2021年6月28日月曜日

「衆議院議員の被選挙権」の「命題論理」。

(01)
(ⅰ)
1   (1) (P&Q)→R    A
1   (2)~(P&Q)∨R    1含意の定義
 3  (3)~(P&Q)      A
 3  (4)~P∨~Q       3ド・モルガンの法則
 3  (5)~P∨~Q∨R     4∨I
  6 (6)       R    A
  6 (7) ~P∨~Q∨R    6∨I
1   (8) ~P∨~Q∨R    13567∨E
1   (9)~P∨(~Q∨R)   3結合法則
 ア  (ア)~P          A
 ア  (イ)~P∨R        ア∨I
 ア  (ウ) P→R        イ含意の定義
 ア  (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
   オ(オ)     (~Q∨R) A
   オ(カ)       Q→R  オ含意の定義
   オ(キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1   (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
(ⅱ)
1   (1)(P→R)∨(Q→R) A
 2  (2) P&Q        A
  3 (3) P→R        A
 2  (4) P          2&E
 23 (5)   R        34MPP
   6(6)       Q→R  A
 2  (7)   Q        2&E
 2 6(8)         R  67MPP
12  (9)   R        13568∨E
1   (ア)(P&Q)→R     29CP
(02)
(ⅲ)
1   (1) P&Q⇔R          A
1   (2)(P&Q→R)&(R→P&Q) A
1   (3)         R→P&Q  1&E
 4  (4)         ~P∨~Q  A
 4  (5)         ~(P&Q) 4ド・モルガンの法則
14  (6)        ~R      35MPP
1   (7)    (~P∨~Q)→~R  46CP
  8 (8)     ~P         A
  8 (9)     ~P∨~Q      8∨I
1 8 (ア)            ~R  79MPP
1   (イ)         ~P→~R  8アCP
   ウ(ウ)        ~Q      A
   ウ(エ)     ~P∨~Q      ウ∨I
1  ウ(オ)            ~R  7エMPP
1   (カ)         ~Q→~R  ウオCP
1   (キ)(~P→~R)&(~Q→~R) イカ&I
従って、
(01)(02)により、
(03)
① P&Q→R ┤├ ( P→ R)∨( Q→ R)
② P&Q⇔R  ├ (~P→~R)&(~Q→~R)
といふ「連式(Sequents)」は、2つとも「妥当(Valid)」である。
然るに、
(04)
①( P→ R)∨( Q→ R)
②(~P→~R)&(~Q→~R)
に於いて、
 P=偽
 R=真
であるならば、
① は、「真」であるが、
② は、「偽」である。
従って、
(03)(04)により、
(05)
① P&Q→R)
② P&Q⇔R
といふ「論理式」に於いて、
①=② ではない。
然るに、
(06)
P=日本人である。
Q=25歳以上である。
R=衆議院議員の被選挙権がある。
として、
① P&Q→R
② P&Q⇔R
といふ「命題論理式」は、それぞれ、
① 日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。
② 日本人であって、25歳以上であるならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権がある。
といふ「日本語」に、相当する。
従って、
(05)(06)により、
(07)
① 日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。
② 日本人であって、25歳以上であるならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権がある。
といふ「日本語」に於いて、
①=② ではない。
然るに、
(08)
②(~P→~R)&(~Q→~R)
に於いて、
P=日本人である。
Q=25歳以上である。
R=衆議院議員の被選挙権がある。
とすると、
②(~P→~R)&(~Q→~R)
③(日本人でないならば、衆議院議員の被選挙権はない。)そして(25歳以上でないならば、衆議院議員の被選挙権はない。)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(03)~(08)により、
(09)
① P&Q→R)
② P&Q⇔R
③(~P→~R)&(~Q→~R)
に於いて、すなはち、
① 日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。
② 日本人であって、25歳以上であるならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権がある。
③(日本人でないならば、衆議院議員の被選挙権はない。)そして(25歳以上でないならば、衆議院議員の被選挙権はない。)
に於いて、
① ならば、③ ではないが、
② ならば、③ である。
従って、
(09)により、
(10)
(ⅰ)「日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。」然るに、
(ⅱ)「日本人ではない。」従って、
(ⅲ)「衆議院議員の被選挙権はない。」
といふ「推論」は、「無効(Invalid)」であるが、
(ⅰ)「日本人であって、25歳以上であるならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権がある。」然るに、
(ⅱ)「日本人ではない。」従って、
(ⅲ)「衆議院議員の被選挙権はない。」
といふ「推論」は、「妥当(Valid)」である。
従って、
(10)により、
(11)
(ⅰ)「日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。」然るに、
(ⅱ)「日本人ではない。」従って、
(ⅲ)「衆議院議員の被選挙権はない。」
といふ「推論」を、「妥当」であると、思ふのであれば、その人は、
① 日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。
② 日本人であって、25歳以上であるならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権がある。
といふ「日本語」に於いて、
①と② を、『混同』してゐる。
といふ、ことになる。
従って、
(03)(06)(11)により、
(12)
(ⅰ)「日本人であって、25歳以上であるならば、衆議院議員の被選挙権がある。」然るに、
(ⅱ)「日本人ではない。」従って、
(ⅲ)「衆議院議員の被選挙権はない。」
といふ「推論」を、「妥当」であると、思ふのであれば、その人は、
① P&Q→R ┤├ ( P→ R)∨( Q→ R)
② P&Q⇔R  ├ (~P→~R)&(~Q→~R)
といふ「連式(Sequents)」に於いて、
①と② を、『混同』してゐる。
といふ、ことになる。
従って、
(12)により、
(13)
その人は、
① P&Q→R ┤├ ( P→ R)∨( Q→ R)
といふ「連式」を、
② P&Q→R  ├ (~P→~R)&(~Q→~R)
といふ「連式」であると、「勘違ひ」をしてゐる。
といふ、ことになる。
従って、
(13)により、
(14)
その人にとっては、
② P&Q→R  ├ (~P→~R)&(~Q→~R)
といふ「マチガイ」の方が、「正しい」が故に、
① P&Q→R ┤├ ( P→ R)∨( Q→ R)
といふ「連式」は、「マチガイ(をかしい)」といふ、ことになる。
然るに、
(15)
①(P&Q)→R
といふ「論理式」に関して、
大西拓郎先生(京都大学)は、
[厳密含意の論理(1) [修正版](ユーチューブ:9分10秒頃)]に於いて、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。まぁこれ、をかしい。実質含意にはこういう変な推論がどうしてもつきまとうんですが、厳密含意になると、それがちゃんと妥当ではなくなってくれるという、ことです。
といふ風に、述べてゐる。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
大西拓郎先生(京都大学)は、
① P&Q→R ┤├ ( P→ R)∨( Q→ R)
といふ「連式」を、
② P&Q→R  ├ (~P→~R)&(~Q→~R)
といふ「連式」であると、「勘違ひ」をしてゐる。
といふ、ことになる。
令和03年06月28日、毛利太。

