(a)『返り点と括弧』については、『「括弧」の「順番」(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html)』他をお読み下さい。
(b)『返り点』については、『「返り点」の「付け方」を教へます(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post_3.html)』他をお読み下さい。
(01)
① Aは(∈)Bである。
② Aは(=)Bである。
に於いて、
① であれば、Aは、Bの「一部」であって、
② であれば、Aと、Bは「同一」である。とする。
従って、
(01)により、
(02)
① Aは(∈)Bである。
② Aは(=)Bである。
であれば、
③ Bは(∈)Aである。
④ Bは(=)Aである。
に於いて、
③ は「偽(ウソ)」であって、
④ は「真(本当)」である。
従って、
(02)により、
(03)
① 小笠原は(∈)東京都である。
② 東京都は(=)日本の首都である。
であれば、
③ 東京都は(∈)小笠原である。
④ 日本の首都は(=)東京である。
に於いて、
③ は「偽(ウソ)」であって、
④ は「真(本当)」である。
然るに、
(04)
② Aは(=)Bである。
といふのであれば、すなはち、
② AとBが「同一」であるならば、そのときに限って、
② A以外はBでなく、
② B以外はAでない。
従って、
(03)(04)により、
(05)
① 小笠原は(∈)東京都である。
② 東京都は(=)日本の首都である。
といふのであれば、
① 小笠原以外も東京都であって、
② 東京都以外は日本の首都ではない。
然るに、
(06)
② 東京都以外は日本の首都ではない。
といふのであれば、その場合は、
② 東京が日本の首都である。
と言ふのが「普通」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 小笠原∈東京都である。として、
① 小笠原は東京都である。 は「真(本当)」である。
① 小笠原が東京都である。 は「偽(ウソ)」である。
① 東京都は小笠原である。 は「偽(ウソ)」である。
① 小笠原以外は東京都でない。 は「偽(ウソ)」である。
② 東京都=日本の首都である。として、
② 東京都は日本の首都である。 は「真(本当)」である。
② 東京都が日本の首都である。 も「真(本当)」である。
② 日本の首都は東京都である。 も「真(本当)」である。
② 東京都以外は日本の首都でない。も「真(本当)」である。
従って、
(07)により、
(08)
「∈」は「は」であって、「=」は「は・が」である。
平成30年06月28日、毛利太。
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