(01)
1234567
は、「百二十三万四千五百六十七」ではなく、
1234567
は、「7個の、一桁の数値」とする。
(02)
① (12)3。
に於いて、
① ( )の中を「先に読む」ならば、
① 123。である。
然るに、
(03)
② 3(12)。
に於いて、
② ( )の中を「先に読ん」だとしても、
② 123。である。
従って、
(03)により、
(04)
③ 2(31)。
に於いて、
③ ( )の中を「先に読む」ならば、
③ 312。である。
従って、
(03)(04)により、
(05)
② ( )といふ「括弧」は、
② 312。 といふ「順番」を、
② 123。 といふ「順番」に、「並び替へ」ることが、「可能」であるが、
その一方で、
③ ( )といふ「括弧」は、
③ 231。 といふ「順番」を、
③ 123。 といふ「順番」に、「並び替へ」ることが、「可能」ではない。
従って、
(06)
③ ( )といふ「括弧」は、
③ 2<3>1
といふ「順番」を、
③ 1<2<3
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)」ることが、「出来ない」。
然るに、
(07)
③ 2二3三1一。
のやうに、
③ 231。に対して、
③ 二三一 といふ「返り点」を「付ける」ならば、
③ 231。 といふ「順番」を、
③ 123。 といふ「順番」で、「読むこと」が、「出来る」。
然るに、
(08)
「返り点」とは、「縦書き」であれば、「下から上へ、返る点」であって、「上から下へ、降りる点」ではない。
従って、
(09)
「返り点」とは、「横書き」であれば、「右から左へ、返る点」であって、「左から右へ、もどる点」ではない。
従って、
(07)(09)により、
(10)
③ 二→三
のやうに、「左から右へ、もどる点」を含む所の、
③ 二三一
といふ「それ」は、「返り点」ではない。
従って、
(05)(10)により、
(11)
③ ( ) といふ「括弧 」と、「返り点」は、
③ 2<3>1 といふ「順番」を、
③ 1<2<3 といふ「順番」に、「並び替へ」ることが、「出来ない」。
(12)
④ 7〔3(12)6(45)〕。
に於いて、
④ 7 は、〔 〕の中を読んだ「直後」に読む。
④ 3 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
④ 6 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
と、するならば、
④ 7 は、7番目に、「読む」。
④ 3 は、3番目に、「読む」。
④ 6 は、6番目に、「読む」。
然るに、
(13)
⑤ 〔(12)3(45)6〕7。
に於いて、
⑤ 「左から右へ」読む。
と、するならば、
⑤ 7 は、7番目に、「読む」。
⑤ 3 は、3番目に、「読む」。
⑤ 6 は、6番目に、「読む」。
従って、
(12)(13)により、
(14)
④ 7〔3(12)6(45)〕。
に於いて、
④ 7 は、〔 〕の中を読んだ「直後」に読む。
④ 3 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
④ 6 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
といふことは、
⑤ 〔(12)3(45)6〕7。
に於いて、
⑤ 「左から右へ」読む。
といふことに、「等しい」。
従って、
(14)により、
(15)
⑥ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕。
に於いて、
⑥ 如 は、〔 〕の中を読んだ「直後」に読む。
⑥ 揮 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
⑥ 断 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
といふことは、
⑥ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如。
に於いて、
⑥ 「左から右へ」読む。
といふことに、「等しい」。
然るに、
(16)
⑥ 如=如し
⑥ 揮=揮って
⑥ 快刀=快刀を
⑥ 断=断つが
⑥ 乱麻=乱麻を
従って、
(15)(16)により、
(17)
⑥ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕。
といふ「漢文」の「訓読」は、
⑥ 〔(快刀を)揮って(乱麻を)断つが〕如し。
である。
然るに、
(18)
④ 7〔3(12)6(45)〕。
ではなく、
⑦ 6〔3(12)7(45)〕。
に於いて、
⑦ 6 は、〔 〕の中を読んだ「直後」に読む。
⑦ 3 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
⑦ 7 は、( )の中を読んだ「直後」に読む。
といふことは、
⑦ 〔(12)3(45)7〕6。
に於いて、
⑦ 「左から右へ」読む。
といふことに、「等しい」。
然るに、
(19)
⑦ 〔(12)3(45)7〕6。
であるならば、
⑦ 1<2<3<4<5<7>6。
である。
従って、
(18)(19)により、
(20)
⑦ 〔 ( ) ( )〕
といふ「括弧」は、
⑦ 6<7>5
といふ「順番」を含む所の、
⑦ 6 3 1 2 7 4 5
といふ「順番」を、
⑦ 1<2<3<4<5<6<7
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)」ることが、「出来ない」。
然るに、
(21)
⑥ 如下揮二快刀一断中乱麻上。
である。
従って、
(21)により、
(22)
⑥ 7下3二12一6中45上。
である。
従って、
(22)により、
(23)
⑦ 6中3二12一7下45上。
である。
然るに、
(09)(10)により、
(24)
⑦ 中→下
のやうに、「左から右へ、もどる点」を含む所の、
⑦ 中 二 一 下 上
といふ「それ」は、「返り点」ではない。
従って、
(20)(24)により、
(25)
⑦ 〔 ( ) ( )〕といふ「括弧」と「返り点」は、
⑦ 6<7>5
といふ「順番」を含む所の、
⑦ 6 3 1 2 7 4 5
といふ「順番」を、
⑦ 1<2<3<4<5<6<7
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)」ることが、「出来ない」。
従って、
(11)(25)により、
(26)
「括弧」と「返り点」は、
③ 2<3>1
⑦ 6<7>5
といふ「順番」を、
③ 1<2<3
⑦ 6<5<7
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)」ることが、「出来ない」。
平成29年10月12日、毛利太。
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