2021年6月27日日曜日

「焼酎割を飲むと酔ふ」の「命題論理」。

 ―「昨日(令和03年06月26日)の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1   (1)(P→R)∨(Q→R) A
 2  (2) P&Q        A
  3 (3) P→R        A
 2  (4) P          2&E
 23 (5)   R        34MPP
   6(6)       Q→R  A
 2  (7)   Q        2&E
 2 6(8)         R  67MPP
12  (9)   R        13568∨E
1   (ア)(P&Q)→R     29CP
(ⅱ)
1   (1) (P&Q)→R    A
1   (2)~(P&Q)∨R    1含意の定義
 3  (3)~(P&Q)      A
 3  (4)~P∨~Q       3ド・モルガンの法則
 3  (5)~P∨~Q∨R     4∨I
  6 (6)       R    A
  6 (7) ~P∨~Q∨R    6∨I
1   (8) ~P∨~Q∨R    13567∨E
1   (9)~P∨(~Q∨R)   3結合法則
 ア  (ア)~P          A
 ア  (イ)~P∨R        ア∨I
 ア  (ウ) P→R        イ含意の定義
 ア  (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
   オ(オ)     (~Q∨R) A
   オ(カ)       Q→R  オ含意の定義
   オ(キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1   (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
従って、
(01)により、
(02)
①(P→R)∨(Q→R)
②(P&Q)→R
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
①(P→R)∨(Q→R)
といふ「命題」、すなはち、
①(P&Q)→R
といふ「命題」が「真(本当)」である。
といふことは、
②(P→R)
③      (Q→R)
④(P→R)&(Q→R)
といふ「3通り」が「真(本当)」であり得る。
といふことに、他ならない。
従って、
(03)により、
(04)
①(P&Q)→R
②(P→R)
に於いて、
① である。従って、② である。
といふ「演繹推理」は、「不可」であるが、
① である。従って、② であると、思はれる。
といふ『蓋然的推理』は「不可」ではない。
例へば、
(05)
P=焼酎を飲む。
Q=お湯を飲む。
R=酔ふ。
であるとして、
①(P&Q)→R
②(P  )→R
といふ「命題」は、
①(焼酎のお茶割を飲む)ならば酔ふ。
②(焼酎を飲む)ならば酔ふ。
といふ「命題」に相当し、尚且つ、
① は、「真(本当)」であり、
② も、「真(本当)」である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
①(P&Q)→R
②(P→R)
に於いて、すなはち、
①(焼酎のお茶割を飲む)ならば酔ふ。
②(焼酎を飲む)ならば酔ふ。
に於いて、
① である。従って、② であると、思はれる。
といふ『蓋然的推理』は「不可」ではない。
然るに、
(07)
①(焼酎のお茶割を飲む)ならば酔ふ。
②(焼酎を飲む)ならば酔ふ。
といふことは、
①(焼酎のお茶割を飲む)ならば酔ふ。
②(焼酎を飲むが、お茶を飲まない)としても酔ふ。
といふことに、他ならない。
然るに、
(08)
①(焼酎のお茶割を飲む)ならば酔ふ。
②(焼酎を飲むが、お茶を飲まない)としても酔ふ。
といふことは、
①(P& Q)→R
②(P&~Q)→R
といふことに、他ならない。
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
①(P& Q)→R
②(P&~Q)→R
に於いて、
① である。従って、② であると、思はれる。
といふ『蓋然的推理』は「不可」ではない。
然るに、
(10)
(ⅲ)
1  (1)(P&Q)⇔R    A
1  (2)(P&Q)→R&
       R→(P&Q)   1Df.⇔
1  (3)(P&Q)→R    2&E
1  (4) R→(P&Q)   2&E
 5 (5)  ~P∨~Q    A
 5 (6)  ~(P&Q)   5ド・モルガンの法則
15 (7)~R         46MTT
1  (8)(~P∨~Q)→~R 57CP
  9(9)  P&~Q     A
  9(ア)    ~Q     A
  9(イ) ~P∨~Q     ア∨I
1 9(ウ)        ~R 8イMPP
1  (エ) (P&~Q)→~R 9ウCP
従って、
(10)により、
(11)
③(P& Q)⇔ R。 従って、
④(P&~Q)→~R。 である。
といふ「推論」、すなはち、
③「(Pであって、 Qである)ならば、そのときに限って、Rである。」従って、
④「(Pであっても、Qでない)ならば、Rではない。」
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
①(P& Q)→R
②(P&~Q)→R
に於いて、
① なので、② であるかも、知れない(演繹推理)。
であって、尚且つ、
③(P& Q)⇔ R
④(P&~Q)→~R
に於いて、
③ なので、④ である(演繹推理)。
従って、
(12)により、
(13)
①(P&Q)→R├(P&~Q)→ R
③(P&Q)⇔R├(P&~Q)→~R
といふ「推論」は、
① であれば、『蓋然的推理』として、「正しく」、
② であれば、「演繹推理」 として、「正しい」。
然るに、
(14)
①(P&Q)→R
といふ「論理式」に関して、
大西拓郎先生(京都大学)は、
[厳密含意の論理(1) [修正版](ユーチューブ:9分10秒頃)]に於いて、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。まぁこれ、をかしい。 といふ風に、述べてゐる。
然るに、
(15)
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。
といふのは、
①(P&Q)→R├(P&~Q)→R
といふ「推論」、すなはち、例へば、
P=焼酎を飲む。
Q=お湯を飲む。
R=酔ふ。
であるとして、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば酔ふ。従って、(焼酎を飲んで、お湯を飲まない)としても酔ふであらう。
といふ『蓋然的推理』であるが、もちろん、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば酔ふ。従って、(焼酎を飲んで、お湯を飲まない)としても酔ふであらう。
といふ「推論」は、「をかしくはない。」
然るに、
(13)により、
(16)
③(P&Q)⇔R├(P&~Q)→~R
といふ「演繹推理」は、「妥当」であり、それ故、
③(P&Q)⇔R├(P&~Q)→~R
④(P&Q)⇔R├(P&~Q)→ R
に於いて、
③ は「妥当」であるが、
④ は「妥当」ではない。
従って、
(14)(15)(16)により、
(17)
①(P&Q)→R├(P&~Q)→R
④(P&Q)⇔R├(P&~Q)→R
に於いて、
① ではなく、
④ であるならば、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。
といふ「推論」は、確かに、
まぁこれ、をかしい。
といふことに、なる。
従って、
(14)~(17)により、
(18)
例へば、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば酔ふ。従って、(焼酎を飲んで、お湯を飲まない)としても酔ふであらう。
といふ場合が、そうであるやうに、
①(P&Q)→R├(P&~Q)→R
といふ『蓋然的推理』は、実際には、「をかしくはない」にもかかわらず、大西拓郎先生は、
③(P&Q)⇔R├(P&~Q)→~R
といふ「演繹推理」と、「混同」することにより、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば酔ふ。従って、(焼酎だけを飲んだ)としても酔ふであらう。
といふ『蓋然的推理』を称して、「まぁこれ、をかしい」。
といふ風に、述べてゐる。
令和03年06月27日、毛利太。

