(01)
① 人間であるならば、動物である。
② 人間であって動物でない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)
① Pならば、Qである。
② PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
今の日本語の「横書き」は、「ギリシャ語」等のやうに、「左から右に」書くものの、
昔の日本語の「横書き」は、「ヘブライ語」等のやうに、「右から左に」書く。
従って、
(02)(03)により、
(04)
① Pならば、Qである。
② PであってQでない。といふことはない。
であれば、
① 。るあでQ、ばらなP
② 。いなはとこふいと。いなでQてっあでP
といふ風に、書くことが、出来る。
然るに、
(05)
① Q←P
② ~(~(Q)&P)
といふ「横書き」は、
① 。るあでQ、ばらなP
② 。いなはとこふいと。いなでQてっあでP
といふ「横書き」に、相当する。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① Q←P
② ~(~(Q)&P)
と書いて、
① Pならば、Qである。
② PであってQでない。といふことはない。
といふ風に、読むことが、出来る。
然るに、
(07)
「論理的」に、
② ~(~(Q)&P)
③ ~(P&~(Q))
に於いて、
②=③ である。
cf.
交換法則。
従って、
(06)(07)により、
(08)
③ ~(P&~(Q))
と書いて、
② PであってQでない。といふことはない。
といふ風に、読むことが、出来る。
然るに、
(09)
④ 無(人而不(死))。
の「訓読」は、
④ 人にして死せ不るは無し。
である。
然るに、
(10)
④ 無(人而不(死))。
といふ「漢文」を、
④ 人にして死せ不るは無し。
といふ風に、読むことは、
③ ~(P&~(Q))
といふ「論理式」を、
② PであってQでない。といふことはない。
といふ風に、読むことに、相当する。
従って、
(11)
仮に、私が、戦前の学生であったとしたら、
③ ~(P&~(Q))=
③ (Pであって(Q)でない)といふことはない。
といふ「論理式」を見て、
④ 無(人而不(死))=
④ (人にして(死せ)不るは)無し。
といふ「漢文」を、思ひ浮かべることが、有ったやも知れない。
平成29年03月20日、毛利太。
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