―「先程(令和03年01月11日)」の記事を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1 (1) ~P∨Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA
7(7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7(9) Q&~Q 78&I
7(ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
(ⅱ)
1 (1) ~(P&~Q) A
2 (2) ~(~P∨Q) A
3 (3) ~P A
3 (4) ~P∨Q 3∨I
23 (5) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 24&I
2 (6) ~~P 35RAA
2 (7) P 6DN
8(8) Q A
8(9) ~P∨Q 8∨I
2 8(ア) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 29&I
2 (イ) ~Q 8アRAA
2 (ウ) P&~Q 7イ&I
12 (エ) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 1ウ&I
1 (オ)~~(~P∨Q) 2エRAA
1 (カ) ~P∨Q オDN
従って、
(01)により、
(02)
① ~P∨ Q
② ~(P&~Q)
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
従って、
(02)により、
(03)
「日本語」で言ふと、
① Pでないか、または、Qである。
② Pであって、尚且つ、Qでない。といふことはない。
に於いて、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(04)
(ⅱ)
1 (1)~(P&~Q) A
2 (2) P A
3(3) ~Q A
23(4) P&~Q 23&I
123(5)~(P&~Q)&
(P&~Q) 14&I
12 (6) ~~Q 35RAA
12 (7) Q 6DN
1 (8) P→ Q 27CP
(ⅲ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
従って、
(04)により、
(05)
② ~(P&~Q)
③ P→ Q
に於いて、
②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
「日本語」で言ふと、
② Pであって、尚且つ、Qでない。といふことはない。
③ Pであるならば、Qである。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① ~P∨ Q ≡ Pでないか、または、Qである。
② ~(P&~Q)≡(Pであって、Qでない)といふことはない。
③ P→ Q ≡ Pであるならば、Qである。
に於いて、
①=②=③ であって、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
従って、
(07)により、
(08)
① 2は奇数でないか、または、明日は雪である。
②(2が奇数であって、明日が雪でない)といふことはない。
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
に於いて、
①=②=③ であって、
①=② は、「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(09)
④ 明日が雪であらうと、雪でなからうと、2は奇数でない。
従って、
(10)
③「2が奇数でない」ことと、
④「明日が雪である」こととは、「関係」が無い。
従って、
(10)により、
(11)
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」は、「普通」ではなく、「変」である。
然るに、
(12)
① 2は偶数である。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(12)により、
(13)
① 2は偶数であるか、または、明日は雪である。
といふ「選言命題」は、「真」である。
然るに、
(14)
① 2は奇数でないか、または、明日は雪である。
といふことは、
① 2は偶数であるか、または、明日は雪である。
といふことに、他ならない。
従って、
(13)(14)により、
(15)
① 2は奇数でないか、または、明日は雪である。
といふ「選言命題」は、「真」である。
従って、
(08)(14)(15)により、
(16)
① 2は奇数でないか、または、明日は雪である。
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
に於いて、
①=③ であって、尚且つ、
① は、「真」であり、それ故、
③ も、「真」である。
従って、
(11)(16)により、
(17)
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」は、「変」であるが、「真」である。
然るに、
(18)
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」は、「真」であるが、その一方で、
③ 2は奇数である。
といふ「命題」は、「偽」であって、「真」ではない。
従って、
(18)により、
(19)
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」は、「真」であるが、
③ 2は奇数である。
といふ「命題」は、「偽」である。
が故に、
③ 明日は雪であるか、
③ 明日は雪でないかは、「不明」である。
従って、
(20)
(ⅰ)2が奇数であるならば、明日は雪である。然るに、
(ⅱ)2は奇数である(はウソである)。故に、
(ⅲ)明日は雪である。
といふ「論証」は、「健全」ではない。
然るに、
(21)
論理学が主として関心をもつのは、論証の健全性(soundness)および不健全性(unsoundness)であって、論理学は検証 ― どのような研究領域であれ ― が受け入れられるための条件を、出来るだけ正確にしめそうとするのである。
(E.J.レモン 著、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、1973年、3頁)
従って、
(19)(20)(21)により、
(22)
(ⅰ)2が奇数であるならば、明日は雪である。然るに、
(ⅱ)2は奇数である(はウソである)。故に、
(ⅲ)明日は雪である。
といふ「論証」は、「健全」ではない。
といふことを、「理解」してゐるのであれば、
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」は、「変」であって、「真」であるとしても、敢へて、
③ 2が奇数であるならば、明日は雪である。
といふ「仮言命題」を、「偽」であるとする「必要」は、無い。
令和03年01月11日、毛利太。
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