(01)
「返り点」は、「下から上へ返る点」であるため、「横書き」では、「右から左へ返る点」である。
従って、
(01)により、
(02)
(a)1 2 3。
(b)1 ③ ②。
(c)② ① 3。
(d)② 3 ①。
(e)③ 1 ②。
(f )③ ② ①。
に於いて、「丸」で囲まれてゐない「番号」に、「返り点」は、付かない。
従って、
(02)により、
(03)
(a)# # #。
(b)# ③ ②。
(c)② ① #。
(d)② # ①。
(e)③ # ②。
(f )③ ② ①。
に於いて、# に、「返り点」は、付かない。
従って、
(02)(04)により、
(04)
(a)1 2 3=
(a)# # #。
に、「返り点」は、付かない。
(05)
(d)② 3 ①=
(d)② # ①。
の場合は、
(d)②-3 ①。
のやうに、「ハイフン」を必要とするため、取りあへず、今は、扱はない。
(06)
(f )③ ② ①=
(f )レ レ 。
についても、#が無いため、ここでは、取り上げない。
従って、
(07)
ここでは、
(b)# ③ ②。
(c)② ① #。
(e)③ # ②。
を取り上げるものの、この四つは、
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
といふ風に、書き換へても、「返り点」としては、変はりがない。
従って、
(07)により、
(08)
(イ)1 3 2。
(ロ)2 1 3。
(ハ)3 1 2。
に対して、「数字の順番」になるやうに、「数字」に対して「返り点」を付けよ。
といふ「問題の答へ」は、
(09)
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
に対して、「数字の順番」になるやうに、「数字」に対して「返り点」を付けよ。
といふ「問題の答へ」と、同じになる。
然るに、
(10)
(イ)#=1 2 3
(ロ)#=3 4 5
(ハ)#=1 2 3
である時、
(イ)1 2 3 5 4。
(ロ)2 1 3 4 5。
(ハ)5 1 2 3 4。
に対して、「数字の順番」になるやうに、「数字」に対して「返り点」を付けよ。
といふ「問題の答へ」は、
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
に対して、「数字の順番」になるやうに、「数字」に対して「返り点」を付けよ。
といふ「問題の答へ」と、同じになる。
然るに、
(11)
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
に「返り点」を付けよといふ「問題」と、
(イ)1 2 3 5 4。
(ロ)2 1 3 4 5。
(ハ)5 1 2 3 4。
に「返り点」を付けよといふ「問題」とを、比較した場合に、わかりにくいのは、もちろん、後者である。
(12)
「返り点が、わかりません(2014/10/16)」で取り上げた、
(ニ) 55 49 3 1 2 33 5 4 8 6 7 10 9 11 12 23 15 13 14 17 16 18 19 20 22 21 25 24 29 28 26 27 32 30 31 36 34 35 48 40 37 38 39 43 42 41 47 46 44 45 54 53 50 51 52。
のやうな、「(有り得ない?)問題」に比べれば、
(イ)1 2 3 5 4。
(ロ)2 1 3 4 5。
(ハ)5 1 2 3 4。
は、「簡単極まり」ないものの、それでもなほ、
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
よりは、むずかしい。
(13)
(ホ)5 1 2 4 3。
(へ)6 1 2 5 3 4。
(ト )1 7 4 2 3 5 6。
(河合塾、ステップアップノート10、2007年、7頁)
にしても、
(ホ)3 # # 2 1。
(へ)3 # # 2 # 1。
(ト )# 4 2 # 1 # 3。
よりも、難しい。
然るに、
(14)
(01)
(イ)# 2 1。
(ロ)2 1 #。
(ハ)2 # 1。
(ホ)3 # # 2 1。
(へ)3 # # 2 # 1。
(ト )# 4 2 # 1 # 3。
に「返り点」を付けよといふ「問題」と、
(イ)1 2 3 5 4。
(ロ)2 1 3 4 5。
(ハ)5 1 2 3 4。
(ホ)5 1 2 4 3。
(へ)6 1 2 5 3 4。
(ト )1 7 4 2 3 5 6。
に「返り点」を付けよといふ「問題」は、「返り点の問題」としては、結局は、同じことである。
従って、
(15)
(イ) レ 。
(ロ)レ 。
(ハ)二 一。
(ホ)二 一レ 。
(へ)三 二 一。
(ト )下 二 一 上。
といふ「返り点」を理解するのであれば、HPでも書いたやうに、わざわざ、「むずかしい方」である、
(イ)1 2 3 5 4。
(ロ)2 1 3 4 5。
(ハ)5 1 2 3 4。
(ホ)5 1 2 4 3。
(へ)6 1 2 5 3 4。
(ト )1 7 4 2 3 5 6。
に「返り点」を付けよ。といふ「問題」を、やる必要はない。
然るに、
(16)
急ぎです!
漢文の返り点の付け方がわかりません
難し過ぎて分かりません
わかる方いらっしゃいましたら回答お願いします!
8 9 5 4 2 1 3 7 6 10
の場合は、
8 9 5 4 2 1 3 7 6 #
であるため、#で置き換へても、ほとんど、変はらないので、その意味では、「実際に、難しい」。
(17)
②-3 ①。
と同様に、一番最初が、
8-9
であることも、注意が、必要である。
然るに、
(18)
8-9 5 4 2 1 3 7 6。
丙 下 中 二 一 上 乙 甲。
とすれば、取りあへずは、「順序」としては、「成立」する。
そのため、
(19)
8-9 5 4 2 1 3 7 6。
丙 下 中 二 一 上 乙 甲。
と「同じ順番」になるやうに、「レ点」を用ゐれば、良いことになる。
従って、
(20)
8-9 5 4 2 1 3 7 6。
下 レ 二 レ 一 上レ 。
が、「正しい。
従って、
(21)
8 9 5 4 2 1 3 7 6 10
がさうであるやうに、「難し過ぎて分かりません。」といふ場合は、「ハイフン」が有るのかも知れないとした上で、HPでも書いたやうに、取りあへず、
① 一二点。
② 上下点。
③ 甲乙点。
④ 天地点。
だけで考へてみることを、勧めたいと、思ひます。
平成26年10月25日、毛利太。
2014年10月25日土曜日
2014年10月23日木曜日
「二 四 三 一」について。
(01)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
等を、「ソート」と呼ぶことにする。
(02)
① 3(12)⇒
① (12)3=1 2 3。
② 3〔2(1)〕⇒
② 〔(1)2〕3=1 2 3。
等を、「括弧を用ゐたソート」と呼ぶことにする。
(03)
③ 2-3(1)⇒
③(1)2-3 = 1 2-3。
④ 2-3-4(1)⇒
④(1)2-3-4 = 1 2-3-4。
等を、「括弧とハイフンを用ゐたソート」と呼ぶことにする。
この時、
(04)
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「括弧を用ゐたソート」も、「括弧とハイフンを用ゐたソート」も、両方とも、「可能」ではない。
何となれば、
(05)
③ 2(3〔1)〕⇒
③ (〔1)3〕2=1 2 3。
③ (〔 )〕。
は、「括弧」とは、言へないため、
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
の場合も、当然、「括弧を用ゐたソート」は、「不可能」である。
加へて、
(06)
③ 2-3(1)⇒
③(1)2-3 = 1 2-3。
④ 2-3-4(1)⇒
④(1)2-3-4 = 1 2-3-4。
に対して、
⑤ 2-4-3(1)⇒
⑤(1)2-4-3 ≠ 1 2-3-4。
であるため、
⑤ の場合は、「括弧とハイフンを用ゐたソート」も、「不可能」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「括弧を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「括弧とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
然るに、
(08)
① 3(12)⇒
① (12)3=1 2 3。
といふ「ソート」は、「返り点」では、
① 二 一。
に「相当」し、
② 3〔2(1)〕⇒
② 〔(1)2〕3=1 2 3。
といふ「ソート」は、「返り点」では、
② レ レ 。
に「相当」する。
(09)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
二=誰=WHO=2
三=為=ARE=3
一=汝=YOU=1
に於いて、
二=誰
三=為
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではない。
従って、
(09)により、
(10)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
二=誰=WHO=2
三=為=ARE=3
一=汝=YOU=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(11)
二=誰=2
三=為=3
一=汝=1
ではなく、
二=誰
#=為
一=汝
であれば、
③ ARE YOU WHO=為す 汝を 誰と。
二=誰=WHO=3
#=為=ARE=1
一=汝=YOU=2
であるため、
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
とは、ならない。
従って、
(10)(11)により、
(12)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
といふ「WH移動」に対して、「返り点」を付けることは、出来ない。
然るに、
(13)
③ 誰 為 汝 = WHO ARE YOU。
ではなく、
③ 訓-読 書 = 書を 訓-読す。
であれば、
③ 訓-読 = 二字熟語
であるため、
#=訓=2
二=-
#=読=3
一=書=1
のやうに、「返り点(ハイフン有り)」を、付けることが、出来る。
従って、
(08)~(13)により、
(13)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」である。
然るに、
(14)
二=B=2
三=C=3
四=D=4
一=A=1
に於いて、
二=B
三=C
四=D
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではないため、
二=B=2
三=C=3
四=D=4
