2023年8月24日木曜日

「パースの法則」が「ヘンテコ」である「理由」。

(01)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② であることを「証明」したい。
従って、
(01)により、
(02)
① (P&~Q)∨P
② (P→ Q)→P
に於いて、
①=② であることを「証明」したい。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1    (1)    □→ ◇   A
 2   (2)    □&~◇   A
 2   (3)    □      2&E
12   (4)       ◇   13MPP
 2   (5)      ~◇   2&E
12   (6)    ◇&~◇   45&I
1    (7)  ~(□&~◇)  26□AA
  8  (8) ~(~□∨ ◇)  A
   9 (9)   ~□      A
   9 (ア)   ~□∨ ◇   9∨I
  89 (イ) ~(~□∨ ◇)&
          (~□∨ ◇)  8ア&I
  8  (ウ)  ~~□      9イ□AA
  8  (エ)    □      ウDN
    オ(オ)       ◇   A
    オ(カ)   ~□∨ ◇   オ∨I
  8 オ(キ) ~(~□∨ ◇)&
          (~□∨ ◇)  8カ&I
  8  (ク)      ~◇   オキ□AA
  8  (ケ)    □&~◇   エク&I
1 8  (コ)  ~(□&~◇)&
           (□&~◇)  7ケ&I
1    (サ)~~(~□∨ ◇)  8コ□AA
1    (シ)   ~□∨ ◇   サDN
(ⅱ)
1     (1) ~□∨ ◇   A
 2    (2)  □&~◇   A
  3   (3) ~□      A
 2    (4)  □      2&E
 23   (5) ~□&□    34&I
  3   (6)~(□&~◇)  25□AA
   7  (7)     ◇   A
 2    (8)    ~◇   2&E
 2 7  (9)  ◇&~◇   78&I
   7  (ア)~(□&~◇)  29□AA
1     (イ)~(□&~◇)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  □      A
     エ(エ)    ~◇   A
    ウエ(オ)  □&~◇   ウエ&I
1   ウエ(オ)~(□&~◇)&
          (□&~◇)  イオ&I
1   ウ (カ)   ~~◇   エオ□AA
1   ウ (キ)     ◇   カDN
1     (ク)  □→ ◇   ウクCP
従って、
(03)により、
(04)
① ~□∨◇
②  □→◇
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①  (P&~Q)∨P
② ~(P→ Q)∨P
に於いて、
①=② であることを「証明」したい。
従って、
(05)により、
(06)
①  (P&~Q)
② ~(P→ Q)
に於いて、
①=② であることを「証明」したい。
然るに、
(07)
(ⅰ)
1   (1) ~(P→ Q)  A
 2  (2) ~(P&~Q)  A
  3 (3)   P      A
   4(4)     ~Q   A
  34(5)   P&~Q   34&I
 234(6) ~(P&~Q)&
         (P&~Q)  25&I
 23 (7)    ~~Q   46RAA
 23 (8)      Q
 2  (9)   P→ Q
 38CP
12  (ア) ~(P→ Q)&
         (P→ Q)  19&I
1   (イ)~~(P&~Q)  2アRAA
1   (ウ)   P&~Q   イDN
(ⅱ)
1   (1)   P&~Q   A
 2  (2)   P→ Q   A
1   (3)   P      1&E
12  (4)      Q   23CP
1   (5)     ~Q   1&E
12  (6)   Q&~Q   45&I
1   (7) ~(P→ Q)  26RAA
従って、
(07)により、
(08)
①  (P&~Q)
② ~(P→ Q)
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(08)により、
(09)
(Ⅰ)
①  (P&~Q)
② ~(P→ Q)
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅰ)により、
(Ⅱ)
①  (P&~Q)∨P
② ~(P→ Q)∨P
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅱ)により、
(Ⅲ)
① (P&~Q)∨P
② (P→ Q)→P
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅲ)により、
(Ⅳ)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② である。
従って、
(09)により、
(10)
P=奇数である。
Q=素数である。
として、
(Ⅰ)
①(奇数であるが、素数ではない)。
②(奇数であるならば素数である)といふわけではない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅰ)により、
(Ⅱ)
①(奇数であるが、素数ではない)か、または(奇数である)。
②(奇数であるならば素数である)といふわけではないか、または(奇数である)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅱ)により、
(Ⅲ)
①(奇数であるが、素数ではない)か、または(奇数である)。
②(奇数であるならば素数である)ならば(奇数である)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(Ⅲ)により、
(Ⅳ)
①((奇数であるが、素数ではない)か、または(奇数である))ならば(奇数である)。
②((奇数であるならば素数である)ならば(奇数である))ならば(奇数である)。
然るに、
(10)により、
(11)
①(奇数であるが、素数ではない)。
②(奇数であるならば素数である)といふわけではない。
に於いて、
①=② である。
といふことは、「当然」であるが、
①((奇数であるが、素数ではない)か、または(奇数である))ならば(奇数である)。
②((奇数であるならば素数である)ならば(奇数である))ならば(奇数である)。
に於いて、
①=② である。
といふことは、「分かり難い」。
従って、
(09)~(11)により、
(12)
(Ⅰ)
①  (P&~Q)
② ~(P→ Q)
(Ⅱ)
①  (P&~Q)∨P
② ~(P→ Q)∨P
(Ⅲ)
① (P&~Q)∨P
② (P→ Q)→P
(Ⅳ)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
といふ『同値変形』を「繰り返した結果」として、
①((奇数であるが、素数ではない)か、または(奇数である))ならば(奇数である)。
②((奇数であるならば素数である)ならば(奇数である))ならば(奇数である)。
に於いて、
①=② である。
といふ「意味不明の等式(パースの法則)」が「成立」する。
令和5年8月24日、毛利太。

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