2024年2月18日日曜日

「恒真式(トートロジー)」の「研究」の続き。

―「昨日(令和6年2月17日)」の「続き」を書きます。―
然るに、
(27)
(ⅰ)
1  (1)(~P∨P)&Q     A
1  (2) ~P∨P        1&E
1  (3)       Q     1&E
 4 (4) ~P          A
14 (5) ~P&Q        34&I
14 (6)(~P&Q)∨(P&Q) 5∨I
  7(7)    P        A
  7(8)        P&Q  37&I
1 7(9)(~P&Q)∨(P&Q) 8∨I
1  (ア)(~P&Q)∨(P&Q) 24679∨E
(ⅱ)
1  (1)(~P&Q)∨(P&Q) A
 2 (2) ~P&Q        A
 2 (3) ~P          2&E
 2 (4)    Q        2&E
 2 (5) ~P∨P        3∨I
 2 (6)(~P∨P)&Q     45&I
  7(7)        P&Q  A
  7(8)        P    7&E
  7(9)          Q  7&E
  7(ア)     ~P∨P    8∨I
  7(イ)   (~P∨P)&Q  9ア&I
1  (ウ)(~P∨P)&Q     1267イ∨E
従って、
(27)により、
(28)
①(~P∨P)&Q
②(~P&Q)∨(P&Q)
に於いて、
①=② である(分配法則)。
然るに、
(29)
①(~P∨P)&Q
②(~P&Q)∨(P&Q)
が「真」であるならば、
① Pであろうと、Pでなかろうと、いづれにせよ、Qである。
② Pであろうと、Pでなかろうと、いづれにせよ、Qである。
然るに、
(30)
① Pであろうと、Pでなかろうと、いづれにせよ、Qである。
② Pであろうと、Pでなかろうと、いづれにせよ、Qである。
といふことは、要するに、
① Qである。
② Qである。
といふことに、「他ならない」。
従って、
(29)(30)により、
(31)
①(~P∨P)&Q
②(~P&Q)∨(P&Q)
といふ「論理式」は、
① Q
② Q
といふ「命題変数」に「等しい」が、言ふまでもなく、
① Q
② Q
といふ「命題変数」は「恒真式(トートロジー)」ではない
従って、
(18)(31)により、
(32)
①(~P∨P)∨Q
②(~P∨P)&Q
に於いて、
① は「恒真式(トートロジー)」であるが、
② は「恒真式(トートロジー)」ではない
令和6年2月18日、毛利太。

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