一=A=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(15)
二=B
#=C
#=D
一=A
であれば、
二=B=4
#=C=1
#=D=2
一=A=3
であって、
④ B C D A ⇒ C D A B。
である。
(16)
二=B
レ=C
#=D
一=A
であれば、
二=B=4
レ=C=2
#=D=1
一=A=3
であって、
④ B C D A ⇒ D C A B。
である。
従って、
(14)(15)(16)により、
(17)
「ハイフン」が無い場合は、
④ B C D A ⇒ A B C D。
すなはち、
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
といふ、「返り点を用ゐたソート」は、「可能」ではない。
然るに、
(18)
#=B=2
二=-
#=C=3
#=-
#=D=4
一=A=1
ならば、
④ B-C-D A ⇒ A B-C-D。
すなはち、
④ 2-3-4 1 ⇒ 1 2-3-4。
といふ、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」になる。
従って、
(13)(18)により、
(19)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に於いては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」である。
然るに、
(20)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
に於いて、
二=B
三=C
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではないため、
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(21)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
ではなく、
二=B
#=D
#=C
一=A
であれば、
二=B=4
#=D=1
#=C=2
一=A=3
であるため、
⑤ B D C A ⇒ D C A B。
である。
(22)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
ではなく、
二=B=2
下=D=4
上=C=3
一=A=1
であれば、「上下点は、必ず一二点をまたいで返る場合に用ゐる(原田種成、私の文法講義、1995年、43頁)。」といふ「規則」に、抵触する。
(23)
二=B
レ=D
#=C
一=A
であれば、
二=B=4
レ=D=2
#=C=1
一=A=3
であるため、
⑤ B D C A ⇒ C D A B。
である。
(24)
#=B=2
二=-
#=D=4
#=-
#=C=3
一=A=1
のやうに、「ハイフン」を用ゐても、
⑤ B-D-C A ⇒ A B-D-C。
となって、
⑤ B D C A ⇒ A B C D。
すなはち、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
とは、ならない。
従って、
(20)~(24)により、
(25)
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」も、「返り点とハイフンを用ゐたソート」も、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(19)(25)により、
(26)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(07)(26)により、
(27)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「返り点(括弧)を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「返り点(括弧)とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(27)により、
(28)
例へば、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に加へて、
⑥ 2 4 5 3 1 ⇒ 1 2 3 4 5。
の場合も、両方とも、「可能」ではない。
(29)
⑥ B(D[E{C〔A)〕]}⇒
⑥ ([{〔A)B〕C]D}E=
⑥ A B C D E。
に於いて、、
⑥([{〔 )〕]}。
は、「括弧」とは、言へないし、
二=B=2
四=D=4
五=E=5
三=C=3
一=A=1
に於ける、
⑥ 二 四 五 三 一。
も、「返り点」とは、言へない。
(30)
⑥ 2 4-5 3 1。
は、
4-5
を、
「一字」と見なすため、
⑥ 2 4-5 3 1。
は、
⑤ 2 4 3 1。
と、「同じ事」である。
(31)
⑦ 2 4 5-3 1。
⑧ 2 4- 5-3 1。
⑨ 2-4-5-3 1。
のやうにすれば、その時点で、
2 4 5 3 1 ⇒ 1 2 3 4 5。
といふ「ソート」は、「不可能」である。
平成26年10月23日、毛利太。
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
等を、「ソート」と呼ぶことにする。
(02)
① 3(12)⇒
① (12)3=1 2 3。
② 3〔2(1)〕⇒
② 〔(1)2〕3=1 2 3。
等を、「括弧を用ゐたソート」と呼ぶことにする。
(03)
③ 2-3(1)⇒
③(1)2-3 = 1 2-3。
④ 2-3-4(1)⇒
④(1)2-3-4 = 1 2-3-4。
等を、「括弧とハイフンを用ゐたソート」と呼ぶことにする。
この時、
(04)
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「括弧を用ゐたソート」も、「括弧とハイフンを用ゐたソート」も、両方とも、「可能」ではない。
何となれば、
(05)
③ 2(3〔1)〕⇒
③ (〔1)3〕2=1 2 3。
③ (〔 )〕。
は、「括弧」とは、言へないため、
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
の場合も、当然、「括弧を用ゐたソート」は、「不可能」である。
加へて、
(06)
③ 2-3(1)⇒
③(1)2-3 = 1 2-3。
④ 2-3-4(1)⇒
④(1)2-3-4 = 1 2-3-4。
に対して、
⑤ 2-4-3(1)⇒
⑤(1)2-4-3 ≠ 1 2-3-4。
であるため、
⑤ の場合は、「括弧とハイフンを用ゐたソート」も、「不可能」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「括弧を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「括弧とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
然るに、
(08)
① 3(12)⇒
① (12)3=1 2 3。
といふ「ソート」は、「返り点」では、
① 二 一。
に「相当」し、
② 3〔2(1)〕⇒
② 〔(1)2〕3=1 2 3。
といふ「ソート」は、「返り点」では、
② レ レ 。
に「相当」する。
(09)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
二=誰=WHO=2
三=為=ARE=3
一=汝=YOU=1
に於いて、
二=誰
三=為
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではない。
従って、
(09)により、
(10)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
二=誰=WHO=2
三=為=ARE=3
一=汝=YOU=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(11)
二=誰=2
三=為=3
一=汝=1
ではなく、
二=誰
#=為
一=汝
であれば、
③ ARE YOU WHO=為す 汝を 誰と。
二=誰=WHO=3
#=為=ARE=1
一=汝=YOU=2
であるため、
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
とは、ならない。
従って、
(10)(11)により、
(12)
③ WHO ARE YOU=汝を 誰と 為す。
といふ「WH移動」に対して、「返り点」を付けることは、出来ない。
然るに、
(13)
③ 誰 為 汝 = WHO ARE YOU。
ではなく、
③ 訓-読 書 = 書を 訓-読す。
であれば、
③ 訓-読 = 二字熟語
であるため、
#=訓=2
二=-
#=読=3
一=書=1
のやうに、「返り点(ハイフン有り)」を、付けることが、出来る。
従って、
(08)~(13)により、
(13)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」である。
然るに、
(14)
二=B=2
三=C=3
四=D=4
一=A=1
に於いて、
二=B
三=C
四=D
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではないため、
二=B=2
三=C=3
四=D=4
一=A=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(15)
二=B
#=C
#=D
一=A
であれば、
二=B=4
#=C=1
#=D=2
一=A=3
であって、
④ B C D A ⇒ C D A B。
である。
(16)
二=B
レ=C
#=D
一=A
であれば、
二=B=4
レ=C=2
#=D=1
一=A=3
であって、
④ B C D A ⇒ D C A B。
である。
従って、
(14)(15)(16)により、
(17)
「ハイフン」が無い場合は、
④ B C D A ⇒ A B C D。
すなはち、
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
といふ、「返り点を用ゐたソート」は、「可能」ではない。
然るに、
(18)
#=B=2
二=-
#=C=3
#=-
#=D=4
一=A=1
ならば、
④ B-C-D A ⇒ A B-C-D。
すなはち、
④ 2-3-4 1 ⇒ 1 2-3-4。
といふ、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」になる。
従って、
(13)(18)により、
(19)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に於いては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」である。