2021年6月25日金曜日

「十分条件(P&Q)」と「必要条件(R)」(Ⅱ)。

(01)
①(P→R)≡(PならばRである)
②(P⇔R)≡(PならばRである)&(RならばPである)
然るに、
(02)
(ⅱ)
1  (1) P⇔R          A
1  (2)(P→R)&(R→P)   1Df.⇔
1  (3) P→R          2&E
1  (4)       R→P    2&E
 5 (5)        ~P    A
  6(6)       R      A
1 6(7)         P    46MPP
156(8)      ~P&P    57&I
15 (9)      ~R      68RAA
1  (ア)       ~P→~R  59CP
1  (イ)(P→R)&(~P→~R) 3ア&I
(ⅲ)
1  (1)(P→R)&(~P→~R) A
1  (2) P→R          1&E
1  (3)       ~P→~R  1&E
 4 (4)           R  A
  5(5)       ~P     A
1 5(6)          ~R  35MPP
145(7)        R&~R  46&I
14 (8)      ~~P     57RAA
14 (9)        P     8DN
1  (ア)        R→ P  49CP
1  (イ)(P→R)&(R→P)   2ア&I
1  (ウ) P⇔R          イDf.⇔
従って、
(01)(02)により、
(03)
①(P→R)≡(P→R)
②(P⇔R)≡(P→R)&( R→ P)
③(P⇔R)≡(P→R)&(~P→~R)
に於いて、
①=② ではなくて、
②=③ である。
従って、
(03)により、
(04)
①(P→R)≡(P→R)
②(P⇔R)≡(P→R)&( R→ P)
③(P⇔R)≡(P→R)&(~P→~R)
に於いて、
P=(P&Q)
といふ「代入(Substitution)」を行ふと
①{(P&Q)→R}≡{(P&Q)→R}
②{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{R→(P&Q)}
③{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{~(P&Q)→~R}
然るに、
(05)
(ⅲ)
1   (1)  ~(P& Q)  A
 2  (2) ~(~P∨~Q)  A
  3 (3)   ~P      A
  3 (4)   ~P∨~Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨~Q)&
         (~P∨~Q)  24&I
 2  (6)  ~~P      3RAA
 2  (7)    P      6DN
   8(8)      ~Q   A
   8(9)   ~P∨~Q   8∨I
 2 8(ア) ~(~P∨~Q)&
         (~P∨~Q)  29&I
 2  (イ)     ~~Q   8アDN
 2  (ウ)       Q   イDN
 2  (エ)    P& Q   7ウ&I
12  (オ)  ~(P& Q)&
          (P& Q)  1エ&I
1   (カ)~~(~P∨~Q)  2オRAA
1   (キ)   ~P∨~Q   カDN
(ⅳ)
1   (1)   ~P∨~Q   A
 2  (2)    P& Q   A
  3 (3)   ~P      A
 2  (4)    P      2&E
   23 (5)   ~P&P    34&I
  3 (6)  ~(P& Q)  25RAA
   7(7)      ~Q   A
 2  (8)       Q   2&E
 2 7(9)    ~Q&Q   78&I
   7(ア)  ~(P& Q)  29RAA
1   (イ)  ~(P& Q)  1367ア∨E
12  (ウ)   (P& Q)&
         ~(P& Q)  2イ&I
1   (エ)  ~(P& Q)  2ウRAA
従って、
(05)により、
(06)
③ ~(P&Q)
④ ~P∨~Q
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
①{(P&Q)→R}≡{(P&Q)→R}
②{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{R→(P&Q)}
③{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{~(P& Q)→~R}
④{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R}
然るに、
(08)
④{(P&Q)⇔R}≡{(Pであって、Qである)ならば、そのときに限って、Rである。}
④{(~P∨~Q)→~R}≡{(Pでないか、Qでないか、または、PでもQでない)ならば、Rではない。}
然るに、
(09)
④(Pでないか、Qでないか、または、PでもQでない)ならば、Rではない。
といふことは、
④(Pであったとしても、Qでない)ならば、Rではない。
といふ、ことである。
然るに、
(10)
④(Pであったとしても、Qでない)ならば、Rではない。
といふことは、
④(Pであることは、Rであることの、「十分条件」である)とは、言へない。
といふ、ことである。
従って、
(07)~(10)により、
(11)
④{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R}
に於いて、
④(Pであることが、Rであることの、「十分条件」であること)は無い。
然るに、
(12)
(ⅰ)
1   (1) (P&Q)→R    A
1   (2)~(P&Q)∨R    1含意の定義
 3  (3)~(P&Q)      A
 3  (4)~P∨~Q       3ド・モルガンの法則
 3  (5)~P∨~Q∨R     4∨I
  6 (6)       R    A
  6 (7) ~P∨~Q∨R    6∨I
1   (8) ~P∨~Q∨R    13567∨E
1   (9)~P∨(~Q∨R)   3結合法則
 ア  (ア)~P          A
 ア  (イ)~P∨R        ア∨I
 ア  (ウ) P→R        イ含意の定義
 ア  (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
   オ(オ)     (~Q∨R) A
   オ(カ)       Q→R  オ含意の定義
   オ(キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1   (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
(ⅱ)
1   (1)(P→R)∨(Q→R) A
 2  (2)(P&Q)       A
  3 (3) P→R        A
    (4) P          2&E
 23 (5)   R        34MPP
   6(6)       Q→R  A
 2  (7)       Q    2&E
 2 6(8)         R  67MPP
12  (9)   R        13568∨E
1   (ア)(P&Q)→R     29CP
従って、
(12)により、
(13)
①(P&Q)→R
②(P→R)∨(Q→R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(14)
①(P&Q)→R≡(P→R)∨(Q→R)
に於いて、
①(P→R)∨(Q→R)
である。といふことは、
(ⅰ) P&~Q は、Rの「十分条件」である、かも知れないし、
(ⅱ)~P& Q は、Rの「十分条件」である、かも知れないし、
(ⅲ) P&  Q は、Rの「十分条件」である。
といふことに、他ならない。
従って、
(14)により、
(15)
①(P&Q)→R≡(P→R)∨(Q→R)
に於いて、
①(Pであることが、Rであることの、「十分条件」であること)は有る。
従って、
(11)(15)により、
(16)
①{(P&Q)→R}≡(P→R)∨(Q→R)
④{(P&Q)⇔R}≡{(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R}
に於いて、
①(Pであることが、Rであることの、「十分条件」であること)は有る。
④(Pであることが、Rであることの、「十分条件」であること)は無い。
従って、
(16)により、
(17)
①{(P&Q)→R}≡(P→R)∨(Q→R)
といふ「論理式」に関して、
①(Pであることが、Rであることの、「十分条件」であること)は有る。
といふことは、「をかしい」とするならば、
その方が、「をかしい」といふ、ことになる。
然るに、
(18)
④(P&Q)⇔R
ではなく、
①(P&Q)→R
といふ「論理式」に関して、
大西拓郎先生(京都大学)は、
[2020年度後期哲学演習I 厳密含意の論理(1) [修正版](ユーチューブ:9分10秒頃)]に於いて、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。まぁこれ、をかしい。
といふ風に、述べてゐる。
従って、
(17)(18)により、
(19)
大西拓郎先生(京都大学)の場合も、
①(P&Q)→R
④(P&Q)⇔R
に於いて、
①と④ を、「混同」してゐると、言はざるを得ない。
(20)
①(P&Q)→R≡(P→R)∨(Q→R)
に於いて、
P=焼酎を飲む。
Q=お湯を飲む。
R=気分が良くなる。
であるとすると、
①(P&Q)→R
といふ「命題」は、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば気分が良くなる。
といふ「命題」に、「等しい」。
然るに、
(21)
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば気分が良くなる。
といふのであれば、
②(お湯は飲まずに、焼酎だけを飲む)ならば気分が良くなる。
といふことは、「可能」である。
然るに、
(20)(21)により、
(22)
P=焼酎を飲む。
Q=お湯を飲む。
R=気分が良くなる。
であるとすると、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば気分が良くなる。
②(お湯は飲まずに、焼酎だけを飲む)ならば気分が良くなる。
といふ「命題」は、それぞれ、
①(P&Q)→R
②(P  )→R
といふ「論理式」に、相当する。
然るに、
(23)
①(P&Q)→R
②(P  )→R
に於いて、
② は、まさに、
② PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。
の、「具体例」である。
従って、
(18)~(23)により、
(24)
①(P&Q)→R
②(P  )→R
に於ける、
② に関して、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。まぁこれ、をかしい。
といふのであれば、その方が、をかしい。
(25)
『焼酎の種類にも割り方の如何にもかかわらず、焼酎を日々堪能しつつ元気に暮らしています。』
といふ方であれば、『簡単』に、分かってもらえるやうに、
P=焼酎を飲む。
Q=お湯を飲む。
R=気分が良くなる。
であるとして、
①(焼酎のお湯割りを飲む)ならば気分が良くなる。
②(お湯は飲まずに、焼酎だけを飲む)ならば気分が良くなる。
といふ「命題」は、それぞれ、
①(P&Q)→R
②(P  )→R
といふ「論理式」に、「相当」するため、
① が「真」であって、尚且つ、
② も「真」であることは、「矛盾」ではない。
従って、
(25)により、
(26)
『焼酎の種類にも割り方の如何にもかかわらず、焼酎を日々堪能しつつ元気に暮らしています。』
といふ方であれば、『簡単』に、分かってもらえるやうに、
①{(P&Q)→R}≡(P→R)∨(Q→R)
といふ「等式」は、明らかに、「正しい」。
令和03年06月25日、毛利太。

