(01)
「象は鼻が長い」という文が大正年間から専門家を悩ませていた。「象は」も主語、「鼻が」も主語。ひとつのセンテンスに二つも主語があってはならない。しかし、この表現は誤りではない。どう説明、合理化したらよいか、というのである。うまく解決する方法は見つからなかった。戦後になって三上章という人がおもしろい説を出した。「象は」は主語ではなくて主題である。「鼻が長い」は主語と述語だというので、これなら二重主語でなくなる。主題というのは、「についていえば」のように範囲を示す、いわば副詞のようなものだと考える。副詞なら主語になれない。三上章はこの説を『象ハ鼻が長イ』(くろしお出版)という本にしたが、保守的な学会の承認するところとはならなかった。ところが思いがけないところに共鳴者があらわれた。旧ソ連の言語学者が三上説を大発見のようにもてはやした。ソ連から本の注文が来るが、題名が題名だから、輸入業者がてっきり童話の本と勘違いして、ゴタゴタしたというエピソードがある(外山滋比古、日本語の個性)。
然るに、
(02)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx& 長y)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃y(鼻yx&~長y)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya& 長y) 1UE
1 (5) 象a→∃y(鼻ya& 長y) 4&E
2 (6) 兎a→∃y(鼻ya&~長y) 2UE
7 (7) 象a&兎a A
7 (8) 兎a 7&E
1 7 (9) ∃y(鼻ya& 長y) 58MPP
ア (ア) 鼻ba& 長b A
ア (イ) 長b ア&E
7 (ウ) 兎a 7&E
2 7 (エ) ∃y(鼻ya&~長y) 6ウMPP
オ (オ) 鼻ba&~長b A
オ (カ) ~長b オ&E
アオ (キ) 長b&~長b イカ&I
2 7ア (ク) 長b&~長b エオキEE
12 7 (ケ) 長b&~長b 9アクEE
123 (コ) 長b&~長b 37ケEE
12 (サ)~∃x(象x&兎x) 3コRAA
シ (シ) 象a&兎a A
シ (ス) ∃x(象x&兎x) シEI
12 シ (セ)~∃x(象x&兎x)&∃x(象x&兎x) サス&I
12 (ソ) ~(象a&兎a) シセRAA
タ (タ) 象a A
チ(チ) 兎a A
タチ(ツ) 象a&兎a チツ&I
12 タチ(テ) ~(象a&兎a)&(象a&兎a) ソツ&I
12 タ (ト) ~兎a チテ&I
12 (ナ) 象a→~兎a タトCP
12 (ニ)∀x(象x→~兎x) ナUI
従って、
(02)により、
(03)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx& 長y)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(鼻yx&~長y)}。従って、
(ⅲ)∀x(象x→~兎x)。
と いう「推論(三段論法)」、すなわち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い }。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長くない}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない。)
という「推論(三段論法)」は、「(述語論理として)妥当」である。
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)象は、鼻は長い。 然るに、
(ⅱ)兎は、鼻は長くない。従って、
(ⅲ)象は、兎ではない。
と いう「推論(三段論法)」は、「(日本語として)妥当」である。
然るに、
(05)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z )} A
2 (2) ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z( 耳zx→~鼻zx)} A
3 (3) ∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z ) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z( 耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 象a 6&E
1 6 (8) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z ) 46MPP
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z &E
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UE
6 (イ) 兎a 6&E
2 6 (ウ) ∃y(耳ya&長y)&∀z( 耳za→~鼻za) 5イMPP
2 6 (エ) ∃y(耳ya&長y) ウ&E
オ (オ) 耳ba&長b A
オ (カ) 耳ba オ&E
オ (キ) 長b オ&E
2 6 (ク) ∀z( 耳za→~鼻za) ウ&E
2 6 (ケ) 耳ba→~鼻ba クUE
2 6オ (コ) ~鼻ba カケMPP
12 6オ (サ) ~長b アコMPP
12 6オ (シ) 長b&~長b キサ&I
12 6 (ス) 長b&~長b エオシEE
123 (セ) 長b&~長b 36スEE
12 (ソ)~∃x(兎x&象x) 3セRAA
タ (タ) 兎a&象a A
タ (チ) ∃x(兎x&象x) タEI
12 タ (ツ)~∃x(兎x&象x)&∃x(兎x&象x) ソチ&I
12 (テ) ~(兎a&象a) タツRAA
ト (ト) 兎a A
ナ(ナ) 象a A
トナ(ニ) 兎a&象a トナ&I
12 トナ(ヌ) ~(兎a&象a)&(兎a&象a) テ二&I
12 ト (ネ) ~象a ナヌRAA
12 (ノ) 兎a→~象a トネCP
12 (ハ)∀x(兎x→~象x) ノUI
従って、
(05)により、
(06)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z )}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z( 耳zx→~鼻zx)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
と いう「推論(三段論法)」、すなわち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない }。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyはxの耳であって、長く、すべてのzについて、zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない。)
と いう「推論(三段論法)」は、「(述語論理として)妥当」である。
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ)象は、鼻が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は、耳は長い(が耳は鼻ではない)。従って、
(ⅲ)象は、兎ではない。
と いう「推論(三段論法)」は、「(日本語として)妥当」である。
従って、
(03)~(07)により、
(08)
① 象は、鼻は長い。
② 象は、鼻が長い。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx& 長y)}。
④ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
⑤ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い}。
⑥ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
において、
①=③=⑤ であって、
②=③=⑥ である。
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
② 象は、鼻が長い。
⑥ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
において、
②=⑥ であるため、
② 象は、鼻が長い。
⑤ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い}。
において、
②=③ ではない。
然るに、
(10)
⑤ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い}。
⑦ すべてのxについて{もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い}。
において、
⑤=⑦ である。
従って、
(09)(10)により、
(11)
② 象は、鼻が長い。
⑥ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
において、
②=⑥ であるため、
② 象は、鼻が長い。
⑦ すべてのxについて{もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い}。
において、
②=⑦ ではない。
然るに、
(12)
沢田充茂の『現代論理学入門』(一九六ニ年)には楽しい解説が載っています。
たとえば「象は鼻が長い」というような表現は、象が主語なのか、鼻が主語なのかはっきりしないから、このままではその論理的構造が明示されていない。いわば非論理的な文章である、というひともある。しかしこの文の論理的な構造をはっきりと文章にあらわして「すべてのxについて、もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い」といえばいいかもしれない。しかし日常言語のコミュニケーションでは、たとえば動物園で象をはじめて見た小学生が、父親にむかってこのような文章で話しかけたとすれば、その子供は論理的であるといって感心されるまえに社会人としての常識をうたがわれるにきまっている。常識(すなはち共通にもっている情報)でわかっているものはいちいち言明の中にいれないで、いわば暗黙の了解事項として、省略し、できるだけ短い記号の組み合せで、できるだけ多くの情報を伝えることが日常言語の合理性の一つである。
(山崎紀美子、日本語基礎講座―三上文法入門、2003年、214頁)
従って、
(11)(12)により、
(13)
沢田充茂 先生は、
② 象は、鼻が長い。
⑦ すべてのxについて{もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い}。
において、
②=⑦ ではない。
ということに、「気付いていない」。
従って、
(11)(12)(13)により、
(14)
沢田充茂 先生は、
② 象は、鼻が長い。
⑥ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
において、
②=⑥ である。
ということに、「気付いていない」。
然るに、
(15)
「象は鼻が長い」はどれが主辞がわからないから、このままでは非論理的な構造の文である、と言う人がもしあった(沢田『入門』二九ペ)とすれば、その人は旧『論理学』を知らない人であろう、これはこのままで、
象は 鼻が長い。
主辞 賓辞
とはっきりしている。速水式に簡単明リョウである。意味も、主辞賓辞の関係も小学生にもわかるはずの文である。これに文句をつけたり、それを取り次いだりするのは、人々が西洋文法に巻かれていることを語る以外の何物でもない。このまま定理扱いしてもよろしい。そしてこの定理の逆は真でないとして、鼻の長いもの例に、鞍馬山の天狗だの、池の尾の禅珍内供だのを上げるのも一興だろう。それでおしまいである(三上章、日本語の論理、1963年、13・14頁)。
従って、
(01)(12)~(15)により、
(16)
沢田充茂 先生だけでなく、
三上章 先生も、
② 象は、鼻が長い。
⑥ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
において、
②=⑥ である。
ということに、「気付いていない」。
然るに、
(17)
伝統的論理学を速水滉『論理学』(16)で代表させよう。わたしのもっているのが四十三年の第十九刷一万部中の一冊で、なお引続き刊行だろうから、前後かなり多く読者を持つ論理学書と考えられる。新興の記号論理学の方は、沢田充茂の『現代論理学入』(62)を参照することにする(三上章、日本語の論理、1963年、4頁)。
然るに、
(05)(17)により、
(18)
「E.J.レモン著の『論理学初歩』(1973)」ではなく、
「沢田充茂の『現代論理学入門』(1962)」を、読んだとしても、
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z )} A
2 (2) ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z( 耳zx→~鼻zx)} A
3 (3) ∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z ) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z( 耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 象a 6&E
1 6 (8) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z ) 46MPP
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z &E
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UE
6 (イ) 兎a 6&E
2 6 (ウ) ∃y(耳ya&長y)&∀z( 耳za→~鼻za) 5イMPP
2 6 (エ) ∃y(耳ya&長y) ウ&E
オ (オ) 耳ba&長b A
オ (カ) 耳ba オ&E
オ (キ) 長b オ&E
2 6 (ク) ∀z( 耳za→~鼻za) ウ&E
2 6 (ケ) 耳ba→~鼻ba クUE
2 6オ (コ) ~鼻ba カケMPP
12 6オ (サ) ~長b アコMPP
12 6オ (シ) 長b&~長b キサ&I
12 6 (ス) 長b&~長b エオシEE
123 (セ) 長b&~長b 36スEE
12 (ソ)~∃x(兎x&象x) 3セRAA
タ (タ) 兎a&象a A
タ (チ) ∃x(兎x&象x) タEI
12 タ (ツ)~∃x(兎x&象x)&∃x(兎x&象x) ソチ&I
12 (テ) ~(兎a&象a) タツRAA
ト (ト) 兎a A
ナ(ナ) 象a A
トナ(ニ) 兎a&象a トナ&I
12 トナ(ヌ) ~(兎a&象a)&(兎a&象a) テ二&I
12 ト (ネ) ~象a ナヌRAA
12 (ノ) 兎a→~象a トネCP
12 (ハ)∀x(兎x→~象x) ノUI
という「計算」を、「出来るようにはならない」。
cf.
Beginning Logic E.J.Lemmon(1965)
2008年12月31日にアメリカ合衆国でレビュー済み(Jackie Barton)
フォーマット: ペーパーバックAmazonで購入
I have got to admit, this is a very difficult book to follow. It is higher order logic--very difficult material for most people to grasp--hard for me and I tutored it. This book may have been impossible for me to learn from on my own--I bought it for use in a class, and used it with assistance from a logician. There are a few out there who will be able to learn it on their own with this book--but not many. For most, this will be torture! But if you love logic and get it, then this book will be great for you!
私は認めなければならない、これは理解が非常に難しい本です。 それは私にとっては難しく、ほとんどの人が把握することは非常に難しい材料であり、私はそれを教えています。 この本は、私が自分で学ぶことは不可能だったかもしれません。私はクラスで使用するためにそれを購入し、ロジシャンの支援を受けて使用しました。 そこには、この本で自分でそれを学ぶことができる人がいくつかありますが、多くはありません。 ほとんどの場合、これは拷問になります! しかし、あなたがロジックを愛し、それを得るなら、この本はあなたのために素晴らしいでしょう!(機械翻訳)
従って、
(16)(17)(18)により、
(19)
「逆(?)に言えば」、
(ⅰ)私としては、
(ⅱ)三上章 先生が、例えば、
(ⅲ)Beginning Logic E.J.Lemmon(1965) 等によって、
(ⅳ)述語論理を、理解していたとするならば、三上章 先生は、
(ⅴ)象は鼻が長い。
という「日本語」を、
(ⅵ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
(〃)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない}。
(〃)象は鼻は長く、鼻以外は長くない。
という風に、「翻訳(理解)」していたであろう。
という風に、考えたい。
2025年12月18日木曜日
2025年7月13日日曜日
「馬の頭と、象の鼻」の「述語論理」。
(01)
ド・モルガンが、明らかに健全であるにもかかわらず、伝統的論理学のわくぐみのなかでは取り扱うことができなかった論証として挙げた、有名なま簡単な論証がある。
There is a famouse and simple arugument,cited by de Morgan as an example of a kind of reasoning which,through patently sound,could not be handled within the framework of traditional logic.
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
(〃)All horses are animals; therefore all horses' heads are animals'head.
(2)馬の頭であるすべてのモノは動物の頭である。
(〃)Anything that is a head of a horse is a head of an animal.
(02)
あるモノが馬の頭であるためには、それ(あるモノ)がその馬の頭であるような馬が存在しなければならない。
For something to be a head of a horse there must be some horse of which it is the head;
(03)
記号で書くと、aは、∃y(Fy&Hay)であるときまたそのときに限って馬の頭である。
in symboles, a is a head of a head of a horse if and only if ∃y(Fy&Hay)
然るに、
(04)
馬名(ばめい)
競走馬には必ず名前がつけられ、これを馬名というが、どんな名前をつけてよいというものでなく、次のような制限がつけられている。
(1)有名な馬の名称・馬名と同じである馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(2)父母の名称・馬名と同じである馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(3)すでに登録を受けている馬名、登録を抹消された翌年の1月1日から4年を経過しない馬名と同じ馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(競馬用語辞典)、― 以下省略、―
従って、
(04)により、
(05)
① すべての馬名は、ある馬の馬名である。
② ∀x{∃y(馬y&馬名xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの馬名)}である。
において、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
① すべての馬の頭は、ある馬の頭である。
② ∀x{∃y(馬y&頭xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの頭)である}。
においても、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
従って、
(02)(03)(06)により、
(07)
あるモノが馬の頭であるためには、それ(あるモノ)がその馬の頭であるような馬が存在しなければならない。
For something to be a head of a horse there must be some horse of which it is the head;
記号で書くと、aは、∃y(Fy&Hay)であるときまたそのときに限って馬の頭である。
in symboles, a is a head of a head of a horse if and only if ∃y(Fy&Hay)
というのであれば、
① すべての馬の頭は、ある馬の頭である。
② ∀x{∃y(馬y&頭xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの馬の頭)}である。
において、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
1 (1) ∀x(馬x→動物x) A
2 (2)∀x{∃y(馬y&頭xy)} A
2 (3) ∃y(馬y&頭ay) 2UE
3(4) 馬b&頭ab A
3(5) 馬b 4&E
3(6) 頭ab 4&E
1 (7) 馬b→動物b 1UE
1 3(8) 動物b 57MPP
1 3(9) 動物b&頭ab 68&I
1 3(ア) ∃y(動物y&頭ay) 9EI
12 (イ) ∃y(動物y&頭ay) 34アEE
1 (ウ) ∃y( 馬y&頭ay)→∃y(動物y&頭ay) 2イCP
1 (エ)∀x{∃y( 馬y&頭xy)→∃y(動物y&頭xy)} ウUI
1 (〃)すべてのxと{あるyについて(yが馬であって、xがyの頭である)ならば、(yは動物であって、xはyの頭である)}。
(E.J.レモン、論理学初歩、竹尾治一郎・竹尾楢英 訳、1973年、167頁を参照)
という「推論」は「妥当」である。
従って、
(01)(08)により、
(09)
ド・モルガンが、明らかに健全であるにもかかわらず、伝統的論理学のわくぐみのなかでは取り扱うことができなかった論証として挙げた、有名なま簡単な論証がある。
There is a famouse and simple arugument,cited by de Morgan as an example of a kind of reasoning which,through patently sound,could not be handled within the framework of traditional logic.
である所の、
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
(〃)All horses are animals; therefore all horses' heads are animals'head.
(2)馬の頭であるすべてのモノは動物の頭である。
(〃)Anything that is a head of a horse is a head of an animal.
