2021年7月12日月曜日

「矛盾」と「ド・モルガンの法則(の定義)」。

(01)
①   P(Pである)
② ~P(Pでない)
に於いて、
(ⅰ)①と② は、「同時に、真」にはならないし、
(ⅱ)①と② は、「同時に、偽」にもならない。
然るに、
(02)
③  P&Q
④ ~P&Q
に於いて、
(ⅰ)③と④ は、「同時に、真」にはならないにしても、
(ⅱ)③と④ は、「同時に、」にはなる
然るに、
(03)
⑤  P& Q
⑥ ~P&~Q
に於いて、
(ⅰ)③と④ は、「同時に、真」にはならないにしても、
(ⅱ)③と④ は、「同時に、」にはなる
然るに、
(04)
(ⅶ)
1   (1)   P&~Q   A
 2  (2)  ~P∨ Q   A
1   (3)   P      1&E
  4 (4)  ~P      A
1 4 (5)   P&~P   34&I
  4 (6) ~(P&~Q)  15RAA
1   (7)     ~Q   1&E
   8(8)      Q   A
1  8(9)   ~Q&Q   78&I
   8(ア) ~(P&~Q)  19RAA
 2  (イ) ~(P&~Q)  2468ア∨E
12  (ウ)  (P&~Q)&
        ~(P&~Q)  1イ&I
1   (エ)~(~P∨ Q)  2ウRAA
(ⅷ)
1   (1)~(~P∨ Q)  A
 2  (2) ~(P&~Q)  A
  3 (3)  ~P      A
  3 (4)  ~P∨ Q   3∨I
1 3 (5)~(~P∨ Q)&
        (~P∨ Q)  14&I
1   (6) ~~P      35RAA
1   (7)   P      6DN
   8(8)      Q   A
   8(9)  ~P∨ Q   8∨I
1  8(ア)~(~P∨ Q)&
        (~P∨ Q)  19&I
1   (イ)     ~Q   8アRAA
1   (ウ)   P&~Q   7イ&I
12  (エ) ~(P&~Q)&
         (P&~Q)  2ウ&I
1   (オ)~~(P&~Q)  2エRAA
1   (カ)   P&~Q   オDN
従って、
(04)により、
(05)
⑦  P&~Q
⑧ ~P∨ Q
に於いて、
(ⅰ)⑦と⑧ は、「同時に、真」にはならないし、
(ⅱ)⑦と⑧ は、「同時に、偽」にもならない。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
①   P
② ~P
③  P&Q
④ ~P&Q
⑤  P& Q
⑥ ~P&~Q
⑦  P&~Q
⑧ ~P∨ Q
に於いて、
①と② は、「矛盾」する
③と④ は、「矛盾」しない。
⑤と⑥ は、「矛盾」しない。
⑦と⑧ は、「矛盾」する
従って、
(06)により、
(07)
「番号」を付け直すと、
①   P
② ~P
③  P&~Q
④ ~P∨ Q
に於いて、
①と② は、「矛盾」する
③と④ は、「矛盾」する
従って、
(07)により、
(08)
①     P
② ~(~P)
③    P&~Q
④ ~(~P∨ Q)
に於いて、
①=② であって、
③=④ であるが、
①=② は、「二重否定律」であって、
③=④ は、「ド・モルガンの法則」である。
(09)
「ド・モルガンの法則」とは、
「二つの式」が「矛盾」するならば、「一方の式の否定」は、「もう一方の式の肯定」に「等しい」。
といふことを、言ふ。
といふ風に、「定義」する。
従って、
(08)(09)により、
(10)
①     P
② ~(~P)
③    P&~Q
④ ~(~P∨ Q)
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」であって、
③=④ も、「ド・モルガンの法則」である。
令和03年07月12日、毛利太。

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