2021年6月24日木曜日

「十分条件(P&Q)」と「必要条件(R)」。

―「昨日(令和03年06月24日)の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1   (1) (P&Q)→R    A
1   (2)~(P&Q)∨R    1含意の定義
 3  (3)~(P&Q)      A
 3  (4)~P∨~Q       3ド・モルガンの法則
 3  (5)~P∨~Q∨R     4∨I
  6 (6)       R    A
  6 (7) ~P∨~Q∨R    6∨I
1   (8) ~P∨~Q∨R    13567∨E
1   (9)~P∨(~Q∨R)   3結合法則
 ア  (ア)~P          A
 ア  (イ)~P∨R        ア∨I
 ア  (ウ) P→R        イ含意の定義
 ア  (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
   オ(オ)     (~Q∨R) A
   オ(カ)       Q→R  オ含意の定義
   オ(キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1   (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
(ⅱ)
1    (1) (P&Q)⇔R          A
1    (2) (P&Q)→R)&R→(P&Q) 1Df.⇔
1    (3)          R→(P&Q) 2&E
 4   (4)           ~P∨~Q  A
 4   (5)           ~(P&Q) 4ド・モルガンの法則
14   (6)         ~R       35MTT
1    (7)   ~P∨~Q→~R       46CP
  8  (8)   ~P             A
  8  (9)   ~P∨~Q          8∨I
1 8  (ア)         ~R       79MPP
1    (イ)   ~P→~R          8アCP
   ウ (ウ)      ~Q          A
   ウ (エ)   ~P∨~Q          ウ∨I
1  ウ (オ)            ~R    7エMPP
1    (カ)         ~Q→~R    ウオCP
1    (キ)(~P→~R)&(~Q→~R)   イカ&I
従って、
(01)により、
(02)
①(P&Q)→R
②(P→R)∨(Q→R)
③(P&Q)⇔R
④(~P→~R)&(~Q→~R)
に於いて、
① ならば、② であり、
③ ならば、④ である。
然るに、
(03)
②(P→R)∨(Q→R)
といふことは、
(ⅰ) P&~Q は、Rの「十分条件」である、かも知れないし、
(ⅱ)~P& Q は、Rの「十分条件」である、かも知れないし、
(ⅲ) P&  Q は、Rの「十分条件」である。
といふことに、他ならない。
(04)
④(~P→~R)&(~Q→~R)
といふことは、
(ⅰ)P   は、Rの「必要条件」であって、
(ⅱ)  Q も、Rの「必要条件」であって、
(ⅱ)P&Q も、Rの「必要条件」である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
①(P&Q)→R
③(P&Q)⇔R
に於いて、
P=25歳以上である。
Q=日本人である。
R=衆議院議員の被選挙権を有す。
であるとして、
① であるならば、
(α)25歳以上であるならば、 日本人でなくとも、 衆議院議員であることは、「不可能」ではなく、
② であるならば、
(β)25歳以上であるとしても、日本人でないならば、衆議院議員であるおとは、「不可能」である。
といふ、ことになる。
従って、
(05)により、
(06)
①(25歳以上であって、日本人である)ならば、         衆議院議員の被選挙権を有す。
②(25歳以上であって、日本人である)ならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権を有す。
に於いて、
① であるならば、
(α)25歳以上であるならば、 日本人でなくとも、 衆議院議員であることは、「不可能」ではなく、
② であるならば、
(β)25歳以上であるとしても、日本人でないならば、衆議院議員であることは、「不可能」である。
といふ、ことになる。
然るに、
(07)
①(25歳以上であって、日本人である)ならば、衆議院議員の被選挙権を有す。
といふのであれば、
(β)25歳以上であるとしても、日本人でないならば、衆議院議員であることは、「不可能」である。
といふ風に、解する方が、「普通」である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
我々、日本人は、
①(25歳以上であって、日本人である)ならば、衆議院議員の被選挙権を有す。
といふ「日本語」を、
②(25歳以上であって、日本人である)ならば、そのときに限って、衆議院議員の被選挙権を有す。
といふ「意味」で、用ひてゐる。
といふ、ことになる。
従って、
(05)~(08)により、
(09)
我々、日本人は、
P=25歳以上である。
Q=日本人である。
R=衆議院議員の被選挙権を有す。
であるとして、
①(P&Q)→R
といふ「論理式」を、
③(P&Q)⇔R
といふ「論理式」として、用ひてゐる。
といふ、ことになる。
然るに、
(10)
③(P&Q)⇔R
ではなく、
①(P&Q)→R
といふ「論理式」に関して、
大西拓郎先生(京都大学)曰く、
PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。まぁこれ、をかしい。
実質含意にはこういう変な推論がどうしてもつきまとうんですが、厳密含意になると、それがちゃんと妥当ではなくなってくれるという、ことです[2020年度後期哲学演習I 厳密含意の論理(1) [修正版](ユーチューブ:9分10秒頃)]。
然るに、
(11)
改めて、「確認」すると、
(ⅰ)
1   (1) (P&Q)→R    A
1   (2)~(P&Q)∨R    1含意の定義
 3  (3)~(P&Q)      A
 3  (4)~P∨~Q       3ド・モルガンの法則
 3  (5)~P∨~Q∨R     4∨I
  6 (6)       R    A
  6 (7) ~P∨~Q∨R    6∨I
1   (8) ~P∨~Q∨R    13567∨E
1   (9)~P∨(~Q∨R)   3結合法則
 ア  (ア)~P          A
 ア  (イ)~P∨R        ア∨I
 ア  (ウ) P→R        イ含意の定義
 ア  (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
   オ(オ)     (~Q∨R) A
   オ(カ)       Q→R  オ含意の定義
   オ(キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1   (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
(ⅱ)
1   (1)(P→R)∨(Q→R) A
 2  (2)(P&Q)       A
  3 (3) P→R        A
    (4) P          2&E
 23 (5)   R        34MPP
   6(6)       Q→R  A
 2  (7)       Q    2&E
 2 6(8)         R  67MPP
12  (9)   R        13568∨E
1   (ア)(P&Q)→R     29CP
従って、
(11)により、
(12)
①(P&Q)→R
②(P→R)∨(Q→R)
に於いて、
①=② であり、
② であれば、 PかつQ、2つの前提からRが導かれるんだったら実はそれ、1つで十分ですよ、みたいな、そういう推論なんですね。
とは、言ふものの、
まぁこれ、をかしい。
といふことには、ならない。
従って、
(09)~(12)により、
(13)
大西拓郎先生(京都大学)の場合は、
①(P&Q)→R
③(P&Q)⇔R
に於いて、
①と③ を、「混同」してゐると、言はざるを得ない。
令和03年06月25日、毛利太。

