―「昨日(令和03年09月22日)」の記事を、書きなおします。―
(01)
(ⅰ)
1 (1) (P&Q)→R A
1 (2) ~(P&Q)∨R 1含意の定義
3 (3) ~(P&Q) A
4 (4)~(~P∨~Q) A
5 (5) ~P A
5 (6) ~P∨~Q 5∨I
45 (7)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 46&I
4 (8) ~~P 5RAA
4 (9) P 8DN
ア (ア) ~Q A
ア (イ) ~P∨~Q ア∨I
4 ア (ウ)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 4ア&I
4 (エ) ~~Q アウRAA
4 (オ) Q エDN
4 (カ) P& Q 9オ&I
34 (キ)~(P&Q)&(P&Q) 3カ&I
3 (ク)~~(~P∨~Q) 4キRAA
3 (ケ) ~P∨~Q クDN
3 (コ)~P∨~Q∨R ケ∨I
サ (サ) R A
サ (シ) ~P∨~Q∨R サ∨I
1 (ス) ~P∨~Q∨R 13コサシ∨E
1 (セ)~P∨(~Q∨R) ス結合法則
ソ (ソ)~P A
ソ (タ)~P∨R ソ∨I
ソ (チ) P→R タ含意の定義
ソ (ツ)(P→R)∨(Q→R) チ∨I
テ(テ) (~Q∨R) A
テ(ト) Q→R テ∨I
テ(ナ)(P→R)∨(Q→R) ト∨I
1 (ニ)(P→R)∨(Q→R) 1ソツテナ∨E
(ⅱ)
1 (1)(P→R)∨(Q→R) A
2 (2) P&Q A
3 (3) P→R A
2 (4) P 2&E
23 (5) R 34MPP
6(6) Q→R A
2 (7) Q 2&E
2 6(8) R 67MPP
12 (9) R 13568∨E
1 (ア)(P&Q)→R 29CP
然るに、
(02)
(ⅲ)
1 (1) (P&Q)⇔R A
1 (2) {(P&Q)→R}&{R→(P&Q)} 1Df⇔
1 (3) (P&Q)→R 2&E
1 (4) R→(P&Q) 2&E
5 (5) ~P∨~Q A
6 (6) P& Q A
7 (7) ~P A
6 (8) P 6&E
67 (9) ~P&P 78&I
7 (ア) ~(P&Q) 68RAA
イ (イ) ~Q A
6 (ウ) Q 6&E
6 イ (エ) ~Q&Q ウエ&I
イ (オ) ~(P&Q) 6オRAA
5 (カ) ~(P&Q) 57アイオ
キ(キ) R A
1 キ(ク) (P&Q) 4キMPP
15 キ(ケ) ~(P&Q)&(P&Q) カク&I
15 (コ) ~R キケRAA
1 (サ) (~P∨~Q)→~R 5コCP
1 (シ){(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R} 3サ&I
(ⅳ)
1 (1){(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R} A
1 (2) (P&Q)→R 1&E
1 (3) (~P∨~Q)→~R 1&E
4 (4) R A
5 (5) ~(P& Q) A
6 (6) ~(~P∨~Q) A
7 (7) ~P A
7 (8) ~P∨~Q 7∨I
67 (9) ~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 68&I
6 (ア) ~~P 79RAA
6 (イ) P アDN
ウ(ウ) ~Q A
ウ(エ) ~P∨~Q ウ∨I
6 ウ(オ) ~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 6ウ&I
6 (カ) ~~Q ウオRAA
6 (キ) Q カ&I
6 (ク) P& Q イキ&I
56 (ケ) ~(P& Q)&
(P& Q) 56&I
5 (コ) ~~(~P∨~Q) 6ケRAA
5 (サ) (~P∨~Q) コDN
1 5 (シ) ~R 3サMPP
145 (ス) R&~R 4シ&I
14 (セ) ~~(P& Q) 5スRAA
14 (ソ) (P& Q) セDN
1 (タ) R→(P&Q) 4ソCP
1 (チ){(P&Q)→R}&{R→(P&Q)} 2タ&I
1 (ツ) (P&Q)⇔R チDf.⇔
従って、
(01)(02)により、
(03)
「記号」書くと、
① (P&Q)→R
② (P→R)∨(Q→R)
③ (P&Q)⇔R
④{(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R}
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(03)により、
(04)
「日本語」で書くと、
① (Pであって、尚且つ、Qである)ならば、Rである。
② (Pであるならば、Rであるか、)または、(Qであるならば、Rである。)
③ (Pであって、尚且つ、Qである)ならば、そのとき限って、Rである。
④{(Pであって、尚且つ、Qである)ならば、Rであり、}尚且つ、{(Pでないか、または、Qでない)ならば、Rではない。}
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
P= 2の倍数
Q= 5の倍数
R=10の倍数
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
① (2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数である。
② (2の倍数であるならば、10の倍数であるか、)または、(5の倍数であるならば、10の倍数である。)
③ (2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、そのとき限って、10の倍数である。
④{(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数であり、}尚且つ、{(2の倍数でないか、または、5の倍数でない)ならば、10の倍数ではない。}
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
然るに、
(06)
② 2×3= 6は、10の倍数ではなく、5×3も、10の倍数ではないが、
④ 2×5=10は、10の倍数であって、5×4も、10の倍数である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
② (2の倍数であるならば、10の倍数であるか、)または、(5の倍数であるならば、10の倍数である。)
④{(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数であり、}尚且つ、{(2の倍数でないか、または、5の倍数でない)ならば、10の倍数ではない。}
に於いて、
② は、「偽(ウソ)」であるが、
④ は、「真(本当)」である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