然るに、
(20)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
に於いて、
二=B
三=C
といふ「点」は、「上から下へ行く点」であって、「下から上へ返る点」ではないため、
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
は、「返り点」ではない。
然るに、
(21)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
ではなく、
二=B
#=D
#=C
一=A
であれば、
二=B=4
#=D=1
#=C=2
一=A=3
であるため、
⑤ B D C A ⇒ D C A B。
である。
(22)
二=B=2
四=D=4
三=C=3
一=A=1
ではなく、
二=B=2
下=D=4
上=C=3
一=A=1
であれば、「上下点は、必ず一二点をまたいで返る場合に用ゐる(原田種成、私の文法講義、1995年、43頁)。」といふ「規則」に、抵触する。
(23)
二=B
レ=D
#=C
一=A
であれば、
二=B=4
レ=D=2
#=C=1
一=A=3
であるため、
⑤ B D C A ⇒ C D A B。
である。
(24)
#=B=2
二=-
#=D=4
#=-
#=C=3
一=A=1
のやうに、「ハイフン」を用ゐても、
⑤ B-D-C A ⇒ A B-D-C。
となって、
⑤ B D C A ⇒ A B C D。
すなはち、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
とは、ならない。
従って、
(20)~(24)により、
(25)
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に於いては、「返り点を用ゐたソート」も、「返り点とハイフンを用ゐたソート」も、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(19)(25)により、
(26)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「返り点を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「返り点とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(07)(26)により、
(27)
① 3 1 2 ⇒ 1 2 3。
② 3 2 1 ⇒ 1 2 3。
に関しては、「返り点(括弧)を用ゐたソート」が、「可能」であり、
③ 2 3 1 ⇒ 1 2 3。
④ 2 3 4 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、「返り点(括弧)とハイフンを用ゐたソート」が、「可能」であり、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に関しては、両方とも、「可能」ではない。
従って、
(27)により、
(28)
例へば、
⑤ 2 4 3 1 ⇒ 1 2 3 4。
に加へて、
⑥ 2 4 5 3 1 ⇒ 1 2 3 4 5。
の場合も、両方とも、「可能」ではない。
(29)
⑥ B(D[E{C〔A)〕]}⇒
⑥ ([{〔A)B〕C]D}E=
⑥ A B C D E。
に於いて、、
⑥([{〔 )〕]}。
は、「括弧」とは、言へないし、
二=B=2
四=D=4
五=E=5
三=C=3
一=A=1
に於ける、
⑥ 二 四 五 三 一。
も、「返り点」とは、言へない。
(30)
⑥ 2 4-5 3 1。
は、
4-5
を、
「一字」と見なすため、
⑥ 2 4-5 3 1。
は、
⑤ 2 4 3 1。
と、「同じ事」である。
(31)
⑦ 2 4 5-3 1。
⑧ 2 4- 5-3 1。
⑨ 2-4-5-3 1。
のやうにすれば、その時点で、
2 4 5 3 1 ⇒ 1 2 3 4 5。
といふ「ソート」は、「不可能」である。
平成26年10月23日、毛利太。
2014年10月22日水曜日
「一 三 二」等について。
(01)
① 読漢文=漢文を読む。
の「返り点」、すなはち、
① 二 一。
を、
二=読=3
#=漢=1
一=文=2
のやうに、書くことにする。
従って、
(02)
② 文読漢=漢文を読む。
の「点」、すなはち、
② 二 三 一。
を、
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
のやうに、書くことにする。
然るに、
(03)
「返り点」は、「下から、上へ返へる点」であるため、
二=文=2
三=読=3
のやうに、「上から、下へ行く点」は、「返り点」ではない。
従って、
(02)(03)により、
(04)
② 文読漢=漢文を読む。
の「点」、すなはち、
② 二 三
を含む、
② 二 三 一。
は、「返り点」ではない。
然るに、
(05)
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
を、
二=文
#=読
一=漢
にすると、
二=文=3
#=読=1
一=漢=2
となるため、
② 漢文を読む。
ではなく、
② 読漢を文する。
としか、読めない。
従って、
(04)(05)により、
(05)
① 読漢文=漢文を読む。
に対して、
② 文読漢=漢文を読む。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
(06)
③ 不読漢文=漢文を読まず。
の「返り点」、すなはち、
③ レ 二 一。
を、
レ=不=4
二=読=3
#=漢=1
一=文=2
のやうに、書くことにする。
従って、
(07)
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の「返り点」、すなはち、
④ 一 三 二。
を、
一=文=2
三=不=4
#=漢=1
二=読=3
のやうに、書くことにする。
然るに、
(08)
一=文=2
二=読=3
のやうに、「上から、下へ行く点」は、「返り点」ではない。
従って、
(07)(08)により、
(09)
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の「点」、すなはち、
④ 一 二
を含む、
④ 一 三 二。
は、「返り点」ではない。
然るに、
(10)
一=文=2
三=不=4
#=漢=1
二=読=3
を、
二=文=2
下=不=4
一=漢=1
上=読=3
に変へた場合は、「上下点は、必ず一二点をまたいで返る場合に用ゐる(原田種成、私の文法講義、1995年、43頁)。」といふ「規則」に、抵触する。
すなはち、
(11)
二=文=2
下=不=4
一=漢=1
の場合は、却って、「一二点が、上点を挟んでゐる。」ため、このやうな「返り点」は、存在しない。
従って、
(09)(11)により、
(12)
いづれにせよ、
③ 不読漢文=漢文を読まず。
に対して、
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
従って、
(05)(12)により、
(13)
① 読漢文=漢文を読む。
③ 不読漢文=漢文を読まず。
対して、
② 文読漢=漢文を読む。
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
加へて、
(14)
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
の場合も、
四=不=4
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
のやうに、
二=文=2
三=読=3
を含んでゐる上に、尚且つ、
レ=不=4
二=文=3
#=読=1
一=漢=2
であれば、
⑤ 不文読漢=読む漢文をず。
であるため、
② 文読漢=漢文を読む。
④ 文不漢読=漢文を読まず。
に加へて、
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
の場合も、「返り点」を付けることが、出来ない。
然るに、
(15)
1.『主述関係』
2.『修飾関係』
3.『補足構造』
4.『並列関係』
右の四つの文法関係は、漢語文法の基礎となっている(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、284頁改)。
漢語における語順は、大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(16)
① 読漢文=漢文を読む。
③ 不読漢文=漢文を読まず。
は、
3.『補足構造』
が、「逆」である所の、「漢文」であるが、固より、
② 文読漢。
④ 文不漢読。
⑤ 不文読漢。
は、「デタラメ」であって、「漢文」ではない。
然るに、
(17)
「勉誠出版、続「訓読論」、2010年、312頁:川島優子」によると、
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
の場合は、
#=只=1
#=管=2
下=要=6
二=纏=4
上=擾=5
一=我=3
である。との、ことである。
然るに、
(18)
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
下=要=6
二=纏=4
上=擾=5
一=我=3
は、
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
四=不=4
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
と「同様」であるため、このやうな「返り点」は、存在しない。
従って、
(14)~(18)により、
(19)
例へば、
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
といふ「白話」は、「デタラメ」であるとは、言へないにしても、少なくとも、「漢文」ではない。
従って、
(20)
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
のやうな「白話」が読めるやうになったとしても、「漢文」が読めるやうに、なるわけではない。
平成26年10月22日、毛利太。
① 読漢文=漢文を読む。
の「返り点」、すなはち、
① 二 一。
を、
二=読=3
#=漢=1
一=文=2
のやうに、書くことにする。
従って、
(02)
② 文読漢=漢文を読む。
の「点」、すなはち、
② 二 三 一。
を、
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
のやうに、書くことにする。
然るに、
(03)
「返り点」は、「下から、上へ返へる点」であるため、
二=文=2