「ド・モルガンの法則」の「定義」について(Ⅱ)。

 ―「昨日(令和03年06月03日)の記事」を補足します。―
(01)
(ⅰ)αとβが「矛盾」するならば、
(ⅱ)  βの「否定」は、αに「等しい」。
といふことを以て、
 α=~β
といふ「等式」が、成立するならば、そのときに限って、
 α=~β
といふ「等式」を、「(定義による)ド・モルガンの法則」と呼ぶことにする。
然るに、
(02)
(ⅰ)
1 (1)   P  A
 2(2)  ~P  A
12(3)P&~P  12&I(矛盾)
1 (4)~(~P) 2RAA(背理法)
(ⅱ)
1 (1)~(~P) A
1 (2)   P  1DN
∴ P┤├ ~(~P)
従って、
(01)(02)により、
(03)
①    P
② ~(~P)
に於いて、
①=② は、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
cf.
「Pの補集合」の「補集合」は、「P」に「等しい」。
然るに、
(04)
(ⅲ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
12(4)     Q  13MPP
 2(5)    ~Q  2&E
12(6)  Q&~Q  45&I(矛盾)
1 (7)~(P&~Q) 26RAA(背理法)
(ⅳ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I(矛盾)
12 (6)   ~~Q   35RAA(背理法)
12 (7)     Q   6DN
1  (8)   P→Q   27CP
∴ P→Q┤├ ~(P&~Q)
(05)
(ⅴ)
1   (1) ~P∨ Q  A
 2  (2)  P&~Q  A
  3 (3) ~P     A
 2  (4)  P     2&E
 23 (5) ~P& P  34&I(矛盾)
 2  (6)~(P&~Q) 35RAA(背理法)
   7(7)     Q  A
 2  (8)    ~Q  2&E
 2 7(9)  Q&~Q  78&I(矛盾)
   7(ア)~(P&~Q) 29RAA(背理法)
1   (イ)~(P&~Q) 1267ア∨E
(ⅵ)
1   (1) ~( P&~Q)  A
 2  (2) ~(~P∨ Q)  A
  3 (3)   ~P      A
  3 (4)   ~P∨ Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  24&I(矛盾)
 2  (6)  ~~P      35RAA(背理法)
 2  (7)    P      6DN
   8(8)       Q   A
   8(9)   ~P∨ Q   8∨I
 2 8(ア) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  29&I
 2  (イ)      ~Q   8RAA
 2  (ウ)    P&~Q   7イ&I
12  (エ) ~( P&~Q)&
         ( P&~Q)  1ウ&I(矛盾)
1   (オ)~~(~P∨ Q)  2エRAA(背理法)
1   (カ)   ~P∨ Q   オDN
∴ ~P∨Q┤├ ~(P&~Q)
(06)
(ⅶ)
1     (1)  P&  Q& R   A
 2    (2) ~P∨ ~Q∨~R   A
 2    (3) ~P∨(~Q∨~R)  2結合法則
  4   (4) ~P          A
1     (5)  P          1&E
1 4   (6) ~P&P        45&I(矛盾)
  4   (7)~( P& Q& R)  16RAA(背理法)
   8  (8)    (~Q∨~R)  A
    9 (9)     ~Q      A
1     (ア)      Q      1&E
1   9 (イ)     ~Q&Q    9ア&I(矛盾)
    9 (ウ)~( P& Q &R)  19RAA(背理法)
     エ(エ)        ~R   A
1     (オ)         R   1&E
1    エ(カ)      ~R&R   エオ&I(矛盾)
     エ(キ)~( P& Q& R)  1カRAA(背理法)
   8  (ク)~( P& Q& R)  89ウエキ∨E
 2    (ケ)~( P& Q& R)  3478ク∨E
12    (コ) ( P& Q& R)&
         ~( P& Q& R)  1ケ&I(矛盾)
1     (サ)~(~P∨~Q∨~R)  2コRAA(背理法)
(ⅷ)
1    (1) ~(~P∨~Q∨~R)  A
  2  (2)   ~P         A
  2  (3)   ~P∨~Q      2∨I
  2  (4)   ~P∨~Q∨~R   3∨I
1 2  (5) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  14&I(矛盾)
1    (6)  ~~P         25RAA(背理法)
1    (7)    P         6DN
   8 (8)      ~Q      A
   8 (9)   ~P∨~Q      7∨I
   8 (ア)   ~P∨~Q∨~R   8∨I
1  8 (イ) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1ア&I(矛盾)
1    (ウ)     ~~Q      8RAA(背理法)
1    (エ)       Q      ウDN
    オ(オ)         ~R   A
    オ(カ)      ~Q∨~R   オ∨I
    オ(キ)   ~P∨~Q∨~R   カ∨I
1   オ(ク) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1オ&I(矛盾)
1    (ケ)        ~~R   オケRAA(背理法)
1    (コ)          R   ケDN
1    (サ)    P& Q      7エ&I
1    (シ)    P& Q& R   コサ&I
∴ P&Q&R ┤├ ~(~P∨~Q∨~R)
(07)
(ⅸ)
1      (1)  (P∨ Q)& R  A
 2     (2) (~P&~Q)∨~R  A
1      (3)   P∨ Q      1&E
  4    (4)  ~P&~Q      A
   5   (5)   P         A
  4    (6)  ~P         4&E
  45   (7)   P&~P      56&I
   5   (8)~(~P&~Q)     47RAA
    9  (9)      Q      A
  4    (ア)     ~Q      4&E
  4 9  (イ)   Q&~Q      9ア&I
    9  (ウ)~(~P&~Q)     4イRAA
1      (エ)~(~P&~Q)     3589ウ∨E
     オ (オ) (~P&~Q)      A
1    オ (カ)~(~P&~Q)&
           (~P&~Q)      エオ&I
     オ (キ)~{(P∨ Q)& R}  1カRAA
1      (ク)          R   1&E
      ケ(ケ)         ~R   A
1     ケ(コ)       R&~R   クケ&I
      ケ(サ)~{(P∨ Q)& R}  1コRAA
 2     (シ)~{(P∨ Q)& R}  2オキケサ∨E
12     (ス) {(P∨ Q)& R}&
          ~{(P∨ Q)& R}  1シ&I(矛盾)
1      (セ)~{(~P&~Q)∨~R} 2スRAA(背理法)
(ⅹ)
1        (1)~{(~P&~Q)∨~R}  A
 2       (2) ~{(P∨ Q)& R}  A
  3      (3)   (P∨ Q)      A
   4     (4)           R   A
  34     (5)   (P∨ Q)& R   34&I
 234     (6) ~{(P∨ Q)& R}&
              {(P∨ Q)& R   25&I
 23      (7)          ~R   4RAA
 2       (8)   (P∨ Q)→~R   37CP
    9    (9)           R   A
    9    (ア)         ~~R   9DN
 2  9    (イ)  ~(P∨ Q)      8アMTT
     ウ   (ウ) ~(~P&~Q)      A
      エ  (エ)    P          A
      エ  (オ)    P∨ Q       エ∨I
 2  9 エ  (カ)  ~(P∨ Q)&
               (P∨ Q)      イオ&I
 2  9    (キ)   ~P          エカRAA
       ク (ク)       Q       A
       ク (ケ)    P∨ Q       クカ∨I
 2  9  ク (コ)  ~(P∨ Q)&
               (P∨ Q)      イケ&I
 2  9    (サ)      ~Q       クコRAA
 2  9    (シ)   ~P&~Q       キサ&I
 2  9ウ   (セ) ~(~P&~Q)&
              (~P&~Q)      ウシ&I
 2  9    (ソ)~~(~P&~Q)      ウセRAA
 2  9    (タ)   ~P&~Q       ソDN
 2       (チ)   R→(~P&~Q)   9タCP
        ツ(ツ)  ~R           A
        ツ(テ)  (~P&~Q)∨~R   ツ∨I
1       ツ(ト)~{(~P&~Q)∨~R}&
             {(~P&~Q)∨~R}  1テ&I
1        (ナ) ~~R           ツトRAA
1        (ニ)   R           ナDN
12       (ヌ)     (~P&~Q)   チニMPP
12       (ネ)  (~P&~Q)∨~R   ヌ∨I
12       (ノ)~{(~P&~Q)∨~R}&
             {(~P&~Q)∨~R}  1ネ&I(矛盾)
1        (ハ)~~{(P∨ Q)& R}  2ノRAA(背理法)
1        (ヒ)   (P∨ Q)& R   ハDN
∴ (P∨Q)&R ┤├ ~{(~P&~Q)∨~R}
(08)
(ⅰ)
1     (1)    P∨( Q& R)  A
 2    (2)   ~P&(~Q∨~R)  A
  3   (3)    P          A
 2    (4)   ~P          2&E
 23   (5)    P&~P       34&I
  3   (6) ~{~P&(~Q∨~R)} 25RAA
   7  (7)        Q& R   A
 2    (8)       ~Q∨~R   2&E
   7  (9)        Q      7&E
    ア (ア)       ~Q      A
   7ア (イ)        Q&~Q   9ア&I
    ア (ウ)      ~(Q& R)  7イRAA
   7  (エ)           R   2&E
     オ(オ)          ~R   A
   7 オ(カ)        R&~R   エオ&I
     オ(キ)      ~(Q& R)  7カRAA
 2    (ク)      ~(Q& R)  8アウオキ∨E
 2 7  (ケ)(Q&R)&~(Q& R)  7ク&I(矛盾)
   7  (コ) ~{~P&(~Q∨~R)} 2ケRAA(背理法)
1     (サ) ~{~P&(~Q∨~R)} 1367コ∨E
(ⅱ)
1     (1) ~{~P&(~Q∨~R)}  1367コ∨E
 2    (2)  ~{P∨( Q& R)}  A
  3   (3)    P           A
  3   (4)    P∨( Q& R)   3∨I
 23   (5)  ~{P∨( Q& R)}&
            {P∨( Q& R)}  24&I
 2    (6)   ~P           3RAA
   7  (7)      (~Q∨~R)   A
 2 7  (8)   ~P&(~Q∨~R)   67&I
12 7  (9) ~{~P&(~Q∨~R)}&
           {~P&(~Q∨~R)}  18&I
12    (ア)     ~(~Q∨~R)   79RAA
    イ (イ)       ~Q       A
    イ (ウ)       ~Q∨~R    イ∨I
12  イ (エ)     ~(~Q∨~R)&
               (~Q∨~R)   アウ&I
12    (オ)      ~~Q       イエRAA
12    (カ)        Q       オDN
     キ(キ)          ~R    A
     キ(ク)       ~Q∨~R    キ∨I
12   キ(ケ)     ~(~Q∨~R)&
               (~Q∨~R)   アク&I
12    (コ)         ~~R    キケRAA
12    (サ)           R    コDN
12    (シ)        Q& R    カサ&I
12    (ス)    P∨( Q& R)   シ∨I
12    (セ)  ~{P∨( Q& R)}&
            {P∨( Q& R)}  2ス&I(矛盾)
1     (ソ) ~~{P∨( Q& R)}  2RAA(背理法)
1     (タ)    P∨( Q& R)   ソDN
∴ P∨(Q&R)┤├ ~{~P&(~Q∨~R)}
従って、
(01)~(08)により、
(09)
①     P
② ~(~P)
③     P→Q
④   ~P∨ Q
⑤ ~(P&~Q)
⑥    P& Q& R
⑦ ~(~P∨~Q∨~R)
⑧     (P∨  Q)&R
⑨~{(~P&~Q)∨~R}
⑩        P∨(  Q&  R)
⑪  ~{~P&(~Q∨~R)}
に於いて、
①=②
③=⑤
④=⑤
⑥=⑦
⑧=⑨
⑩=⑪
は、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(10)
④ ~P∨ Q
⑤ ~(P&~Q)
に於ける、
④=⑤ に関しては、「(普通の、)ド・モルガンの法則」である。
従って、
(01)(09)(10)により、
(11)
(ⅰ)αとβが「矛盾」するならば、
(ⅱ)  βの「否定」は、αに「等しい」。
といふことを以て、
 α=~β
といふ「等式」が、成立するならば、そのときに限って、
 α=~β
といふ「等式」を、 「(定義による)ド・モルガンの法則」と呼ぶならば、
「(普通の、) ド・モルガンの法則」は、
「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
令和03年06月24日、毛利太。