という「推論・論証」は、「妥当」である。
然るに、
(10)
1 (1) ∀x(象x→~兎x) A
2 (2)∀x{∃y(象y&鼻xy)} A
2 (3) ∃y(象y&鼻ay) 2UE
3(4) 象b&鼻ab A
3(5) 象b 4&E
3(6) 鼻ab 4&E
1 (7) 象b→~兎b 1UE
1 3(8) ~兎b 57MPP
1 3(9) ~兎b&鼻ab 68&I
1 3(ア) ∃y(~兎y&鼻ay) 9EI
12 (イ) ∃y(~兎y&鼻ay) 34アEE
1 (ウ) ∃y( 象y&鼻ay)→∃y(~兎y&鼻ay) 3イCP
1 (エ)∀x{∃y( 象y&鼻xy)→∃y(~兎y&鼻xy)} ウUI
1 (〃)すべてのxと{あるyについて(yが象であって、xがyの鼻である)ならば、(yは兎ではなく、xはyの鼻である)}。
従って、
(09)(10)により、
(11)
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
という「推論・論証」に加えて、
(2)すべての象は兎ではない。故にすべての象の鼻は兎の鼻ではない。
という「推論・論証」も、「妥当」である。
令和7年7月13日、毛利太。
ド・モルガンが、明らかに健全であるにもかかわらず、伝統的論理学のわくぐみのなかでは取り扱うことができなかった論証として挙げた、有名なま簡単な論証がある。
There is a famouse and simple arugument,cited by de Morgan as an example of a kind of reasoning which,through patently sound,could not be handled within the framework of traditional logic.
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
(〃)All horses are animals; therefore all horses' heads are animals'head.
(2)馬の頭であるすべてのモノは動物の頭である。
(〃)Anything that is a head of a horse is a head of an animal.
(02)
あるモノが馬の頭であるためには、それ(あるモノ)がその馬の頭であるような馬が存在しなければならない。
For something to be a head of a horse there must be some horse of which it is the head;
(03)
記号で書くと、aは、∃y(Fy&Hay)であるときまたそのときに限って馬の頭である。
in symboles, a is a head of a head of a horse if and only if ∃y(Fy&Hay)
然るに、
(04)
馬名(ばめい)
競走馬には必ず名前がつけられ、これを馬名というが、どんな名前をつけてよいというものでなく、次のような制限がつけられている。
(1)有名な馬の名称・馬名と同じである馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(2)父母の名称・馬名と同じである馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(3)すでに登録を受けている馬名、登録を抹消された翌年の1月1日から4年を経過しない馬名と同じ馬名、またはこれらと紛らわしい馬名
(競馬用語辞典)、― 以下省略、―
従って、
(04)により、
(05)
① すべての馬名は、ある馬の馬名である。
② ∀x{∃y(馬y&馬名xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの馬名)}である。
において、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
① すべての馬の頭は、ある馬の頭である。
② ∀x{∃y(馬y&頭xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの頭)である}。
においても、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
従って、
(02)(03)(06)により、
(07)
あるモノが馬の頭であるためには、それ(あるモノ)がその馬の頭であるような馬が存在しなければならない。
For something to be a head of a horse there must be some horse of which it is the head;
記号で書くと、aは、∃y(Fy&Hay)であるときまたそのときに限って馬の頭である。
in symboles, a is a head of a head of a horse if and only if ∃y(Fy&Hay)
というのであれば、
① すべての馬の頭は、ある馬の頭である。
② ∀x{∃y(馬y&頭xy)}
③ すべてのxと{あるyについて(yは馬であって、xはyの馬の頭)}である。
において、
① は「真」であって、尚且つ、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
1 (1) ∀x(馬x→動物x) A
2 (2)∀x{∃y(馬y&頭xy)} A
2 (3) ∃y(馬y&頭ay) 2UE
3(4) 馬b&頭ab A
3(5) 馬b 4&E
3(6) 頭ab 4&E
1 (7) 馬b→動物b 1UE
1 3(8) 動物b 57MPP
1 3(9) 動物b&頭ab 68&I
1 3(ア) ∃y(動物y&頭ay) 9EI
12 (イ) ∃y(動物y&頭ay) 34アEE
1 (ウ) ∃y( 馬y&頭ay)→∃y(動物y&頭ay) 2イCP
1 (エ)∀x{∃y( 馬y&頭xy)→∃y(動物y&頭xy)} ウUI
1 (〃)すべてのxと{あるyについて(yが馬であって、xがyの頭である)ならば、(yは動物であって、xはyの頭である)}。
(E.J.レモン、論理学初歩、竹尾治一郎・竹尾楢英 訳、1973年、167頁を参照)
という「推論」は「妥当」である。
従って、
(01)(08)により、
(09)
ド・モルガンが、明らかに健全であるにもかかわらず、伝統的論理学のわくぐみのなかでは取り扱うことができなかった論証として挙げた、有名なま簡単な論証がある。
There is a famouse and simple arugument,cited by de Morgan as an example of a kind of reasoning which,through patently sound,could not be handled within the framework of traditional logic.
である所の、
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
(〃)All horses are animals; therefore all horses' heads are animals'head.
(2)馬の頭であるすべてのモノは動物の頭である。
(〃)Anything that is a head of a horse is a head of an animal.
という「推論・論証」は、「妥当」である。
然るに、
(10)
1 (1) ∀x(象x→~兎x) A
2 (2)∀x{∃y(象y&鼻xy)} A
2 (3) ∃y(象y&鼻ay) 2UE
3(4) 象b&鼻ab A
3(5) 象b 4&E
3(6) 鼻ab 4&E
1 (7) 象b→~兎b 1UE
1 3(8) ~兎b 57MPP
1 3(9) ~兎b&鼻ab 68&I
1 3(ア) ∃y(~兎y&鼻ay) 9EI
12 (イ) ∃y(~兎y&鼻ay) 34アEE
1 (ウ) ∃y( 象y&鼻ay)→∃y(~兎y&鼻ay) 3イCP
1 (エ)∀x{∃y( 象y&鼻xy)→∃y(~兎y&鼻xy)} ウUI
1 (〃)すべてのxと{あるyについて(yが象であって、xがyの鼻である)ならば、(yは兎ではなく、xはyの鼻である)}。
従って、
(09)(10)により、
(11)
(1)すべての馬は動物である。故にすべての馬の頭は動物の頭である。
という「推論・論証」に加えて、
(2)すべての象は兎ではない。故にすべての象の鼻は兎の鼻ではない。
という「推論・論証」も、「妥当」である。
令和7年7月13日、毛利太。
2025年7月5日土曜日
「象が・象は・鼻は」は、3つとも「主語である」。
(01)
①{象の鼻、象の耳、象の顔}
という{集合}を「想定」すると、
①{象は鼻が長い}。
(02)
②{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
という{集合}を「想定」すると、
② 象が鼻は長い。
(03)
{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
{象の耳、兎の耳、馬の耳}
{象の顔、兎の顏、馬の顔}
という{集合}を「想定」すると、
③ 鼻は象が長い。
然るに、
(04)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
2 6 (ア) ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 58MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
2 6 (ウ) ∃y(耳ya&長y) ア&E
エ (エ) 鼻ba&長b A
オ(オ) 耳ba&長b A
オ(カ) 耳ba オ&E
オ(キ) 長b オ&E
1 6 (ク) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
2 6 (ケ) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
1 6 (コ) ~鼻ba→~長b クUE
2 6 (サ) 耳ba→~鼻ba ケUE
2 6 オ(シ) ~鼻ba キサMPP
12 6 オ(ス) ~長b コシMPP
12 6 オ(セ) 長b&~長b カス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b ウオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くない)}。 然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyはxの耳であって、長く、すべてのzについて(zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない。)
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(06)
1 (1) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx& 長y)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya& 長y)&
∃y(鼻ya& 長y)→象a 1Df.⇔
1 (3) ∃y(鼻ya& 長y)→象a 2&E
4 (4) ∀x(兎x→~象x) A
4 (5) 兎a→~象a 4UE
6 (6) 兎a A
46 (7) ~象a 56MPP
146 (8) ~∃y(鼻ya& 長y) 37MTT
146 (9) ∀y~(鼻ya& 長y) 8量化子の関係
146 (ア) ~(鼻ba& 長b) 9UE
146 (イ) ~鼻ba∨~長b アド・モルガンの法則
146 (ウ) 鼻ba→~長b イ含意の定義
14 (エ) 兎a→(鼻ba→~長b) 6ウCP
オ(オ) 兎a& 鼻ba A
オ(カ) 兎a オ&E
14 オ(キ) 鼻ba→~長b エカMPP
オ(ク) 鼻ba キクMPP
14 オ(ケ) ~長b キクMPP
14 (コ) 兎a&鼻ba→~長b オケCP
14 (サ) ∀y(兎a&鼻ya→~長y) コUI
14 (シ)∀x∀y(兎x&鼻yx→~長y) サUI
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx& 長y)} 然るに、
(ⅱ) ∀x(兎x→~象x) 従って、
(ⅲ)∀x∀y(兎x&鼻yx→~長y)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ) すべてのxについて{xが象ならば、そのときに限って、あるyは(xの鼻であって、長い)}。然るに、
(ⅱ) すべてのxについて(xが兎ならば、xは象ではない)。
(ⅲ)すべてのxとyについて(xが兎であって、yがの鼻ならば、yは長くない)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象が鼻は長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではない。従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
という「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(08)
1 (1)∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]} A
1 (2) ∃y[(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a]} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y[(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)] A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ(イ) 鼻ab A
58イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ(エ) ~長a 4ウMPP
358イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
1 5 (コ) ∀y[兎y→∃x(鼻xy&~長x)] ケUI
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。然るに、
(ⅱ) ∀y[(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)]。従って、
(ⅲ) ∀y[ 兎y→ ∃x(鼻xy&~長x)]。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)すべてのxと{あるyについて[(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない]}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて[(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)]。従って、
(ⅲ) すべてのyについて[ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)]。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ「推論」は「妥当」である。
従って、
(05)(07)(09)により、
(10)
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「述語論理式」に、「相当」する。
然るに、
(11)
(ⅰ)論理式または命題関数において、量記号が現れる任意の箇所の作用範囲(スコープ)は、問題になっている変数が現れる少なくとも2つの箇所を含むであろう(その1つの箇所は量記号そのもののなかにある);
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾 治一郎・浅野 楢英 訳、1973年、183頁改)
従って、
(10)(11)により、
(12)
① ∀x
② ∀x
③ ∀x
の「作用範囲(スコープ)」は、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「述語論理式」の、「全体」である。
然るに、
(12)におり、
(13)
① ∀x
② ∀x
③ ∀x
において、
① x=象
② x=象
③ x=鼻
である。
従って、
(10)~(13)により、
(14)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「意味」である所の、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「日本語」において、
① 象
② 象
③ 鼻
という「語の意味」は、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「文の全体」に「及んでいる」。
従って、
(12)(13)(14)により、
(15)
「作用範囲(スコープ)」が、 「文の全体」に及ぶ「語」を、「主語」であるとするならば、「定義」により、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
① 象 は「主語」であり、
② 象 は「主語」であり、
③ 鼻 は「主語」である。
然るに、
(16)
④ 書足以記名姓而已=
④ 書足〔以記(名姓)〕而已⇒
④ 書〔以(名姓)記〕足而已=
④ 書は〔以て(名姓を)記するに〕足るのみ=
④ 文字は〔(名姓)が書ければ〕十分である。
従って、
(15)(16)により、
(17)
例えば、
④ 書足以記名姓而已。
という「漢文」が、
④ すべてのxについて{xが書であるならば、・・・・・・}。
という「意味」であるならば、
④ 書足以記名姓而已⇒
④ 書は以て名姓を記するに足るのみ。
という「漢文訓読」において、
④ 書 は「主語」である。
令和7年7月5日、毛利太。
①{象の鼻、象の耳、象の顔}
という{集合}を「想定」すると、
①{象は鼻が長い}。
(02)
②{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
という{集合}を「想定」すると、
② 象が鼻は長い。
(03)
{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
{象の耳、兎の耳、馬の耳}
{象の顔、兎の顏、馬の顔}
という{集合}を「想定」すると、
③ 鼻は象が長い。
然るに、
(04)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
2 6 (ア) ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 58MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
2 6 (ウ) ∃y(耳ya&長y) ア&E
エ (エ) 鼻ba&長b A
オ(オ) 耳ba&長b A
オ(カ) 耳ba オ&E
オ(キ) 長b オ&E
1 6 (ク) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
2 6 (ケ) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
1 6 (コ) ~鼻ba→~長b クUE
2 6 (サ) 耳ba→~鼻ba ケUE
2 6 オ(シ) ~鼻ba キサMPP
12 6 オ(ス) ~長b コシMPP
12 6 オ(セ) 長b&~長b カス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b ウオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くない)}。 然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyはxの耳であって、長く、すべてのzについて(zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない。)
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(06)
1 (1) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx& 長y)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya& 長y)&
∃y(鼻ya& 長y)→象a 1Df.⇔
1 (3) ∃y(鼻ya& 長y)→象a 2&E
4 (4) ∀x(兎x→~象x) A
4 (5) 兎a→~象a 4UE
6 (6) 兎a A
46 (7) ~象a 56MPP
146 (8) ~∃y(鼻ya& 長y) 37MTT
146 (9) ∀y~(鼻ya& 長y) 8量化子の関係
146 (ア) ~(鼻ba& 長b) 9UE
146 (イ) ~鼻ba∨~長b アド・モルガンの法則
146 (ウ) 鼻ba→~長b イ含意の定義
14 (エ) 兎a→(鼻ba→~長b) 6ウCP
オ(オ) 兎a& 鼻ba A
オ(カ) 兎a オ&E
14 オ(キ) 鼻ba→~長b エカMPP
オ(ク) 鼻ba キクMPP
14 オ(ケ) ~長b キクMPP
14 (コ) 兎a&鼻ba→~長b オケCP
14 (サ) ∀y(兎a&鼻ya→~長y) コUI
14 (シ)∀x∀y(兎x&鼻yx→~長y) サUI
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx& 長y)} 然るに、
(ⅱ) ∀x(兎x→~象x) 従って、
(ⅲ)∀x∀y(兎x&鼻yx→~長y)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ) すべてのxについて{xが象ならば、そのときに限って、あるyは(xの鼻であって、長い)}。然るに、
(ⅱ) すべてのxについて(xが兎ならば、xは象ではない)。
(ⅲ)すべてのxとyについて(xが兎であって、yがの鼻ならば、yは長くない)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象が鼻は長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではない。従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
という「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(08)
1 (1)∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]} A
1 (2) ∃y[(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a]} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y[(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)] A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ(イ) 鼻ab A
58イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ(エ) ~長a 4ウMPP
358イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
1 5 (コ) ∀y[兎y→∃x(鼻xy&~長x)] ケUI
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。然るに、
(ⅱ) ∀y[(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)]。従って、
(ⅲ) ∀y[ 兎y→ ∃x(鼻xy&~長x)]。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)すべてのxと{あるyについて[(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない]}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて[(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)]。従って、
(ⅲ) すべてのyについて[ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)]。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ「推論」は「妥当」である。
従って、
(05)(07)(09)により、
(10)
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「述語論理式」に、「相当」する。
然るに、
(11)
(ⅰ)論理式または命題関数において、量記号が現れる任意の箇所の作用範囲(スコープ)は、問題になっている変数が現れる少なくとも2つの箇所を含むであろう(その1つの箇所は量記号そのもののなかにある);
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾 治一郎・浅野 楢英 訳、1973年、183頁改)
従って、
(10)(11)により、
(12)
① ∀x
② ∀x
③ ∀x
の「作用範囲(スコープ)」は、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「述語論理式」の、「全体」である。
然るに、
(12)におり、
(13)
① ∀x
② ∀x
③ ∀x
において、
① x=象
② x=象
③ x=鼻
である。
従って、
(10)~(13)により、
(14)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃y(鼻yx&長y)→象x}。
③ ∀x{∃y[(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x]}。
という「意味」である所の、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「日本語」において、
① 象
② 象
③ 鼻
という「語の意味」は、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
という「文の全体」に「及んでいる」。
従って、
(12)(13)(14)により、
(15)
「作用範囲(スコープ)」が、 「文の全体」に及ぶ「語」を、「主語」であるとするならば、「定義」により、
① 象は鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
③ 鼻は象が長い。
① 象 は「主語」であり、
② 象 は「主語」であり、
③ 鼻 は「主語」である。
然るに、
(16)
④ 書足以記名姓而已=
④ 書足〔以記(名姓)〕而已⇒
④ 書〔以(名姓)記〕足而已=
④ 書は〔以て(名姓を)記するに〕足るのみ=
④ 文字は〔(名姓)が書ければ〕十分である。
従って、
(15)(16)により、
(17)
例えば、
④ 書足以記名姓而已。
という「漢文」が、
④ すべてのxについて{xが書であるならば、・・・・・・}。
という「意味」であるならば、
④ 書足以記名姓而已⇒
④ 書は以て名姓を記するに足るのみ。
という「漢文訓読」において、
④ 書 は「主語」である。
令和7年7月5日、毛利太。
2025年6月26日木曜日
「鼻は象は長い、鼻は象が長い、鼻は象も長い、鼻が象が長い」の「述語論理」。
(01)
① 鼻は象は長い。
② 鼻は象が長い。
③ 鼻は象も長い。
④ 鼻が象が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& (~象y&鼻xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]}。
④ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]}。
という「述語論理式」に、「相当」する。
cf.
