2023年10月10日火曜日

「論理学」は「診断」にも「役に立つ」。

(01)
1       (1)    P∨ Q   A
 2      (2) Q→(R→ S)  A
  3     (3)    R&~S   A
   4    (4)    R→ S   A
  3     (5)    R      3&E
  34    (6)       S   45MPP
  3     (7)      ~S   3&E
  34    (8)    S&~S   67&I
  3     (9)  ~(R→ S)  48RAA
 23     (ア)~Q         29MTT
    イ   (イ)   ~P&~Q   A
     ウ  (ウ)    P      A
    イ   (エ)   ~P      イ&E
    イウ  (オ)    P&~P   ウエ&I
     ウ  (カ) ~(~P&~Q)  イオRAA
      キ (キ)       Q   A
    イ   (ク)      ~Q   イ&E
    イ キ (ケ)    Q&~Q   キク&I
      キ (コ) ~(~P&~Q)  イケRAA
1       (サ) ~(~P&~Q)  1ウカキコ∨E
       シ(シ)   ~P      A
 23    シ(ス)   ~P&~Q   アシ&I
123    シ(セ) ~(~P&~Q)&
             (~P&~Q)  サス&I
123     (ソ)  ~~P      シセRAA
123     (タ)    P      ソDN
123     (チ) ~Q&P      アタ&I
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)P∨Q    然るに、
(ⅱ)Q→(R→S)然るに、
(ⅲ)R&~S   従って、
(ⅳ)~Q&P
といふ「推論」は「妥当」である。 従って、
(02)により、
(03)
P=癌性リンパ管症である。
Q=術後肺炎である。
R=抗生物質を投与する。
S=熱は下がる。
であるとして、
(ⅰ)「癌性リンパ管症」であるか、または「術後肺炎」であった。然るに、
(ⅱ)「術後肺炎」であるならば、「抗生物質」を「投与」すれば「熱は下がるはずであった」。然るに、
(ⅲ)「抗生物質」を「投与」しても「熱は下がらなかった」。従って、
(ⅳ)「術後肺炎」ではなく、「癌性リンパ管症」であった。
といふ『推論』は『妥当』である。
従って、
(03)により、
(04)
「フジTV、白い巨塔、2003年、16話」の中で行はれた「唐木教授の鑑定」は、
「医学的」にも、「論理的」にも、『妥当』である。

令和5年10月10日、毛利太。

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