2021年6月22日火曜日

「ド・モルガンの法則」の「定義」について(重要!)。

(01)
①    P ≡ Pである。
② (~P)≡(Pでない)。
に於いて、
①&② は、「矛盾」である。
従って、
(01)により、
(02)
①     P ≡ Pである。
② ~(~P)≡(Pでない)ではない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
③   P& Q ≡ Pであって、その上、Qである。
④ (~P∨~Q)≡(Pでないか、または、Qでないか、または、その両方である)。
に於いて、
③&④ は、「矛盾」である。
従って、
(03)により、
(04)
③    P& Q ≡ Pであって、その上、Qである。
④ ~(~P∨~Q)≡(Pでないか、または、Qでないか、または、その両方である)ではない。
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(05)
(ⅴ)
1     (1)  P&  Q& R   A
 2    (2) ~P∨ ~Q∨~R   A
 2    (3) ~P∨(~Q∨~R)  2結合法則
  4   (4) ~P          A
1     (5)  P          1&E
1 4   (6) ~P&P        45&I
  4   (7)~( P& Q& R)  16RAA
   8  (8)    (~Q∨~R)  A
    9 (9)     ~Q      A
1     (ア)      Q      1&E
1   9 (イ)     ~Q&Q    9ア&I
    9 (ウ)~( P& Q &R)  19RAA
     エ(エ)        ~R   A
1     (オ)         R   1&E
1    エ(カ)      ~R&R   エオ&I
     エ(キ)~( P& Q& R)  1カRAA
   8  (ク)~( P& Q& R)  89ウエキ∨E
 2    (ケ)~( P& Q& R)  3478ク∨E
12    (コ) ( P& Q& R)&
         ~( P& Q& R)  1ケ&I
1     (サ)~(~P∨~Q∨~R)  2コRAA
(ⅵ)
1    (1) ~(~P∨~Q∨~R)  A
  2  (2)   ~P         A
  2  (3)   ~P∨~Q      2∨I
  2  (4)   ~P∨~Q∨~R   3∨I
1 2  (5) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  14&I
1    (6)  ~~P         25RAA
1    (7)    P         6DN
   8 (8)      ~Q      A
   8 (9)   ~P∨~Q      7∨I
   8 (ア)   ~P∨~Q∨~R   8∨I
1  8 (イ) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1ア&I
1    (ウ)     ~~Q      8RAA
1    (エ)       Q      ウDN
    オ(オ)         ~R   A
    オ(カ)      ~Q∨~R   オ∨I
    オ(キ)   ~P∨~Q∨~R   カ∨I
1   オ(ク) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1オ&I
1    (ケ)        ~~R   オケRAA
1    (コ)          R   ケDN
1    (サ)    P& Q      7エ&I
1    (シ)    P& Q& R   コサ&I
従って、
(05)により、
(06)
⑤    P& Q& R
⑥ ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
⑤=⑥ である。
然るに、
(07)
(ⅶ)
1     (1)    P∨( Q& R)  A
 2    (2)   ~P&(~Q∨~R)  A
  3   (3)    P          A(代表的選言項)
 2    (4)   ~P          2&E
 23   (5)    P&~P       34&I
  3   (6) ~{~P&(~Q∨~R)} 25RAA
   7  (7)        Q& R   A(代表的選言項)
 2    (8)       ~Q∨~R   2&E
   7  (9)        Q      7&E
    ア (ア)       ~Q      A(代表的選言項)
   7ア (イ)        Q&~Q   9ア&I
    ア (ウ)      ~(Q& R)  7イRAA
   7  (エ)           R   2&E
     オ(オ)          ~R   A(代表的選言項)
   7 オ(カ)        R&~R   エオ&I
     オ(キ)      ~(Q& R)  7カRAA
 2    (ク)      ~(Q& R)  8アウオキ∨E
 2 7  (ケ)(Q&R)&~(Q& R)  7ク&I
   7  (コ) ~{~P&(~Q∨~R)} 2ケRAA
1     (サ) ~{~P&(~Q∨~R)} 1367コ∨E
(ⅷ)
1     (1) ~{~P&(~Q∨~R)}  1367コ∨E
 2    (2)  ~{P∨( Q& R)}  A
  3   (3)    P           A
  3   (4)    P∨( Q& R)   3∨I
 23   (5)  ~{P∨( Q& R)}&
            {P∨( Q& R)}  24&I
 2    (6)   ~P           3RAA
   7  (7)      (~Q∨~R)   A(for背理法)
 2 7  (8)   ~P&(~Q∨~R)   67&I
12 7  (9) ~{~P&(~Q∨~R)}&
           {~P&(~Q∨~R)}  18&I
12    (ア)     ~(~Q∨~R)   79RAA
    イ (イ)       ~Q       A(for背理法)
    イ (ウ)       ~Q∨~R    イ∨I
12  イ (エ)     ~(~Q∨~R)&
               (~Q∨~R)   アウ&I
12    (オ)      ~~Q       イエRAA
12    (カ)        Q       オDN
     キ(キ)          ~R    A(for背理法)
     キ(ク)       ~Q∨~R    キ∨I
12   キ(ケ)     ~(~Q∨~R)&
               (~Q∨~R)   アク&I
12    (コ)         ~~R    キケRAA
12    (サ)           R    コDN
12    (シ)        Q& R    カサ&I
12    (ス)    P∨( Q& R)   シ∨I
12    (セ)  ~{P∨( Q& R)}&
            {P∨( Q& R)}  2ス&I
1     (ソ) ~~{P∨( Q& R)}  2RAA
1     (タ)    P∨( Q& R)   ソDN
従って、
(07)により、
(08)
⑦    P∨( Q& R)
⑧ ~{~P&(~Q∨~R)}
に於いて、
⑦=⑧ である。
従って、
(02)(04)(06)(08)により、
(09)
①    P 
② ~(~P)
③    P& Q
④ ~(~P∨~Q)
⑤    P& Q& R
⑥ ~(~P∨~Q∨~R)
⑦    P∨( Q& R)
⑧ ~{~P&(~Q∨~R)}
に於いて、
①=② であって、
③=④ であって、
⑤=⑥ であって、
⑦=⑧ である。
然るに、
(10)
(ⅰ)αとβが「矛盾」するならば、
(ⅱ)βの「否定」は、αに「等しい」。
といふことを以て、
 α=~β
といふ「等式」が、成立するならば、そのときに限って、
 α=~β
といふ「等式」を、「(定義による)ド・モルガンの法則」と呼ぶことにする。
従って、
(09)(10)により、
(11)
①    P 
② ~(~P)
③    P& Q
④ ~(~P∨~Q)
⑤    P& Q& R
⑥ ~(~P∨~Q∨~R)
⑦    P∨( Q& R)
⑧ ~{~P&(~Q∨~R)}
に於ける、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
といふ「等式」は、4つとも、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(12)
⑦    P∨( Q& R)
⑧ ~{~P&(~Q∨~R)}
に加へて、( )の位置が、
⑦     (P∨ Q)& R
⑧ ~{(~P&~Q)∨~R}
であったとしも、
⑦&⑧ は、「矛盾」する。
従って、
(12)により、
(13)
⑦    P∨( Q& R)
⑧ ~{~P&(~Q∨~R)}
であれば、「矛盾」し、
⑦     (P∨ Q)& R
⑧ ~{(~P&~Q)∨~R}
であったとしも、「矛盾」するため、
⑦       P∨ Q& R
⑧ ~(~P&~Q∨~R)
は、いづれにせよ、「矛盾」する。
従って、
(10)(11)(12)(13)により、
(14)
①    P 
② ~(~P)
③    P& Q
④ ~(~P∨~Q)
⑤    P& Q& R
⑥ ~(~P∨~Q∨~R)
⑦    P∨ Q& R
⑧ ~(~P&~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
といふ「等式」は、4つとも、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(14)により、
(15)
①     P 
② ~(~P)
③    P& Q
④ ~(~P∨~Q)
⑤    P& Q& R
⑥ ~(~P∨~Q∨~R)
⑦    P∨ Q& R
⑧ ~(~P&~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
が故に、
①    ~P 
② ~~(~P)
③    ~(P& Q)
④ ~~(~P∨~Q)
⑤   ~(P& Q& R)
⑥ ~~(~P∨~Q∨~R)
⑦   ~(P∨ Q& R)
⑧ ~~(~P&~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
従って、
(15)により、
(16)
「二重否定律」により、
①  ~P 
② (~P)
③ ~(P& Q)
④ (~P∨~Q)
⑤ ~(P& Q& R)
⑥ (~P∨~Q∨~R)
⑦ ~(P∨ Q& R)
⑧ (~P&~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
従って、
(14)(15)(16)により、
(17)
①  ~P
②  ~P
③ ~(P& Q)
④  ~P∨~Q
⑤ ~(P& Q& R)
⑥  ~P∨~Q∨~R
⑦ ~(P∨ Q& R)
⑧  ~P&~Q∨~R
に於ける、
①=② である。
③=④ である。
⑤=⑥ である。
⑦=⑧ である。
といふ「等式」は、4つとも、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(18)
①  ~P
②  ~P
③ ~(P& Q)
④  ~P∨~Q
⑤ ~(P& Q& R)
⑥  ~P∨~Q∨~R
⑦ ~(P∨ Q& R)
⑧  ~P&~Q∨~R
に於いて、例へば、
Q=~Q
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
①  ~P
②  ~P
③ ~(P& ~Q)
④  ~P∨~~Q
⑤ ~(P& ~Q& R)
⑥  ~P∨~~Q∨~R
⑦ ~(P∨ ~Q& R)
⑧  ~P&~~Q∨~R
に於ける、
①=②
③=④
⑤=⑥
⑦=⑧
といふ「等式」は、4つとも、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
従って、
(18)により、
(19)
「二重否定律」により、
①  ~P
②  ~P
③ ~(P&~Q)
④  ~P∨ Q
⑤ ~(P&~Q& R)
⑥  ~P∨ Q∨~R
⑦ ~(P∨~Q& R)
⑧  ~P& Q∨~R
に於ける、
①=②
③=④
⑤=⑥
⑦=⑧
といふ「等式」は、4つとも、「(定義による)ド・モルガンの法則」である。
従って、
(19)により、
(20)
⑦ ~(P∨~Q& R)
⑧  ~P& Q∨~R
がそうであるやうに、
⑦   P∨~Q& R
を「否定」すると、「(定義による)ド・モルガンの法則」により、
⑧  P は、~P となり、
⑧  ∨ は、 & となり、
⑧ ~Q は、 Q となり、
⑧   & は、 ∨ となり、
⑧   R は、~R となる。
令和03年06月22日、毛利太。

