2021年1月8日金曜日

「自然演繹」は、「自然」である。

(01)
(ⅰ)
1  (1) P→ Q A
 2 (2)   ~Q A
  3(3) P    A
1 3(4)    Q 13MPP
123(5) ~Q&Q 24&I
12 (6)~P    35RAA
1  (7)~Q→~P 26CP
(ⅱ)
1  (1)~Q→~P A
 2 (2)    P A
  3(3)~Q    A
1 3(4)   ~P 13MPP
123(5) P&~P 24&I
12 (6)~~Q   35RAA
12 (7)  Q   6DN
1  (8) P→ Q 27CP
従って、
(01)により、
(02)
①  P→ Q(Pであるならば、Qである。)
② ~Q→~P(Qでないならば、Pでない。)
に於いて、
①=② は、「対偶(Contraposition)」である。
然るに、
(03)
以上の「自然演繹(Natural deduction)」と「同じ推論」を、「自然言語(natural language)」である所の、「日本語」で行ふと、次のやうになる。
(04)
(1)「PであるならばQである。」とする。その上、
(2)       「Qでない。」とする。その上、
(3)「Pである」とする。
従って、
(04)により、
(05)
(2)「Qでない。」が、
(3)「Qである。」
然るに、
(06)
(2)「Qでない。」が、
(3)「Qである。」
といふこと(矛盾)は、有り得ない。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
(1)「PであるならばQである。」然るに、
(2)       「Qでない。」従って、
(3)「Pでない。」
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(07)により、
(08)
① Pであるならば、Qである。
② Qでないならば、Pでない。
に於いて、
① ならば、② である。
然るに、
(09)
(1)「QでないならばPでない。」とする。その上、
(2)       「Pである。」とする。その上、
(3)「Qでない」とする。
従って、
(09)により、
(10)
(2)「Pである。」が、
(3)「Pでない。」
然るに、
(11)
(2)「Pである。」が、
(3)「Pでない。」
といふこと(矛盾)は、有り得ない。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
(1)「QでないならばPでない。」然るに、
(2)       「Pである。」従って、
(3)「Qである。」
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(12)により、
(13)
③ Qでないならば、Pでない。
④ Pであるならば、Qである。
に於いて、
③ ならば、④ である。
従って、
(08)(13)により、
(14)
① Pであるならば、Qである。
② Qでないならば、Pでない。
③ Qでないならば、Pでない。
④ Pであるならば、Qである。
に於いて、
① ならば、② である。
③ ならば、④ である。
従って、
(14)により、
(15)
① Pであるならば、Qである。
② Qでないならば、Pでない。
に於いて、
①=② は、「対偶(Contraposition)」である。
令和03年01月08日、毛利太。

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