① 鼻は象は長い。
② 鼻は象は長く、 象以外の鼻は長くない。
③ 鼻は象は長く、(象以外の鼻は長くはない)というわけではない。
④ 鼻は象は長く、 象以外の鼻は長くはなく、鼻以外(例えば、耳)が長いならば、象ではない。
然るに、
(02)
① 鼻は象は長い。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x}
③ すべてのxと(あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長い}。
において、
①=②=③ である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ (カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
コ (コ) ∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} A
サ (サ) 兎b&∀x(鼻xb→ 長x) A
サ (シ) 兎b シ&E
1 5 サ (ス) ∃x(鼻xb&~長x) ケシMPP
サ (セ) ∀x(鼻xb→ 長x) サ&E
ソ(ソ) 鼻ab&~長a A
サ (タ) 鼻ab→ 長a セUE
ソ(チ) 鼻ab ソ&E
サソ(ツ) 長a タチMPP
ソ(テ) ~長a ソ&E
サソ(ト) 長a&~長a ツテ&I
1 5 サ (ナ) 長a&~長a サソトEE
1 5 コ (ニ) 長a&~長a コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} コニRAA
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∀x(鼻xy→長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) あるyは{ 兎であって、(xがyの鼻ならば、xは長い)}という、そのようなyは存在しない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
といふ『推論』は「妥当」である。
(05)
(ⅲ)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)→~長a]} 1UE
3(3) (鼻ab&象b)→長a&~[(~象b&鼻ab)→~長a] A
3(4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
3(5) ~[(~象b&鼻ab)→~長a] 3&E
3(6) ~[~(~象b&鼻ab)∨~長a] 5含意の定義
3(7) (~象b&鼻ab)& 長a 6ド・モルガンの法則
3(8) (鼻ab&象b)→長a& [(~象b&鼻ab)& 長a] 47&I
3(9) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 8EI
1 (ア) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 139EE
1 (イ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]} アUI
(〃)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 1UE
3(3) (鼻ab&象b)→長a& [(~象b&鼻ab)& 長a] A
3(4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
3(5) [(~象b&鼻ab)& 長a] 3&E
3(6) ~[~(~象b&鼻ab)∨~長a] 5ド・モルガンの法則
3(7) ~[(~象b&鼻ab)→~長a] 6含意の定義
3(8) (鼻ab&象b)→長a&~[(~象b&鼻ab)→~長a] 46&E
3(9) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)& 長a]} 8EI
1 (ア) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)& 長a]} 239EE
1 (イ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)& 長x]} アUI
従って、
(01)(05)により、
(06)
① 鼻は象も長い。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]}。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であってyが象である)ならば、xは長く、[(yが象ではなく、xがyの鼻である)ならば、xは長くない]というわけではない}。
⑤ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であってyが象である)ならば、xは長く、[(yは象ではなく、xはyの鼻であって)、 xは長い ] }。
において、
①=②=③=④=⑤ である。
然るに、
(07)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]} A
2 (2)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~鼻xy&長x)} A
1 (3) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a&[~鼻ay&長a→~象y]} 1UE
4 (4) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a&[~鼻ab&長a→~象b] A
4 (5) ~鼻ab&長a→~象b 4&E
2 (6) ∃y{(兎y&耳ay)→(~鼻ay&長a)} 2UE
7 (7) (兎b&耳ab)→(~鼻ay&長a) A
8(8) (兎b&耳ab) A
78(9) (~鼻ay&長a) 79MPP
478(ア) ~象b 59MPP
8(イ) 耳ab 8&E
478(ウ) ~象b&耳ab アイ&I
47 (エ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 8ウCP
24 (オ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 67エEE
12 (カ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 34オEE
12 (キ) ∃y{(兎y&耳ay)→(~象y&耳ay)} カEI
12 (ク)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~象y&耳xy)} キUI
従って、
(07)により、
(08)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]}。然るに、
(ⅱ)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~鼻xy&長x)}。従って、
(ⅲ)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~象y&耳xy)}。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)すべてのxと、あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象がでなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くはなく、[xがyの鼻ではなくて、xが長いならば、yは象ではない]}。然るに、
(ⅱ)すべてのxと、あるyについて{(yが兎であって、xがyの耳である)ならば、(xはyの鼻ではなくて、長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxと、あるyについて{(yが兎であって、xがyの耳である)ならば、(yは象ではなくて、xはyの耳である)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)鼻が象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが長い。 従って、
(ⅲ)兎の耳は象の耳ではない。
という「推論」は、「妥当」である。
令和7年6月26日、毛利太。
① 鼻は象は長い。
② 鼻は象が長い。
③ 鼻は象も長い。
④ 鼻が象が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& (~象y&鼻xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]}。
④ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]}。
という「述語論理式」に、「相当」する。
cf.
① 鼻は象は長い。
② 鼻は象は長く、 象以外の鼻は長くない。
③ 鼻は象は長く、(象以外の鼻は長くはない)というわけではない。
④ 鼻は象は長く、 象以外の鼻は長くはなく、鼻以外(例えば、耳)が長いならば、象ではない。
然るに、
(02)
① 鼻は象は長い。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x}
③ すべてのxと(あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長い}。
において、
①=②=③ である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ (カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
コ (コ) ∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} A
サ (サ) 兎b&∀x(鼻xb→ 長x) A
サ (シ) 兎b シ&E
1 5 サ (ス) ∃x(鼻xb&~長x) ケシMPP
サ (セ) ∀x(鼻xb→ 長x) サ&E
ソ(ソ) 鼻ab&~長a A
サ (タ) 鼻ab→ 長a セUE
ソ(チ) 鼻ab ソ&E
サソ(ツ) 長a タチMPP
ソ(テ) ~長a ソ&E
サソ(ト) 長a&~長a ツテ&I
1 5 サ (ナ) 長a&~長a サソトEE
1 5 コ (ニ) 長a&~長a コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} コニRAA
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∀x(鼻xy→長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) あるyは{ 兎であって、(xがyの鼻ならば、xは長い)}という、そのようなyは存在しない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
といふ『推論』は「妥当」である。
(05)
(ⅲ)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)→~長a]} 1UE
3(3) (鼻ab&象b)→長a&~[(~象b&鼻ab)→~長a] A
3(4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
3(5) ~[(~象b&鼻ab)→~長a] 3&E
3(6) ~[~(~象b&鼻ab)∨~長a] 5含意の定義
3(7) (~象b&鼻ab)& 長a 6ド・モルガンの法則
3(8) (鼻ab&象b)→長a& [(~象b&鼻ab)& 長a] 47&I
3(9) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 8EI
1 (ア) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 139EE
1 (イ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]} アUI
(〃)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a& [(~象y&鼻ay)& 長a]} 1UE
3(3) (鼻ab&象b)→長a& [(~象b&鼻ab)& 長a] A
3(4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
3(5) [(~象b&鼻ab)& 長a] 3&E
3(6) ~[~(~象b&鼻ab)∨~長a] 5ド・モルガンの法則
3(7) ~[(~象b&鼻ab)→~長a] 6含意の定義
3(8) (鼻ab&象b)→長a&~[(~象b&鼻ab)→~長a] 46&E
3(9) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)& 長a]} 8EI
1 (ア) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&~[(~象y&鼻ay)& 長a]} 239EE
1 (イ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)& 長x]} アUI
従って、
(01)(05)により、
(06)
① 鼻は象も長い。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&~[(~象y&鼻xy)→~長x]}。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x& [(~象y&鼻xy)& 長x]}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であってyが象である)ならば、xは長く、[(yが象ではなく、xがyの鼻である)ならば、xは長くない]というわけではない}。
⑤ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であってyが象である)ならば、xは長く、[(yは象ではなく、xはyの鼻であって)、 xは長い ] }。
において、
①=②=③=④=⑤ である。
然るに、
(07)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]} A
2 (2)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~鼻xy&長x)} A
1 (3) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a&[~鼻ay&長a→~象y]} 1UE
4 (4) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a&[~鼻ab&長a→~象b] A
4 (5) ~鼻ab&長a→~象b 4&E
2 (6) ∃y{(兎y&耳ay)→(~鼻ay&長a)} 2UE
7 (7) (兎b&耳ab)→(~鼻ay&長a) A
8(8) (兎b&耳ab) A
78(9) (~鼻ay&長a) 79MPP
478(ア) ~象b 59MPP
8(イ) 耳ab 8&E
478(ウ) ~象b&耳ab アイ&I
47 (エ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 8ウCP
24 (オ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 67エEE
12 (カ) (兎b&耳ab)→(~象b&耳ab) 34オEE
12 (キ) ∃y{(兎y&耳ay)→(~象y&耳ay)} カEI
12 (ク)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~象y&耳xy)} キUI
従って、
(07)により、
(08)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x&[~鼻xy&長x→~象y]}。然るに、
(ⅱ)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~鼻xy&長x)}。従って、
(ⅲ)∀x∃y{(兎y&耳xy)→(~象y&耳xy)}。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)すべてのxと、あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象がでなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くはなく、[xがyの鼻ではなくて、xが長いならば、yは象ではない]}。然るに、
(ⅱ)すべてのxと、あるyについて{(yが兎であって、xがyの耳である)ならば、(xはyの鼻ではなくて、長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxと、あるyについて{(yが兎であって、xがyの耳である)ならば、(yは象ではなくて、xはyの耳である)。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)鼻が象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが長い。 従って、
(ⅲ)兎の耳は象の耳ではない。
という「推論」は、「妥当」である。
令和7年6月26日、毛利太。
2025年6月25日水曜日
「象は鼻は長い、象は鼻が長い、象は鼻も長い、象が鼻が長い」の「述語論理」。
(01)
① 象は鼻は長い。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻も長い。
④ 象が鼻が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)}。
② ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)& ∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ ∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)& ∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x}}。
という「述語論理式」に「対応」する。
然るに、
(02)
① 象は鼻は長い。
② ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)}。
③ すべてのxについて{xが象ならば、あるyは(x鼻であって、長い)}。
において、
①=②=③ である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 48MPP
2 6 (ア) ∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 57MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
ウ (ウ) 鼻ba&長b A
2 6 (エ) ∃y(長y&耳ya) ア&E
オ(オ) 長b&耳ba A
オ(カ) 耳ba オ&E
1 6 (キ) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
2 6 (ク) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
1 6 (ケ) ~鼻ba→~長b キUE
2 6 (コ) 耳ba→~鼻ba クUE
2 6 オ(サ) ~鼻ba カコMPP
12 6 オ(シ) ~長b ケサMPP
オ(ス) 長b オ&E
12 6 オ(セ) 長b&~長b シス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b エオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くない)}。 然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyは長くて、xの耳であり、すべてのzについて(zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない。)
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅲ)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) ∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 23MPP
13 (5) ∃y(鼻ya&長y) 4&E
13 (6) ~∀z(~鼻za→~長z) 4&E
13 (7) ∃z~(~鼻za→~長z) 6量化子の関係
8(8) ~(~鼻ca→~長c) A
8(9) ~( 鼻ca∨~長c) 8含意の定義
8(ア) ~鼻ca& 長c ア、ド・モルガンの法則
8(イ) ∃z(~鼻za& 長z) イEI
13 (ウ) ∃z(~鼻za& 長z) 38EE
13 (エ) ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 5ウ&I
1 (オ) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 3エCP
1 (カ) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)} カUI
(〃)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 23MPP
13 (5) ∃y(鼻ya&長y) 4&E
13 (6) ∃z(~鼻za& 長z) 4&E
7(7) ~鼻ca& 長c A
7(8) ~( 鼻ca∨~長c) 7ド・モルガンの法則
7(9) ~(~鼻ca→~長c) 8含意の定義
7(ア) ∃z~(~鼻za→~長z) 9EI
13 (イ) ∃z~(~鼻za→~長z) 67イEE
13 (ウ) ~∀z(~鼻za→~長z) ア量化子の関係
13 (エ) ∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 5ウ&I
1 (オ) 象a→∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 3エCP
1 (カ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)} オUI
従って、
(01)(05)により、
(06)
① 象は鼻も長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)& ∃z(~鼻zx& 長z)}。
④ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)ものの、[すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)]というわけではない}。
⑤ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)ものの、あるzは(xの鼻ではないが、長い)}。
において、
①=②=③=④=⑤ である。
cf.
マンモス象は、鼻だけでなく、牙も長い。
然るに、
(07)
1 (1)∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x} A
2 (2)∀x(兎x→~象x) A
1 (3) 象a→[∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]&[∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]→象a 1UE
1 (4) [∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]→象a 3&E
2 (5) 兎a→~象a 2UE
6 (6) 兎a A
26 (7) ~象a 56MPP
126 (8) ~[∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)] 47MTT
126 (9) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 8ド・モルガンの法則
126 (ア) ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z) 9含意の定義
イ (イ) ∃y(鼻ya&長y) A
126イ (ウ) ~∀z(~鼻za→~長z) アイMPP
126イ (エ) ∃z~(~鼻za→~長z) ウ量化子の関係
オ(オ) ~(~鼻ca→~長c) A
オ(カ) ~( 鼻ca∨~長c) オ含意の定義
オ(キ) ~鼻ca& 長c カ、ド・モルガンの法則
オ(ク) ∃z(~鼻za& 長z) キEI
126イ (ケ) ∃z(~鼻za& 長z) エオクEE
126 (コ) ∃y(鼻ya&長y)→ ∃z(~鼻za& 長z) イケCP
12 (サ) 兎a→[∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za&長z)] 6コCP
12 (シ)∀x{兎x→[∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)]} サUI
従って、
(01)(07)により、
(08)
(ⅰ)∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x}。然るに、
(ⅱ)∀x(兎x→~象x)。従って、
(ⅲ)∀x{兎x→[∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)]}。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象が鼻が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではない。 従って、
(ⅲ)兎の鼻が長いならば、鼻以外も長い。
という「推論」は、「妥当」である。
cf. (画像は、コパイロットが作成)
令和7年6月25日、毛利太。
① 象は鼻は長い。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻も長い。
④ 象が鼻が長い。
という「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)}。
② ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)& ∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ ∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)& ∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x}}。
という「述語論理式」に「対応」する。
然るに、
(02)
① 象は鼻は長い。
② ∀x{象x→ ∃y(鼻yx&長y)}。
③ すべてのxについて{xが象ならば、あるyは(x鼻であって、長い)}。
において、
①=②=③ である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 48MPP
2 6 (ア) ∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 57MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
ウ (ウ) 鼻ba&長b A
2 6 (エ) ∃y(長y&耳ya) ア&E
オ(オ) 長b&耳ba A
オ(カ) 耳ba オ&E
1 6 (キ) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
2 6 (ク) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
1 6 (ケ) ~鼻ba→~長b キUE
2 6 (コ) 耳ba→~鼻ba クUE
2 6 オ(サ) ~鼻ba カコMPP
12 6 オ(シ) ~長b ケサMPP
オ(ス) 長b オ&E
12 6 オ(セ) 長b&~長b シス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b エオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くない)}。 然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyは長くて、xの耳であり、すべてのzについて(zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない。)
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅲ)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) ∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 23MPP
13 (5) ∃y(鼻ya&長y) 4&E
13 (6) ~∀z(~鼻za→~長z) 4&E
13 (7) ∃z~(~鼻za→~長z) 6量化子の関係
8(8) ~(~鼻ca→~長c) A
8(9) ~( 鼻ca∨~長c) 8含意の定義
8(ア) ~鼻ca& 長c ア、ド・モルガンの法則
8(イ) ∃z(~鼻za& 長z) イEI
13 (ウ) ∃z(~鼻za& 長z) 38EE
13 (エ) ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 5ウ&I
1 (オ) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 3エCP
1 (カ) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)} カUI
(〃)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)} A
1 (2) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 1UE
3 (3) 象a A
13 (4) ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z) 23MPP
13 (5) ∃y(鼻ya&長y) 4&E
13 (6) ∃z(~鼻za& 長z) 4&E
7(7) ~鼻ca& 長c A
7(8) ~( 鼻ca∨~長c) 7ド・モルガンの法則
7(9) ~(~鼻ca→~長c) 8含意の定義
7(ア) ∃z~(~鼻za→~長z) 9EI
13 (イ) ∃z~(~鼻za→~長z) 67イEE
13 (ウ) ~∀z(~鼻za→~長z) ア量化子の関係
13 (エ) ∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 5ウ&I
1 (オ) 象a→∃y(鼻ya&長y)&~∀z(~鼻za→~長z) 3エCP
1 (カ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)} オUI
従って、
(01)(05)により、
(06)
① 象は鼻も長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&~∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)& ∃z(~鼻zx& 長z)}。
④ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)ものの、[すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)]というわけではない}。
⑤ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)ものの、あるzは(xの鼻ではないが、長い)}。
において、
①=②=③=④=⑤ である。
cf.