三=読=3
のやうに、「上から、下へ行く点」は、「返り点」ではない。
従って、
(02)(03)により、
(04)
② 文読漢=漢文を読む。
の「点」、すなはち、
② 二 三
を含む、
② 二 三 一。
は、「返り点」ではない。
然るに、
(05)
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
を、
二=文
#=読
一=漢
にすると、
二=文=3
#=読=1
一=漢=2
となるため、
② 漢文を読む。
ではなく、
② 読漢を文する。
としか、読めない。
従って、
(04)(05)により、
(05)
① 読漢文=漢文を読む。
に対して、
② 文読漢=漢文を読む。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
(06)
③ 不読漢文=漢文を読まず。
の「返り点」、すなはち、
③ レ 二 一。
を、
レ=不=4
二=読=3
#=漢=1
一=文=2
のやうに、書くことにする。
従って、
(07)
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の「返り点」、すなはち、
④ 一 三 二。
を、
一=文=2
三=不=4
#=漢=1
二=読=3
のやうに、書くことにする。
然るに、
(08)
一=文=2
二=読=3
のやうに、「上から、下へ行く点」は、「返り点」ではない。
従って、
(07)(08)により、
(09)
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の「点」、すなはち、
④ 一 二
を含む、
④ 一 三 二。
は、「返り点」ではない。
然るに、
(10)
一=文=2
三=不=4
#=漢=1
二=読=3
を、
二=文=2
下=不=4
一=漢=1
上=読=3
に変へた場合は、「上下点は、必ず一二点をまたいで返る場合に用ゐる(原田種成、私の文法講義、1995年、43頁)。」といふ「規則」に、抵触する。
すなはち、
(11)
二=文=2
下=不=4
一=漢=1
の場合は、却って、「一二点が、上点を挟んでゐる。」ため、このやうな「返り点」は、存在しない。
従って、
(09)(11)により、
(12)
いづれにせよ、
③ 不読漢文=漢文を読まず。
に対して、
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
従って、
(05)(12)により、
(13)
① 読漢文=漢文を読む。
③ 不読漢文=漢文を読まず。
対して、
② 文読漢=漢文を読む。
④ 文不漢読=漢文を読まず。
の場合は、「返り点」を付けることが、出来ない。
加へて、
(14)
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
の場合も、
四=不=4
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
のやうに、
二=文=2
三=読=3
を含んでゐる上に、尚且つ、
レ=不=4
二=文=3
#=読=1
一=漢=2
であれば、
⑤ 不文読漢=読む漢文をず。
であるため、
② 文読漢=漢文を読む。
④ 文不漢読=漢文を読まず。
に加へて、
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
の場合も、「返り点」を付けることが、出来ない。
然るに、
(15)
1.『主述関係』
2.『修飾関係』
3.『補足構造』
4.『並列関係』
右の四つの文法関係は、漢語文法の基礎となっている(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、284頁改)。
漢語における語順は、大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(16)
① 読漢文=漢文を読む。
③ 不読漢文=漢文を読まず。
は、
3.『補足構造』
が、「逆」である所の、「漢文」であるが、固より、
② 文読漢。
④ 文不漢読。
⑤ 不文読漢。
は、「デタラメ」であって、「漢文」ではない。
然るに、
(17)
「勉誠出版、続「訓読論」、2010年、312頁:川島優子」によると、
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
の場合は、
#=只=1
#=管=2
下=要=6
二=纏=4
上=擾=5
一=我=3
である。との、ことである。
然るに、
(18)
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
下=要=6
二=纏=4
上=擾=5
一=我=3
は、
⑤ 不文読漢=漢文を読まず。
四=不=4
二=文=2
三=読=3
一=漢=1
と「同様」であるため、このやうな「返り点」は、存在しない。
従って、
(14)~(18)により、
(19)
例へば、
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
といふ「白話」は、「デタラメ」であるとは、言へないにしても、少なくとも、「漢文」ではない。
従って、
(20)
⑥ 只管要纏擾我=ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
のやうな「白話」が読めるやうになったとしても、「漢文」が読めるやうに、なるわけではない。
平成26年10月22日、毛利太。
2014年10月19日日曜日
返り点(ハイフン有り)と括弧と番号。
(01)
レ=2=読
_=1=書
∵ 書を読む。
(02)
レ=3=不
レ=2=読
_=1=書
∵ 書を読まず。
(03)
二=3=読
#=1=漢
一=2=文
∵ 漢文を読む。
(04)
レ=4=不
二=3=読
#=1=漢
一=2=文
∵ 漢文を読まず。
(05)
三=5=不
#=1=常
二=4=読
#=2=漢
一=3=文
∵ 常には漢文を読ま不。
然るに、
(06)
①読(書)⇒
(書を)読む。
②不〔読(書)〕⇒
〔(書を)読ま〕不。
③読(漢文)⇒
(漢文を)読む。
④不〔読(漢文)〕⇒
〔(漢文を)読ま〕不。
⑤不〔常読(漢文)〕⇒
〔常には(漢文を)読ま〕不。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 読書=書を読む。
② 不読書=書を読ま不。
③ 読漢文=漢文を読む。
④ 不読漢文=漢文を読ま不。
⑤ 不常読漢文=常には漢文を読ま不。
の「返り点」は、
① レ 。
② レ レ 。
③ 二 一。
④ レ 二 一。
⑤ 三 二 一。
であって、「括弧」は、
① ( )。
②〔( )〕。
③ ( )。
④〔( )〕。
⑤〔( )〕。
であって、「番号」は、
① 2 1。
② 3 2 1。
③ 3 1 2。
④ 4 3 1 2。
⑤ 5 1 4 2 3。
である。
然るに、
(08)
② 3 2 1。
を、
⑥ 2 3 1。
に変へるならば、
② 不読書=書を読ま不。
は、
⑥ 読不書。
となるものの、
② 不読書=書を読ま不。
に対して、
⑥ 読不書=書を読ま不。
⑥ 231=1を2ま3。
といふ「漢文訓読」は、固より、有り得ない。
従って、
(09)
二=2=読
三=3=不
一=1=書
といふ「返り点」は、有り得ない。
加へて、
(10)
⑥ 2(3〔1)〕。
といふ「括弧」も、有り得ない。
従って、
(08)~(10)により、
(11)
① レ 。
② レ レ 。
③ 二 一。
④ レ 二 一。
⑤ 三 二 一。
① ( )。
②〔( )〕。
③ ( )。
④〔( )〕。
⑤〔( )〕。
といふ「返り点」と「括弧」に対して、
⑥ 二 三 一。
⑥ 2(3〔1)〕。
といふ「返り点」と「返り点」は、有り得ない。
然るに、
(12)
⑦ 訓‐読 書=書を 訓‐読す。
⑦ 2‐3 1=1を 2‐3す。
であれば、
⑦ 訓‐読(書)=(書を)訓‐読す。
⑦ 2‐3(1)=(1を)2‐3す。
であるため、結局は、
① 読(書)=(書を)読む。
① 2(1)=(1を)2む。
と、変はらない。
然るに、
(13)
⑦ 訓‐読 書=書を 訓‐読す。
⑦ 2‐3 1=1を 2‐3す。
の「返り点」は、
#=訓=2
二=‐
#=読=3
一=書=1
といふ風に、書くことが、出来る。
従って、
(14)
⑧ 不 嘆‐息‐痛‐恨 於桓霊。
⑧ 7 3‐4‐5‐6 #12=
⑧ 7〔3‐4‐5‐6(#12)〕⇒
⑧ 〔(#12)3‐4‐5‐6〕7。
の「返り点」は、
レ=不=7
_=嘆=3
二=‐
#=息=4
#=‐
#=痛=5
#=‐
#=恨=6
#=於
#=桓=1
一=霊=2
といふ風に、書くことが、出来る。
従って、
(14)により、
(15)
⑧ 不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕⇒
⑧ 〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不。
の「返り点」は、
⑧ レ 二 一。
である。
従って、
(07)(15)により、
(16)
⑧ 不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕⇒
⑧ 〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不。
の「返り点」は、
④不〔読(漢文)〕⇒
〔(漢文を)読ま〕不。
の「返り点」と同じく、
⑧ レ 二 一。
であるべきであるが、「学校」等で習ふ、「返り点」としては、
⑧ レ 二 一。
は、「正しく」はない。
(17)
「文部省」が決めた「返り点」としては、
四=不=7
#=嘆=3
二=‐
#=息=4
#=痛=5
三=‐
#=恨=6
#=於
#=桓=1
一=霊=2
が「正しい」。
従って、
(18)
「文部省」が決めた、
⑧ 未[嘗不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕]⇒
⑧ 未[嘗〔(於桓霊)嘆‐息‐痛‐恨〕不]不=
⑧ 未だ[嘗て〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不んばあら]不。
の「返り点」は、
⑧ 五 四 二 三 一。
が、「正しい」。
平成26年10月19日、毛利太。
レ=2=読
_=1=書
∵ 書を読む。
(02)
レ=3=不
レ=2=読
_=1=書
∵ 書を読まず。
(03)
二=3=読
#=1=漢
一=2=文
∵ 漢文を読む。
(04)
レ=4=不
二=3=読
#=1=漢
一=2=文
∵ 漢文を読まず。
(05)
三=5=不
#=1=常
二=4=読
#=2=漢
一=3=文
∵ 常には漢文を読ま不。
然るに、
(06)
①読(書)⇒
(書を)読む。
②不〔読(書)〕⇒
〔(書を)読ま〕不。
③読(漢文)⇒
(漢文を)読む。
④不〔読(漢文)〕⇒
〔(漢文を)読ま〕不。
⑤不〔常読(漢文)〕⇒
