2013.05.10.Fri Category:漢文+数学的
(25)
〔 〕の中には、一個以上の( )が入り、
[ ]の中には、一個以上の〔 〕が入り、
{ }の中には、一個以上の[ ]が入り、
[ ]は、{ }の中に入ることが出来、
〔 〕は、[ ]の中と、{ }の中に入ることが出来、
( )は、{ }の中と、[ ]の中と、〔 〕の中に入ることが出来る。
然るに、
(26)
①〔( )〕
②〔( )( )〕
③[〔( )〕]
④[〔( )( )〕]
⑤[〔( )〕〔( )〕]
⑥[〔( )( )〕〔( )〕]
⑦[〔( )〕〔( )( )〕]
⑧[〔( )( )〕〔( )( )〕]
に於いて、
①3〔2(1)〕
①4〔2(1)3〕
②5〔2(1)4(3)〕
②6〔2(1)4(3)5〕
③4[3〔2(1)〕]
③5[4〔2(1)3〕]
③6[4〔2(1)3〕5]
④6[5〔2(1)4(3)〕]
④7[6〔2(1)4(3)5〕]
④8[7〔2(1)4(3)5〕6]
⑤7[3〔2(1)〕6〔5(4)〕]
⑤8[4〔2(1)3〕7〔6(5)〕]
⑤9[4〔2(1)3〕8〔6(5)7〕]
⑤9[5〔2(1)4(3)〕8〔7(6)〕]
⑥10[4〔2(1)3〕8〔6(5)7〕9]
⑥10[6〔2(1)4(3)5〕9〔8(7)〕]
⑥11[6〔2(1)4(3)5〕10〔8(7)9〕]
⑥12[6〔2(1)4(3)5〕10〔8(7)9〕11]
⑦9[3〔2(1)〕8〔5(4)7(6)〕]
⑦10[4〔2(1)3〕9〔6(5)8(7)〕]
⑦11[4〔2(1)3〕10〔6(5)8(7)9〕]
⑦12[4〔2(1)3〕10〔6(5)8(7)9〕11]
⑧11[5〔2(1)4(3)〕10〔7(6)9(8)〕]
⑧12[6〔2(1)4(3)5〕11〔8(7)10(9)〕]
⑧13[6〔2(1)4(3)5〕12〔8(7)10(9)11〕]
⑧14[6〔2(1)4(3)5〕12〔8(7)10(9)11〕13]
という、「数字の列」が、成立する。
従って、
(25)(26)により、
(27)
〔 〕の中には、一・二個の( )が入り、
[ ]の中には、一・二個の〔 〕が入る。
場合は、以上のような、「数列」が、成立する。
従って、
(28)
数学が得意で、漢文や古文にも興味が有る(?)、
理数科の生徒である、あなたが行う「証明(数学的帰納法)」により、
「N種類の括弧」の中に、「N個の括弧」が有る場合も、
②6〔2(1)4(3)5〕
⑧14[6〔2(1)4(3)5〕12〔8(7)10(9)11〕13]
と、「同じ性質(リカージョン)」を、持っている。
然るに、
(29)
⑧14[6〔2(1)4(3)5〕12〔8(7)10(9)11〕13]
に於いて、
①2(1)⇒(1)2
②4(3)⇒(3)4
③6〔・・・・・5〕⇒〔・・・・・5〕6
④8(7)⇒(7)8
⑤10(9)⇒(9)10
⑥12〔・・・・・11〕⇒〔・・・・・11〕12
⑦14[・・・・・13]⇒[・・・・・13]14下
という、「順番」が、成立する一方で、
⑧14[6〔2(1)4(3)5〕12〔8(7)10(9)11〕13]⇒
⑧[〔(1)2(3)45〕6〔(7)8(9)1011〕1213]14。
という「変換」は、「返り点」と合わせて、
⑧乙[下〔二(一)二(一)上〕下〔二(一)二(一)上〕甲]⇒
⑧[〔(一)二(一)二上〕下〔(一)二(一)二上〕下甲]乙。
という風に、書くことが、出来る。
然るに、
(30)
②6〔2(1)4(3)5〕
②下 二 一 二 一 上
に於いて、これらの、
「返り点」に対して、例えば、
下=如
二=読
一=漢文
二=書
一=英文
下=者
のように、「漢字」を代入すれば、
②下 二 #一 二 #一 上=
②如 読 漢文 書 英文 者=
②漢文を読み英語を書く者の如し。
は、「返り点」が付いた、「漢文」に、相当する。
然るに、
(31)
①レ
②一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・