マンモス象は、鼻だけでなく、牙も長い。
然るに、
(07)
1 (1)∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x} A
2 (2)∀x(兎x→~象x) A
1 (3) 象a→[∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]&[∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]→象a 1UE
1 (4) [∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)]→象a 3&E
2 (5) 兎a→~象a 2UE
6 (6) 兎a A
26 (7) ~象a 56MPP
126 (8) ~[∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)] 47MTT
126 (9) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 8ド・モルガンの法則
126 (ア) ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z) 9含意の定義
イ (イ) ∃y(鼻ya&長y) A
126イ (ウ) ~∀z(~鼻za→~長z) アイMPP
126イ (エ) ∃z~(~鼻za→~長z) ウ量化子の関係
オ(オ) ~(~鼻ca→~長c) A
オ(カ) ~( 鼻ca∨~長c) オ含意の定義
オ(キ) ~鼻ca& 長c カ、ド・モルガンの法則
オ(ク) ∃z(~鼻za& 長z) キEI
126イ (ケ) ∃z(~鼻za& 長z) エオクEE
126 (コ) ∃y(鼻ya&長y)→ ∃z(~鼻za& 長z) イケCP
12 (サ) 兎a→[∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za&長z)] 6コCP
12 (シ)∀x{兎x→[∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)]} サUI
従って、
(01)(07)により、
(08)
(ⅰ)∀x{象x→[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]&[∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)]→象x}。然るに、
(ⅱ)∀x(兎x→~象x)。従って、
(ⅲ)∀x{兎x→[∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)]}。
という「推論」、すなわち、
(ⅰ)象が鼻が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではない。 従って、
(ⅲ)兎の鼻が長いならば、鼻以外も長い。
という「推論」は、「妥当」である。
cf. (画像は、コパイロットが作成)
令和7年6月25日、毛利太。
2025年2月1日土曜日
「日本の(は)首都は東京である」の「述語論理」。
(01)
1 (1) ∀x{日本x&首都x→ 東京x) A
2 (2) ∃x(首都x& ~東京x) A
1 (3) 日本a&首都a→ 東京a 1UE
4 (4) 首都a&~ 東京a A
5(5) 日本a A
4 (6) 首都a 4&E
45(7) 日本a&首都a 56&I
1 45(8) 東京a 37MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 5アRAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a 6イ&I
1 4 (エ) ~日本a&首都a&~東京a 9ウ&I
1 4 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) エEI
12 (カ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24オEE
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x&首都x→ 東京x)。 然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて(xが日本であって、xが首都であるならば、xは東京である)。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本の首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)} A
2 (2) ∃x(首都x&~東京x) A
1 (3) 日本a→(首都a→ 東京a) 1UE
4 (4) 首都a&~東京a A
5(5) 日本a A
1 5(6) 首都a→ 東京a 35MPP
4 (7) 首都a 5&E
1 45(8) 東京a 67MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 59RAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a&~東京a 4イ&I
1 4 (エ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) ウEI
12 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24エEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)}。然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば(xが首都であるならば、xは東京である)}。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1) ∀x{日本x&首都x→東京x) A
1 (2) 日本a&首都a→東京a 1UE
3 (3) 日本a A
4(4) 首都a A
34(5) 日本a&首都a 34&I
134(6) 東京a 25MPP
12 (7) 首都a→東京a 46CP
1 (8) 日本a→(首都a→東京a) 27CP
1 (9)∀x{日本x→(首都x→東京x)} 8UI
(ⅱ)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→東京x)} A
1 (2) 日本a→(首都a→東京a) 1UE
3 (3) 日本a& 首都a A
3 (4) 日本a 3&E
13 (5) 首都a→東京a 24MPP
3 (6) 首都a 3&E
13 (7) 東京a 56MPP
1 (8) 日本a&首都a→東京a 37CP
1 (9) ∀x(日本x&首都x→東京x) 8UI
従って、
(05)により、
(06)
① ∀x(日本x& 首都x→東京x)
② ∀x{日本x→(首都x→東京x)}
といふ「述語論理」に於いて、
①=② である(移出入律)。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 日本の、首都は東京である。
② 日本は、東京は首都である。
といふ「日本語」に於いて、
①=② である(移出入律)。
(08)
(ⅰ)xが日本であって、尚且つ、
(ⅱ)xが首都であるならば、
(ⅲ)xは、日本の首都である。
従って、
(09)
(ⅳ)xが、日本の首都であるならば、
(ⅴ)xは、東京であるならば、
(ⅵ)xは、日本の首都であって、xは東京である。
然るに、
(10)
(ⅵ)xは、日本の首都であって、xが東京であるならば、
(ⅶ)日本の首都(x)は東京(x)である。
従って、
(03)(07)(08)(09)により、
(10)
① ∀x{日本x&首都x→東京x)。
② xは、日本の首都であって、xは東京である。
③ 日本の首都(x)は東京(x)である。
において、
①=②=③ である。
令和7年2月1日、毛利太。
1 (1) ∀x{日本x&首都x→ 東京x) A
2 (2) ∃x(首都x& ~東京x) A
1 (3) 日本a&首都a→ 東京a 1UE
4 (4) 首都a&~ 東京a A
5(5) 日本a A
4 (6) 首都a 4&E
45(7) 日本a&首都a 56&I
1 45(8) 東京a 37MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 5アRAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a 6イ&I
1 4 (エ) ~日本a&首都a&~東京a 9ウ&I
1 4 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) エEI
12 (カ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24オEE
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x&首都x→ 東京x)。 然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて(xが日本であって、xが首都であるならば、xは東京である)。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本の首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)} A
2 (2) ∃x(首都x&~東京x) A
1 (3) 日本a→(首都a→ 東京a) 1UE
4 (4) 首都a&~東京a A
5(5) 日本a A
1 5(6) 首都a→ 東京a 35MPP
4 (7) 首都a 5&E
1 45(8) 東京a 67MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 59RAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a&~東京a 4イ&I
1 4 (エ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) ウEI
12 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24エEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)}。然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば(xが首都であるならば、xは東京である)}。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1) ∀x{日本x&首都x→東京x) A
1 (2) 日本a&首都a→東京a 1UE
3 (3) 日本a A
4(4) 首都a A
34(5) 日本a&首都a 34&I
134(6) 東京a 25MPP
12 (7) 首都a→東京a 46CP
1 (8) 日本a→(首都a→東京a) 27CP
1 (9)∀x{日本x→(首都x→東京x)} 8UI
(ⅱ)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→東京x)} A
1 (2) 日本a→(首都a→東京a) 1UE
3 (3) 日本a& 首都a A
3 (4) 日本a 3&E
13 (5) 首都a→東京a 24MPP
3 (6) 首都a 3&E
13 (7) 東京a 56MPP
1 (8) 日本a&首都a→東京a 37CP
1 (9) ∀x(日本x&首都x→東京x) 8UI
従って、
(05)により、
(06)
① ∀x(日本x& 首都x→東京x)
② ∀x{日本x→(首都x→東京x)}
といふ「述語論理」に於いて、
①=② である(移出入律)。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 日本の、首都は東京である。
② 日本は、東京は首都である。
といふ「日本語」に於いて、
①=② である(移出入律)。
(08)
(ⅰ)xが日本であって、尚且つ、
(ⅱ)xが首都であるならば、
(ⅲ)xは、日本の首都である。
従って、
(09)
(ⅳ)xが、日本の首都であるならば、
(ⅴ)xは、東京であるならば、
(ⅵ)xは、日本の首都であって、xは東京である。
然るに、
(10)
(ⅵ)xは、日本の首都であって、xが東京であるならば、
(ⅶ)日本の首都(x)は東京(x)である。
従って、
(03)(07)(08)(09)により、
(10)
① ∀x{日本x&首都x→東京x)。
② xは、日本の首都であって、xは東京である。
③ 日本の首都(x)は東京(x)である。
において、
①=②=③ である。
令和7年2月1日、毛利太。
2025年1月31日金曜日
「日本は、首都は東京である」の「述語論理」と「2つの主語」。
(01)
1 (1)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)} A
1 (2) 日本a→∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 1UE
3 (3) 日本a A
13 (4) ∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 23MPP
5 (5) 東京b&首都ba&∀z(首都za→b=z) A
5 (6) 東京b 5&E
5 (6) ∀z(首都za→b=z) 5&E
5 (7) 首都ca→b=c 6UE
8 (8)∃z(大阪z&~東京z) A
9 (9) 大阪c&~東京c A
9 (ア) 大阪c 9&E
9 (イ) ~東京c 9&E
ウ(ウ) b=c A
9ウ(エ) ~東京b イウ=E
5 9ウ(オ) ~東京b&東京b 6エ&I
5 9 (カ) b≠c ウオRAA
5 9 (キ) ~首都ca 7カMTT
5 9 (ク) 大阪c&~首都ca アキ&I
58 (ケ) 大阪c&~首都ca 89クEE
13 8 (コ) 大阪c&~首都ca 45ケEE
13 8 (サ) ∃z(大阪z&~首都za) コEI
1 8 (シ) 日本a→∃z(大阪z&~首都za) 3サCP
1 8 (ス) ∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)} シUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは(東京であって、yはxの首都であって、すべてのzについて(zがxの首都であるならば、yはzである)}。然るに、
(ⅱ)あるzは(大阪であって、東京ではない)。従って、
(ⅲ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるzは(大阪であって、xの首都ではない)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
(03)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)} A
2 (2) ∃x(首都x&~東京x) A
1 (3) 日本a→(首都a→ 東京a) 1UE
4 (4) 首都a&~東京a A
5(5) 日本a A
1 5(6) 首都a→ 東京a 35MPP
4 (7) 首都a 5&E
1 45(8) 東京a 67MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 59RAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a&~東京a 4イ&I
1 4 (エ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) ウEI
12 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24エEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)}。然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば(xが首都であるならば、xは東京である)}。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。 従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(04)により、
(05)
① ∀x{日本x→(首都x→東京)}。
② 日本は{首都は(東京である)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)により、
(06)
① 日本は、首都は、東京である。
② 日本は{首都は(東京である)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)
(07)
② 日本は{首都は(東京である)}。
といふ「管到(スコープ)」からすると、
① 日本は、首都は、東京である。
に於いて、
① 日本は(首都は、東京である)の「主語」であって、
① 首都は(東京である)の「主語」である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
① 日本は、首都は、東京である。
といふ「日本語」には、「2つの主語」がある。
令和6年1月31日、毛利太。
1 (1)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)} A
1 (2) 日本a→∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 1UE
3 (3) 日本a A
13 (4) ∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 23MPP
5 (5) 東京b&首都ba&∀z(首都za→b=z) A
5 (6) 東京b 5&E
5 (6) ∀z(首都za→b=z) 5&E
5 (7) 首都ca→b=c 6UE
8 (8)∃z(大阪z&~東京z) A
9 (9) 大阪c&~東京c A
9 (ア) 大阪c 9&E
9 (イ) ~東京c 9&E
ウ(ウ) b=c A
9ウ(エ) ~東京b イウ=E
5 9ウ(オ) ~東京b&東京b 6エ&I
5 9 (カ) b≠c ウオRAA
5 9 (キ) ~首都ca 7カMTT
5 9 (ク) 大阪c&~首都ca アキ&I
58 (ケ) 大阪c&~首都ca 89クEE
13 8 (コ) 大阪c&~首都ca 45ケEE
13 8 (サ) ∃z(大阪z&~首都za) コEI
1 8 (シ) 日本a→∃z(大阪z&~首都za) 3サCP
1 8 (ス) ∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)} シUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは(東京であって、yはxの首都であって、すべてのzについて(zがxの首都であるならば、yはzである)}。然るに、
(ⅱ)あるzは(大阪であって、東京ではない)。従って、
(ⅲ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるzは(大阪であって、xの首都ではない)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
(03)
1 (1)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)} A
2 (2) ∃x(首都x&~東京x) A
1 (3) 日本a→(首都a→ 東京a) 1UE
4 (4) 首都a&~東京a A
5(5) 日本a A
1 5(6) 首都a→ 東京a 35MPP
4 (7) 首都a 5&E
1 45(8) 東京a 67MPP
4 (9) ~東京a 4&E
1 45(ア) 東京a&~東京a 89&I
1 4 (イ) ~日本a 59RAA
1 4 (ウ) ~日本a&首都a&~東京a 4イ&I
1 4 (エ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) ウEI
12 (オ)∃x(~日本x&首都x&~東京x) 24エEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x{日本x→(首都x→ 東京x)}。然るに、
(ⅱ)∃x(首都x&~東京x)。 従って、
(ⅲ)∃x(~日本x&首都x&~東京x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば(xが首都であるならば、xは東京である)}。然るに、
(ⅱ)あるxは(首都であるが、東京でない)。 従って、
(ⅲ)あるxは(日本ではないが、首都であり、東京ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)日本は、首都は東京である。然るに、
(ⅱ)ある首都は東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本以外の首都であって、東京ではない首都が存在する。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(04)により、
(05)
① ∀x{日本x→(首都x→東京)}。
② 日本は{首都は(東京である)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)により、
(06)
① 日本は、首都は、東京である。
② 日本は{首都は(東京である)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)
(07)
② 日本は{首都は(東京である)}。
といふ「管到(スコープ)」からすると、
① 日本は、首都は、東京である。
に於いて、
① 日本は(首都は、東京である)の「主語」であって、
① 首都は(東京である)の「主語」である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
① 日本は、首都は、東京である。
といふ「日本語」には、「2つの主語」がある。
令和6年1月31日、毛利太。
2024年11月19日火曜日
「日本は東京が首都である」の「述語論理」と「生成AI」。
(01)
1 (1)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)} A
1 (2) 日本a→∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 1UE
3 (3) 日本a A
13 (4) ∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 23MPP
5 (5) 東京b&首都ba&∀z(首都za→b=z) A
5 (6) 東京b 5&E
5 (6) ∀z(首都za→b=z) 5&E
5 (7) 首都ca→b=c 6UE
8 (8)∃z(大阪z&~東京z) A
9 (9) 大阪c&~東京c A
9 (ア) 大阪c 9&E
9 (イ) ~東京c 9&E
ウ(ウ) b=c A
9ウ(エ) ~東京b イウ=E
5 9ウ(オ) ~東京b&東京b 6エ&I
5 9 (カ) b≠c ウオRAA
5 9 (キ) ~首都ca 7カMTT
5 9 (ク) 大阪c&~首都ca アキ&I
58 (ケ) 大阪c&~首都ca 89クEE
13 8 (コ) 大阪c&~首都ca 45ケEE
13 8 (サ) ∃z(大阪z&~首都za) コEI
1 8 (シ) 日本a→∃z(大阪z&~首都za) 3サCP
1 8 (ス) ∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)} シUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
という『推論』、すなわち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは(東京であって、yはxの首都であって、すべてのzについて(zがxの首都であるならば、yはzである)}。然るに、
(ⅱ)あるzは(大阪であって、東京ではない)。従って、
(ⅲ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるzは(大阪であって、xの首都ではない)}。
という『推論』、すなわち、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(03)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」に対して、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「推論」は「妥当」ですか?
