2024年2月8日木曜日

「恒真式」の「否定」は「矛盾」である(conjecture?)。

(01)
(ⅰ)
1(1)P   A
 (2)P→P 11CP
(ⅱ)
1  (1)  (P→Q)→P   A
1  (2) ~(P→Q)∨P   1含意の定義
1  (3)~(~P∨Q)∨P   1含意の定義
 4 (4)~(~P∨Q)     A
 4 (5)  P&~Q      4ド・モルガンの法則
 4 (6)  P         5&E
  7(7)        P   A
1  (8)  P         34677∨E
   (9)((P→Q)→P)→P 18CP
(ⅲ)
1   (1) P→Q                A
 2  (2) R∨P                A
  3 (3) R                  A
  3 (4) R∨Q                3∨I
   5(5)   P                A
1  5(6)   Q                15MPP
1  5(7) R∨Q                6∨I
12  (8) R∨Q                23457∨E
1   (9)(R∨P)→(R∨Q)         28CP
    (ア)(P→Q)→((R∨P)→(R∨Q)) 19CP
従って、
(01)により、
(02)
①├  P→P
②├((P→Q)→P)→P
③├ (P→Q)→((R∨P)→(R∨Q))
従って、
(02)により、
(03)
① 同一律。
② パースの法則。
④ ヒルベルト・アッカーマンの公理(4)。
に於いて、
① は「恒真式(トートロジー)」であって、
② も「恒真式(トートロジー)」であって、
③ も「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1(1) ~(P→P) A
1(2)~(~P∨P) 1含意の定義
1(3)  P&~P   2ド・モルガンの法則
(ⅱ)
1  (1)   ~(((P→Q)→P)→ P) A
1  (2)  ~(((~P∨Q)→P)→ P) 1含意の定義
1  (3) ~((~(~P∨Q)∨P)→ P) 2含意の定義
1  (4)~(~(~(~P∨Q)∨P)∨ P) 3含意の定義
1  (5)   (~(~P∨Q)∨P)&~P  4ド・モルガンの法則
1  (6)    ((P&~Q)∨P)&~P  5ド・モルガンの法則
1  (7)     (P&~Q)∨P      6&E
 8 (8)      P&~Q         A
 8 (9)      P            8&E
  ア(ア)            P      A
1  (イ)      P            789アア∨E
1  (ウ)               ~P  6&E
1  (エ)      P&~P         イウ&I
(ⅲ)
1(1)~( ( P→Q)→ ( (R∨P)→(R∨Q))) A
1(2)~( (~P∨Q)→ ( (R∨P)→(R∨Q))) 1含意の定義
1(3)~(~(~P∨Q)∨ ( (R∨P)→(R∨Q))) 2含意の定義
1(4)~(~(~P∨Q)∨ (~(R∨P)∨(R∨Q))) 3含意の定義
1(5)   (~P∨Q)&~(~(R∨P)∨(R∨Q))  4含意の定義
1(6)   (~P∨Q)                  5&E
1(7)          ~(~(R∨P)∨(R∨Q))  5&E
1(8)            (R∨P)&~(R∨Q)   7ド・モルガンの法則
1(9)             R∨P           8&E
1(ア)                  ~(R∨Q)   8&E
1(イ)                  ~R&~Q    ア、ド・モルガンの法則
1(ウ)                  ~R       イ&E
1(エ)                     ~Q    イ&E
1(オ)     P→Q                   6含意の定義
1(カ)    ~P                     エオMTT
1(キ)   ~R&~P                   ウカ&I
1(ク)  ~(R∨P)                   キ、ド・モルガンの法則
1(ケ)  ~(R∨P)&(R∨P)             9ク&I
従って、
(03)(04)により、
(05)
① 同一律。
② パースの法則。
④ ヒルベルト・アッカーマンの公理(4)。
に於いて、
① の「否定」は「矛盾」であり、
② の「否定」も「矛盾」であり、
③ の「否定」も「矛盾」である。
然るに、
(06)
1(1)~(~P→~Q∨R) A
1(2)~( P∨~Q∨R) 1含意の定義
1(3)  ~P&Q&~R  2ド・モルガンの法則
従って、
(06)により、
(07)
例へば、
④ ~P→~Q∨R
の「否定」は、「矛盾」ではない
然るに、
(08)
~(~P→~Q∨R) ┤├ ~P&Q&~R
(ⅳ)
1   (1)~(~P→~Q∨ R)  A
1   (2)~( P∨~Q∨ R)  1含意の定義
 3  (3)   P         A
 3  (4)   P∨~Q      3∨I
 3  (5)   P∨~Q∨ R   4∨I
13  (6)~( P∨~Q∨ R)& 
        ( P∨~Q∨ R)  25&I
1   (7)  ~P         56RAA
  8 (8)     ~Q      A
  8 (9)   P∨~Q      8∨I
  8 (ア)   P∨~Q∨ R   9∨I
1 8 (イ)~( P∨~Q∨ R)& 
        ( P∨~Q∨ R)  2ア&I
1   (ウ)    ~~Q      8RAA
1   (エ)      Q      ウDN
   オ(オ)         R   A
   オ(カ)     ~Q∨ R   オ∨I
   オ(キ)   P∨~Q∨ R   ∨I
1  オ(ク)~( P∨~Q∨ R)& 
        ( P∨~Q∨ R)  2キ&I
1   (ケ)        ~R   オクRAA
1   (コ)  ~P& Q      7エ&I
1   (サ)  ~P& Q&~R   ケコ&I
(ⅴ)
1   (1)  ~P& Q&~R   A
 2  (2)  ~P→~Q∨ R   A
1   (3)  ~P         1&E
12  (4)     ~Q∨ R   23MPP
  5 (5)     ~Q      A
1   (6)      Q      1&E
1 5 (7)     ~Q&Q    67&I
  5 (8)~(~P& Q&~R)  17RAA
   9(9)         R   A
1   (ア)        ~R   1&E
1  9(イ)      R&~R   9ア&I
   9(ウ)~(~P& Q&~R)  1イRAA
12  (エ)~(~P& Q&~R)  4589ウ∨I
12  (オ) (~P& Q&~R)&
        ~(~P& Q&~R)  1エ&I
1   (カ)~(~P→~Q∨ R)  2オRAA
従って、
(08)により、
(09)
④ ~(~P→~Q∨R)
⑤   ~P&Q&~R
に於いて、
④=⑤ である。
従って、
(09)により、
(10)
⑤ P(偽),Q(真),R(偽)
であるときに限って、
④ ~P→~Q∨R
といふ「論理式」は、「偽」になる。
従って、
(10)により、
(11)
④ ~P→~Q∨R
といふ「論理式」は、「恒真式(トートロジー)」ではない
従って、
(01)~(11)により、
(12)
①   P→P
②((P→Q)→P)→P
③  (P→Q)→((R∨P)→(R∨Q))
④  ~P→~Q∨R
に於いて、
④ だけが、「恒真式(トートロジー)」ではなく、
①     ~(P→P)
② ~(((P→Q)→P)→P)
③   ~((P→Q)→((R∨P)→(R∨Q)))
④   ~(~P→~Q∨R)
に於いて、
④ だけが、「矛盾」ではない
従って、
(12)により、
(13)
(a)「恒真式(トートロジー)」とは、
(b)「否定」をすると、「矛盾」になる所の「論理式」である。
 に、「違ひない」
令和6年2月8日、毛利太。

0 件のコメント:

コメントを投稿