③上 中 下。
④甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
⑤天 地 人。
に於いて、「返り点」は、
②一 二 三 ・・・・
を挟んで返る場合に、
③上 中 下。
を用いる。
従って、
(32)
下 二 一 中 上
下 中 二 一 上
であるものの、
下 二 一 中 上
下 中 二 一 上
は、「括弧」では、
5〔2(1)4(3)〕
5[4〔2(1)3〕]
に、相当する。
従って、
(33)
不=下
為=二
児=#
孫=一
買=中
美=#
田=上
という「返り点」は、
不〔為(児孫)買(美田)〕⇒
〔(児孫)為(美田)買〕不=児孫の為に美田を買はず。
という「変換」に、相当する。
然るに、
(34)
不〔為(児孫)買(美田)〕⇒
〔(児孫)為(美田)買〕不=児孫の為に美田を買はず。
に加えて、
下〔二(#一)中(#上)〕⇒
〔(#一)二(#上)中〕下=#一 #二 #上 中 下
という「変換」が、成立する。
従って、
(35)
下 二 一 中 上
下 中 二 一 上
という「返り点」は、確かに、
5〔2(1)4(3)〕
5[4〔2(1)3〕]
という「括弧」に、相当する。
然るに、
(36)
①レ
の場合は、
二 レ 一
レ 二 一
二 一レ
のように、用いられるため、
二 レ 一
以外は、
①レ
②一 二 三 ・・・・
③上 中 下。
に於いて、
①レ
を挟んで返る場合に、
②一 二 三 ・・・・
を用い、
②一 二 三 ・・・・
を挟んで返る場合に、
③上 中 下。
を用いる。とは、言えない。
然るに、
(37)
二 一レ
下 上レ
乙 甲レ
地 天レ
に対して、
二レ 一
下レ 上
乙レ 甲
地レ 天
は、無いものの、何故、無いのか。
と言うと、
(38)
レ点は、
一二・上下・甲乙・天地でも、表すことが、出来るが故に、
二レ 一=二 一 一
下レ 上=下 上 上
乙レ 甲=乙 甲 甲
地レ 天=地 天 天
となる一方で、
二 一 一
下 上 上
乙 甲 甲
地 天 天
という「返り点」は、有り得ない、からである。
一二点で言えば、
二 一 二 一
は、正しいが、
二 一 一
は、正しくなく、
二 一 一=二レ 一
である、からである。
cf.
一レ 上レ 甲レ 天レ
それぞれ一レ点・上レ点・甲レ点・天レ点と呼び慣わしていますが、複合返り点はこの四つしかありません(古田島洋介、これならわかる返り点、2009年、71頁)。
然るに、
(39)
二 レ 一
であれば、
下 二 一 上
とすることが出来るし、
レ レ
二 一レ
レ 二 一
であれば、三つとも、
レ レ =三 二 一
二 一レ =三 二 一
レ 二 一=三 二 一
である。
従って、
(40)
①レ
は、
②一 二 三 ・・・・
③上 中 下。
でも表せるが故に、
①( )
②〔 〕
は、
①レ
②一 二 三 ・・・・
③上 中 下。
の「役割」を果たすことが、出来る。
従って、
(41)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
を用いれば、概ね、
①レ
②一 二 三 ・・・・
③上 中 下。
④甲 乙 丙 ・・・・
⑤天 地 人。
の「役割」を果たすことが、出来る。
但し、
(42)
場合によっては、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
に加えて、
⑤〈 〉
が、必要になることも有る。
然るに、
(43)
それとは逆に、
①レ
②一 二 三 ・・・・
③上 中 下。
④甲 乙 丙 ・・・・
⑤天 地 人。
では表せない「語順」を、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
は、表すことが、出来る。
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