(01)
「述語論理」は「無矛盾」であって「完全」である。
然るに、
(02)
① すべての人は、その人自身に等しい。
といふ「命題」は、明らかに「真」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① すべての人は、その人自身に等しい。
といふ「命題」、すなはち、
① ∀x(人x→x=x)
① すべてのxについて(xが人であるならば、xはxに等しい)。
といふ「命題」は、「導出可能」でなければ、ならない。
然るに、
(04)
1 (1) 人a A
2 (2) ~∀x(x≠a→~人x) A
2 (3) ∃x~(x≠a→~人x) 2量化子の関係
4(4) ~(a≠a→~人a) A
4(5) ~(a=a∨~人a) 4含意の定義
4(6) a≠a& 人a 5ド・モルガンの法則
4(7) a≠a 6&E
(8) a=a =I
4(9)(a≠a)&(a=a) 78&I
2 (ア)(a≠a)&(a=a) 249EE
(イ)~~∀x(x≠a→~人x) 2アRAA
(ウ) ∀x(x≠a→~人x) イDN
(エ) a≠a→~人a 1UE
1 (オ) ~~人a 1DN
1 (カ) a=a エオMTT
(キ) 人a→a=a 1カCP
(ク)∀x(人x→x=x) キUI
従って、
(03)(04)により、
(05)
果たして、
① ∀x(人x→x=x)⇔
① すべての人は、その人自身に等しい。⇔
① すべてのxについて(xが人であるならば、xはxに等しい)。
といふ「恒真命題(トートロジー)」は、「導出可能」である。
令和6年1月25日、毛利太。
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