従って、
(05)により、
(06)
③ ~P→(P→Q)
といふ「命題」、すなはち、
③ Pでないならば(Pであるならば、Qである)。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(06)により、
(07)
P=(徳島県は四国である)。
Q=(バカボンのパパは天才である)。
として、
③(徳島県が四国でない)ならば(徳島県が四国であるならば、バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(08)
1 (1)~P A
1 (2)~P∨Q 1∨I
1 (3) P→Q 2含意の定義
(4)~P→(P→Q) 13CP
5(5)~P& P A
5(6)~P 5&E
5(7) P→Q 46MPP
5(8) P 5&E
5(9) Q 78MPP
(ア) ~P&P→Q 59CP
従って、
(08)により、
(09)
④ ~P&P→Q
といふ「命題」自体、すなはち、
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)ならば(バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(11)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)。
といふ『矛盾』は、「偽」である。
従って、
(10)(11)により、
(12)
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)ならば(バカボンのパパは天才である)。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」であるとしても、
④(徳島県が九州であって、徳島県が四国である)。
といふ『矛盾』は、「偽」であるため、
④ バカボンのパパは天才である。
といふ「命題」の「真偽」は、「不明」である。
従って、
(12)により、
(13)
P=(徳島県は九州であって、徳島県が四国である)。
Q=(バカボンのパパは天才である)。
として、
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「命題」自体は、「恒真式(トートロジー)」であるが、この場合は、
⑤ Qであるか、Qでないかは、「不明」である。
従って、
(13)により、
(14)
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「仮言命題」が「真」であって、
⑤ Pである。
といふ「前件」が「偽」である。
といふ「場合」は、
⑤ Qである。
といふ「後件」は、「真」であっても、「偽」であっても、「どちらでも、正しい」。
然るに、
(15)
⑤ P が「偽」であるならば、
⑤ Q の「真偽」に「拘はらず」、
⑤ Pであるならば、Qである。
といふ「仮言命題」が「真」になることを、「実質含意のパラドックス」と言ふものの、
「古典論理」では、「実質含意のパラドックス」があるため、「ならば(→)」は「難しい」。
cf. 令和5年11月18日、毛利太。
「ド・モルガンの法則」と「古典命題論理」に於ける「ならば」について。
(01)
(a)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA(15、ド・モルガンの法則)
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
(b)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~(P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(~P∨Q) A
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 8ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨Q オ∨I(7カ、ド・モルガンの法則)
8 オ(キ) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 8∨I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨Q) 8コRAA
1 (シ) ~P∨Q サDN
従って、
(01)により、
(02)
① ~P∨ Q
② ~(P&~Q)
③ P→ Q
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」であって、
①=③ は、「含意の定義」である。
然るに、
(03)
① ~P∨ Q
② ~(P&~Q)
③ P→ Q
といふ「論理式」は、
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
といふ「日本語」に「相当」する。
従って、
(02)(03)により、
(04)
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(05)
① ~P=徳島は九州ではない。
とするならば、
① P=徳島は九州である。
である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
に於いて、
① ~P=徳島は九州ではない。
① P=徳島は九州である。
① Q=2は奇数である。
とするならば、
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(07)
従って、
(07)により、
(08)
言ふまでもなく、
① P=徳島は九州である。
といふ「命題」は、「偽」であって、
① ~P=徳島は九州ではない。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
① は「真」である。
従って、
(09)により、
(10)
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
① は「真」であるが故に、
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「命題」も、「真」である。
従って、
(10)により、
(11)
「換言」すると、
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=③ ではないとするならば、
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「命題」が「真」である。
といふことには、ならない。
然るに、
(12)
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「仮言命題」が「真」であるとしても、