〔常には(漢文を)読ま〕不。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 読書=書を読む。
② 不読書=書を読ま不。
③ 読漢文=漢文を読む。
④ 不読漢文=漢文を読ま不。
⑤ 不常読漢文=常には漢文を読ま不。
の「返り点」は、
① レ 。
② レ レ 。
③ 二 一。
④ レ 二 一。
⑤ 三 二 一。
であって、「括弧」は、
① ( )。
②〔( )〕。
③ ( )。
④〔( )〕。
⑤〔( )〕。
であって、「番号」は、
① 2 1。
② 3 2 1。
③ 3 1 2。
④ 4 3 1 2。
⑤ 5 1 4 2 3。
である。
然るに、
(08)
② 3 2 1。
を、
⑥ 2 3 1。
に変へるならば、
② 不読書=書を読ま不。
は、
⑥ 読不書。
となるものの、
② 不読書=書を読ま不。
に対して、
⑥ 読不書=書を読ま不。
⑥ 231=1を2ま3。
といふ「漢文訓読」は、固より、有り得ない。
従って、
(09)
二=2=読
三=3=不
一=1=書
といふ「返り点」は、有り得ない。
加へて、
(10)
⑥ 2(3〔1)〕。
といふ「括弧」も、有り得ない。
従って、
(08)~(10)により、
(11)
① レ 。
② レ レ 。
③ 二 一。
④ レ 二 一。
⑤ 三 二 一。
① ( )。
②〔( )〕。
③ ( )。
④〔( )〕。
⑤〔( )〕。
といふ「返り点」と「括弧」に対して、
⑥ 二 三 一。
⑥ 2(3〔1)〕。
といふ「返り点」と「返り点」は、有り得ない。
然るに、
(12)
⑦ 訓‐読 書=書を 訓‐読す。
⑦ 2‐3 1=1を 2‐3す。
であれば、
⑦ 訓‐読(書)=(書を)訓‐読す。
⑦ 2‐3(1)=(1を)2‐3す。
であるため、結局は、
① 読(書)=(書を)読む。
① 2(1)=(1を)2む。
と、変はらない。
然るに、
(13)
⑦ 訓‐読 書=書を 訓‐読す。
⑦ 2‐3 1=1を 2‐3す。
の「返り点」は、
#=訓=2
二=‐
#=読=3
一=書=1
といふ風に、書くことが、出来る。
従って、
(14)
⑧ 不 嘆‐息‐痛‐恨 於桓霊。
⑧ 7 3‐4‐5‐6 #12=
⑧ 7〔3‐4‐5‐6(#12)〕⇒
⑧ 〔(#12)3‐4‐5‐6〕7。
の「返り点」は、
レ=不=7
_=嘆=3
二=‐
#=息=4
#=‐
#=痛=5
#=‐
#=恨=6
#=於
#=桓=1
一=霊=2
といふ風に、書くことが、出来る。
従って、
(14)により、
(15)
⑧ 不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕⇒
⑧ 〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不。
の「返り点」は、
⑧ レ 二 一。
である。
従って、
(07)(15)により、
(16)
⑧ 不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕⇒
⑧ 〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不。
の「返り点」は、
④不〔読(漢文)〕⇒
〔(漢文を)読ま〕不。
の「返り点」と同じく、
⑧ レ 二 一。
であるべきであるが、「学校」等で習ふ、「返り点」としては、
⑧ レ 二 一。
は、「正しく」はない。
(17)
「文部省」が決めた「返り点」としては、
四=不=7
#=嘆=3
二=‐
#=息=4
#=痛=5
三=‐
#=恨=6
#=於
#=桓=1
一=霊=2
が「正しい」。
従って、
(18)
「文部省」が決めた、
⑧ 未[嘗不〔嘆‐息‐痛‐恨(於桓霊)〕]⇒
⑧ 未[嘗〔(於桓霊)嘆‐息‐痛‐恨〕不]不=
⑧ 未だ[嘗て〔(桓霊に)嘆‐息‐痛‐恨せ〕不んばあら]不。
の「返り点」は、
⑧ 五 四 二 三 一。
が、「正しい」。
平成26年10月19日、毛利太。
2014年10月14日火曜日
「返り点」と「括弧」と「番号」。
(01)
次に示す、「縦書き(02)」により、、
① レ 二 レ 一レ 。
といふ「返り点」は、
② レ 下 二 一 中 上。
③ 六 五 二 一 四 三。
④[〔( )( )〕]。
といふ、「三通り」に、「置き換へ」られる。
(02)
(03)
次に示す、「縦書き(04)」により、
何 不 令 人 謂 韓 叔 曰 秦 之 敢 絶 周 而 伐 韓 者 信 東 周
也 公 何 不 与 周 地 発 質 使 之 楚 秦 必 疑 楚 不 信 周 是
韓 不 伐 也 又 謂 秦 曰 韓 彊 与 周 地 将 以 疑 周 於 秦 也
周 不 敢 不 受。
といふ、「65字からなる漢文」に付く「返り点」は、
レ 丁 二 一 地 レ レ 二 一 下 二 一 二 一 上レ レ レ レ 天レ レ 丙 二 一 三 二 一 乙 甲レ 。
といふ、「28個」である。
(04)
然るに、
(05)
① レ 二 レ 一レ 。
といふ「返り点」が、
② レ 下 二 一 中 上。
③ 6 5 2 1 4 3。
④[〔( )( )〕]。
といふ、「三通り」に、「置き換へ」られるやうに、
何 不 令 人 謂 韓 叔 曰 秦 之 敢 絶 周 而 伐 韓 者 信 東 周
也 公 何 不 与 周 地 発 質 使 之 楚 秦 必 疑 楚 不 信 周 是
韓 不 伐 也 又 謂 秦 曰 韓 彊 与 周 地 将 以 疑 周 於 秦 也
周 不 敢 不 受。
に於ける、
レ 丁 二 一 地 レ レ 二 一 下 二 一 二 一 上レ レ レ レ 天レ レ 丙 二 一 三 二 一 乙 甲レ 。
といふ、
「①28個の返り点」は、
己 戊 二 一 人 二 一 二 一 二 一 下 二 一 二 一 中 上 二 一 三 二 一 地 天 二 一 丁 二 一 三 二 一 丙 乙 甲。
といふ、
「②レ点を含まない、36個の返り点」と、
36 35 2 1 23 4 3 6 5 8 7 15 10 9 12 11 14 13 17 16 20 19 18 22 21 25 24 34 27 26 30 29 28 33 32 31。
といふ、
「③36個の番号」と、
36〈35{2(1)23[4(3)6(5)8(7)15〔10(9)12(11)14(13)〕17(16)20〔19(18)〕22(21)]25(24)34[27(26)30〔29(28)〕33〔32(31)〕]}〉⇒
〈{(1)223[(3)4(5)6(7)8〔(9)10(11)12(13)14〕15(16)17〔(18)19〕20(21)22](24)25[(26)27〔(28)29〕30〔(31)32〕33]34}35〉36=
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36。
といふ、
「④括弧」に、「置き換へ」ることが出来る。
然るに、
(06)
己 戊 二 一 人 二 一 二 一 二 一 下 二 一 二 一 中 上 二 一 三 二 一 地 天 二 一 丁 二 一 三 二 一 丙 乙 甲。
といふ、「②レ点を含まない、36個の返り点」を「観察」すると、
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 天 地 人。
④ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
に於いて、
① の間には、0個以上の①が有り、
② の間には、1個以上の①が有り
③ の間には、1個以上の②が有り、
④ の間には、1個以上の③が有る。
といふことが、分る。
(07)
0個以上の①が有る。
といふのは、
三 二 一=
三 # 一。
ならば、
#=二
であるが、
二 一=
二 一
の場合には、
#が、0個である。
といふ、「意味」である。
(08)
〈{( )[( )( )( )〔( ) ( )( )〕( )〔( )〕( )]( )[( )〔( )〕〔( )〕]}〉。
「④括弧」を、「観察」すると、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
に於いて、
② の中には、一つ以上の①が有り、
③ の中には、一つ以上の②が有り、
④ の中には、一つ以上の③が有り、
⑤ の中には、一つ以上の④が有る。
といふことが、分る。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 天 地 人。
④ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
に於いて、
① の間には、0個以上の①が有り、
② の間には、1個以上の①が有り
③ の間には、1個以上の②が有り、
④ の間には、1個以上の③が有る。
といふことが、分かり、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
に於いて、
② の中には、一つ以上の①が有り、
③ の中には、一つ以上の②が有り、
④ の中には、一つ以上の③が有り、
⑤ の中には、一つ以上の④が有る。
といふことが、分る。
従って、
(05)(09)により、
(10)
36 35 2 1 23 4 3 6 5 8 7 15 10 9 12 11 14 13 17 16 20 19 18 22 21 25 24 34 27 26 30 29 28 33 32 31=
36〈35{2(1)23[4(3)6(5)8(7)15〔10(9)12(11)14(13)〕17(16)20〔19(18)〕22(21)]25(24)34[27(26)30〔29(28)〕33〔32(31)〕]}〉⇒
〈{(1)223[(3)4(5)6(7)8〔(9)10(11)12(13)14〕15(16)17〔(18)19〕20(21)22](24)25[(26)27〔(28)29〕30〔(31)32〕33]34}35〉36=
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36。
といふ「③番号」も、そのやうな「規則性」を持った「番号」である。
といふ、ことになる。
然るに、
(11)
〔ドリル〕
次の数字の順序で読めるように返り点をつけよ。
55 49 3 1 2 33 5 4 8 6 7 10 9 11 12 23 15 13 14 17 16 18 19 20 22 21 25 24 29 28 26 27 32 30 31 36 34 35 48 40 37 38 39 43 42 41 47 46 44 45 54 53 50 51 52。
といふ「問題」の場合も、そのやうな「規則性」を持った「番号」であって、「答へ」は、
亨 人 二 一 丙 レ 二 一 レ 下 二 一 レ 上レ レ レ 二 一 乙 甲 二 一 地 二 一 レ レ 天レ 二 一 元レ 二 一。
である。が、この場合は、
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
④ 天 地 人。
⑤ 元 亨 利 貞。
の「順番」に、なってゐる。
cf.
