(01)
① それだけは許せない。
② それだけが許せない。
といふ「日本語」は、
①(他はともかく)それだけは許せない。
②(他は許せるが)それだけが許せない。
といふ「意味」である。
従って、
(01)により、
(02)
① それだけは許せない。
② それだけが許せない。
に於いて、
① は「他のことは、許せる。」とまでは、「言ってゐない」が、
② は「他のことは、許せる。」と、 「言ってゐる」。
然るに、
(03)
① 渡辺は許さない。
② 渡辺が許さない。
といふのではなく、
① 渡辺は許せない。
② 渡辺が許せない。
といふのであれば、
①(他の人間はともかく)渡辺だけは許せない。
②(他の人間は許せるが)渡辺だけが許せない。
といふ「意味」である(はずである)。
従って、
(01)~(03)により、
(04)
① それだけは許せない。
② それだけが許せない。
に於いて、
① の「だけは」は、「only」ではないが、
② の「だけが」は、「only」である。
従って、
(04)により、
(05)
①「は」には、「only」の「意味」は無いが、
②「が」には、「only」の「意味」が有る。
従って、
(05)により、
(06)
① 渡辺は犯人である。
② 渡辺が犯人である。
に於いて、
① であれば、「渡辺の他に、共犯者がゐた」としても、「矛盾」せず、
② であれば、「渡辺の他に、共犯者がゐた」ならば、 「矛盾」する。
従って、
(06)により、
(07)
① 渡辺は犯人である。
と言はずに、
② 渡辺が犯人である。
と言ふのであれば、「普通」は、
② 渡辺は、「単独犯」である。
令和02年07月02日、毛利太。
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