2017年2月5日日曜日

「加法の分配法則」と「括弧は有ります!」。

(01)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
であるならば、
① その人は男性である。
(02)
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
① その人は日本人で学生である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
① その人は男性である。
① その人は日本人で学生である。
従って、
(03)により、
(04)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
① その人は男性である日本人学生である。
である。
(05)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
)その人は女性で、日本人で教師である。
であるならば、
② その人は男性であるか日本人である。
である。
(06)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
)その人は女性で、米国人で学生である。
であるならば、
② その人は男性であるか学生である。
である。
然るに、
(05)(06)により、
(07)
)その人は女性で、米国人で学生である。
は、(05)には無く
)その人は女性で、日本人で教師である。
は、(06)には無い
従って、
(07)により、
(08)
(05)であって、尚且つ
(06)であるならば、
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
でなければ、ならない。
従って、
(05)(06)(08)により、
(09)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
② その人は男性である日本人、男性である学生である。
である。
従って、
(04)(09)により、
(10)
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
① その人は男性である日本人学生である。
であって、
(Ⅰ)その人は男性で、日本人で学生である。
(Ⅱ)その人は男性で、日本人で教師である。
(Ⅲ)その人は男性で、米国人で学生である。
(Ⅳ)その人は男性で、米国人で教師である。
(Ⅴ)その人は女性で、日本人で学生である。
であるならば、
② その人は男性である日本人、男性である学生である。
である。
従って、
(10)により、
(11)
① その人は男性である日本人学生である。
② その人は男性である日本人、男性である学生である。
に於いて、
①=② である。
従って、
(11)により、
(12)
① 男性、日本人学生。
② 男性日本人、男性学生。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(13)
A=男性
B=日本人
C=学生
とし、
で=&
か=∨
とする。
従って、
(12)(13)により、
(14)
① A∨B&C
② A∨B&A∨B
に於いて、
①=② である。
然るに、
(15)
① A∨(B&C)
②(A∨B)&(A∨B)
に於いて、
①=② である。
は、「(論理学に於ける)定理」である。
従って、
(13)(15)により、
(16)
①  男性(日本人学生)。
②(男性日本人)(男性学生)。
に於いて、
①=② である。
は、「(論理学に於ける)定理」である。
従って、
(12)(16)により、
(17)
①  男性か、日本人で学生。
②  男性か日本人で、男性か学生。
といふ「日本語」には、
①  男性か(日本人で学生)。
②(男性か日本人)で(男性か学生)。
といふ「括弧」が、なければならない。
然るに、
(18)
① 男性か、日本人で学生。
から、
① 男性 を除くと、
①      日本人で学生。
(19)
② 男性か日本人で、男性か学生。
から、
② 男性      男性 を除くと、
②     日本人で    学生。
従って、
(18)(19)により、
(20)
① 男性か、日本人で学生。
② 男性か日本人で、男性か学生。
に於いて、
① 男性 を「否定」し、
② 男性 を「否定」すると、
① 日本人で学生。
② 日本人で学生。
(21)
① 男性か、日本人で学生。
から、
①     日本人で学生
を除くと、
① 男性。
(22)
② 男性か日本人で、男性か学生。
から、
②    日本人で    学生
を除くと、
② 男性か     男性
である。
然るに、
(23)
② 男性か     男性
であれば、
② 男性。
である。
従って、
(21)(22)(23)により、
(24)
① 男性か、日本人で学生。
② 男性か日本人で、男性か学生。
に於いて、
① 日本人で学生 を「否定」し、
② 日本人で学生 を「否定」すると、
① 男性。
② 男性。

である。
従って、
(20)(24)により、
(25)
① 男性か、日本人で学生。
② 男性か日本人で、男性か学生。
に於いて、確かに、
①=② である。
として、「矛盾」はない。
然るに、
(26)
① 男性か、日本人で学生。
② 男性か日本人で、男性か学生。
に於いて、
① の場合は、 「普通」であるが、
② に関しては、「普通」は、このやうな「言ひ方」はしない。
然るに、
(27)
① 男性か、日本人で学生。
である以上、
① 男性
であるならば、
① 日本人で学生
である「必要」は無い。
然るに、
(28)
① 日本人で学生
である「必要」が無い。
のであれば、
学生
である「必要」も無い
然るに、
(29)
③ 男性か日本人で、学生。
であるならば、
③ 男子学生
であるか、
③ 日本人学生
であるか、
③ 日本人男子学生
であるかの、「いづれか」である。
然るに、
(30)
③ 男子学生
であるか、
③ 日本人学生
であるか、
③ 日本人男子学生
であるかの、「いづれか」である。
ならば、
学生
である「必要」が有る
従って、
(27)~(30)により、
(31)
① 男性か、日本人で学生。
③ 男性か日本人で、学生。
に於いて、
① ならば、「学生」である「必要」が有って
③ ならば、「学生」である「必要」が無い
従って、
(31)により、
(32)
① 男性か、日本人で学生。
③ 男性か日本人で、学生。
に於いて、
①≠③
であって、
①=③
ではない。
然るに、
(33)
①  男性か(日本人で学生)
であれば、
①  男性か、日本人で学生。
である。
(34)
③(男性か日本人)で学生
であれば、
③  男性か日本人で、学生。
である。
然るに、
(32)により、
(35)
① 男性か日本人で学生。
③ 男性か日本人で学生。
に於いて、
①=③ ではない。
のであれば、
① 男性か、日本人で学生。
③ 男性か日本人で、学生。
でなければ、ならない。
従って、
(33)(34)(35)により、
(36)
① 男性か日本人で学生。
③ 男性か日本人で学生。
に於いて、
①=③ ではない。
のであれば、
①  男性か(日本人で学生)
③(男性か日本人)で学生。
でなければ、ならない。
然るに、
(37)
① 男性か、日本人で学生。
③ 男性か日本人で、学生。
といふ「日本語」を、
① 男性かテン日本人で学生マル
③ 男性か日本人でテン学生マル
といふ風に読む「日本人」はゐない。
従って、
(37)により、
(38)
① 男性かカッコ日本人で学生カッコ閉じ
③ カッコ男性か日本人カッコ閉じで学生
といふ「日本語」を話す「日本人」はゐない。
からと言って、
①  男性か(日本人で学生)
③(男性か日本人)で学生
といふ「日本語」が「存在」しない。
といふことには、ならない。
従って、
(35)~(38)により、
(39)
① 男性か日本人で学生。
③ 男性か日本人で学生。
といふ「日本語」に、
① 男性か、日本人で学生。
③ 男性か日本人で、学生。
といふ「 点 」があるやうに、
① 男性か日本人で学生。
③ 男性か日本人で学生。
といふ「日本語」には、
①  男性か(日本人で学生)
③(男性か日本人)で学生
といふ「括弧」が有ります!
従って、
(13)(39)により、
(40)
① AかBでC。
③ AかBでC。
といふ「日本語」には、
①  A∨(B&C)
③(A∨B)&C
といふ「括弧」が有ります!
平成29年02月05日、毛利太。
―「関連記事」―
「乗法の分配法則」と「括弧は有ります!」(http://kannbunn.blogspot.com/2017/02/blog-post_4.html)。

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