元亨(利貞)点 もしくは 乾坤点 天地人点の範囲をまたぐときに用いる。「元亨利貞」は易の言葉である。
然るに、
(12)
55 49 3 1 2 33 5 4 8 6 7 10 9 11 12 23 15 13 14 17 16 18 19 20 22 21 25 24 29 28 26 27 32 30 31 36 34 35 48 40 37 38 39 43 42 41 47 46 44 45 54 53 50 51 52=
39 35 2 # 1 23 4 3 6 # 5 8 7 # # 15 10 # 09 12 11 # # # 14 13 17 16 20 19 # 18 22 # 21 25 # 24 34 27 # # 26 30 29 28 33 32 # 31 38 37 # # 36
の「括弧」は、
〈{( )[( )( )( )〔( ) ( )( )〕( )〔( )〕( )]( )[( )〔( )〕〔( )〕]}〔( )〕〉。
である。
然るに、
(13)
ついでに説明しておくと、「一・二・三・ ・・・・・」「上・中・下」「甲・乙・丙・ ・・・・・」「天・地・人」と、いろいろ上級の返り点があり、それをつけることがあるが、「天・地・人」を使わなければならないような文は、実際にはほとんどない。そんな複雑な長い文は悪文である(二畳庵主人、漢文法基礎、1984年、83頁)。
従って、
(14)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
といふ「括弧」で、「不足」することは、事実上、有り得ない。が、ただし、
六〈五{四[三〔二(一)〕]}〉⇒
〈{[〔(一)二〕三]四}五〉六。
であるため、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
では、「括弧の種類」が不足し、
七 六 五 四 三 二 一。
レ レ レ レ レ レ 。
等を、表すことが、出来ない。
平成26年10月14日、毛利太。
次に示す、「縦書き(02)」により、、
① レ 二 レ 一レ 。
といふ「返り点」は、
② レ 下 二 一 中 上。
③ 六 五 二 一 四 三。
④[〔( )( )〕]。
といふ、「三通り」に、「置き換へ」られる。
(02)
(03)
次に示す、「縦書き(04)」により、
何 不 令 人 謂 韓 叔 曰 秦 之 敢 絶 周 而 伐 韓 者 信 東 周
也 公 何 不 与 周 地 発 質 使 之 楚 秦 必 疑 楚 不 信 周 是
韓 不 伐 也 又 謂 秦 曰 韓 彊 与 周 地 将 以 疑 周 於 秦 也
周 不 敢 不 受。
といふ、「65字からなる漢文」に付く「返り点」は、
レ 丁 二 一 地 レ レ 二 一 下 二 一 二 一 上レ レ レ レ 天レ レ 丙 二 一 三 二 一 乙 甲レ 。
といふ、「28個」である。
(04)
然るに、
(05)
① レ 二 レ 一レ 。
といふ「返り点」が、
② レ 下 二 一 中 上。
③ 6 5 2 1 4 3。
④[〔( )( )〕]。
といふ、「三通り」に、「置き換へ」られるやうに、
何 不 令 人 謂 韓 叔 曰 秦 之 敢 絶 周 而 伐 韓 者 信 東 周
也 公 何 不 与 周 地 発 質 使 之 楚 秦 必 疑 楚 不 信 周 是
韓 不 伐 也 又 謂 秦 曰 韓 彊 与 周 地 将 以 疑 周 於 秦 也
周 不 敢 不 受。
に於ける、
レ 丁 二 一 地 レ レ 二 一 下 二 一 二 一 上レ レ レ レ 天レ レ 丙 二 一 三 二 一 乙 甲レ 。
といふ、
「①28個の返り点」は、
己 戊 二 一 人 二 一 二 一 二 一 下 二 一 二 一 中 上 二 一 三 二 一 地 天 二 一 丁 二 一 三 二 一 丙 乙 甲。
といふ、
「②レ点を含まない、36個の返り点」と、
36 35 2 1 23 4 3 6 5 8 7 15 10 9 12 11 14 13 17 16 20 19 18 22 21 25 24 34 27 26 30 29 28 33 32 31。
といふ、
「③36個の番号」と、
36〈35{2(1)23[4(3)6(5)8(7)15〔10(9)12(11)14(13)〕17(16)20〔19(18)〕22(21)]25(24)34[27(26)30〔29(28)〕33〔32(31)〕]}〉⇒
〈{(1)223[(3)4(5)6(7)8〔(9)10(11)12(13)14〕15(16)17〔(18)19〕20(21)22](24)25[(26)27〔(28)29〕30〔(31)32〕33]34}35〉36=
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36。
といふ、
「④括弧」に、「置き換へ」ることが出来る。
然るに、
(06)
己 戊 二 一 人 二 一 二 一 二 一 下 二 一 二 一 中 上 二 一 三 二 一 地 天 二 一 丁 二 一 三 二 一 丙 乙 甲。
といふ、「②レ点を含まない、36個の返り点」を「観察」すると、
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 天 地 人。
④ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
に於いて、
① の間には、0個以上の①が有り、
② の間には、1個以上の①が有り
③ の間には、1個以上の②が有り、
④ の間には、1個以上の③が有る。
といふことが、分る。
(07)
0個以上の①が有る。
といふのは、
三 二 一=
三 # 一。
ならば、
#=二
であるが、
二 一=
二 一
の場合には、
#が、0個である。
といふ、「意味」である。
(08)
〈{( )[( )( )( )〔( ) ( )( )〕( )〔( )〕( )]( )[( )〔( )〕〔( )〕]}〉。
「④括弧」を、「観察」すると、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
に於いて、
② の中には、一つ以上の①が有り、
③ の中には、一つ以上の②が有り、
④ の中には、一つ以上の③が有り、
⑤ の中には、一つ以上の④が有る。
といふことが、分る。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 天 地 人。
④ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
に於いて、
① の間には、0個以上の①が有り、
② の間には、1個以上の①が有り
③ の間には、1個以上の②が有り、
④ の間には、1個以上の③が有る。
といふことが、分かり、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
に於いて、
② の中には、一つ以上の①が有り、
③ の中には、一つ以上の②が有り、
④ の中には、一つ以上の③が有り、
⑤ の中には、一つ以上の④が有る。
といふことが、分る。
従って、
(05)(09)により、
(10)
36 35 2 1 23 4 3 6 5 8 7 15 10 9 12 11 14 13 17 16 20 19 18 22 21 25 24 34 27 26 30 29 28 33 32 31=
36〈35{2(1)23[4(3)6(5)8(7)15〔10(9)12(11)14(13)〕17(16)20〔19(18)〕22(21)]25(24)34[27(26)30〔29(28)〕33〔32(31)〕]}〉⇒
〈{(1)223[(3)4(5)6(7)8〔(9)10(11)12(13)14〕15(16)17〔(18)19〕20(21)22](24)25[(26)27〔(28)29〕30〔(31)32〕33]34}35〉36=
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36。
といふ「③番号」も、そのやうな「規則性」を持った「番号」である。
といふ、ことになる。
然るに、
(11)
〔ドリル〕
次の数字の順序で読めるように返り点をつけよ。
55 49 3 1 2 33 5 4 8 6 7 10 9 11 12 23 15 13 14 17 16 18 19 20 22 21 25 24 29 28 26 27 32 30 31 36 34 35 48 40 37 38 39 43 42 41 47 46 44 45 54 53 50 51 52。
といふ「問題」の場合も、そのやうな「規則性」を持った「番号」であって、「答へ」は、
亨 人 二 一 丙 レ 二 一 レ 下 二 一 レ 上レ レ レ 二 一 乙 甲 二 一 地 二 一 レ レ 天レ 二 一 元レ 二 一。
である。が、この場合は、
① 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・・・・。
② 上 中 下。
③ 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸。
④ 天 地 人。
⑤ 元 亨 利 貞。
の「順番」に、なってゐる。
cf.
元亨(利貞)点 もしくは 乾坤点 天地人点の範囲をまたぐときに用いる。「元亨利貞」は易の言葉である。
然るに、
(12)
55 49 3 1 2 33 5 4 8 6 7 10 9 11 12 23 15 13 14 17 16 18 19 20 22 21 25 24 29 28 26 27 32 30 31 36 34 35 48 40 37 38 39 43 42 41 47 46 44 45 54 53 50 51 52=
39 35 2 # 1 23 4 3 6 # 5 8 7 # # 15 10 # 09 12 11 # # # 14 13 17 16 20 19 # 18 22 # 21 25 # 24 34 27 # # 26 30 29 28 33 32 # 31 38 37 # # 36
の「括弧」は、
〈{( )[( )( )( )〔( ) ( )( )〕( )〔( )〕( )]( )[( )〔( )〕〔( )〕]}〔( )〕〉。
である。
然るに、
(13)
ついでに説明しておくと、「一・二・三・ ・・・・・」「上・中・下」「甲・乙・丙・ ・・・・・」「天・地・人」と、いろいろ上級の返り点があり、それをつけることがあるが、「天・地・人」を使わなければならないような文は、実際にはほとんどない。そんな複雑な長い文は悪文である(二畳庵主人、漢文法基礎、1984年、83頁)。
従って、
(14)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
といふ「括弧」で、「不足」することは、事実上、有り得ない。が、ただし、
六〈五{四[三〔二(一)〕]}〉⇒
〈{[〔(一)二〕三]四}五〉六。
であるため、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
では、「括弧の種類」が不足し、
七 六 五 四 三 二 一。
レ レ レ レ レ レ 。
等を、表すことが、出来ない。
平成26年10月14日、毛利太。
2014年10月6日月曜日
『補足構造(括弧)は有ります!』
(01)
① 悪(寒)⇔(寒きを)悪む。
② 好(暖)⇔(暖きを)好む。
然るに、
(02)
補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① 悪(寒)は、(補足構造)であって、
② 好(暖)も、(補足構造)である。
然るに、
(04)
③ 不〔悪(寒)好(暖)〕⇔
③ 〔(寒きを)悪み(暖きを)好ま〕不。
従って、
(01)(04)により、
(05)
③ 不〔悪(寒)好(暖)〕は、
③〔(補足構造)と(捕捉構造)の、補足構造〕である。
cf.