という「質問」をすると、 然るに、
(04)
(ⅰ)「東京」は「日本の首都」ではあっても、「日本」ではないし、
(ⅱ)「東京」は「日本の首都」ではあっても、「アメリカの首都」ではない。
従って、
(03)(04)により、
(05)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」が言う所の、
・ P:xは日本である。
・ Q:xは東京である。
・ R:xは首都である。
という「論理的構造」は、「全く、論理的」ではない。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」は、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
のような「述語論理式」に「翻訳」することは、「出来ない」。
という、ことになる。
然るに、
(07)
さて、統計的な手法が登場する以前、自然言語処理の技術を使う自動翻訳や質疑応答の分野では、研究者たちはAIに文法などの言葉のルールを覚えさせ、論理的、演繹的な手法で精度を上げようとしました。けれど、その手法は何度試みても失敗を繰り返しました(AI vs. 教科書が読めない子供たち、新井紀子、2018年、124頁)。
従って、
(06)(07)により、
(08)
「生成AIの研究者」は、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
という「述語論理式」に「翻訳」することに対して、「(無理であるとして、)見切りをつけた」。
という、ことになる。
令和6年11月19日、毛利太。
1 (1)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)} A
1 (2) 日本a→∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 1UE
3 (3) 日本a A
13 (4) ∃y(東京y&首都ya&∀z(首都za→y=z) 23MPP
5 (5) 東京b&首都ba&∀z(首都za→b=z) A
5 (6) 東京b 5&E
5 (6) ∀z(首都za→b=z) 5&E
5 (7) 首都ca→b=c 6UE
8 (8)∃z(大阪z&~東京z) A
9 (9) 大阪c&~東京c A
9 (ア) 大阪c 9&E
9 (イ) ~東京c 9&E
ウ(ウ) b=c A
9ウ(エ) ~東京b イウ=E
5 9ウ(オ) ~東京b&東京b 6エ&I
5 9 (カ) b≠c ウオRAA
5 9 (キ) ~首都ca 7カMTT
5 9 (ク) 大阪c&~首都ca アキ&I
58 (ケ) 大阪c&~首都ca 89クEE
13 8 (コ) 大阪c&~首都ca 45ケEE
13 8 (サ) ∃z(大阪z&~首都za) コEI
1 8 (シ) 日本a→∃z(大阪z&~首都za) 3サCP
1 8 (ス) ∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)} シUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
という『推論』、すなわち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは(東京であって、yはxの首都であって、すべてのzについて(zがxの首都であるならば、yはzである)}。然るに、
(ⅱ)あるzは(大阪であって、東京ではない)。従って、
(ⅲ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるzは(大阪であって、xの首都ではない)}。
という『推論』、すなわち、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(03)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」に対して、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「推論」は「妥当」ですか?
という「質問」をすると、 然るに、
(04)
(ⅰ)「東京」は「日本の首都」ではあっても、「日本」ではないし、
(ⅱ)「東京」は「日本の首都」ではあっても、「アメリカの首都」ではない。
従って、
(03)(04)により、
(05)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」が言う所の、
・ P:xは日本である。
・ Q:xは東京である。
・ R:xは首都である。
という「論理的構造」は、「全く、論理的」ではない。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」は、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
のような「述語論理式」に「翻訳」することは、「出来ない」。
という、ことになる。
然るに、
(07)
さて、統計的な手法が登場する以前、自然言語処理の技術を使う自動翻訳や質疑応答の分野では、研究者たちはAIに文法などの言葉のルールを覚えさせ、論理的、演繹的な手法で精度を上げようとしました。けれど、その手法は何度試みても失敗を繰り返しました(AI vs. 教科書が読めない子供たち、新井紀子、2018年、124頁)。
従って、
(06)(07)により、
(08)
「生成AIの研究者」は、
(ⅰ)日本は、東京が首都である。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。 従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x{日本x→∃y(東京y&首都yx&∀z(首都zx→y=z)}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
という「述語論理式」に「翻訳」することに対して、「(無理であるとして、)見切りをつけた」。
という、ことになる。
令和6年11月19日、毛利太。
2024年11月17日日曜日
「鼻は象が長い」の「述語論理」と「生成AI(コパイロット)の無能ぶり」。
(01)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① 鼻は象が長い。
⑪ 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=⑪ である。
従って、
(03)により、
(04)
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(xがyの鼻であって、yが象でない)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(05)
① 兎は象ではないが、兎には鼻がある。
② ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。
③ すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(06)
① 鼻の長い兎はいない。
② ~∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
③{yが兎であって、あるxが(yの鼻であって、xは長い)}というそのようなyは存在しない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という『推論』は、「述語論理」であれば、
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という『推論』に、「等しい」。
然るに、
(08)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(鼻ay&~象y)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(鼻ab&~象b)→~長a A
3 (4) (鼻ab&~象b)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)& ∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) 鼻ab&~象b 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
35 イ (カ) 兎b→鼻ab&~長a 8オCP
キ (キ) ∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)} A
ク (ク) 兎b&∃x(鼻xb&長x) A
ク (ケ) 兎b ク&E
35 イ ク (コ) 鼻ab&~長a カクMPP
35 イ ク (サ) ~長a コ&E
ク (シ) ∃x(鼻xb&長x) ク&E
ス(ス) 鼻ab&長a A
ス(セ) 長a ス&E
35 イ クス(ソ) ~長a&長a サセ&I
35 イ ク (タ) ~長a&長a シスソEE
35 イキ (チ) ~長a&長a キクタEE
35 キ (ツ) ~長a&長a アイチEE
1 5 キ (テ) ~長a&長a 23ツEE
1 5 (ト) ~∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)} キテRAA
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という『推論』は「妥当」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という『(日本語による)推論』は、「(述語論理としても)妥当」である。
然るに、
(11)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」に対して、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という「推論」は、妥当ですか? という「質問」をすると、 従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」には、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という「述語論理」に「翻訳する能力」が、「完全に、欠落」しているが、 「画像は、コパイロット」が生成した。
従って、
(13)
さて、統計的な手法が登場する以前、自然言語処理の技術を使う自動翻訳や質疑応答の分野では、研究者たちはAIに文法などの言葉のルールを覚えさせ、論理的、演繹的な手法で精度を上げようとしました。けれど、その手法は何度試みても失敗を繰り返しました(AI vs. 教科書が読めない子供たち、新井紀子、2018年、124頁)。
という事に関しては、「さも有りなむ」であると、「言わざるを得ない」。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
少なくとも、「述語論理」に関する「能力」は、私(人間)の方が、「コパイロット(生成AI)」よりも、上である。
令和6年11月17日、毛利太。
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① 鼻は象が長い。
⑪ 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=⑪ である。
従って、
(03)により、
(04)
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(xがyの鼻であって、yが象でない)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(05)
① 兎は象ではないが、兎には鼻がある。
② ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。
③ すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(06)
① 鼻の長い兎はいない。
② ~∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
③{yが兎であって、あるxが(yの鼻であって、xは長い)}というそのようなyは存在しない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という『推論』は、「述語論理」であれば、
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という『推論』に、「等しい」。
然るに、
(08)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(鼻ay&~象y)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(鼻ab&~象b)→~長a A
3 (4) (鼻ab&~象b)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)& ∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) 鼻ab&~象b 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
35 イ (カ) 兎b→鼻ab&~長a 8オCP
キ (キ) ∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)} A
ク (ク) 兎b&∃x(鼻xb&長x) A
ク (ケ) 兎b ク&E
35 イ ク (コ) 鼻ab&~長a カクMPP
35 イ ク (サ) ~長a コ&E
ク (シ) ∃x(鼻xb&長x) ク&E
ス(ス) 鼻ab&長a A
ス(セ) 長a ス&E
35 イ クス(ソ) ~長a&長a サセ&I
35 イ ク (タ) ~長a&長a シスソEE
35 イキ (チ) ~長a&長a キクタEE
35 キ (ツ) ~長a&長a アイチEE
1 5 キ (テ) ~長a&長a 23ツEE
1 5 (ト) ~∃y{兎y&∃x(鼻xy&長x)} キテRAA
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という『推論』は「妥当」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という『(日本語による)推論』は、「(述語論理としても)妥当」である。
然るに、
(11)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」に対して、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という「推論」は、妥当ですか? という「質問」をすると、 従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
「コパイロット(マイクロソフトの生成AI)」には、
(ⅰ)鼻は象が長い。 然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はいない。
という「日本語」を、
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)& ∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∃x(鼻xy&長x)}。
という「述語論理」に「翻訳する能力」が、「完全に、欠落」しているが、 「画像は、コパイロット」が生成した。
従って、
(13)
さて、統計的な手法が登場する以前、自然言語処理の技術を使う自動翻訳や質疑応答の分野では、研究者たちはAIに文法などの言葉のルールを覚えさせ、論理的、演繹的な手法で精度を上げようとしました。けれど、その手法は何度試みても失敗を繰り返しました(AI vs. 教科書が読めない子供たち、新井紀子、2018年、124頁)。
という事に関しては、「さも有りなむ」であると、「言わざるを得ない」。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
少なくとも、「述語論理」に関する「能力」は、私(人間)の方が、「コパイロット(生成AI)」よりも、上である。
令和6年11月17日、毛利太。
2024年8月24日土曜日
「象は鼻が長い(兎は耳が長い)」の「述語論理」。
(01)
1 (1) ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{象x→∃z(鼻zx&~耳zx&長z)} A
3 (3) ∃x(兎x&象x) A
1 (4) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(~耳za→~長z) 1UE
2 (5) 象a→∃z(鼻za&~耳za&長z) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∃y(耳ya&長y)&∀z(~耳za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ∀z(~耳za→~長z) 9&E
1 6 (イ) ~耳ba→~長b アUE
2 6 (ウ) ∃z(鼻za&~耳za&長z) 58MPP
エ (エ) 鼻ba&~耳ba&長b A
エ (オ) ~耳ba エ&E
エ (カ) 長b エ&E
1 6エ (キ) ~長b イオMPP
1 6エ (ク) 長b&~長b カキ&I
12 6 (ケ) 長b&~長b ウエクEE
123 (コ) 長b&~長b 36ケEE
12 (サ)~∃x(兎x& 象x) 3コRAA
シ (シ) ~(兎a→~象a) A
シ (ス) ~(~兎a∨~象a) シ含意の定義
シ (セ) 兎a& 象a ス、ド・モルガンの法則
シ (ソ) ∃x(兎x& 象x) セEI
12 シ (タ)~∃x(兎x& 象x)&∃x(兎x& 象x) サソ&I
12 (チ) ~~(兎a→~象a) シタRAA
12 (ツ) (兎a→~象a) チDN
テ(テ) 象a A
テ(ト) ~~象a テDN
12 テ(ナ) ~兎a ツトMTT
12 (ニ) 象a→~兎a テナCP
12 (ヌ) ∀x(象x→~兎x) ニUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{象x→∃z(鼻zx&~耳zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(象x→~兎x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyは(xの耳であって、長く)、すべてのzについて(zがxの耳ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるzは(xの鼻であって、xの耳ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
兎=象
耳=鼻
象=兎
鼻=耳
といふ「代入(置き換へ)」により、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(04)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
ではなく、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
であるならば、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
であるならば、この場合、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」ではない。
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』が、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
ではなく、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ「意味」であるならば、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」ではない。
従って、
(03)~(05)により、
(06)
① 兎は耳が長い。
② 象は鼻が長い。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
従って、
(06)により、
(07)
③ AはBがCである。
といふ「日本語」は、
③ ∀x{Ax→∃y(Byx&Cy)&∀z(~Bzx→~Cz)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
従って、
(07)により、
(08)
例へば、
③ 私は膝が痛い。
といふ「日本語」は、
③ ∀x{私x→∃y(膝yx&痛y)&∀z(~膝zx→~痛z)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
令和6年8月24日、毛利太。
1 (1) ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{象x→∃z(鼻zx&~耳zx&長z)} A
3 (3) ∃x(兎x&象x) A
1 (4) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(~耳za→~長z) 1UE
2 (5) 象a→∃z(鼻za&~耳za&長z) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∃y(耳ya&長y)&∀z(~耳za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ∀z(~耳za→~長z) 9&E
1 6 (イ) ~耳ba→~長b アUE
2 6 (ウ) ∃z(鼻za&~耳za&長z) 58MPP
エ (エ) 鼻ba&~耳ba&長b A
エ (オ) ~耳ba エ&E
エ (カ) 長b エ&E
1 6エ (キ) ~長b イオMPP
1 6エ (ク) 長b&~長b カキ&I
12 6 (ケ) 長b&~長b ウエクEE
123 (コ) 長b&~長b 36ケEE
12 (サ)~∃x(兎x& 象x) 3コRAA
シ (シ) ~(兎a→~象a) A
シ (ス) ~(~兎a∨~象a) シ含意の定義
シ (セ) 兎a& 象a ス、ド・モルガンの法則
シ (ソ) ∃x(兎x& 象x) セEI
12 シ (タ)~∃x(兎x& 象x)&∃x(兎x& 象x) サソ&I
12 (チ) ~~(兎a→~象a) シタRAA
12 (ツ) (兎a→~象a) チDN
テ(テ) 象a A
テ(ト) ~~象a テDN
12 テ(ナ) ~兎a ツトMTT
12 (ニ) 象a→~兎a テナCP
12 (ヌ) ∀x(象x→~兎x) ニUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{象x→∃z(鼻zx&~耳zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(象x→~兎x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるyは(xの耳であって、長く)、すべてのzについて(zがxの耳ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるzは(xの鼻であって、xの耳ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
兎=象
耳=鼻
象=兎
鼻=耳
といふ「代入(置き換へ)」により、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(04)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
ではなく、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
であるならば、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
であるならば、この場合、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』は、「妥当」ではない。
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』が、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
ではなく、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ「意味」であるならば、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」ではない。
従って、
(03)~(05)により、
(06)
① 兎は耳が長い。
② 象は鼻が長い。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(~耳zx→~長z)}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
従って、
(06)により、
(07)
③ AはBがCである。
といふ「日本語」は、
③ ∀x{Ax→∃y(Byx&Cy)&∀z(~Bzx→~Cz)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
従って、
(07)により、
(08)
例へば、
③ 私は膝が痛い。
といふ「日本語」は、
③ ∀x{私x→∃y(膝yx&痛y)&∀z(~膝zx→~痛z)}。
といふ「意味」でなければ、ならない。
令和6年8月24日、毛利太。
2024年2月25日日曜日
「象の鼻が長い」の「述語論理」。
(01)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
といふ「3つの集合」ではなく、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
といふ「1つの集合」だけに「注目」するならば、
① 象の鼻が長い。
② 象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
①{象、兎、馬}
といふ「集合」の、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
といふ「部分集合」に「注目」すれば、
① 象の鼻が長い。
といふことになり、
①{象、兎、馬}
といふ「集合」の、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
といふ「部分集合」に「注目」すれば、
② 鼻は象が長い。
といふことになる。
従って、
(06)
① 象の鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
といふ「日本語」は、「命題」としては、両方とも、
