2017年3月16日木曜日

「レ点」は「補足構造」を表せない。

(01)
① 読(書)。
② 読(漢文)。
に於いて、
① の「括弧」と、
② の「括弧」は、「等しい」。
(02)
① 読
② 読 漢文
に於いて、
① の「返り点」と、
② の「返り点」は、「等しい」。
(03)
① 読書 = 書を読む。
② 読漢文=漢文を読む。
に於いて、
① の「補足構造」と、
② の「補足構造」は、「等しい」。
然るに、
(04)
「返り点」=「補足構造」
であると、「仮定」する。
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
① 読
② 読 漢文
に於いて、
① の「返り点(補足構造)」と、
② の「返り点(補足構造)」は、「等しく」、
尚且つ、
① 読書 = 書を読む。
② 読漢文=漢文を読む。
に於いて、
① の「補足構造(返り点)」と、
② の「補足構造(返り点)」は、「等しい」。
然るに、
(06)
① 読
② 読 漢文
に於いて、
① の「返り点」と、
② の「返り点」は、「等しく」ない
従って、
(03)(04)(06)により、
(07)
① 読
② 読 漢文
に於いて、
① の「返り点(補足構造)」と、
② の「返り点(補足構造)」は、「等しく」ない
にも拘らず、
① 読書 = 書を読む。
② 読漢文=漢文を読む。
に於いて、
① の「補足構造(返り点)」と、
② の「補足構造(返り点)」は、「等しい」。
従って、
(04)(06)(07)により、
(08)
「返り点」=「補足構造」
であると、「仮定」し、尚且つ、
① 読書 = 書を読む。
② 読漢文=漢文を読む。
の「返り点」が、
① 読
② 読 漢文
ではなく、
① 読
② 読 漢文
であるとすると、「矛盾」する。
従って、
(08)により、
(09)
「返り点」=「補足構造」
であって、尚且つ、
① 読 書。
といふ「返り点」を、認めるならば、「矛盾」する。
従って、
(09)により、
(10)
「返り点」=「補足構造」
とするならば、
① 読 書。
といふ「返り点」は、認めることは、出来ない。
平成29年03月16日、毛利太。
―「関連記事」―
「補足構造・括弧・返り点」(http://kannbunn.blogspot.com/2017/03/blog-post_15.html)。

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