③(徳島は九州である)。
といふ「命題(前件)」は、「偽」である。
従って、
(13)
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「仮言命題」が「真」であるとしても、
③(徳島は九州である)。
といふ「命題(前件)」は、「偽」であるため、
③(2は奇数である)。
といふ「命題(後件)」が「真」であるとは、「限らない」。
令和5年11月18日、毛利太。
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA(15、ド・モルガンの法則)
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
(b)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~(P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(~P∨Q) A
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 8ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨Q オ∨I(7カ、ド・モルガンの法則)
8 オ(キ) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 8∨I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨Q) 8コRAA
1 (シ) ~P∨Q サDN
従って、
(01)により、
(02)
① ~P∨ Q
② ~(P&~Q)
③ P→ Q
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」であって、
①=③ は、「含意の定義」である。
然るに、
(03)
① ~P∨ Q
② ~(P&~Q)
③ P→ Q
といふ「論理式」は、
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
といふ「日本語」に「相当」する。
従って、
(02)(03)により、
(04)
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(05)
① ~P=徳島は九州ではない。
とするならば、
① P=徳島は九州である。
である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① ~PとQの、少なくとも、一方は「真」である。
② Pであって、 Qでない、といふことは無い。
③ Pであるならば、Qである。
に於いて、
① ~P=徳島は九州ではない。
① P=徳島は九州である。
① Q=2は奇数である。
とするならば、
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(07)
従って、
(07)により、
(08)
言ふまでもなく、
① P=徳島は九州である。
といふ「命題」は、「偽」であって、
① ~P=徳島は九州ではない。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
① は「真」である。
従って、
(09)により、
(10)
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
②(徳島は九州であって)、 (2は奇数でない)、といふことは無い。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
① は「真」であるが故に、
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「命題」も、「真」である。
従って、
(10)により、
(11)
「換言」すると、
①(徳島は九州ではない)と (2は奇数である)といふ「命題」の、少なくとも、一方は「真」である。
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
に於いて、
①=③ ではないとするならば、
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「命題」が「真」である。
といふことには、ならない。
然るに、
(12)
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「仮言命題」が「真」であるとしても、
③(徳島は九州である)。
といふ「命題(前件)」は、「偽」である。
従って、
(13)
③(徳島が九州である)ならば(2は奇数である)。
といふ「仮言命題」が「真」であるとしても、
③(徳島は九州である)。
といふ「命題(前件)」は、「偽」であるため、
③(2は奇数である)。
といふ「命題(後件)」が「真」であるとは、「限らない」。
令和5年11月18日、毛利太。
2023年11月13日月曜日
「象が象といふ動物である」の「述語論理」(Ⅱ)。
(01)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
③ 象以外に、象といふ動物がゐる。
とするならば、
③ 象ではなくて、象である動物がゐる。
といふことになり、『矛盾』する。
従って、
(02)により、
(03)
③ 象以外に、象といふ動物はゐない。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(05)
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
④ 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
④ 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(06)により、
(07)
「番号」を「付け直す」と、
① 象は、動物である。
② 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(08)
② 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
といふことは、
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふことに、「他ならない」。
従って、
(07)(08)により、
(09)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
①=② である。
従って、
(09)により、
(10)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」は、
① すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。
② すべてのxについて(xが象であるならば、そのときに限って、xは象であって、xは動物である)。
といふ「意味」である。
従って、
(10)により、
(11)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」は、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
といふ「述語論理式」に、「等しい」。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、すなはち、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(13)
(ⅰ)
1 (1)∀x(象x→動物x) A
1 (2) 象a→動物a 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) 動物b 23MPP
13 (5) 象a&動物b 34&I
1 (6) 象a→象a&動物a 35CP
7(7) 象a&動物a A
7(8) 象a 7&E
(9) 象a&動物a→象a 78CP
1 (ア) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 69&I
1 (イ) 象a⇔象a&動物a アDf.⇔
1 (ウ)∀x(象x⇔象x&動物x) イUI
(ⅱ)
1 (1)∀x(象x⇔象x&動物x) A
1 (2) 象a⇔象a&動物a 1UE
1 (3) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→象a&動物a 3&E
5 (5) 象a A
15 (6) 象a&動物a 45MPP
15 (7) 動物a 6&E
1 (8) 象a→動物a 57CP
1 (9)∀x(象x→動物x) 8UI
従って、
(12)(13)により、
(14)
果たして、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いても、
①=② である。
然るに、
(15)
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
といふ「述語論理式」は、
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
といふ「集合の式」に「等しい」。
従って、
(12)~(15)により、
(16)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
⑤ 象⊂動物
⑥ 象=象∩動物
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ である。
令和5年11月13日、毛利太。
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
③ 象以外に、象といふ動物がゐる。
とするならば、
③ 象ではなくて、象である動物がゐる。
といふことになり、『矛盾』する。
従って、
(02)により、
(03)
③ 象以外に、象といふ動物はゐない。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(05)
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
④ 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物である。
③ 象は、動物であり、象以外に、象といふ動物はゐない。
④ 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(06)により、
(07)
「番号」を「付け直す」と、
① 象は、動物である。
② 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(08)
② 象は、動物であり、象は、象といふ動物に「等しい」。
といふことは、
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふことに、「他ならない」。
従って、
(07)(08)により、
(09)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、
①=② である。
従って、
(09)により、
(10)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」は、
① すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。
② すべてのxについて(xが象であるならば、そのときに限って、xは象であって、xは動物である)。
といふ「意味」である。
従って、
(10)により、
(11)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
といふ「日本語」は、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
といふ「述語論理式」に、「等しい」。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
に於いて、すなはち、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(13)
(ⅰ)
1 (1)∀x(象x→動物x) A
1 (2) 象a→動物a 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) 動物b 23MPP
13 (5) 象a&動物b 34&I
1 (6) 象a→象a&動物a 35CP
7(7) 象a&動物a A
7(8) 象a 7&E
(9) 象a&動物a→象a 78CP
1 (ア) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 69&I
1 (イ) 象a⇔象a&動物a アDf.⇔
1 (ウ)∀x(象x⇔象x&動物x) イUI
(ⅱ)
1 (1)∀x(象x⇔象x&動物x) A
1 (2) 象a⇔象a&動物a 1UE
1 (3) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→象a&動物a 3&E
5 (5) 象a A
15 (6) 象a&動物a 45MPP
15 (7) 動物a 6&E
1 (8) 象a→動物a 57CP
1 (9)∀x(象x→動物x) 8UI
従って、
(12)(13)により、
(14)
果たして、
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いても、
