2017年4月5日水曜日

( )=that=といふこと。

(01)
「活用」の無い「自立語」で「主語」になる語を「体言」といひ、「体言」とは、所謂、「名詞」である。
従って、
(02)
「名詞」以外は、原則として、「主語」になれない。
然るに、
(03)
行か 行き 行く。行く 行け 行け。
未然 連用 終止。連体 仮定 命令。
である。
従って、
(02)(03)により、
(04)
「行く」のやうな、「活用する語」である「動詞」は、「主語」にはなれない。
然るに、
(05)
① 君の行く(連体)道
② 君が行く(連体)道
に於いて、
① 道 は、「体言」であり、
② 道 は、「体言」である。
従って、
(01)(05)により、
(06)
① 君の(格助詞)行く道は、果てしなく遠い。
② 君が(格助詞)行く道は、果てしなく遠い。
に於いて、
① 君の行く道 は、「主語」であって、
② 君が行く道 は、「主語」である。
然るに、
(07)
① 君の行く は、「道」を「修飾する所の、連体修飾語」であって、
② 君が行く は、「道」を「修飾する所の、連体修飾語」である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
① 君の は、「連体修飾語の、主語」であって、
② 君が は、「連体修飾語の、主語」である。
然るに、
(09)
① 君道=Your way.
② 君道=Your way.
③ 君道=You are way.
に於いて、
① の は、「格助詞」であって、
② が も、「格助詞」であって、
③ は は、「助詞」である。
然るに、
(10)
① 君の(格助詞)行く道は、果てしなく遠い。
② 君が(格助詞)行く道は、果てしなく遠い。
③ 君は(助詞)行く道は、果てしなく遠い。
に於いて、
① は、「日本語」であって、
② も、「日本語」であって、
③ は、「日本語」ではない
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
② 君が は、「連体修飾語の、主語」に、なることが、出来、
③ 君 は、「連体修飾語の、主語」に、なることが、出来ない
従って、
(12)
② Aが は、「連体修飾語の、主語」に、なることが、出来、
③ A は、「連体修飾語の、主語」に、なることが、出来ない
従って、
(13)
② 地球が太陽の周りをまわってゐること
③ 地球太陽の周りをまわってゐること
に於いて、
② は、「日本語」であって、
③ は、「日本語」ではない
従って、
(13)により、
(14)
② 地球が太陽の周りをまわってゐることはない。
③ 地球太陽の周りをまわってゐることない
に於いて、
② は、「日本語」であって、
③ は、「日本語」ではない
然るに、
(15)
[格助][並立語]
2.会話・心中思惟・思想・手紙文・詩句などの引用を表す。・・・と言って。・・・などと。
(三省堂、全訳読解古語辞典、1995年、834頁)
従って、
(15)により、
(16)
「・・・・・」といふこと。
に於いて、
「・・・・・」は「引用」である。
従って、
(14)(16)により、
(17)
② 地球が太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。
③ 地球太陽の周りをまわってゐる。といふことない
に於いて、
② は、「日本語」であって、
③ も、「日本語」である。
従って、
(18)
① ・・・・・。といふことはない。
といふ「日本語」は、
①「任意の命題」の、「否定」である。
従って、
(18)により、
(19)
③ 地球は太陽の周りをまわってゐる。
といふ「命題」の「否定」は、
④ 地球は太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。
であって、
④ 地球は太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。
といふ「命題」の「否定」は、
③ 地球は太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。といふことはない。
である。
然るに、
(20)
任意の表述の否定は、その表述を’~( )’という空所にいれて書くことにしよう。
(W.O.クワイン著、杖下隆英訳、現代論理学入門、1972年、15頁)
従って、
(19)(20)により、
(21)
③     P  =地球は太陽の周りをまわってゐる。
④   ~(P) =地球は太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。
③ ~(~(P))=地球は太陽の周りをまわってゐる。といふことはない。といふことはない。
である。
然るに、
(22)
例へば、
① It is not true that the earth goes around the sun.
といふ「英語」は、
① The earth goes around the sun.
といふ「命題」の「否定」であって、
① It is not true that the earth doesn't go around the sun.
といふ「英語」は、
① The earth doesn't go around the sun.
といふ「命題」の「否定」である。
従って、
(17)(20)(22)により、
(23)
① ~(・ ・ ・ ・ ・).
① ・ ・ ・ ・ 。といふことはない。
① It is not true that ・ ・ ・ ・ ・.
は、それぞれが、「任意の命題の、否定」である。
従って、
(23)により、
(24)
① ~(  )
① といふことはない
① It is not true that
であって、
① ~
①      はない
① It is not true
である。
従って、
(24)により、
(25)
①  (  )
① といふこと
①        that
である。
従って、
(25)により、
(26)
① (  )=といふこと=that
である。
平成29年04月05日、毛利太。

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