① (2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数である。
② (2の倍数であるならば、10の倍数であるか、)または、(5の倍数であるならば、10の倍数である。)
③ (2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、そのとき限って、10の倍数である。
④{(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数であり、}尚且つ、{(2の倍数でないか、または、5の倍数でない)ならば、10の倍数ではない。}
に於いて、
①=② であって、② は、「偽(ウソ)」であり、
③=④ であって、④ は、「真(本当)」である。
従って、
(08)により、
(09)
「必然的」に、
①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数である。
③(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、そのとき限って、10の倍数である。
に於いて、
① は、「偽(ウソ)」であり、
③ は、「真(本当)」である。
然るに、
(10)
① Aならば、Bである。
③ Aならば、そのときに限って、Bである。
に於いて、
① Aは、Bの「十分条件」であって、「必要・十分条件」ではなく、
③ Aは、Bの「必要・十分条件」であって、「十分条件」である。
従って、
(09)(10)により、
(11)
①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数である。
といふ「仮言命題」に於いて、
①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)といふことは、10の倍数であることの、「十分条件」であって、「必要十分条件」ではない。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
生徒A:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数ですよね。
教師B:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ことは、「10の倍数」であるための、「必要十分条件」であるため、「そう(YES)である。」
に於いて、
生徒A は、「間違って」ゐて、
教師B も、「間違って」ゐる。
然るに、
(13)
思ふに、普通の、高校の数学の教師は、
生徒A:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数ですよね。
教師B:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ことは、「10の倍数」であるための、「必要十分条件」であるため、「そう(YES)である。」
に於いて、
生徒A は、「正しい」し、
教師B も、「正しい」と、思ふに、「違ひ」ない。
然るに、
(01)(02)により、
(14)
「ド・モルガンの法則」を用ひるのであれば、
(ⅰ)
1 (1) (P&Q)→R A
1 (2)~(P&Q)∨R 1含意の定義
3 (3)~(P&Q) A
3 (4)~P∨~Q 3ド・モルガンの法則
3 (5)~P∨~Q∨R 4∨I
6 (6) R A
6 (7) ~P∨~Q∨R 6∨I
1 (8) ~P∨~Q∨R 13567∨E
1 (9)~P∨(~Q∨R) 3結合法則
ア (ア)~P A
ア (イ)~P∨R ア∨I
ア (ウ) P→R イ含意の定義
ア (エ)(P→R)∨(Q→R) ウ∨I
オ (オ) (~Q∨R) A
オ (カ) Q→R オ含意の定義
オ (キ)(P→R)∨(Q→R) カ∨I
1 (ク)(P→R)∨(Q→R) 2アエオキ∨I
(ⅱ)
1 (1)(P→R)∨(Q→R) A
2 (2) P&Q A
3 (3) P→R A
2 (4) P 2&E
23 (5) R 34MPP
6(6) Q→R A
2 (7) Q 2&E
2 6(8) R 67MPP
12 (9) R 13568∨E
1 (ア)(P&Q)→R 29CP
(ⅲ)
1 (1) (P&Q)⇔R A
1 (2) {(P&Q)→R}&{R→(P&Q)} 1Df⇔
1 (3) (P&Q)→R 2&E
1 (4) R→(P&Q) 2&E
5 (5) ~P∨~Q A
5 (カ) ~(P&Q) 4ド・モルガンの法則
キ(キ) R A
1 キ(ク) (P&Q) 4キMPP
15 キ(ケ) ~(P&Q)&(P&Q) カク&I
15 (コ) ~R キケRAA
1 (サ) (~P∨~Q)→~R 5コCP
1 (シ){(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R} 3サ&I
(ⅳ)
1 (1){(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R} A
1 (2) (P&Q)→R 1&E
1 (3) (~P∨~Q)→~R 1&E
4 (4) R A
5 (5) ~(P& Q) A
5 (サ) (~P∨~Q) 5ド・モルガンの法則
1 5 (シ) ~R 3サMPP
145 (ス) R&~R 4シ&I
14 (セ) ~~(P& Q) 5スRAA
14 (ソ) (P& Q) セDN
1 (タ) R→(P&Q) 4ソCP
1 (チ){(P&Q)→R}&{R→(P&Q)} 2タ&I
1 (ツ) (P&Q)⇔R チDf.⇔
従って、
(01)(02)(14)により、
(15)
① (P&Q)→R
② (P→R)∨(Q→R)
③ (P&Q)⇔R
④{(P&Q)→R}&{(~P∨~Q)→~R}
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(01)~(15)により、
(16)
生徒A:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、10の倍数ですよね。
教師B:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ことは、「10の倍数」であるための、「必要十分条件」であるため、「そう(YES)である。」
といふ「会話」は、「論理的」には、「間違ひ」であって、
生徒A:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ならば、そのときに限って、10の倍数ですよね。
教師B:①(2の倍数であって、尚且つ、5の倍数である)ことは、「10の倍数」であるための、「必要十分条件」であるため、「そう(YES)である。」
といふ「会話」こそが、「正しい」。
といふ、ことになる。
然るに、
(17)
このやうに、書いてゐるにも、拘はらず、
私自身は、まだ何となく、スッキリとは、してゐない。
令和03年09月23日、毛利太。
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