2021年6月21日月曜日

「ド・モルガンの法則」は「無限に続く」。

(01)
①(Pであって、その上、Qである)。
②(Pでないか、Qでないか、または、その両方である)といふことはない。
といふ「日本語」に於いて、明らかに、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(02)
(ⅰ)
1   (1)   P& Q   A
 2  (2)  ~P∨~Q   A
1   (3)   P      1&E
  4 (4)  ~P      A
1 4 (5)   P&~P   34&I
  4 (6) ~(P& Q)  15RAA
1   (7)      Q   1&E
   8(8)     ~Q   A
1  8(9)   Q&~Q   78&I
   8(ア) ~(P& Q)  19RAA
 2  (イ) ~(P& Q)  2468ア∨E
12  (ウ)  (P& Q)&
        ~(P& Q)  1イ&I
1   (エ)~(~P∨~Q)  2ウRAA
(ⅱ)
1   (1)~(~P∨~Q)  A
 2  (2)  ~P      A
 2  (3)  ~P∨~Q   2∨I
12  (4)~(~P∨~Q)&
        (~P∨~Q)  13&I
1   (5) ~~P      24RAA
1   (6)   P      5DN
  7 (7)     ~Q   A
  7 (8)  ~P∨~Q   7∨I
1 7 (9)~(~P∨~Q)&
        (~P∨~Q)  18&I
1   (ア)    ~~Q   79RAA
1   (イ)      Q   アDN
1   (ウ)   P& Q   6イ&I
従って、
(01)(02)により、
(03)
①    P& Q ≡(Pであって、その上、Qである)。
② ~(~P∨~Q)≡(Pでないか、Qでないか、または、その両方である)といふことはない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)により、
(04)
① ~(P& Q)≡(Pであって、その上、Qである)といふことはない。
② (~P∨~Q)≡(Pでないか、Qでないか、または、その両方である)。
といふ「論理式・日本語」に於いて、
①=② である。
従って、
(04)により、
(05)
① ~(P& Q)≡(Pであって、その上、Qである)といふことはない。
② (~P∨~Q)≡(Pでないか、Qでないか、または、その両方である)。
に於いて、
Q=Q&R
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
① ~(P&  Q&R))≡(Pであって、その上、Q&Rである)といふことはない。
② (~P∨~(Q&R))≡(Pでないか、Q&Rでないか、または、その両方である)。

に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)により、
(06)
① ~(Q& R)≡(Qであって、その上、Rである)といふことはない。
② (~Q∨~R)≡(Qでないか、Rでないか、または、その両方である)。
といふ「論理式・日本語」に於いて、
①=② である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
① ~(P& Q& R)
② (~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
従って、
(04)~(07)により、
(08)
① ~(P& Q)
② (~P∨~Q)
に於いて、
Q=Q&R
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
① ~(P& Q& R)
② (~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(09)
(ⅰ)
1     (1)  P&  Q& R   A
 2    (2) ~P∨ ~Q∨~R   A
 2    (3) ~P∨(~Q∨~R)  2結合法則
  4   (4) ~P          A
1     (5)  P          1&E
1 4   (6) ~P&P        45&I
  4   (7)~( P& Q& R)  16RAA
   8  (8)    (~Q∨~R)  A
    9 (9)     ~Q      A
1     (ア)      Q      1&E
1   9 (イ)     ~Q&Q    9ア&I
    9 (ウ)~( P& Q &R)  19RAA
     エ(エ)        ~R   A
1     (オ)         R   1&E
1    エ(カ)      ~R&R   エオ&I
     エ(キ)~( P& Q& R)  1カRAA
   8  (ク)~( P& Q& R)  89ウエキ∨E
 2    (ケ)~( P& Q& R)  3478ク∨E
12    (コ) ( P& Q& R)&
         ~( P& Q& R)  1ケ&I
1     (サ)~(~P∨~Q∨~R)  2コRAA
(ⅱ)
1    (1) ~(~P∨~Q∨~R)  A
  2  (2)   ~P         A
  2  (3)   ~P∨~Q      2∨I
  2  (4)   ~P∨~Q∨~R   3∨I
1 2  (5) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  14&I
1    (6)  ~~P         25RAA
1    (7)    P         6DN
   8 (8)      ~Q      A
   8 (9)   ~P∨~Q      7∨I
   8 (ア)   ~P∨~Q∨~R   8∨I
1  8 (イ) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1ア&I
1    (ウ)     ~~Q      8RAA
1    (エ)       Q      ウDN
    オ(オ)         ~R   A
    オ(カ)      ~Q∨~R   オ∨I
    オ(キ)   ~P∨~Q∨~R   カ∨I
1   オ(ク) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1オ&I
1    (ケ)        ~~R   オケRAA
1    (コ)          R   ケDN
1    (サ)    P& Q      7エ&I
1    (シ)    P& Q& R   コサ&I
従って、
(09)により、
(10)
①    P& Q& R 
② ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(10)により、
(11)
①   ~(P& Q& R)
② ~~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(11)により、
(12)
「二重否定律」により、
① ~(P& Q& R)
② (~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(08)(12)により、
(13)
「代入(Substitution)」の「結果」も、
「命題計算(propositional calsulus)」の「結果」も、
①    P& Q& R 
② ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(08)により、 (14)
①    P& Q& R 
② ~(~P∨~Q∨~R)
に於いて、
R=R&S
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
①    P& Q& R& S 
② ~(~P∨~Q∨~R∨~S)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(01)~(14)により、
(15)
「代入」を「繰り返す」ことによって、
「ド・モルガンの法則」は、「無限個の、要素命題」に於いて、成立する。
令和03年06月21日、毛利太。