③ ~〔悪(寒)∧好(暖)〕=
③ ~ 悪(寒)∨~好(暖)=
③ 寒きを悪むならば、暖きを好まない。
然るに、
(06)
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]⇔
④ [〔(寒きを)悪み(暖きを)好ま〕不んば]非ず。
従って、
(01)(06)により、
(07)
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]は、
④[〔(補足構造)と(捕捉構造)の補足構造〕の補足構造]である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
④ 非不悪寒好暖 ⇔
④ 寒きを悪み暖きを好ま不んば非ず。
といふ「漢文訓読」は、
④「補足構造と補足構造の、補足構造の、補足構造」に、即してゐる。
然るに、
(09)
否定呼応を用いる言語では、二重に否定語を用いても単純にひとつの否定表現を作るだけであり、論理学的に見た場合は単なる否定である。しかし、否定呼応を用いない言語では、二重に否定語を用いることは論理学的に見るところの「否定」の否定であり、肯定である(ウィキペディア:二重否定)。
従って、
(10)
④ 非不悪寒好暖。
といふ「漢文」の「構造(シンタックス)」が、
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]=
④ ~[~〔悪(寒)好(暖)〕]。
といふ形の「二重否定」であるか否かといふことは、「漢文」といふ「言語自体」の「問題」であって、「漢文と訓読」の「問題」ではない。
従って、
(11)
訓読法なぞ時代遅れの古臭い方法だ(洋介、日本近代史を学ぶための、文語文入門、2013年、はじめに ⅳ)といふ風に、「漢文訓読」を否定される、先生であっても、
④ 非不悪寒好暖=
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]=
④ ~[~〔悪(寒)好(暖)〕]。
であることに関しては、認めてもらへるものと、思はれる。
従って、
(12)
少なくとも、
④ 非不悪寒好暖 ⇔
④ 寒きを悪み暖きを好ま不んば非ず。
といふ「漢文訓読」に関して、
「漢文訓読とは、漢文(原文)の補足構造に即した、定型的な訳読である。」
といふことを、「否定」される方は、ゐないものと、思はれる。
平成26年10月06日、毛利太。
① 悪(寒)⇔(寒きを)悪む。
② 好(暖)⇔(暖きを)好む。
然るに、
(02)
補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① 悪(寒)は、(補足構造)であって、
② 好(暖)も、(補足構造)である。
然るに、
(04)
③ 不〔悪(寒)好(暖)〕⇔
③ 〔(寒きを)悪み(暖きを)好ま〕不。
従って、
(01)(04)により、
(05)
③ 不〔悪(寒)好(暖)〕は、
③〔(補足構造)と(捕捉構造)の、補足構造〕である。
cf.
③ ~〔悪(寒)∧好(暖)〕=
③ ~ 悪(寒)∨~好(暖)=
③ 寒きを悪むならば、暖きを好まない。
然るに、
(06)
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]⇔
④ [〔(寒きを)悪み(暖きを)好ま〕不んば]非ず。
従って、
(01)(06)により、
(07)
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]は、
④[〔(補足構造)と(捕捉構造)の補足構造〕の補足構造]である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
④ 非不悪寒好暖 ⇔
④ 寒きを悪み暖きを好ま不んば非ず。
といふ「漢文訓読」は、
④「補足構造と補足構造の、補足構造の、補足構造」に、即してゐる。
然るに、
(09)
否定呼応を用いる言語では、二重に否定語を用いても単純にひとつの否定表現を作るだけであり、論理学的に見た場合は単なる否定である。しかし、否定呼応を用いない言語では、二重に否定語を用いることは論理学的に見るところの「否定」の否定であり、肯定である(ウィキペディア:二重否定)。
従って、
(10)
④ 非不悪寒好暖。
といふ「漢文」の「構造(シンタックス)」が、
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]=
④ ~[~〔悪(寒)好(暖)〕]。
といふ形の「二重否定」であるか否かといふことは、「漢文」といふ「言語自体」の「問題」であって、「漢文と訓読」の「問題」ではない。
従って、
(11)
訓読法なぞ時代遅れの古臭い方法だ(洋介、日本近代史を学ぶための、文語文入門、2013年、はじめに ⅳ)といふ風に、「漢文訓読」を否定される、先生であっても、
④ 非不悪寒好暖=
④ 非[不〔悪(寒)好(暖)〕]=
④ ~[~〔悪(寒)好(暖)〕]。
であることに関しては、認めてもらへるものと、思はれる。
従って、
(12)
少なくとも、
④ 非不悪寒好暖 ⇔
④ 寒きを悪み暖きを好ま不んば非ず。
といふ「漢文訓読」に関して、
「漢文訓読とは、漢文(原文)の補足構造に即した、定型的な訳読である。」
といふことを、「否定」される方は、ゐないものと、思はれる。
平成26年10月06日、毛利太。
2014年10月5日日曜日
白話(現代中国)と返り点。
(01)
(1)レ点 下の一字から上の一字に返る場合に用いる。
(2)一二点(一・二・三・・・・・・) 二字以上を隔てて返る場合。
(3)上中下点(上・下、上・中・下) レ点・一二点だけで示しきれない場合。かならず一二点をまたいで返る場合に用いる(数式における( )が一二点で、{ }が上中下点に相当するものと考えると分かりやすい)。
(4)甲乙丙点(甲・乙・丙・丁) レ点・一二点・上中下点で示しきれない場合。
〔原田種成、私の漢文講義、1995年、40~43頁〕
従って、
(01)により、
(02)
① 下 二 一 中 上。
② 下 中 二 一 上。
に対して、
③ 二 下 上 一 中。
といふ「返り点」、すなはち、
③ 一二点 の間に、上下点 が在る「返り点」は、有り得ない。
然るに、
(03)
① 〔( )( )〕。
② [ 〔( )〕]。
に対して、
③ ([〔 )〕]。
といふ「括弧」、すなはち、
③ ( ) の間に、[〔 が在る「括弧」は、有り得ない。
cf.
① 下〔二(一)中(上)〕⇒
① 〔(一)二(上)中〕下= ① 一 二 上 中 下。
② 下[中〔二(一)上〕]⇒
② [〔(一)二上〕中]下= ② 一 二 上 中 下。
③ 二(下[上〔一)〕中]⇒
③ ([〔一)二〕上中]下= ③ 一 二 上 中 下。
然るに、
(04)
白話文訓読するとどうなるか、玉里本の中から、白和文特有の構造を持つ訓読例を見てみよう。
第二回 二十三葉ウラ
端的看2不5出3這婆-子的本事1来4。(端的に這の婆子の本書を看出し来たらず)
〔勉誠出版、続「訓読」論、2010年、330頁:川島優子〕
従って、
(03)(04)により、
(05)
「白話」の場合は、
③ 二 五 三 一 四=
③ 二 下 上 一 中=
③ ([〔 )〕]。
のやうに、「返り点」や、「括弧」では、表せない「語順」が有る。
従って、
(05)により、
(06)
「漢文訓読」といふ「観点」からすると、「白話」と「漢文」は、完全に、「異なる、言語」であって、
それ故、例へば、
一般做乳母的人對事故從小撫養帶大的總是有一種偏愛、總是覺得與眾不同的:何況這位乳母所撫養帶大的是源氏之君這様稀世的人物呢!(林訳『源氏物語』一 六三頁)
(京都大学大学院・文学研究科編、世界の中の『源氏物語』、149)。
といふ「現代中国(白話)」は、「漢文の知識」では、「全く、読めない」。
(07)
「源氏物語」の冒頭である。といふことから、
從=より、
何況=まして、
であらうことは、「想像」出来ても、それ以外は、「文字通り、全く、読めない」。
平成26年10月05日、毛利太。
(1)レ点 下の一字から上の一字に返る場合に用いる。
(2)一二点(一・二・三・・・・・・) 二字以上を隔てて返る場合。
(3)上中下点(上・下、上・中・下) レ点・一二点だけで示しきれない場合。かならず一二点をまたいで返る場合に用いる(数式における( )が一二点で、{ }が上中下点に相当するものと考えると分かりやすい)。
(4)甲乙丙点(甲・乙・丙・丁) レ点・一二点・上中下点で示しきれない場合。
〔原田種成、私の漢文講義、1995年、40~43頁〕
従って、
(01)により、
(02)
① 下 二 一 中 上。
② 下 中 二 一 上。
に対して、
③ 二 下 上 一 中。
といふ「返り点」、すなはち、
③ 一二点 の間に、上下点 が在る「返り点」は、有り得ない。
然るに、
(03)
① 〔( )( )〕。
② [ 〔( )〕]。
に対して、
③ ([〔 )〕]。
といふ「括弧」、すなはち、
③ ( ) の間に、[〔 が在る「括弧」は、有り得ない。
cf.
