2022年6月14日火曜日

「(目の前に)象がゐる」の「~が」。

(01)
(ⅱ)
1  (1)∀x(象x→動物x&動物x→象x)       A
1  (2)   象a→動物a&動物a→象a        1UE
1  (3)          動物a→象a        2&E
 4 (4)      ∃x(~象x&動物x)       A
  5(5)         ~象a&動物a        A
  5(6)             動物a        5&E
1 5(7)              象a        36MPP
  5(8)         ~象a            5&E
1 5(9)         ~象a& 象a        78&I
14 (ア)         ~象a& 象a        459EE
1  (イ)     ~∃x(~象x&動物x)       4アRAA
1  (ウ)   象a→動物a               2&E
1  (エ)∀x(象x→動物x)              ウUI
1  (オ)∀x(象x→動物x)&~∃x(~象x&動物x) イエ&I
(ⅲ)
1  (1)∀x(象x→動物x)&~∃x(~象x&動物x) A
1  (2)∀x(象x→動物x)              1&E
1  (3)   象a→動物a               2UE
1  (4)           ~∃x(~象x&動物x) 2&E
1  (5)           ∀x~(~象x&動物x) 4量化子の関係
1  (6)             ~(~象a&動物a) 5UE
 7 (7)               動物a      A
  8(8)                   ~象a  A
 78(9)               ~象a&動物a  78&I
178(ア)   ~(~象a&動物a)&(~象a&動物a) 79&I
17 (イ)                  ~~象a  8アRAA
17 (ウ)                    象a  イDN
1  (エ)               動物a→ 象a  7ウCP
1  (オ)   象a→動物a&動物a→象a        3エ&I
1  (カ)∀x(象x→動物x&動物x→象x)       オUI
従って、
(01)により、
(02)
② ∀x(象x→動物x&動物x→象x)
③ ∀x(象x→動物x)&~∃x(~象x&動物x)
に於いて、すなはち、
② すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物であり、xが動物であるならば、xは象である)。
③ すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物であって)、尚且つ、(象以外のxで、動物であるx)は存在しない。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)により、
(03)
② 象は動物であり、動物は象である。
③ 象は動物であり、象以外は動物ではない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(04)
Q:何動物か。
といふ「質問」に対しては、「答へ」ようが無い。
然るに、
(05)
U={象、机、椅子、鉛筆、三角定規}
といふ「集合」を「仮定」すれば、
Q:何動物か。
A:象動物である。
といふ風に、「答へる」しかない。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
① 象動物である。
② 象は動物であり、動物は象である。
③ 象は動物であり、象以外は動物ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(06)により、
(07)
① 象ゐる。
② 象はゐるし、ゐるのは象である。
③ 象はゐるが、象以外はゐない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
ゾウ(象)は、哺乳綱ゾウ目(長鼻目)ゾウ科の総称である[2][3]。
アジアゾウとアフリカゾウ、それとおそらくはマルミミゾウの、2属3種が現生し、これらは現生最大の陸生哺乳類である。他に絶滅したマンモスやナウマンゾウなどを含む。
(ウィキペディア)
(09)
哺乳類に属する動物の種の数は、研究者によって変動するが、おおむね4,300から4,600ほどであり、脊索動物門の約10%、広義の動物界の約0.4%にあたる。
(ウィキペディア)
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
① 象ゐる。
② 象はゐて、ゐるのは象である。
③ 象はゐるが、象以外ゐない
に於いて、
①=②=③ である。
といふのであれば、その場合は、
①(今、視線の先に)象ゐる。
②(今、視線の先に)象はゐて、ゐるのは象である。
③(今、視線の先に)象はゐるが、象以外ゐない
に於いて、
①=②=③ である。
といふことに、ならざるを得ない。
従って、
(10)により、
(11)
① 象ゐる。
といふのであれば、
① 個体としての、象ゐる。
といふ、ことになる。
然るに、
(12)
① 象ゐる。
と言った「直後」に、
② 象体が大きいなあ。
と言ふのであれば、この場合は、
② 個別の象を目前にして、その象の特徴が、「(見ることは出来ない)象といふ集合の全体の特徴である」といふ風に、言ってゐる。
従って、
(12)により、
(13)
「説明」は「省略」するものの、
① 象ゐる。
② 象は体が大きいなあ。
に於いて、
① は、『普遍量記号除去の規則(UE)』に基づいてゐて、
② は、『普遍量記号導入の規則(UI)』に基づいてゐる。
令和04年06月14日、毛利太。

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