①=② である。
然るに、
(15)
① ∀x(象x→動物x)
② ∀x(象x⇔象x&動物x)
といふ「述語論理式」は、
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
といふ「集合の式」に「等しい」。
従って、
(12)~(15)により、
(16)
① 象は、動物である。
② 象は、象といふ動物に「等しい」。
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
⑤ 象⊂動物
⑥ 象=象∩動物
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ である。
令和5年11月13日、毛利太。
2023年11月12日日曜日
「象が象といふ動物である」の「述語論理」。
(01)
「集合の記号」で書くと、
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
(ⅲ)
1 (1)∀x(象x→動物x) A
1 (2) 象a→動物a 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) 動物b 23MPP
13 (5) 象a&動物b 34&I
1 (6) 象a→象a&動物a 35CP
7(7) 象a&動物a A
7(8) 象a 7&E
(9) 象a&動物a→象a 78CP
1 (ア) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 69&I
1 (イ) 象a⇔象a&動物a アDf.⇔
1 (ウ)∀x(象x⇔象x&動物x) イUI
(ⅳ)
1 (1)∀x(象x⇔象x&動物x) A
1 (2) 象a⇔象a&動物a 1UE
1 (3) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→象a&動物a 3&E
5 (5) 象a A
15 (6) 象a&動物a 45MPP
15 (7) 動物a 6&E
1 (8) 象a→動物a 57CP
1 (9)∀x(象x→動物x) 8UI
従って、
(02)により、
(03)
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いて、すなはち、
③ すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。
④ すべてのxについて(xが象であるならば、そのときに限って、xは象であって、xは動物である)。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(03)により、
(04)
③ 象は、動物である。
④ 象は、象といふ動物であって、象以外は、象といふ動物ではない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
⑤ 象は、動物である。
⑥ 象が、象といふ動物である。
に於いて、
⑤=⑥ である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
⑤ 象は、動物である。
⑥ 象が、象といふ動物である。
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ である。
令和5年11月12日、毛利太。
「集合の記号」で書くと、
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
(ⅲ)
1 (1)∀x(象x→動物x) A
1 (2) 象a→動物a 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) 動物b 23MPP
13 (5) 象a&動物b 34&I
1 (6) 象a→象a&動物a 35CP
7(7) 象a&動物a A
7(8) 象a 7&E
(9) 象a&動物a→象a 78CP
1 (ア) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 69&I
1 (イ) 象a⇔象a&動物a アDf.⇔
1 (ウ)∀x(象x⇔象x&動物x) イUI
(ⅳ)
1 (1)∀x(象x⇔象x&動物x) A
1 (2) 象a⇔象a&動物a 1UE
1 (3) 象a→象a&動物a&
象a&動物a→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→象a&動物a 3&E
5 (5) 象a A
15 (6) 象a&動物a 45MPP
15 (7) 動物a 6&E
1 (8) 象a→動物a 57CP
1 (9)∀x(象x→動物x) 8UI
従って、
(02)により、
(03)
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
に於いて、すなはち、
③ すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。
④ すべてのxについて(xが象であるならば、そのときに限って、xは象であって、xは動物である)。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(03)により、
(04)
③ 象は、動物である。
④ 象は、象といふ動物であって、象以外は、象といふ動物ではない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
⑤ 象は、動物である。
⑥ 象が、象といふ動物である。
に於いて、
⑤=⑥ である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
① 象⊂動物
② 象=象∩動物
③ ∀x(象x→動物x)
④ ∀x(象x⇔象x&動物x)
⑤ 象は、動物である。
⑥ 象が、象といふ動物である。
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ である。
令和5年11月12日、毛利太。
2023年11月11日土曜日
「述語論理」と「集合」。
―「午前中の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1 (1) ∀x(Fx→Gx) A
2 (2) ∀x(Fx∨Gx) A
1 (3) Fa→Ga 1UE
2 (4) Fa∨Ga 2UE
5 (5) Fa A
1 5 (6) Ga 35MPP
7 (7) Ga A
12 (8) Ga 45677∨E
1 (9) Fa∨Ga→Ga 48CP
ア(ア) Ga A
ア(イ) Fa∨Ga ア∨I
(ウ) Ga→Fa∨Ga アイCP
1 (エ) (Fa∨Ga→Ga)&
(Ga→Fa∨Ga) 9ウ&I
1 (オ) Fa∨Ga⇔Ga エDf.⇔
1 (カ)∀x(Fx∨Gx⇔Gx) オUI
