(ⅱ)
1 (1) ∀x(Fx→Gx) A
2 (2) ∃x(~Gx&Fx) A
1 (3) Fa→Ga 1UE
4(4) ~Ga&Fa A
4(5) Fa 4&E
1 4(6) Ga 35MPP
4(7) ~Ga 4&E
1 4(8) ~Ga&Ga 67&E
4(9) ~∀x(Fx→Gx) 18RAA
2 (ア) ~∀x(Fx→Gx) 249EE
12 (イ) ∀x(Fx→Gx)&
~∀x(Fx→Gx) 1ア&I
1 (ウ)~∃x(~Gx&Fx) 2イRAA
(ⅲ)
1 (1)~∃x(~Gx&Fx) A
2 (2) ~Ga&Fa A
2 (3) ∃x(~Gx&Fx) 2EI
12 (4)~∃x(~Gx&Fx)&
∃x(~Gx&Fx) 13&I
1 (5) ~(~Ga&Fa) 24RAA
6 (6) Fa A
7(7) ~Ga A
67(8) ~Ga&Fa 67&I
1 67(9) ~(~Ga&Fa)&
(~Ga&Fa) 58&I
1 6 (ア) ~~Ga 79RAA
1 6 (イ) Ga 6DN
1 (ウ) Fa→Ga 6イCP
1 (エ) ∀x(Fx→Gx) ウUI
従って、
(01)により、
(02)
② ∀x( Fx→Gx)
③ ~∃x(~Gx&Fx)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(03)
② すべてのxについて(xがFであるあるならば、xはGである)。
③ (Gでなくて、Fであるx)は存在しない。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)(03)により、
(04)
F=象
G=動物
として、
② すべてのxについて(xが象であるあるならば、xは動物である)。
③(動物でないxであって、象であるx)は存在しない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(05)
② すべてのxについて(xが象であるあるならば、xは動物である)。
③(動物でないxであって、象であるx)は存在しない。
といふことは、
② 象は動物である(象者動物也)。
③ 動物でない象はゐない(無非動物而象)。
といふことに、他ならない。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
② ∀x( 象x→動物x)
③ ~∃x(~動物x&象x)
に於いて、すなはち、
② 象は動物である。
③ 動物でない象はゐない。
に於いて、
②=③ であって、この「等式」は、「対偶」である。
従って、
(06)により、
(07)
② ∀x( 幹事x→私x)
③ ~∃x(~私x&幹事x)
に於いて、すなはち、
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
②=③ である、
然るに、
(08)
② 私は一人しかゐない。
が故に、
② 私以外は私ではない。
従って、
(08)により、
(09)
② 幹事は私です。
と言へば、それだけで、
③ 私以外は幹事ではない。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
いづれにせよ、
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(11)
無題化というのは「Ⅹは」の「は」を消すことですから、
センテンスの形のままでもできないことはありませんが、
センテンスの形では、本当に無題になりきらない場合も起こります。
たとえば、
私は幹事です。
私が幹事です。
のように、「は」を消しても、センテンスの意味は、
幹事は、私です。
というのに近く、題が文中の別の個所に移り隠れたにすぎません。
(山崎美紀子、日本語基礎講座、― 三上文法入門 ―、2003年、65頁)
従って、
(10)(11)により、
(12)
「無題化」といふことは、兎も角として、
① 私が幹事です。
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(13)
① 私が幹事です。
といふのであれば、「当然」、
① 私は幹事である。
従って、
(12)(13)により、
(14)
① 私が幹事です。
② 私は幹事であって、幹事は私です。
③ 私は幹事であって、私以外は幹事ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(07)(14)により、
(15)
① (私が幹事です)。
② ∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)}
に於いて、
①=② である。
従って、
(15)により、
(16)
① ~(私が幹事です)。
② ~∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)}
に於いて、
①=② である。
然るに、
(17)
(ⅱ)
1 (1) ~∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)} A
1 (2) ∃x~{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)} 1量化子の関係
3 (3) ~{(私a→幹事a)&(幹事a→私a)} 2UE
3 (4) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 3ド・モルガンの法則
5 (5) ~(私a→幹事a) A
5 (6) ~(~私a∨幹事a) 5含意の定義
5 (7) (私a&~幹事a) 6ド・モルガンの法則
5 (8) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) 7∨I
9(9) ~(幹事a→私a) A
9(ア) ~(~幹事a∨私a) 9含意の定義
9(イ) (幹事a&~私a) アド・モルガンの法則
9(ウ) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) イ∨I
3 (エ) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) 4589ウ∨E
3 (オ)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)} エEI
1 (カ)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)} 23オEE
(ⅲ)
1 (1)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x) A
2 (2) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) A
3 (3) (私a&~幹事a) A
3 (4) ~(~私a∨ 幹事a) 3ド・モルガンの法則
3 (5) ~(私a→ 幹事a) 4含意の定義
3 (6) ~(私a→ 幹事a)∨~(幹事a→私a) 5∨I
7(7) (幹事a&~私a) A
7(8) ~(~幹事a∨私a) 7ド・モルガンの法則
7(9) ~(幹事a→私a) 8含意の定義
7(ア) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 9∨I
2 (イ) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 2367ア∨E
2 (ウ) ~{(私a→幹事a)& (幹事a→私a)} イ、ド・モルガンの法則
2 (エ)∃x~{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} ウEI
1 (オ)∃x~{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} 12エEE
1 (カ)~∀x{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} オ量化子の関係
従って、
(17)により、
(18)
② ~∀x{(私x→ 幹事x)&(幹事x→ 私x)}
③ ∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)}
に於いて、
②=③ である。
従って、
(16)(17)(18)により、
(19)