2021年6月20日日曜日

「命題論理」としての「述語論理」。

(01)
 ―「含意の定義」の証明。―
(ⅰ)
1  (1)    P→Q  A
 2 (2) ~(~P∨Q) A
  3(3)   ~P    A
  3(4)   ~P∨Q  3∨I
 23(5) ~(~P∨Q)&
        (~P∨Q) 24&I
 2 (6)  ~~P    35RAA
 2 (7)    P    6DN
12 (8)      Q  17肯定肯定式
12 (9)   ~P∨Q  8∨I
12 (ア) ~(~P∨Q)&
        (~P∨Q) 29&I
1  (イ)~~(~P∨Q) 2アRAA
1  (ウ)   ~P∨Q  イDN
(ⅱ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P&P    34&I
  3   (6)~(P&~Q)  25RAA
   7  (7)     Q   A
 2    (8)    ~Q   2&E
 2 7  (9)  Q&~Q   78&I
   7  (ア)~(P&~Q)  29RAA
1     (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  P      A
     エ(エ)    ~Q   A
    ウエ(オ)  P&~Q   ウエ&I
1   ウエ(カ)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  イオ&I
1   ウ (キ)   ~~Q   エカRAA
1   ウ (ク)     Q   キDN
1     (ケ)  P→ Q   ウク条件去
 ―「ド・モルガンの法則」の証明。―
(ⅲ)
1   (1) ~P∨ Q   A
 2  (2)  P&~Q   A
  3 (3) ~P      A
 2  (4)  P      2&E
 23 (5) ~P&P    34&I
  3 (6)~(P&~Q)  25RAA
   7(7)     Q   A
 2  (8)    ~Q   2&E
 2 7(9)  Q&~Q   78&I
   7(ア)~(P&~Q)  29RAA
1   (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
12  (ウ) (P&~Q)&
       ~(P&~Q)  1イ&I
1   (エ)~(P&~Q)  2ウRAA
(ⅳ)
1   (1)  ~(P&~Q)  A
 2  (2) ~(~P∨ Q)  A
  3 (3)   ~P      A
  3 (4)   ~P∨ Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  24&I
 2  (6)  ~~P      35RAA
 2  (7)    P      6DN
   8(8)       Q   A
   8(9)   ~P∨ Q   8∨I
 2 8(ア) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  29&I
 2  (イ)      ~Q   8アRAA
 2  (ウ)    P&~Q   7イ&I
12  (エ)  ~(P&~Q)&
          (P&~Q)  1ウ&I
1   (オ)~~(~P∨ Q)  2エRAA
1   (カ)   ~P∨ Q   オDN
従って、
(01)により、
(02)
①   P→ Q ≡ Pであるならば、Qである。
②  ~P∨ Q ≡ Pでないか、または、Qである。
③  ~P∨ Q ≡ Pでないか、または、Qである。
④ ~(P&~Q)≡(Pであって、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(02)により、
(03)
「二重否定律」により、
①   P→~Q ≡ Pであるならば、Qでない。
②  ~P∨~Q ≡ Pでないか、または、Qでない。
③  ~P∨~Q ≡ Pでないか、または、Qでない。
④ ~(P& Q)≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(04)
 ―「ド・モルガンの法則」の証明。―
(ⅴ)
1    (1) ~(~P∨~Q∨~R)  A
  2  (2)   ~P         A
  2  (3)   ~P∨~Q      2∨I
  2  (4)   ~P∨~Q∨~R   3∨I
1 2  (5) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  14&I
1    (6)  ~~P         25RAA
1    (7)    P         6DN
   8 (8)      ~Q      A
   8 (9)   ~P∨~Q      7∨I
   8 (ア)   ~P∨~Q∨~R   8∨I
1  8 (イ) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1ア&I
1    (ウ)     ~~Q      8RAA
1    (エ)       Q      ウDN
    オ(オ)         ~R   A
    オ(カ)      ~Q∨~R   オ∨I
    オ(キ)   ~P∨~Q∨~R   カ∨I
1   オ(ク) ~(~P∨~Q∨~R)&
          (~P∨~Q∨~R)  1オ&I
1    (ケ)        ~~R   オケRAA
1    (コ)          R   ケDN
1    (サ)    P& Q      7エ&I
1    (シ)    P& Q& R   コサ&I
(ⅵ)
1     (1)  P&  Q& R   A
 2    (2) ~P∨ ~Q∨~R   A
 2    (3) ~P∨(~Q∨~R)  2結合法則
  4   (4) ~P          A
1     (5)  P          1&E
1 4   (6) ~P&P        45&I
  4   (7)~( P& Q& R)  16RAA
   8  (8)    (~Q∨~R)  A
    9 (9)     ~Q      A
1     (ア)      Q      1&E
1   9 (イ)     ~Q&Q    9ア&I
    9 (ウ)~( P& Q &R)  19RAA
     エ(エ)        ~R   A
1     (オ)         R   1&E
1    エ(カ)      ~R&R   エオ&I
     エ(キ)~( P& Q& R)  1カRAA
   8  (ク)~( P& Q& R)  89ウエキ∨E
 2    (ケ)~( P& Q& R)  3478ク∨E
12    (コ) ( P& Q& R)&
         ~( P& Q& R)  1ケ&I
1     (サ)~(~P∨~Q∨~R)  2コRAA
従って、
(04)により、
(05)
⑤ ~(~P∨~Q∨~R)
⑥       P& Q& R
に於いて、
⑤=⑥ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(05)により、
(06)
「二重否定律」により、
⑤   ~P∨~Q∨~R
⑥ ~(P& Q& R)
に於いて、
⑤=⑥ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(02)(03)(06)により、
(07)
①   P→ Q    ≡ Pであるならば、Qである。
②  ~P∨ Q    ≡ Pでないか、または、Qである。
③  ~P∨~Q    ≡ Pでないか、または、Qでない。
④ ~(P& Q)   ≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
⑤   ~P∨~Q∨~R ≡ Pでないか、または、Qでないか、または、Rでない。
⑥ ~(P& Q& R)≡(Pであって、Qであって、Rである。)といふことはない。
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
⑤=⑥ である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(08)
{a、b、c}が{変域(すべてのx)}であるとして、
① 象は動物である。
② ∀x(象x→動物x)
③(象a→動物a)&(象b→動物b)&(象c→動物c)
④ すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(08)により、
(09)
{a、b、c}が{変域(すべてのx)}であるとして、
① 象は動物である。ではない。
② ~∀x(象x→動物x)
③ ~{(象a→動物a)&(象b→動物b)&(象c→動物c)}
④{すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。}といふわけではない。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(10)
1(1)~{(象a→動物a)&  (象b→動物b)&  (象c→動物c)} A
1(2) ~(象a→動物a)∨ ~(象b→動物b)∨ ~(象c→動物c)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(~象a∨動物a)∨~(~象b∨動物b)∨~(~象c∨動物c)  2含意の定義
1(4) (象a&~動物a)∨ (象b&~動物b)∨ (象c&~動物c)  3ド・モルガンの法則
(10)により、
(11)
③ ~{(象a→  動物a)&(象b→  動物b)&(象c→  動物c)}
⑤     (象a&~動物a)∨(象b&~動物b)∨(象c&~動物c)
に於いて、
③=⑤ である。
然るに、
(12)
⑤(象a&~動物a)∨(象b&~動物b)∨(象c&~動物c)
といふことは、
(ⅰ)(象a&~動物a)
(ⅱ)(象b&~動物b)
(ⅲ)(象c&~動物c)
(ⅳ)(象a&~動物a)&(象b&~動物b)
(ⅴ)(象a&~動物a)&(象c&~動物c)
(ⅵ)(象b&~動物b)&(象c&~動物c)
(ⅶ)(象a&~動物a)&(象b&~動物b)&(象c&~動物c)
といふ「7通りの、どれか1つが、真である」といふことに、「等しい」。
然るに、
(13)
{a、b、c}が{変域(すべてのx)}であるとして、
(ⅰ)(象a&~動物a)
(ⅱ)(象b&~動物b)
(ⅲ)(象c&~動物c)
(ⅳ)(象a&~動物a)&(象b&~動物b)
(ⅴ)(象a&~動物a)&(象c&~動物c)
(ⅵ)(象b&~動物b)&(象c&~動物c)
(ⅶ)(象a&~動物a)&(象b&~動物b)&(象c&~動物c)
といふ「7通りの、どれか1つが、真である」といふことに、「等しい」。
といふことは、
{a、b、c}の中に、
⑥ 動物ではない、象がゐる。
といふことに、「等しい」。
然るに、
(14)
⑥ 動物ではない、象がゐる。
⑦ ∃x(象x&~動物)
⑧ ある(xは象であるが、動物ではない)。
に於いて、
⑥=⑦=⑧ である。
従って、
(09)(11)(14)により、
(15)
「番号」を付け直すと、
{a、b、c}が{変域(すべてのx)}であるとして、
① 象は動物である。ではない。
② 動物ではない、象がゐる。
③ ~∀x(象x→ 動物x)
④  ∃x(象x&~動物x)
⑤ ~{(象a→  動物a)&(象b→  動物b)&(象c→  動物c)}
⑥   (象a&~動物a)∨(象b&~動物b)∨(象c&~動物c)
⑦{すべてのxについて(xが象であるならば、xは動物である)。}といふわけではない。
⑧ ある(xは象であるが、動物ではない)。
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥=⑦=⑧ である。
従って、
(15)により、
(16)
「番号」を付け替へると、
① ~∀x(象x→  動物x)
②   ∃x(象x&~動物x)
に於いて、
①=② である。
従って、
(16)により、
(17)
「二重否定律」により、
①  ∀x(象x→  動物x)≡すべての象は、動物である。
② ~∃x(象x&~動物x)≡動物でない象は、存在しない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(18)
(ⅰ)
1  (1) ∀x(象x→ 動物x)  A
 2 (2) ∃x(象x&~動物x)  A
1  (3)    象a→ 動物a   1UE
  4(4)    象a&~動物a   A
  4(5)    象a        4&E
1 4(6)        動物a   35MPP
  4(7)       ~動物a   4&E
1 4(8)   動物a&~動物a   67&I
  4(9)~∀x(象x→ 動物x)  18RAA
 2 (ア)~∀x(象x→ 動物x)  249EE
12 (イ)  ∀x(象x→ 動物x)&
      ~∀x(象x→ 動物x)  1ア&I
1  (ウ)~∃x(象x&~動物x)  2イRAA
(ⅱ)
1  (1)~∃x(象x&~動物x)  A
1  (2)∀x~(象x&~動物x)  1量化子の関係
1  (3)  ~(象a&~動物a)  2UE
 4 (4)    象a        A
  5(5)       ~動物a   A
 45(6)    象a&~動部a   45&I
145(7)  ~(象a&~動物a)&
         (象a&~動物a)  36&I
14 (8)      ~~動物a   57RAA
14 (9)        動物a   8DN
1  (ア)    象a→ 動物a   49CP
1  (イ) ∀x(象x→ 動物x)  アUI
従って、
(18)により、
(19)
「述語計算(Predicate calculus)」自体として、
①  ∀x(象x→  動物x)≡すべての象は、動物である。
② ~∃x(象x&~動物x)≡動物でない象は、存在しない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(19)により、
(20)
①   P→ Q    ≡ Pであるならば、Qである。
②  ~P∨ Q    ≡ Pでないか、または、Qである。
③  ~P∨~Q    ≡ Pでないか、または、Qでない。
④ ~(P& Q)   ≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
⑤   ~P∨~Q∨~R ≡ Pでないか、または、Qでないか、または、Rでない。
⑥ ~(P& Q& R)≡(Pであって、Qであって、Rでる。)といふことはない。
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
⑤=⑥ である(ド・モルガンの法則)。
といふ「等式(命題論理)」が、成り立つが故に、
①  ∀x(象x→  動物x)≡すべての象は、動物である。
② ~∃x(象x&~動物x)≡動物でない象は、存在しない。
に於いて、
①=② である。
といふ「等式(述語論理)」が、成立する。
令和03年06月20日、毛利太。