(ⅱ)
1 (1)∀x(Fx∨Gx⇔Gx) A
1 (2) Fa∨Ga⇔Ga 1UE
1 (3) (Fa∨Ga→Ga)&
(Ga→Fa∨Ga) 2Df.⇔
1 (4) Fa∨Ga→Ga 3&E
5 (5) Fa A
5 (6) Fa∨Ga 5∨I
15 (7) Ga 46MPP
1 (8) Fa→Ga 57CP
1 (9) ∀x(Fx→Gx) 8UI
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x(Fx→Gx)
② ∀x(Fx∨Gx⇔Gx)
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて(xがFであるならば、xはGである)。
② すべてのxについて(xがFであるか、または、xがGであるならば、そのときに限って、xはGである)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
F=xは一桁の、偶数である。
G=xは一桁の自然数である。
として、
①「xが一桁の偶数」ならば、 「xは一桁の自然数」である。
②「xが一桁の偶数」か、または「xが一桁の自然数」ならば、そのときに限って、「xは一桁の自然数」である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① x∈{2,4,6,8}ならば、 x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
② x∈{2,4,6,8}か、またはx∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}ならば、そのときに限って、x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)により、
(05)
「ならば」=「⊂」
「または」=「∪」
であるとして、
①{2,4,6,8}⊂{1,2,3,4,5,6,7,8,9}
②{2,4,6,8}∪{1,2,3,4,5,6,7,8,9}={1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)により、
(06)
Aが「集合」であって、
Bも「集合」であるとして、
① A⊂B
② A∪B=B
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)により、
(07)
①「AがBの部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「AとBの和集合」は、「Bそのもの」である。
従って、
(07)により、
(08)
①「偶数が、自然数の部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「偶数と、自然数の和集合」は、「自然数そのもの」である。
従って、
(08)により、
(09)
「自然数」に、「偶数」を加へても、
「自然数の個数(濃度)」は「不変」である。
令和5年11月11日、毛利太。
(01)
(ⅰ)
1 (1) ∀x(Fx→Gx) A
2 (2) ∀x(Fx∨Gx) A
1 (3) Fa→Ga 1UE
2 (4) Fa∨Ga 2UE
5 (5) Fa A
1 5 (6) Ga 35MPP
7 (7) Ga A
12 (8) Ga 45677∨E
1 (9) Fa∨Ga→Ga 48CP
ア(ア) Ga A
ア(イ) Fa∨Ga ア∨I
(ウ) Ga→Fa∨Ga アイCP
1 (エ) (Fa∨Ga→Ga)&
(Ga→Fa∨Ga) 9ウ&I
1 (オ) Fa∨Ga⇔Ga エDf.⇔
1 (カ)∀x(Fx∨Gx⇔Gx) オUI
(ⅱ)
1 (1)∀x(Fx∨Gx⇔Gx) A
1 (2) Fa∨Ga⇔Ga 1UE
1 (3) (Fa∨Ga→Ga)&
(Ga→Fa∨Ga) 2Df.⇔
1 (4) Fa∨Ga→Ga 3&E
5 (5) Fa A
5 (6) Fa∨Ga 5∨I
15 (7) Ga 46MPP
1 (8) Fa→Ga 57CP
1 (9) ∀x(Fx→Gx) 8UI
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x(Fx→Gx)
② ∀x(Fx∨Gx⇔Gx)
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて(xがFであるならば、xはGである)。
② すべてのxについて(xがFであるか、または、xがGであるならば、そのときに限って、xはGである)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
F=xは一桁の、偶数である。
G=xは一桁の自然数である。
として、
①「xが一桁の偶数」ならば、 「xは一桁の自然数」である。
②「xが一桁の偶数」か、または「xが一桁の自然数」ならば、そのときに限って、「xは一桁の自然数」である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① x∈{2,4,6,8}ならば、 x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
② x∈{2,4,6,8}か、またはx∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}ならば、そのときに限って、x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)により、
(05)
「ならば」=「⊂」
「または」=「∪」
であるとして、
①{2,4,6,8}⊂{1,2,3,4,5,6,7,8,9}
②{2,4,6,8}∪{1,2,3,4,5,6,7,8,9}={1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)により、
(06)
Aが「集合」であって、
Bも「集合」であるとして、
① A⊂B
② A∪B=B
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)により、
(07)
①「AがBの部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「AとBの和集合」は、「Bそのもの」である。
従って、
(07)により、
(08)
①「偶数が、自然数の部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「偶数と、自然数の和集合」は、「自然数そのもの」である。
従って、
(08)により、
(09)
「自然数」に、「偶数」を加へても、
「自然数の個数(濃度)」は「不変」である。
令和5年11月11日、毛利太。
2023年11月1日水曜日
「空集合」は「任意の集合の部分集合」である?