① ~(私が幹事です)。
② ∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)}
③ あるxは{(私であるが幹事ではない)か、または(幹事であるが私ではない)}。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(19)により、
(20)
① ~(私が幹事です)。
② 私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(20)により、
(21)
① ~~(私が幹事です)。
② ~(私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(21)により、
(22)
「二重否定律」により、
① (私が幹事です)。
② ~(私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である)。
①=② である。
従って、
(22)により、
(23)
①「私が幹事です。」
といふ「日本語」が「真(本当)」であるならば、
②「私は幹事ではないか、または、私以外にも幹事はゐる。」
といふ「日本語」は「偽(ウソ)」になる。
従って、
(23)により、
(24)
②「私は幹事ではないか、または、私以外にも幹事はゐる。」
といふ「日本語」が「真(本当)」であるならば、
①「私が幹事です。」
といふ「日本語」は「偽(ウソ)」になる。
令和04年02月19日、毛利太。
③ ~∃x(~私x&幹事x)
に於いて、すなはち、
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
②=③ である、
然るに、
(08)
② 私は一人しかゐない。
が故に、
② 私以外は私ではない。
従って、
(08)により、
(09)
② 幹事は私です。
と言へば、それだけで、
③ 私以外は幹事ではない。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
いづれにせよ、
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(11)
無題化というのは「Ⅹは」の「は」を消すことですから、
センテンスの形のままでもできないことはありませんが、
センテンスの形では、本当に無題になりきらない場合も起こります。
たとえば、
私は幹事です。
私が幹事です。
のように、「は」を消しても、センテンスの意味は、
幹事は、私です。
というのに近く、題が文中の別の個所に移り隠れたにすぎません。
(山崎美紀子、日本語基礎講座、― 三上文法入門 ―、2003年、65頁)
従って、
(10)(11)により、
(12)
「無題化」といふことは、兎も角として、
① 私が幹事です。
② 幹事は私です。
③ 私以外は幹事ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(13)
① 私が幹事です。
といふのであれば、「当然」、
① 私は幹事である。
従って、
(12)(13)により、
(14)
① 私が幹事です。
② 私は幹事であって、幹事は私です。
③ 私は幹事であって、私以外は幹事ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(07)(14)により、
(15)
① (私が幹事です)。
② ∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)}
に於いて、
①=② である。
従って、
(15)により、
(16)
① ~(私が幹事です)。
② ~∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)}
に於いて、
①=② である。
然るに、
(17)
(ⅱ)
1 (1) ~∀x{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)} A
1 (2) ∃x~{(私x→幹事x)&(幹事x→私x)} 1量化子の関係
3 (3) ~{(私a→幹事a)&(幹事a→私a)} 2UE
3 (4) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 3ド・モルガンの法則
5 (5) ~(私a→幹事a) A
5 (6) ~(~私a∨幹事a) 5含意の定義
5 (7) (私a&~幹事a) 6ド・モルガンの法則
5 (8) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) 7∨I
9(9) ~(幹事a→私a) A
9(ア) ~(~幹事a∨私a) 9含意の定義
9(イ) (幹事a&~私a) アド・モルガンの法則
9(ウ) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) イ∨I
3 (エ) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) 4589ウ∨E
3 (オ)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)} エEI
1 (カ)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)} 23オEE
(ⅲ)
1 (1)∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x) A
2 (2) (私a&~幹事a)∨(幹事a&~私a) A
3 (3) (私a&~幹事a) A
3 (4) ~(~私a∨ 幹事a) 3ド・モルガンの法則
3 (5) ~(私a→ 幹事a) 4含意の定義
3 (6) ~(私a→ 幹事a)∨~(幹事a→私a) 5∨I
7(7) (幹事a&~私a) A
7(8) ~(~幹事a∨私a) 7ド・モルガンの法則
7(9) ~(幹事a→私a) 8含意の定義
7(ア) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 9∨I
2 (イ) ~(私a→幹事a)∨~(幹事a→私a) 2367ア∨E
2 (ウ) ~{(私a→幹事a)& (幹事a→私a)} イ、ド・モルガンの法則
2 (エ)∃x~{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} ウEI
1 (オ)∃x~{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} 12エEE
1 (カ)~∀x{(私x→幹事x)& (幹事x→私x)} オ量化子の関係
従って、
(17)により、
(18)
② ~∀x{(私x→ 幹事x)&(幹事x→ 私x)}
③ ∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)}
に於いて、
②=③ である。
従って、
(16)(17)(18)により、
(19)
① ~(私が幹事です)。
② ∃x{(私x&~幹事x)∨(幹事x&~私x)}
③ あるxは{(私であるが幹事ではない)か、または(幹事であるが私ではない)}。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(19)により、
(20)
① ~(私が幹事です)。
② 私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(20)により、
(21)
① ~~(私が幹事です)。
② ~(私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(21)により、
(22)
「二重否定律」により、
① (私が幹事です)。
② ~(私は幹事ではないか、または、私以外も幹事である)。
①=② である。
従って、
(22)により、
(23)
①「私が幹事です。」
といふ「日本語」が「真(本当)」であるならば、
②「私は幹事ではないか、または、私以外にも幹事はゐる。」
といふ「日本語」は「偽(ウソ)」になる。
従って、
(23)により、
(24)
②「私は幹事ではないか、または、私以外にも幹事はゐる。」
といふ「日本語」が「真(本当)」であるならば、
①「私が幹事です。」
といふ「日本語」は「偽(ウソ)」になる。
令和04年02月19日、毛利太。