③ 象の鼻は長く、象の鼻以外(兎の鼻、馬の鼻)は長くない。
といふ「意味」になる。
然るに、
(07)
① ∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
といふ「述語論理」の「読み方(意味)」は、
① すべてのyとあるxについて{(xが象であって、yがxの鼻である)ならば、yは長く、(xが象でなくて、yがxの鼻である)ならば、yは長くない}。
② すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
となるものの、この場合は、「語順が異なる」だけで、「真理値」からすれば、
①=② である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
① 象の鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
といふ「述語論理式」に、「対応」する。
然るに、
(09)
1 (1)∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y} A
1 (2) ∃x{(象x&鼻bx)→長b&(~象x&鼻bx)→~長b} 1UE
3 (3) (象a&鼻ba)→長b&(~象a&鼻ba)→~長b A)
3 (4) (~象a&鼻ba)→~長b 3&E
5 (5) ∀x{(兎x→~象x)&∃y(鼻yx)} A
5 (6) (兎a→~象a)&∃y(鼻ya) 5UE
5 (7) 兎a→~象a 6&E
5 (8) ∃y(鼻ya) 6&E
9 (9) 鼻ba A
ア (ア) 兎a A
5 ア (イ) ~象a 7アMPP
59ア (ウ) ~象a&鼻ba 9イ&I
359ア (エ) ~長b 4ウMPP
359ア (オ) 鼻ba&~長b 9エ&I
359ア (カ) ∃y(鼻ya&~長b) オEI
35 ア (キ) ∃y(鼻ya&~長b) 89カEE
35 (ク) 兎a→∃y(鼻ya&~長b) アキCP
1 5 (ケ) 兎a→∃y(鼻ya&~長b) 23クEE
コ (コ) ∃x{兎x&∀y(鼻yx→ 長y)} A
サ (サ) 兎a&∀y(鼻ya→ 長y) A
サ (シ) 兎a サ&E
サ (ス) ∀y(鼻ya→ 長y) サ&E
サ (セ) 鼻ba→ 長b スUE
1 5 サ (ソ) ∃y(鼻ya&~長b) ケシMPP
タ(タ) 鼻ba&~長b A
タ(チ) 鼻ba タ&E
タ(ツ) ~長b タ&E
サタ(テ) 長b セチMPP
サタ(ト) ~長b&長b ツテ&I
1 5 サ (ナ) ~長b&長b ソタトEE
1 5 コ (ニ) ~長b&長b コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃x{兎x&∀y(鼻yx→長y)} コニRAA
従って、
(09)により、
(10)
(ⅰ)∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。然るに、
(ⅱ) ∀x{(兎x→~象x)&∃y(鼻yx)}。従って、
(ⅲ) ~∃x{ 兎x&∀y(鼻yx→長y)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのyとあるxについて{(xが象であって、yがxの鼻である)ならば、yは長く、(xが象でなくて、yがxの鼻である)ならば、yは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのxについて{(xが兎であるならば、xは象ではなく)、あるyは(xの鼻である)}。従って、
(ⅲ) あるxが{ 兎であって、すべてのyについて、(yがxの鼻ならば、yは長い)}といふことはない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象の鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)兎の鼻が長い、といふことはない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(07)~(10)により、
(11)
(ⅰ)鼻は象が長い。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)兎の鼻が長い、といふことはない。
といふ『推論』も、「妥当」である。
令和6年2月25日、毛利太。
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
といふ「3つの集合」ではなく、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
といふ「1つの集合」だけに「注目」するならば、
① 象の鼻が長い。
② 象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
①{象、兎、馬}
といふ「集合」の、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
といふ「部分集合」に「注目」すれば、
① 象の鼻が長い。
といふことになり、
①{象、兎、馬}
といふ「集合」の、
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の耳、兎の耳、馬の耳}
といふ「部分集合」に「注目」すれば、
② 鼻は象が長い。
といふことになる。
従って、
(06)
① 象の鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
といふ「日本語」は、「命題」としては、両方とも、
③ 象の鼻は長く、象の鼻以外(兎の鼻、馬の鼻)は長くない。
といふ「意味」になる。
然るに、
(07)
① ∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
といふ「述語論理」の「読み方(意味)」は、
① すべてのyとあるxについて{(xが象であって、yがxの鼻である)ならば、yは長く、(xが象でなくて、yがxの鼻である)ならば、yは長くない}。
② すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
となるものの、この場合は、「語順が異なる」だけで、「真理値」からすれば、
①=② である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
① 象の鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。
② ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
といふ「述語論理式」に、「対応」する。
然るに、
(09)
1 (1)∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y} A
1 (2) ∃x{(象x&鼻bx)→長b&(~象x&鼻bx)→~長b} 1UE
3 (3) (象a&鼻ba)→長b&(~象a&鼻ba)→~長b A)
3 (4) (~象a&鼻ba)→~長b 3&E
5 (5) ∀x{(兎x→~象x)&∃y(鼻yx)} A
5 (6) (兎a→~象a)&∃y(鼻ya) 5UE
5 (7) 兎a→~象a 6&E
5 (8) ∃y(鼻ya) 6&E
9 (9) 鼻ba A
ア (ア) 兎a A
5 ア (イ) ~象a 7アMPP
59ア (ウ) ~象a&鼻ba 9イ&I
359ア (エ) ~長b 4ウMPP
359ア (オ) 鼻ba&~長b 9エ&I
359ア (カ) ∃y(鼻ya&~長b) オEI
35 ア (キ) ∃y(鼻ya&~長b) 89カEE
35 (ク) 兎a→∃y(鼻ya&~長b) アキCP
1 5 (ケ) 兎a→∃y(鼻ya&~長b) 23クEE
コ (コ) ∃x{兎x&∀y(鼻yx→ 長y)} A
サ (サ) 兎a&∀y(鼻ya→ 長y) A
サ (シ) 兎a サ&E
サ (ス) ∀y(鼻ya→ 長y) サ&E
サ (セ) 鼻ba→ 長b スUE
1 5 サ (ソ) ∃y(鼻ya&~長b) ケシMPP
タ(タ) 鼻ba&~長b A
タ(チ) 鼻ba タ&E
タ(ツ) ~長b タ&E
サタ(テ) 長b セチMPP
サタ(ト) ~長b&長b ツテ&I
1 5 サ (ナ) ~長b&長b ソタトEE
1 5 コ (ニ) ~長b&長b コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃x{兎x&∀y(鼻yx→長y)} コニRAA
従って、
(09)により、
(10)
(ⅰ)∀y∃x{(象x&鼻yx)→長y&(~象x&鼻yx)→~長y}。然るに、
(ⅱ) ∀x{(兎x→~象x)&∃y(鼻yx)}。従って、
(ⅲ) ~∃x{ 兎x&∀y(鼻yx→長y)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのyとあるxについて{(xが象であって、yがxの鼻である)ならば、yは長く、(xが象でなくて、yがxの鼻である)ならば、yは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのxについて{(xが兎であるならば、xは象ではなく)、あるyは(xの鼻である)}。従って、
(ⅲ) あるxが{ 兎であって、すべてのyについて、(yがxの鼻ならば、yは長い)}といふことはない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象の鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)兎の鼻が長い、といふことはない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(07)~(10)により、
(11)
(ⅰ)鼻は象が長い。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。従って、
(ⅲ)兎の鼻が長い、といふことはない。
といふ『推論』も、「妥当」である。
令和6年2月25日、毛利太。
2024年2月24日土曜日
「象は鼻が長い(動物である)」の「述語論理」の解説。
(01)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(02)
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論(背理法)』は、「妥当」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ「推論(背理法)」が「妥当」であるが故に、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(04)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
1 6 (イ) ~鼻ba→~長b アUE
2 6 (ウ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
エ (エ) 耳ba&~鼻ba&長b A
エ (オ) ~鼻ba エ&E
エ (カ) 長b エ&E
1 6エ (キ) ~長b イオMPP
1 6エ (ク) 長b&~長b カキ&I
12 6 (ケ) 長b&~長b ウエクEE
123 (コ) 長b&~長b 36ケEE
12 (サ)~∃x(象x& 兎x) 3コRAA
シ (シ) ~(象a→~兎a) A
シ (ス) ~(~象a∨~兎a) シ含意の定義
シ (セ) 象a& 兎a ス、ド・モルガンの法則
シ (ソ) ∃x(象x& 兎x) セEI
12 シ (タ)~∃x(象x& 兎x)&∃x(象x& 兎x) サソ&I
12 (チ) ~~(象a→~兎a) シタRAA
12 (ツ) (象a→~兎a) チDN
テ(テ) 兎a A
テ(ト) ~~兎a テDN
12 テ(ナ) ~象a ツトMTT
12 (ニ) 兎a→~象a テナCP
12 (ヌ) ∀x(兎x→~象x) ニUI
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(ⅳ)兎は象ではない。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』が、「妥当」であるならば、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」であり、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論』が、「妥当」であるならば、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』に「他ならない」。
従って、
(07)により、
(08)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)により、
(09)
② 象は鼻が長い動物である。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)&動物x}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くなく)、その上、xは動物である}。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(09)により、
(10)
③ 象は動物である。
④ ∀x{象x→動物x}。
④ すべてのxについて{xが象であるなら、xは動物である}。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(09)(10)により、
(11)
「番号」を付け直すとして、
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→動物x}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)&動物x}。
といふ「述語論理式」に「対応」する。
然るに、
(11)により、
(12)
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」に於ける、
① 象は
② 象は
③ 象は
といふ「主語(主辞)」は、3つとも、「述語論理的」には、
① ∀x{象x→
② ∀x{象x→
③ ∀x{象x→
であって、「区別」は無い。
従って、
(13)
① 象は動物である。
に於ける、
① 象は が「主語」であるならば、
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」に於ける、
① 象は
② 象は
③ 象は
は、3つとも、「主語(主辞)」である。
然るに、
(14)
「象は鼻が長い」はどれが主辞がわからないから、このままでは非論理的な構造の文である、と言う人がもしあった(沢田『入門』二九ペ)とすれば、その人は旧『論理学』を知らない人であろう、これはこのままで、
象は 鼻が長い。
主辞 賓辞
とはっきりしている。速水式に簡単明リョウである。意味も、主辞賓辞の関係も小学生にもわかるはずの文である。これに文句をつけたり、それを取り次いだりするのは、人々が西洋文法に巻かれていることを語る以外の何物でもない。このまま定理扱いしてもよろしい。そしてこの定理の逆は真でないとして、鼻の長いもの例に、鞍馬山の天狗だの、池の尾の禅珍内供だのを上げるのも一興だろう。それでおしまいである(三上章、日本語の論理、1963年、13・14頁)。
従って、
(13)(14)により、
(15)
三上章 による、
象は 鼻が長い。
主辞 賓辞
とはっきりしている。 といふ「意見」は、「述語論理的」には、「正しい」。
然るに、
(16)
といふ『主語を殺した男』といふ「タイトル」が示してゐる通り、に、三上章先生は、固より、「(日本語に於ける)主語」といふモノを、認めない。
令和6年2月24日、毛利太。
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(02)
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論(背理法)』は、「妥当」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ「推論(背理法)」が「妥当」であるが故に、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(04)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
1 6 (イ) ~鼻ba→~長b アUE
2 6 (ウ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
エ (エ) 耳ba&~鼻ba&長b A
エ (オ) ~鼻ba エ&E
エ (カ) 長b エ&E
1 6エ (キ) ~長b イオMPP
1 6エ (ク) 長b&~長b カキ&I
12 6 (ケ) 長b&~長b ウエクEE
123 (コ) 長b&~長b 36ケEE
12 (サ)~∃x(象x& 兎x) 3コRAA
シ (シ) ~(象a→~兎a) A
シ (ス) ~(~象a∨~兎a) シ含意の定義
シ (セ) 象a& 兎a ス、ド・モルガンの法則
シ (ソ) ∃x(象x& 兎x) セEI
12 シ (タ)~∃x(象x& 兎x)&∃x(象x& 兎x) サソ&I
12 (チ) ~~(象a→~兎a) シタRAA
12 (ツ) (象a→~兎a) チDN
テ(テ) 兎a A
テ(ト) ~~兎a テDN
12 テ(ナ) ~象a ツトMTT
12 (ニ) 兎a→~象a テナCP
12 (ヌ) ∀x(兎x→~象x) ニUI
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(ⅳ)兎は象ではない。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』が、「妥当」であるならば、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論』は、「妥当」であり、
(ⅰ)象といふ動物のパーツ(部分)の中では、鼻は長く、 鼻以外は長くない。 然るに、
(ⅱ)兎といふ動物のパーツ(部分)の中では、耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)象が、兎であると「仮定」すると「矛盾」する。従って、
(〃)兎は象ではない。
といふ『推論』が、「妥当」であるならば、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』は、「妥当」である。
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎は耳は長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は、
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』に「他ならない」。
従って、
(07)により、
(08)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)により、
(09)
② 象は鼻が長い動物である。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)&動物x}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くなく)、その上、xは動物である}。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(09)により、
(10)
③ 象は動物である。
④ ∀x{象x→動物x}。
④ すべてのxについて{xが象であるなら、xは動物である}。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(09)(10)により、
(11)
「番号」を付け直すとして、
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」は、それぞれ、
① ∀x{象x→動物x}。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)&動物x}。
といふ「述語論理式」に「対応」する。
然るに、
(11)により、
(12)
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」に於ける、
① 象は
② 象は
③ 象は
といふ「主語(主辞)」は、3つとも、「述語論理的」には、
① ∀x{象x→
② ∀x{象x→
③ ∀x{象x→
であって、「区別」は無い。
従って、
(13)
① 象は動物である。
に於ける、
① 象は が「主語」であるならば、
① 象は動物である。
② 象は鼻が長い。
③ 象は鼻が長い動物である。
といふ「日本語」に於ける、
① 象は
② 象は
③ 象は
は、3つとも、「主語(主辞)」である。
然るに、
(14)
「象は鼻が長い」はどれが主辞がわからないから、このままでは非論理的な構造の文である、と言う人がもしあった(沢田『入門』二九ペ)とすれば、その人は旧『論理学』を知らない人であろう、これはこのままで、
象は 鼻が長い。
主辞 賓辞
とはっきりしている。速水式に簡単明リョウである。意味も、主辞賓辞の関係も小学生にもわかるはずの文である。これに文句をつけたり、それを取り次いだりするのは、人々が西洋文法に巻かれていることを語る以外の何物でもない。このまま定理扱いしてもよろしい。そしてこの定理の逆は真でないとして、鼻の長いもの例に、鞍馬山の天狗だの、池の尾の禅珍内供だのを上げるのも一興だろう。それでおしまいである(三上章、日本語の論理、1963年、13・14頁)。
従って、
(13)(14)により、
(15)
三上章 による、
象は 鼻が長い。
主辞 賓辞
とはっきりしている。 といふ「意見」は、「述語論理的」には、「正しい」。
然るに、
(16)
といふ『主語を殺した男』といふ「タイトル」が示してゐる通り、に、三上章先生は、固より、「(日本語に於ける)主語」といふモノを、認めない。
令和6年2月24日、毛利太。
2024年1月13日土曜日
「鼻は象が長い」の「述語論理」の「解説」。
(01)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顏、兎の顏、馬の顏}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ (カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
コ (コ) ∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} A
サ (サ) 兎b&∀x(鼻xb→ 長x) A
サ (シ) 兎b シ&E
1 5 サ (ス) ∃x(鼻xb&~長x) ケシMPP
サ (セ) ∀x(鼻xb→ 長x) サ&E
ソ(ソ) 鼻ab&~長a A
サ (タ) 鼻ab→ 長a セUE
ソ(チ) 鼻ab ソ&E
サソ(ツ) 長a タチMPP
ソ(テ) ~長a ソ&E
サソ(ト) 長a&~長a ツテ&I
1 5 サ (ナ) 長a&~長a サソトEE
1 5 コ (ニ) 長a&~長a コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} コニRAA
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∀x(鼻xy→ 長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
(ⅲ) あるyは{ 兎であって、(xがyの鼻ならば、xは長い)}といふそのやうなyは存在しない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はゐない。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(01)(05)により、
(06)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
といふことからすれば、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。
(ⅲ)鼻の長い兎はゐない。
といふ「命題」は「真」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外の鼻は長くはない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(08)
(ⅰ)論理式または命題関数において、量記号が現れる任意の箇所の作用範囲(スコープ)は、問題になっている変数が現れる少なくとも2つの箇所を含むであろう(その1つの箇所は量記号そのもののなかにある);
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾 治一郎・浅野 楢英 訳、1973年、183頁改)
然るに、
(07)(08)により、
(09)
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
に於いて、
③ ∀xと、 鼻x の「作用範囲(スコープ」は、
③ ∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
であるものの、このことは、
① 鼻は(象が長い)。
に於ける、
① 鼻は の「作用範囲(スコープ」が、
① (象が長い)
であるといふことを、「示してゐる」。
然るに、
(10)
これに対して三上は、日本語には主語はない、とする。「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)〔三上文法! : wrong, rogue and log〕。
従って、
(09)(10)により、
(11)
「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する。
といふ「説明」は、「必ずしも、マチガイ」ではない。
然るに、
(12)
三上章は、おそらく、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外の鼻は長くはない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
といふことに、「気付いてゐない」し、「主語であること」と、「主題であることは」は、「必ずしも、矛盾」しない。
(13)
「象であること」と「動物であること」は、もちろん、「矛盾」しないものの、私には、「三上章の説明」は、
「象ではなくて、動物である(動物であるから、象ではない)」。
といふ「論法」と「ほとんど同じ」であるように、思へて、ならない。
令和6年1月13日、毛利太。
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顏、兎の顏、馬の顏}
であるならば、
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