(01)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~(P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(~P∨ Q) A
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨ Q オ∨I
8 オ(キ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 8カ&I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨ Q) 8コRAA
1 (シ) ~P∨ Q サDN
(ⅱ)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6 ~(P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
従って、
(01)により、
(02)
① P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(02)により、
(03)
① P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
P=x∈Φ
Q=x∈B
であるとして、
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、すなはち、
① xが空集合Φの要素であるならば、xは任意の集合Bの要素である。
② xは空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
② 空集合Φは、「要素の個数がゼロである集合」であるため、
② xは、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(05)により、
(06)
② xは、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」が、「真」であるため、
② xは、空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
といふ「命題」も、「真」である。
従って、
(04)(06)により、
(07)
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、すなはち、
① xが空集合の要素であるならば、xは任意の集合Bの要素である。
② xは、空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
に於いて、
①=② であって、
② が「真」であるため、
① も「真」である。
然るに、
(08)(ウィキペディア)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~(P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(~P∨ Q) A
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 8ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨ Q オ∨I
8 オ(キ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 8カ&I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨ Q) 8コRAA
1 (シ) ~P∨ Q サDN
(ⅱ)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6 ~(P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
従って、
(01)により、
(02)
① P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(02)により、
(03)
① P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
P=x∈Φ
Q=x∈B
であるとして、
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、すなはち、
① xが空集合Φの要素であるならば、xは任意の集合Bの要素である。
② xは空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
② 空集合Φは、「要素の個数がゼロである集合」であるため、
② xは、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(05)により、
(06)
② xは、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」が、「真」であるため、
② xは、空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
といふ「命題」も、「真」である。
従って、
(04)(06)により、
(07)
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、すなはち、
① xが空集合の要素であるならば、xは任意の集合Bの要素である。
② xは、空集合Φの要素ではないか、または、xは任意の集合Bの要素であるかの、いづれかである。
に於いて、
①=② であって、
② が「真」であるため、
① も「真」である。
然るに、
(08)(ウィキペディア)
従って、
(08)により、
(09)
① x∈A→x∈B
であるならば、すなわち、
① xが集合Aの要素であるならば、xは集合Bの要素である。
であるならば、そのときに限って、
① 集合Aは、集合Bの「部分集合」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
① x∈Φ→x∈B
であるならば、すなわち、
① xが空集合Φの要素であるならば、xは集合Bの要素である。
であるならば、そのときに限って、
① 空集合Φは、集合Bの「部分集合」である。
従って、
(06)(10)により、
(11)
① いかなるxであっても、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」が「真」であるが故に、
① 空集合Φは、任意の集合Bの、「部分集合」である。
といふ「命題」も「真」である。
といふ、「分けのわからない(?)」ことになる。
従って、
(01)~(11)により、
(12)
「結局」は、『含意の定義』により、
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、
①=② であって、尚且つ、
② x∈Φ
といふ「命題」が「偽」であるため、その「否定」である、
② ~x∈Φ
といふ「命題」が「真」であって、尚且つ、
① x∈A→x∈B ⇔ A⊆B
といふ『定義』が有るため、
① 空集合Φは、任意の集合Bの、「部分集合」である。
といふことになる。
令和5年11月1日、毛利太。
(08)により、
(09)
① x∈A→x∈B
であるならば、すなわち、
① xが集合Aの要素であるならば、xは集合Bの要素である。
であるならば、そのときに限って、
① 集合Aは、集合Bの「部分集合」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
① x∈Φ→x∈B
であるならば、すなわち、
① xが空集合Φの要素であるならば、xは集合Bの要素である。
であるならば、そのときに限って、
① 空集合Φは、集合Bの「部分集合」である。
従って、
(06)(10)により、
(11)
① いかなるxであっても、空集合Φの要素ではない。
といふ「命題」が「真」であるが故に、
① 空集合Φは、任意の集合Bの、「部分集合」である。
といふ「命題」も「真」である。
といふ、「分けのわからない(?)」ことになる。
従って、
(01)~(11)により、
(12)
「結局」は、『含意の定義』により、
① x∈Φ→x∈B
② ~x∈Φ∨x∈B
に於いて、
①=② であって、尚且つ、
② x∈Φ
といふ「命題」が「偽」であるため、その「否定」である、
② ~x∈Φ
といふ「命題」が「真」であって、尚且つ、
① x∈A→x∈B ⇔ A⊆B
といふ『定義』が有るため、
① 空集合Φは、任意の集合Bの、「部分集合」である。
といふことになる。
令和5年11月1日、毛利太。
登録:
投稿 (Atom)