2023年11月11日土曜日

「述語論理」と「集合」。

 ―「午前中の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1    (1)   ∀x(Fx→Gx)  A
 2   (2)   ∀x(Fx∨Gx)  A
1    (3)      Fa→Ga   1UE
 2   (4)      Fa∨Ga   2UE
  5  (5)      Fa      A
1 5  (6)         Ga   35MPP
   7 (7)         Ga   A
12   (8)         Ga   45677∨E
1    (9)   Fa∨Ga→Ga   48CP
    ア(ア)      Ga      A
    ア(イ)   Fa∨Ga      ア∨I
     (ウ)   Ga→Fa∨Ga   アイCP
1    (エ)  (Fa∨Ga→Ga)&
          (Ga→Fa∨Ga)  9ウ&I
1    (オ)   Fa∨Ga⇔Ga   エDf.⇔
1    (カ)∀x(Fx∨Gx⇔Gx)  オUI
  (ⅱ)
1   (1)∀x(Fx∨Gx⇔Gx)  A
1   (2)   Fa∨Ga⇔Ga   1UE
1   (3)  (Fa∨Ga→Ga)&
         (Ga→Fa∨Ga)  2Df.⇔
1   (4)   Fa∨Ga→Ga   3&E
 5  (5)   Fa         A
 5  (6)   Fa∨Ga      5∨I
15  (7)         Ga   46MPP
1   (8)      Fa→Ga   57CP
1   (9)   ∀x(Fx→Gx)  8UI
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x(Fx→Gx)
② ∀x(Fx∨Gx⇔Gx)
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて(xがFであるならば、xはGである)。
② すべてのxについて(xがFであるか、または、xがGであるならば、そのときに限って、xはGである)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
F=xは一桁の、偶数である。
G=xは一桁の自然数である。
として、
①「xが一桁の偶数」ならば、 「xは一桁の自然数」である。
②「xが一桁の偶数」か、または「xが一桁の自然数」ならば、そのときに限って、「xは一桁の自然数」である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① x∈{2,4,6,8}ならば、 x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
② x∈{2,4,6,8}か、またはx∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}ならば、そのときに限って、x∈{1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)により、
(05)
「ならば」=「⊂」
「または」=「∪」
であるとして、
①{2,4,6,8}⊂{1,2,3,4,5,6,7,8,9}
②{2,4,6,8}∪{1,2,3,4,5,6,7,8,9}={1,2,3,4,5,6,7,8,9}である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)により、
(06)
Aが「集合」であって、
Bも「集合」であるとして、
① A⊂B
② A∪B=B
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)により、
(07)
①「AがBの部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「AとBの和集合」は、「Bそのもの」である。
従って、
(07)により、
(08)
①「偶数が、自然数の部分集合」であるならば、そのときに限って、
②「偶数と、自然数の和集合」は、「自然数そのもの」である。
従って、
(08)により、
(09)
「自然数」に、「偶数」を加へても、
「自然数の個数(濃度)」は「不変」である。
令和5年11月11日、毛利太。

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