2017年3月3日金曜日

「返り点」が「不足」する場合。

(01)
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)上 中 下
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(d)天 地 人
に於いて、
(a)一二点
(b)上下点
(c)甲乙点
(d)天地点
である。
然るに、
(02)
① 有 漢文
① 漢文
① 漢文を 読む 者り。
(03)
② 欲 漢文 漢字
② 漢文 漢字
② 漢文を 読み 漢字を 学ばんと 欲す。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
(a)一二点
を挟んで返る場合は、
(c)上下点
を用ゐる。
然るに、
(05)
③ 不 常 欲 漢文 漢字
③ 常 漢文 漢字
③ 常には 漢文を 読み 漢字を 学ばんと 欲せ 不
従って、
(01)(05)により、
(06)
(a)一二点
を挟んで返る場合に、
(b)上 中 下
では、「間に合わない(不足する)」場合は、
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
を用ゐる。
然るに、
(07)
④ 何不 人謂 韓公叔 秦之敢絶 周而伐 韓者、信 東周 也、公 何不 周地 質使上レ 楚、秦必疑 楚、不 周。是韓不 伐也、 又謂 秦曰 、韓彊与 周地 、将 以疑 周於秦 也、周不 敢不 受 =
④ 何不 人謂 韓公叔 秦之敢絶 而伐 者、信 東周 也、公 何不 周地 質使 、秦必疑 、不 。是韓不 也、 又謂 、韓彊与 周地 、将 以疑 周於秦 也、周不 敢不
④ 何 人 韓公叔 秦之敢 周 而 韓 者、 東周 也、公 何 周地 質使 、秦必 楚 、周 。是韓 伐 也、 又 秦 、韓彊 周地 、将 以 周於秦 也、周 敢 受
④ 何ぞ 人をして 韓の公叔に 謂ひて 秦の敢へて 周を 絶って 韓を 伐たんとする は、 東周を 信ずれば なり、公 何ぞ 周に地を 与へ 質使を 発して 楚に 之かしめ 不る 、秦必ず 楚を 疑ひ 、周を 信ぜ 不らん 。是れ韓 伐たれ 不らんと 曰ひ、 又 秦に 謂ひて 、韓彊ひて 周に地ふるは、将に 以て 周を秦に 疑はしめんと する なり、周 敢へて 受け 不んば 不んばらずと 曰は 令め 不る。
cf.
④ 何不〈令{人謂(韓公叔)曰[秦之敢絶(周)而伐(韓)者、信(東周)也、公何不〔与(周地)発(質使)之(楚)〕。秦必疑(楚)、不〔信(周)〕。是韓不(伐)也]、又謂(秦)曰[韓彊与(周地)、将〔以疑(周於秦)〕也。周不〔敢不(受)〕]}〉⇒
④ 何〈{人(韓公叔)謂[秦之敢(周)絶而(韓)伐者、(東周)信也、公何〔(周地)与(質使)発(楚)之〕不。秦必(楚)疑、〔(周)信〕不。是韓(伐)不也]曰、又(秦)謂[韓彊(周地)与、将〔以(周於秦)疑〕也。周〔敢(受)不〕不]曰}令〉不=
④ 何ぞ〈{人をして(韓の公叔に)謂ひて[秦の敢へて(周)を絶って(韓を)伐たんとするは、(東周を)信ずればなり、公何ぞ〔(周に地を)与へ(質使を)発して(楚に)之かしめ〕ざる、秦必ず(楚を)疑ひ、〔(周を)信ぜ〕ざらん。是れ韓(伐たれ)ざらんと]曰ひ、又(秦に)謂ひて[韓彊ひて(周に地を)与ふるは、将に〔以て(周を秦に)疑はしめんと〕するなり。周〔敢へて(受け)ずんば〕あらずと]曰は}令め〉ざる。
従って、
(01)(07)により、
(08)
(c)甲乙点
を挟んで返る場合に、
(d)天 地 人
では、「間に合わない(不足する)」場合は、
(d)天 地 天
を挟むやうにして、
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
を用ゐる。
従って、
(04)(06)(08)により、
(09)
「通常(Ⅰ)」は、
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)上 中 下
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(d)天 地 人
といふ「順番」で、用ひられ、
「希に(Ⅱ)」に、
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(c)上 中 下
(d)天 地 人
といふ「順番」で、用ひられ、
「極めて、希に(Ⅲ)」に、
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)上 中 下
(c)天 地 人
(d)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
といふ「順番」で、用ひられる。
然るに、
(10)
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
が、「不足」することは、「事実上、有り得ない。」ものの、
(b)上 中 下
(d)天 地 人
が、「同時に、不足」することは、「有り得る。」はずである。
然るに、
(11)
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
といふ「順番」と、
(c)天 地 人
(d)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
といふ「順番」は、「両立」しない。
従って、
(10)(11)により、
(12)
(b)上 中 下
(d)天 地 人
が、「同時に、不足」するやうなことが、有るならば、その場合は、
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)上 中 下
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(d)天 地 人
ではなく、例へば、
(a)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・ ・ ・ ・ ・ ・
(b)子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
(c)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(d)天 地 人 間
のやうな「返り点」を、用ゐざるを、得ない。
平成29年03月03日、毛利太。
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while we may be a nation divided on policies(http://kannbunn.blogspot.com/2017/03/while-we-may-be-nation-divided-on.html).

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