然るに、
(02)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふことは、要するに、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ、ことである。
従って、
(01)(02)により、
(03)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) 5UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ (イ) 鼻ab A
58イ (ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ (エ) ~長a 4ウMPP
358イ (オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ (カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
コ (コ) ∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} A
サ (サ) 兎b&∀x(鼻xb→ 長x) A
サ (シ) 兎b シ&E
1 5 サ (ス) ∃x(鼻xb&~長x) ケシMPP
サ (セ) ∀x(鼻xb→ 長x) サ&E
ソ(ソ) 鼻ab&~長a A
サ (タ) 鼻ab→ 長a セUE
ソ(チ) 鼻ab ソ&E
サソ(ツ) 長a タチMPP
ソ(テ) ~長a ソ&E
サソ(ト) 長a&~長a ツテ&I
1 5 サ (ナ) 長a&~長a サソトEE
1 5 コ (ニ) 長a&~長a コサナEE
1 5 (ヌ) ~∃y{兎y&∀x(鼻xy→ 長x)} コニRAA
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ~∃y{ 兎y&∀x(鼻xy→ 長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
(ⅲ) あるyは{ 兎であって、(xがyの鼻ならば、xは長い)}といふそのやうなyは存在しない。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)鼻の長い兎はゐない。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(01)(05)により、
(06)
① 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外(兎と馬)の鼻は長くはない。
② 耳に関しては、兎の耳は長く、兎以外(象と馬)の耳は長くはない。
③ 顏に関しては、馬の顔は長く、馬以外(象と兎)の顔は長くはない。
といふ「命題」は「真」である。
といふことからすれば、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。
(ⅲ)鼻の長い兎はゐない。
といふ「命題」は「真」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
「番号」を付け替へるとして、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外の鼻は長くはない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(08)
(ⅰ)論理式または命題関数において、量記号が現れる任意の箇所の作用範囲(スコープ)は、問題になっている変数が現れる少なくとも2つの箇所を含むであろう(その1つの箇所は量記号そのもののなかにある);
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾 治一郎・浅野 楢英 訳、1973年、183頁改)
然るに、
(07)(08)により、
(09)
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
に於いて、
③ ∀xと、 鼻x の「作用範囲(スコープ」は、
③ ∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
であるものの、このことは、
① 鼻は(象が長い)。
に於ける、
① 鼻は の「作用範囲(スコープ」が、
① (象が長い)
であるといふことを、「示してゐる」。
然るに、
(10)
これに対して三上は、日本語には主語はない、とする。「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)〔三上文法! : wrong, rogue and log〕。
従って、
(09)(10)により、
(11)
「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する。
といふ「説明」は、「必ずしも、マチガイ」ではない。
然るに、
(12)
三上章は、おそらく、
① 鼻は象が長い。
② 鼻に関しては、象の鼻は長く、象以外の鼻は長くはない。
③ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
④ すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
①=②=③=④ である。
といふことに、「気付いてゐない」し、「主語であること」と、「主題であることは」は、「必ずしも、矛盾」しない。
(13)
「象であること」と「動物であること」は、もちろん、「矛盾」しないものの、私には、「三上章の説明」は、
「象ではなくて、動物である(動物であるから、象ではない)」。
といふ「論法」と「ほとんど同じ」であるように、思へて、ならない。
令和6年1月13日、毛利太。
2024年1月12日金曜日
「象は鼻が長い」の「述語論理」の「解説」。
(01)
「象は鼻が長い。」という文の主語に関する話題です。皆様はいかがお考えでしょうか、この文の主語は「象」だと思われますか、「鼻」だと思われますか。非常に簡単な文ではあるのですが、実はこの文は大正時代から文法的な論争が繰り返されていて、現時点でも明確な結論が出ていない問題なのです。歴史で邪馬台国のあった場所が「畿内説」「九州説」に分かれて議論が繰り返されているのと同じような印象を持っています(象は鼻が長い - 早稲田アカデミー)。
然るに、
(02)
― 何年もの間、繰り返し書いてゐるものの、―
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}
(3)∃x(象x&兎x)
といふ「論理式(Well formed formulae)」は、「日本語」に「翻訳」すると、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
(2)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではなくて、zは長い)}。
(3) あるxについて(xは象であって、xは兎である)。
といふ「意味」である。
然るに、
(03)
次の「計算(Predicate calculus)」は、「妥当」である。
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
従って、
(03)により、
(04)
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(コ)~∃x(象x&兎x)。
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1)~∃x(象x& 兎x) A
2 (2) 象a& 兎a A
2 (3) ∃x(象x& 兎x) 2EI
12 (4)~∃x(象x& 兎x)&
∃x(象x& 兎x) 13&I
1 (5) ~(象a& 兎a) 24RAA
6 (6) 象a A
7 (7) 兎a A
67 (8) 象a& 兎a 67&I
1 67 (9) ~(象a& 兎a)&
(象a& 兎a) 58&I
1 6 (ア) ~兎a 79RAA
1 (イ) 象a→~兎a 6アCP
1 (ウ) ∀x(象x→~兎x) 1UI
(ⅱ)
1 (1) ∀x(兎x→~象x) A
2 (2) ∃x(象x& 兎x) A
1 (3) 兎a→~象a 1UE
4 (4) 象a& 兎a A
4 (5) 兎a 4&E
1 4 (6) ~象a 35MPP
4 (7) 象a 4&E
1 4 (8) 象a&~象a 67&I
4 (9)~∀x(兎x→~象x) 18RAA
2 (ア)~∀x(兎x→~象x) 249EE
12 (イ) ∀x(兎x→~象x)&
~∀x(兎x→~象x) 1ア&I
1 (ウ)~∃x(象x& 兎x) 2イRAA
従って、
(05)により、
(06)
① ~∃x(象x& 兎x)
② ∀x(象x→~兎x)
に於いて、すなはち、
① (象であって、兎であるといふ、そのやうなx)は存在しない。
② すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)~(06)により、
(07)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
12 (サ)∀x~(象x&兎x) コ量化子の関係
12 (シ) ~(象a&兎a) サUE
ス (ス) 象a A
セ(セ) 兎a A
スセ(ソ) 象a&兎a スセ&I
12 スセ(タ) ~(象a&兎a)&(象a&兎a) シソ&I
12 ス (チ) ~兎a セタRAA
12 (ツ) 象a→~兎a スチCP
12 (テ)∀x(象x→~兎x) ツUI
といふ『計算(Predicate calculus)』は、「妥当」であるものの、この『計算』を、『計算(07)』とする。
従って、
(07)により、
(08)
(1)象は鼻が長い。
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。
(3)象は兎ではない。
といふ「日本語」が、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}
(3)∀x(象x→~兎x)
といふ「意味」、すなはち、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
(2)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの鼻ではないが、zは長い)}。
(3)すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
といふ「意味」であるならば、そのときに限って、
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(09)
沢田充茂の『現代論理学入門』(一九六ニ年)には楽しい解説が載っています。
・・・・・・たとえば「象は鼻が長い」というような表現は、象が主語なのか、鼻が主語なのかはっきりしないから、このままではその論理的構造が明示されていない。いわば非論理的な文章である、というひともある。しかしこの文の論理的な構造をはっきりと文章にあらわして「すべてのxについて、もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い」といえば・・・・・・たとえば動物園で象をはじめて見た小学生が、父親にむかってこのような文章で話しかけたとすれば、その子供は論理的であるといって感心されるまえに社会人としての常識をうたがわれるにきまっている。常識(すなはち共通にもっている情報)でわかっているものはいちいち言明の中にいれないで、いわば暗黙の了解事項として、省略し、できるだけ短い記号の組み合せで、できるだけ多くの情報を伝えることが日常言語の合理性の一つである。・・・・・・
(山崎紀美子、日本語基礎講座―三上文法入門、2003年、214頁)
然るに、
(09)により、
(10)
(1)すべてのxについて、もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い。
といふことは、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)}。
といふことであり、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)}。
といふことは、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。
といふ「論理式」に相当し、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「論理式」には、相当しない。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
沢田先生による、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』は、
(1)が「誤訳」であるが故に、「妥当」ではなく、
私による、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』こそが、「妥当」である。
従って、
(07)(11)により、
(12)
沢田先生が、
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』を「妥当」とするのであれば、沢田先生は、
(1)象は鼻が長い。
といふ「日本語」を、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
といふ風に、「翻訳」せざるを得ない。
然るに、
(07)(12)により、
(13)
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』が「妥当」でないはずが無いし、『計算(07)』も「妥当」でないはずが無い。
従って、
(02)~(13)により、
(14)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
④ 象は兎ではない。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
に於いて、
④=⑤=⑥ である。
従って、
(14)により、
(15)
① 象は鼻が長い。
④ 象は兎ではない。
に於ける、
① 象は
④ 象は
は、両方とも、
② ∀x{象x→
⑤ ∀x(象x→
といふ「意味」、すなはち、
③ すべてのxについて{xが象であるならば、
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、
といふ「意味」になる。
然るに、
(16)
② ∀x{象x→P}
⑤ ∀x(象x→Q}
といふ「論理式」は、「形式として、正しい」。
然るに、
(17)
② ∀x{象x→P}
⑤ ∀x(象x→Q}
に於いて、
② P=∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)
⑤ Q=~兎x
といふ「代入(substitution)」を行った「結果」が、それぞれ、
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
である、といふ風に、「解すること」が出来る。
然るに、
(18)
これに対して三上は、日本語には主語はない、とする。「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)〔三上文法! : wrong, rogue and log〕。
(19)
③ すべてのxについて{xが象であるならば、
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、
といふ「言ひ方」は、
③ これから象についてのことを述べますよ。
⑥ これから象についてのことを述べますよ。
といふ「言ひ方」に、「ほとんど、等しい」。
然るに、
(20)
一階述語論理は、数学のほぼ全領域を形式化するのに十分な表現力を持っている。実際、現代の標準的な集合論の公理系 ZFC は一階述語論理を用いて形式化されており、数学の大部分はそのように形式化された ZFC の中で行うことができる。すなわち、数学の命題は一階述語論理の論理式によって記述することができ、そのように論理式で記述された数学の定理には ZFC の公理からの形式的証明 (formal proof) が存在する。このことが一階述語論理が重要視される理由の一つである。この他にペアノ算術のように単独で形式化する理論もある(ウィキペディア)。
従って、
(14)~(20)により、
(21)
「英語」ではなく、
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
といふ『数学語(普遍語)』を「基準」にするならば、
① 象は鼻が長い。
④ 象は兎ではない。
に於ける、
① 象は
④ 象は
に、「区別」は無い。
従って、
(01)(21)により、
(22)
「常識(習慣)」として、
④ 象は兎ではない。
に於ける「象は」が、「主語」であるならば、
① 象は鼻が長い。
に於ける「象は」も、「主語」である。
令和6年1月12日、毛利太。
「象は鼻が長い。」という文の主語に関する話題です。皆様はいかがお考えでしょうか、この文の主語は「象」だと思われますか、「鼻」だと思われますか。非常に簡単な文ではあるのですが、実はこの文は大正時代から文法的な論争が繰り返されていて、現時点でも明確な結論が出ていない問題なのです。歴史で邪馬台国のあった場所が「畿内説」「九州説」に分かれて議論が繰り返されているのと同じような印象を持っています(象は鼻が長い - 早稲田アカデミー)。
然るに、
(02)
― 何年もの間、繰り返し書いてゐるものの、―
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}
(3)∃x(象x&兎x)
といふ「論理式(Well formed formulae)」は、「日本語」に「翻訳」すると、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
(2)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではなくて、zは長い)}。
(3) あるxについて(xは象であって、xは兎である)。
といふ「意味」である。
然るに、
(03)
次の「計算(Predicate calculus)」は、「妥当」である。
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
従って、
(03)により、
(04)
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(コ)~∃x(象x&兎x)。
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1)~∃x(象x& 兎x) A
2 (2) 象a& 兎a A
2 (3) ∃x(象x& 兎x) 2EI
12 (4)~∃x(象x& 兎x)&
∃x(象x& 兎x) 13&I
1 (5) ~(象a& 兎a) 24RAA
6 (6) 象a A
7 (7) 兎a A
67 (8) 象a& 兎a 67&I
1 67 (9) ~(象a& 兎a)&
(象a& 兎a) 58&I
1 6 (ア) ~兎a 79RAA
1 (イ) 象a→~兎a 6アCP
1 (ウ) ∀x(象x→~兎x) 1UI
(ⅱ)
1 (1) ∀x(兎x→~象x) A
2 (2) ∃x(象x& 兎x) A
1 (3) 兎a→~象a 1UE
4 (4) 象a& 兎a A
4 (5) 兎a 4&E
1 4 (6) ~象a 35MPP
4 (7) 象a 4&E
1 4 (8) 象a&~象a 67&I
4 (9)~∀x(兎x→~象x) 18RAA
2 (ア)~∀x(兎x→~象x) 249EE
12 (イ) ∀x(兎x→~象x)&
~∀x(兎x→~象x) 1ア&I
1 (ウ)~∃x(象x& 兎x) 2イRAA
従って、
(05)により、
(06)
① ~∃x(象x& 兎x)
② ∀x(象x→~兎x)
に於いて、すなはち、
① (象であって、兎であるといふ、そのやうなx)は存在しない。
② すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)~(06)により、
(07)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
12 (サ)∀x~(象x&兎x) コ量化子の関係
12 (シ) ~(象a&兎a) サUE
ス (ス) 象a A
セ(セ) 兎a A
スセ(ソ) 象a&兎a スセ&I
12 スセ(タ) ~(象a&兎a)&(象a&兎a) シソ&I
12 ス (チ) ~兎a セタRAA
12 (ツ) 象a→~兎a スチCP
12 (テ)∀x(象x→~兎x) ツUI
といふ『計算(Predicate calculus)』は、「妥当」であるものの、この『計算』を、『計算(07)』とする。
従って、
(07)により、
(08)
(1)象は鼻が長い。
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。
(3)象は兎ではない。
といふ「日本語」が、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
(2)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}
(3)∀x(象x→~兎x)
といふ「意味」、すなはち、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
(2)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの鼻ではないが、zは長い)}。
(3)すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
といふ「意味」であるならば、そのときに限って、
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』は、「妥当」である。
然るに、
(09)
沢田充茂の『現代論理学入門』(一九六ニ年)には楽しい解説が載っています。
・・・・・・たとえば「象は鼻が長い」というような表現は、象が主語なのか、鼻が主語なのかはっきりしないから、このままではその論理的構造が明示されていない。いわば非論理的な文章である、というひともある。しかしこの文の論理的な構造をはっきりと文章にあらわして「すべてのxについて、もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い」といえば・・・・・・たとえば動物園で象をはじめて見た小学生が、父親にむかってこのような文章で話しかけたとすれば、その子供は論理的であるといって感心されるまえに社会人としての常識をうたがわれるにきまっている。常識(すなはち共通にもっている情報)でわかっているものはいちいち言明の中にいれないで、いわば暗黙の了解事項として、省略し、できるだけ短い記号の組み合せで、できるだけ多くの情報を伝えることが日常言語の合理性の一つである。・・・・・・
(山崎紀美子、日本語基礎講座―三上文法入門、2003年、214頁)
然るに、
(09)により、
(10)
(1)すべてのxについて、もしそのxが象であるならば、yなるものが存在し、そのyは鼻であり、xはyを所有しており、このyは長い。
といふことは、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)}。
といふことであり、
(1)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長い)}。
といふことは、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。
といふ「論理式」に相当し、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「論理式」には、相当しない。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
沢田先生による、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}。然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』は、
(1)が「誤訳」であるが故に、「妥当」ではなく、
私による、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』こそが、「妥当」である。
従って、
(07)(11)により、
(12)
沢田先生が、
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』を「妥当」とするのであれば、沢田先生は、
(1)象は鼻が長い。
といふ「日本語」を、
(1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
といふ風に、「翻訳」せざるを得ない。
然るに、
(07)(12)により、
(13)
(1)象は鼻が長い。 然るに、
(2)兎は鼻ではなく、耳が長い。従って、
(3)象は兎ではない。
といふ『推論』が「妥当」でないはずが無いし、『計算(07)』も「妥当」でないはずが無い。
従って、
(02)~(13)により、
(14)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、
①=②=③ であって、尚且つ、
④ 象は兎ではない。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
に於いて、
④=⑤=⑥ である。
従って、
(14)により、
(15)
① 象は鼻が長い。
④ 象は兎ではない。
に於ける、
① 象は
④ 象は
は、両方とも、
② ∀x{象x→
⑤ ∀x(象x→
といふ「意味」、すなはち、
③ すべてのxについて{xが象であるならば、
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、
といふ「意味」になる。
然るに、
(16)
② ∀x{象x→P}
⑤ ∀x(象x→Q}
といふ「論理式」は、「形式として、正しい」。
然るに、
(17)
② ∀x{象x→P}
⑤ ∀x(象x→Q}
に於いて、
② P=∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)
⑤ Q=~兎x
といふ「代入(substitution)」を行った「結果」が、それぞれ、
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
である、といふ風に、「解すること」が出来る。
然るに、
(18)
これに対して三上は、日本語には主語はない、とする。「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)〔三上文法! : wrong, rogue and log〕。
(19)
③ すべてのxについて{xが象であるならば、
⑥ すべてのxについて(xが象であるならば、