① 下〔二(一)中(上)〕⇒
① 〔(一)二(上)中〕下= ① 一 二 上 中 下。
② 下[中〔二(一)上〕]⇒
② [〔(一)二上〕中]下= ② 一 二 上 中 下。
③ 二(下[上〔一)〕中]⇒
③ ([〔一)二〕上中]下= ③ 一 二 上 中 下。
然るに、
(04)
白話文訓読するとどうなるか、玉里本の中から、白和文特有の構造を持つ訓読例を見てみよう。
第二回 二十三葉ウラ
端的看2不5出3這婆-子的本事1来4。(端的に這の婆子の本書を看出し来たらず)
〔勉誠出版、続「訓読」論、2010年、330頁:川島優子〕
従って、
(03)(04)により、
(05)
「白話」の場合は、
③ 二 五 三 一 四=
③ 二 下 上 一 中=
③ ([〔 )〕]。
のやうに、「返り点」や、「括弧」では、表せない「語順」が有る。
従って、
(05)により、
(06)
「漢文訓読」といふ「観点」からすると、「白話」と「漢文」は、完全に、「異なる、言語」であって、
それ故、例へば、
一般做乳母的人對事故從小撫養帶大的總是有一種偏愛、總是覺得與眾不同的:何況這位乳母所撫養帶大的是源氏之君這様稀世的人物呢!(林訳『源氏物語』一 六三頁)
(京都大学大学院・文学研究科編、世界の中の『源氏物語』、149)。
といふ「現代中国(白話)」は、「漢文の知識」では、「全く、読めない」。
(07)
「源氏物語」の冒頭である。といふことから、
從=より、
何況=まして、
であらうことは、「想像」出来ても、それ以外は、「文字通り、全く、読めない」。
平成26年10月05日、毛利太。
2014年10月4日土曜日
「括弧(捕捉構造)は有ります!(2.5)」。
(01)
管到というのは「上の語が、下のことばのどこまでかかるか」ということである(二畳庵主人、漢文法基礎、1984年、389頁)。
従って、
(01)により、
(02)
「横書きの、漢文」に於いて、
「管到」とは、「左の語が、右のことばのどこまで係るか」ということである。
然るに、
(03)
A(B)CD。
に於いて、
A は Bの「一字」に 係ってゐる。
(04)
A(BC)D。
に於いて、
A は BCの「二字」に 係ってゐる。
(05)
A(BCD)。
に於いて、
A は BCDの「三字」に 係ってゐる。
従って、
(02)~(05)により、
(06)
「管到」は、「括弧」で、表すことが出来る。
従って、
(07)
AB(CD)E。
に於いて、
A が、
B(CD)
に係ってゐるとき、
A〔B(CD)〕E。
といふ「管到」は、〔( )〕で表すことが、出来る。
同様に、
(08)
AB(CD)E。
に於いて、
A が、
B(CD)E
に係ってゐるとき、
A〔B(CD)E〕。
といふ「管到」は、〔( )〕で表すことが、出来る。
然るに、
(09)
読漢文=漢文を読む。
に於いて、
読(漢文)=漢文を読む。
といふ「管到」は、有り得ても、
読(漢)文=漢文を読む。
といふ「管到」は、有り得ない。
従って、
(09)により、
(10)
読漢文=漢文を読む。
の「管到」は、
読(漢文)=漢文を読む。
以外に、有り得ない。
然るに、
(11)
読(漢文)=漢文を読む。
の「否定」は、
読(漢文)=漢文を読む。
といふ「文全体」の、「否定」であるため、
不読(漢文)=漢文を読まず。
の「管到」は、
不〔読(漢文)〕=漢文を読まず。
である。
然るに、
(12)
漢文を読まざる者=漢文を読まず(の連体形)+者(体言)。
であるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
である。
然るに、
(13)
任意の表述の否定は、その表述を’~( )’といふ空所にいれて書くことにしよう(W.O.クワイン、現代論理学入門、1972年、15頁)。
とあるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
といふ表術(ステートメント)の「否定」は、
~(不〔読(漢文)〕者)=漢文を読まざる者で~。
である。
然るに、
(14)
この場合は、「漢文」であるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
の「否定」は、
非〔不〔読(漢文)〕者〕=漢文を読まざる者に非ず。
である。
従って、
(15)
非不読漢文者=漢文を読まざる者に非ず。
の「管到」は、
非[不〔読(漢文)〕者]。
である。
然るに、
(16)
① 非[不〔読(漢文)〕者]⇒
① [不〔読(漢文)〕者]非。
② [不〔読(漢文)〕者]非⇒
② [〔読(漢文)〕不者]非。
③ [〔(漢文)読〕不者]非=
③ [〔(漢文を)読ま〕不る者に]非ず。
に於いて、
① 非[不〔読(漢文)〕者]⇔
③ [〔(漢文を)読ま〕不る者に]非ず。
の「語順」は、「括弧」を介して、「反対」である。
然るに、
(17)
1.『主述関係』
2.『修飾関係』
3.『補足構造』
4.『並列関係』
右の四つの文法関係は、漢語文法の基礎となっている(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、284頁改)。
漢語における語順は、大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(15)(16)(17)により、
(18)
非[不〔読(漢文)〕者]=漢文を読まざる者に非ず。
に於ける「括弧」は、「管到」を表してゐて、尚且つ、『補足構造』を、表してゐる。
従って、
(19)
非不読漢文者=
漢文を読まざる者に非ず。
といふ「漢文訓読」に、『管到(補足構造)』が在る以上、
非不読漢文者=
漢文を読まざる者に非ず。
といふ「漢文訓読」に、「括弧」は有ります!
平成26年10月04日、毛利太。
管到というのは「上の語が、下のことばのどこまでかかるか」ということである(二畳庵主人、漢文法基礎、1984年、389頁)。
従って、
(01)により、
(02)
「横書きの、漢文」に於いて、
「管到」とは、「左の語が、右のことばのどこまで係るか」ということである。
然るに、
(03)
A(B)CD。
に於いて、
A は Bの「一字」に 係ってゐる。
(04)
A(BC)D。
に於いて、
A は BCの「二字」に 係ってゐる。
(05)
A(BCD)。
に於いて、
A は BCDの「三字」に 係ってゐる。
従って、
(02)~(05)により、
(06)
「管到」は、「括弧」で、表すことが出来る。
従って、
(07)
AB(CD)E。
に於いて、
A が、
B(CD)
に係ってゐるとき、
A〔B(CD)〕E。
といふ「管到」は、〔( )〕で表すことが、出来る。
同様に、
(08)
AB(CD)E。
に於いて、
A が、
B(CD)E
に係ってゐるとき、
A〔B(CD)E〕。
といふ「管到」は、〔( )〕で表すことが、出来る。
然るに、
(09)
読漢文=漢文を読む。
に於いて、
読(漢文)=漢文を読む。
といふ「管到」は、有り得ても、
読(漢)文=漢文を読む。
といふ「管到」は、有り得ない。
従って、
(09)により、
(10)
読漢文=漢文を読む。
の「管到」は、
読(漢文)=漢文を読む。
以外に、有り得ない。
然るに、
(11)
読(漢文)=漢文を読む。
の「否定」は、
読(漢文)=漢文を読む。
といふ「文全体」の、「否定」であるため、
不読(漢文)=漢文を読まず。
の「管到」は、
不〔読(漢文)〕=漢文を読まず。
である。
然るに、
(12)
漢文を読まざる者=漢文を読まず(の連体形)+者(体言)。
であるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
である。
然るに、
(13)
任意の表述の否定は、その表述を’~( )’といふ空所にいれて書くことにしよう(W.O.クワイン、現代論理学入門、1972年、15頁)。
とあるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
といふ表術(ステートメント)の「否定」は、
~(不〔読(漢文)〕者)=漢文を読まざる者で~。
である。
然るに、
(14)
この場合は、「漢文」であるため、
不〔読(漢文)〕者=漢文を読まざる者。
の「否定」は、
非〔不〔読(漢文)〕者〕=漢文を読まざる者に非ず。
である。
従って、
(15)
非不読漢文者=漢文を読まざる者に非ず。
の「管到」は、
非[不〔読(漢文)〕者]。
である。
然るに、
(16)
① 非[不〔読(漢文)〕者]⇒
① [不〔読(漢文)〕者]非。
② [不〔読(漢文)〕者]非⇒
② [〔読(漢文)〕不者]非。
③ [〔(漢文)読〕不者]非=
③ [〔(漢文を)読ま〕不る者に]非ず。
に於いて、
① 非[不〔読(漢文)〕者]⇔
③ [〔(漢文を)読ま〕不る者に]非ず。
の「語順」は、「括弧」を介して、「反対」である。
然るに、
(17)
1.『主述関係』
2.『修飾関係』
3.『補足構造』
4.『並列関係』
右の四つの文法関係は、漢語文法の基礎となっている(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、284頁改)。
漢語における語順は、大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治著、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(15)(16)(17)により、
(18)
非[不〔読(漢文)〕者]=漢文を読まざる者に非ず。
に於ける「括弧」は、「管到」を表してゐて、尚且つ、『補足構造』を、表してゐる。
従って、
(19)
非不読漢文者=
漢文を読まざる者に非ず。
といふ「漢文訓読」に、『管到(補足構造)』が在る以上、
非不読漢文者=
漢文を読まざる者に非ず。
といふ「漢文訓読」に、「括弧」は有ります!
平成26年10月04日、毛利太。
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