といふ「言ひ方」は、
③ これから象についてのことを述べますよ。
⑥ これから象についてのことを述べますよ。
といふ「言ひ方」に、「ほとんど、等しい」。
然るに、
(20)
一階述語論理は、数学のほぼ全領域を形式化するのに十分な表現力を持っている。実際、現代の標準的な集合論の公理系 ZFC は一階述語論理を用いて形式化されており、数学の大部分はそのように形式化された ZFC の中で行うことができる。すなわち、数学の命題は一階述語論理の論理式によって記述することができ、そのように論理式で記述された数学の定理には ZFC の公理からの形式的証明 (formal proof) が存在する。このことが一階述語論理が重要視される理由の一つである。この他にペアノ算術のように単独で形式化する理論もある(ウィキペディア)。
従って、
(14)~(20)により、
(21)
「英語」ではなく、
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
⑤ ∀x(象x→~兎x)。
といふ『数学語(普遍語)』を「基準」にするならば、
① 象は鼻が長い。
④ 象は兎ではない。
に於ける、
① 象は
④ 象は
に、「区別」は無い。
従って、
(01)(21)により、
(22)
「常識(習慣)」として、
④ 象は兎ではない。
に於ける「象は」が、「主語」であるならば、
① 象は鼻が長い。
に於ける「象は」も、「主語」である。
令和6年1月12日、毛利太。
2023年8月18日金曜日
「鼻は象が長い」の「述語論理」の「主語(main word)」。
(01)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} A
5 (6) 兎b→~象b&∃x(鼻xb) UE
7 (7) 兎b A
57 (8) ~象b&∃x(鼻xb) 67MPP
57 (9) ~象b 8&E
57 (ア) ∃x(鼻xb) 8&E
イ(イ) 鼻ab A
57イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
357イ(エ) ~長a 4ウMPP
357イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
357イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
357 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 7キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
1 5 (コ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} ケUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{ 兎y→~象y&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、yは象ではなく、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
5 (5) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} A
5 (6) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 5UE
7 (7) 兎b A
57 (8) ∃x(鼻xb&~長x) 67MPP
9(9) 鼻ab&~長a A
9(ア) 鼻ab 9&E
9(イ) ∃x(鼻xb) 9EI
57 (ウ) ∃x(鼻xb) 89イEE
9(エ) ~長a 9&E
3 9(オ) ~(鼻ab&象b) 4エMTT
3 9(カ) ~鼻ab∨~象b オ、ド・モルガンの法則
3 9(キ) 鼻ab→~象b カ、含意の定義
3 9(ク) ~象b アキMPP
3579(ケ) ~象b&∃x(鼻xb) ウク&I
357 (コ) ~象b&∃x(鼻xb) 89ケEE
35 (サ) 兎b→~象b&∃x(鼻xb) 7コCP
35 (シ) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} サUI
1 5 (ス) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} 23シEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→~象y&∃x(鼻xy)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、yは象ではなく、あるxは(yの鼻である)}。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ『推論』は「妥当」であって、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎の鼻は長くない。従って、
(ⅲ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。
といふ『推論』も「妥当」である。
然るに、
(06)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
然るに、
(07)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。
② 耳は兎が長く、兎以外の耳は長くない。
③ 顔は馬が長く、馬以外の顔は長くない。
従って、
(07)により、
(08)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
② すべてのxとあるyについて{(xがyの耳であって、yが兎である)ならば、xは長く、(yが兎でなくて、xがyの耳である)ならば、xは長くない}。
③ すべてのxとあるyについて{(xがyの顏であって、yが馬である)ならば、xは長く、(yが馬でなくて、xがyの顏である)ならば、xは長くない}。
従って、
(02)(04)(08)により、
(09)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
② ∀x∃y{(耳xy&兎y)→長x&(~兎y&耳xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(顏xy&馬y)→長x&(~馬y&顏xy)→~長x}。
従って、
(06)~(09)により、
(10)
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「日本語」は、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
② ∀x∃y{(耳xy&兎y)→長x&(~兎y&耳xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(顏xy&馬y)→長x&(~馬y&顏xy)→~長x}。
といふ「構造(シンタックス)」をしてゐる。
然るに、
(01)(03)により、
(11)
1(1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1(2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
1(3)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} 1UI
従って、
(02)(04)(10)(11)により、
(12)
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。⇔
① すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
① ∀x の「作用範囲(Scope)」は、
① ∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。⇔
① あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
である。
従って、
(10)(11)(12)により、
(13)
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
に於いて、
① 鼻は
② 耳は
③ 顔は
といふ「語」は、それぞれ、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「文の全体」に、「掛かってゐる(作用を及ぼしてゐる)」。
従って、
(13)により、
(14)
① 鼻は
② 耳は
③ 顔は
といふ「語」は、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「文」の、「主語(Subject)」ではなく、「主語(main word)」である。
令和5年8月18日、毛利太。
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} A
5 (6) 兎b→~象b&∃x(鼻xb) UE
7 (7) 兎b A
57 (8) ~象b&∃x(鼻xb) 67MPP
57 (9) ~象b 8&E
57 (ア) ∃x(鼻xb) 8&E
イ(イ) 鼻ab A
57イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
357イ(エ) ~長a 4ウMPP
357イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
357イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
357 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 7キCP
1 5 (ケ) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 23クEE
1 5 (コ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} ケUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{ 兎y→~象y&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、yは象ではなく、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(03)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (鼻ab&象b)→長a 3&E
5 (5) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} A
5 (6) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 5UE
7 (7) 兎b A
57 (8) ∃x(鼻xb&~長x) 67MPP
9(9) 鼻ab&~長a A
9(ア) 鼻ab 9&E
9(イ) ∃x(鼻xb) 9EI
57 (ウ) ∃x(鼻xb) 89イEE
9(エ) ~長a 9&E
3 9(オ) ~(鼻ab&象b) 4エMTT
3 9(カ) ~鼻ab∨~象b オ、ド・モルガンの法則
3 9(キ) 鼻ab→~象b カ、含意の定義
3 9(ク) ~象b アキMPP
3579(ケ) ~象b&∃x(鼻xb) ウク&I
357 (コ) ~象b&∃x(鼻xb) 89ケEE
35 (サ) 兎b→~象b&∃x(鼻xb) 7コCP
35 (シ) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} サUI
1 5 (ス) ∀y{兎y→~象y&∃x(鼻xy)} 23シEE
従って、
(03)により、
(04)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→~象y&∃x(鼻xy)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、yは象ではなく、あるxは(yの鼻である)}。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ『推論』は「妥当」であって、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎の鼻は長くない。従って、
(ⅲ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。
といふ『推論』も「妥当」である。
然るに、
(06)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
然るに、
(07)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① 鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。
② 耳は兎が長く、兎以外の耳は長くない。
③ 顔は馬が長く、馬以外の顔は長くない。
従って、
(07)により、
(08)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
② すべてのxとあるyについて{(xがyの耳であって、yが兎である)ならば、xは長く、(yが兎でなくて、xがyの耳である)ならば、xは長くない}。
③ すべてのxとあるyについて{(xがyの顏であって、yが馬である)ならば、xは長く、(yが馬でなくて、xがyの顏である)ならば、xは長くない}。
従って、
(02)(04)(08)により、
(09)
①{象の鼻、兎の鼻、馬の鼻}
②{象の耳、兎の耳、馬の耳}
③{象の顔、兎の顔、馬の顔}
であるならば、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
② ∀x∃y{(耳xy&兎y)→長x&(~兎y&耳xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(顏xy&馬y)→長x&(~馬y&顏xy)→~長x}。
従って、
(06)~(09)により、
(10)
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「日本語」は、
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
② ∀x∃y{(耳xy&兎y)→長x&(~兎y&耳xy)→~長x}。
③ ∀x∃y{(顏xy&馬y)→長x&(~馬y&顏xy)→~長x}。
といふ「構造(シンタックス)」をしてゐる。
然るに、
(01)(03)により、
(11)
1(1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1(2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
1(3)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} 1UI
従って、
(02)(04)(10)(11)により、
(12)
① ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。⇔
① すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
に於いて、
① ∀x の「作用範囲(Scope)」は、
① ∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。⇔
① あるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。
である。
従って、
(10)(11)(12)により、
(13)
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
に於いて、
① 鼻は
② 耳は
③ 顔は
といふ「語」は、それぞれ、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「文の全体」に、「掛かってゐる(作用を及ぼしてゐる)」。
従って、
(13)により、
(14)
① 鼻は
② 耳は
③ 顔は
といふ「語」は、
① 鼻は象が長い。
② 耳は兎が長い。
③ 顔は馬が長い。
といふ「文」の、「主語(Subject)」ではなく、「主語(main word)」である。
令和5年8月18日、毛利太。
2023年8月9日水曜日
「象は鼻が長い(鼻は象が長い)」の「述語論理」。
(01)
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
12 (サ)∀x~(象x&兎x) コ量化子の関係
12 (シ) ~(象a&兎a) サUE
ス (ス) 象a A
セ (セ) 兎a A
スセ (ソ) 象a&兎a スセ&I
12 スセ (タ) ~(象a&兎a)&(象a&兎a) シソ&I
12 ス (チ) ~兎a セタRAA
12 (ツ) 象a→~兎a スチCP
テ(テ) 兎a A
テ(ト) ~~兎a テDN
12 テ(ナ) ~象a ツトMTT
12 (ニ) 兎a→~象a テナCP
12 (ヌ)∀x(兎x→~象x) ニUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(03)により、
(04)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、「象」と「鼻」を「交換」すると、
④ 鼻は象が長い。
⑤ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}。
⑥ すべてのxについて{xが鼻であるならば、あるyは(xの象であって、長く)、すべてのzについて(zがxの象ではないならば、zは長くない)}。
然るに、
(04)により、
(05)
③{(xの鼻)&(x=象)}⇔{(xの鼻)=(象の鼻)}
⑥{(xの象)&(x=鼻)}⇔{(xの象)=(鼻の象)}
然るに、
(05)により、
(06)
③(象の鼻)といふ「日本語」に対して、
⑥(鼻の象)といふ「日本語」は、「意味不明」である。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ 鼻は象が長い。
⑤ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}。
に於いて、
①=② であるが、
④=⑤ ではない。
然るに、
(08)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ(イ) 鼻ab A
58イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ(エ) ~長a 4ウMPP
358イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
35 (ケ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} クUI
1 5 (コ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} 23ケEE
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(10)
{(象の鼻、兎の鼻、馬の鼻)、(象の耳、兎の耳、馬の耳)、(象の顔、兎の顔、馬の顔)}
であるならば、
(ⅰ)鼻は象が長い(象以外の鼻は長くない)。
(ⅱ)耳は兎が長い(兎以外の耳は長くない)。
(ⅲ)顔は馬が長い(馬以外の顔は長くない)。
従って、
(01)~(10)により、
(11)
① 象は鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
に於いて、
①=③ であって、
②=④ である。
令和5年8月9日、毛利太。
1 (1) ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2) ∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)} A
3 (3) ∃x(象x&兎x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃z(耳za&~鼻za&長z) 2UE
6 (6) 象a&兎a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∀z(~鼻za→~長z) 47MPP
1 6 (ア) ~鼻ba→~長b 9UI
2 6 (イ) ∃z(耳za&~鼻za&長z) 58MPP
ウ (ウ) 耳ba&~鼻ba&長b A
ウ (エ) ~鼻ba ウ&E
ウ (オ) 長b ウ&E
1 6ウ (カ) ~長b アエMPP
1 6ウ (キ) 長b&~長b オカ&I
12 6 (ク) 長b&~長b イウキEE
123 (ケ) 長b&~長b 36クEE
12 (コ)~∃x(象x&兎x) 3ケRAA
12 (サ)∀x~(象x&兎x) コ量化子の関係
12 (シ) ~(象a&兎a) サUE
ス (ス) 象a A
セ (セ) 兎a A
スセ (ソ) 象a&兎a スセ&I
12 スセ (タ) ~(象a&兎a)&(象a&兎a) シソ&I
12 ス (チ) ~兎a セタRAA
12 (ツ) 象a→~兎a スチCP
テ(テ) 兎a A
テ(ト) ~~兎a テDN
12 テ(ナ) ~象a ツトMTT
12 (ニ) 兎a→~象a テナCP
12 (ヌ)∀x(兎x→~象x) ニUI
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。然るに、
(ⅱ)∀x{兎x→∃z(耳zx&~鼻zx&長z)}。従って、
(ⅲ)∀x(兎x→~象x)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。然るに、
(ⅱ)すべてのxについて{xが兎であるならば、あるzは(xの耳であって、xの鼻ではないが、zは長い)}。従って、
(ⅲ)すべてのxについて(xが兎であるならば、xは象ではない)。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は鼻ではないが、長い。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ『推論』は「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(03)により、
(04)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻ではないならば、zは長くない)}。
に於いて、「象」と「鼻」を「交換」すると、
④ 鼻は象が長い。
⑤ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}。
⑥ すべてのxについて{xが鼻であるならば、あるyは(xの象であって、長く)、すべてのzについて(zがxの象ではないならば、zは長くない)}。
然るに、
(04)により、
(05)
③{(xの鼻)&(x=象)}⇔{(xの鼻)=(象の鼻)}
⑥{(xの象)&(x=鼻)}⇔{(xの象)=(鼻の象)}
然るに、
(05)により、
(06)
③(象の鼻)といふ「日本語」に対して、
⑥(鼻の象)といふ「日本語」は、「意味不明」である。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
① 象は鼻が長い。
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ 鼻は象が長い。
⑤ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}。
に於いて、
①=② であるが、
④=⑤ ではない。
然るに、
(08)
1 (1)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x} A
1 (2) ∃y{(鼻ay&象y)→長a&(~象y&鼻ay)→~長a} 1UE
3 (3) (鼻ab&象b)→長a&(~象b&鼻ab)→~長a A
3 (4) (~象b&鼻ab)→~長a 3&E
5 (5) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)} A
5 (6) (兎b→~象b)&∃x(鼻xb) UE
5 (7) 兎b→~象b 6&E
8 (8) 兎b A
58 (9) ~象b 78MPP
5 (ア) ∃x(鼻xb) 6&E
イ(イ) 鼻ab A
58イ(ウ) ~象b&鼻ab 9イ&I
358イ(エ) ~長a 4ウMPP
358イ(オ) 鼻ab&~長a イエ&I
358イ(カ) ∃x(鼻xb&~長x) オEI
358 (キ) ∃x(鼻xb&~長x) アイカEE
35 (ク) 兎b→∃x(鼻xb&~長x) 8キCP
35 (ケ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} クUI
1 5 (コ) ∀y{兎y→∃x(鼻xy&~長x)} 23ケEE
従って、
(08)により、
(09)
(ⅰ)∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。然るに、
(ⅱ) ∀y{(兎y→~象y)&∃x(鼻xy)}。従って、
(ⅲ) ∀y{ 兎y→∃x(鼻xy&~長x)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)すべてのxとあるyについて{(xがyの鼻であって、yが象である)ならば、xは長く、(yが象でなくて、xがyの鼻である)ならば、xは長くない}。然るに、
(ⅱ) すべてのyについて{(yが兎であるならば、yは象ではなく)、あるxは(yの鼻である)}。従って、
(ⅲ) すべてのyについて{ yが兎であるならば、あるxは(yの鼻であって、長くない)}。
といふ『推論』、すなはち、
(ⅰ)鼻は象が長く、象以外の鼻は長くない。然るに、
(ⅱ)兎は象ではないが、兎には鼻がある。 従って、
(ⅲ)兎の鼻は長くない。
といふ『推論』は「妥当」である。
然るに、
(10)
{(象の鼻、兎の鼻、馬の鼻)、(象の耳、兎の耳、馬の耳)、(象の顔、兎の顔、馬の顔)}
であるならば、
(ⅰ)鼻は象が長い(象以外の鼻は長くない)。
(ⅱ)耳は兎が長い(兎以外の耳は長くない)。
(ⅲ)顔は馬が長い(馬以外の顔は長くない)。
従って、
(01)~(10)により、
(11)
① 象は鼻が長い。
② 鼻は象が長い。
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
④ ∀x∃y{(鼻xy&象y)→長x&(~象y&鼻xy)→~長x}。
に於いて、
①=③ であって、
②=④ である。
令和5年8月9日、毛利太。
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