2017年4月2日日曜日

「対偶(transposition)」について。

(01)
① Aであるならば、Bである。
② AであってBでない。といふことはない。
に於いて、
①=②
である。
(02)
③ Bでないならば、Aでない
④ BでなくてAである。といふことはない。
に於いて、
③=④
である。
然るに、
(03)
②  Aであってない
④  なくてAである。
に於いて、
②=④
であるため、
②(Aであってない。)といふことはない。
④(なくてAである。)といふことはない。
に於いて、
②=④
である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
① Aであるならば、Bである。
② AであってBでない。といふことはない。
③ Bでないならば、Aでない。
④ BでなくてAである。といふことはない。
に於いて、
①=②
③=④
②=④
である。
従って、
(04)により、
(05)
① Aであるならば、Bである。
③ Bでないならば、Aでない
に於いて、
①=③
である。
然るに、
(06)
対偶(たいぐう、英: Contraposition)とは、ある命題が成立する場合に、その命題の仮定と結論の両方を否定した命題も成立するという命題同士の関係性の事を言う。
命題「AならばB」の対偶は「BでないならAでない」である。 論理記号を用いて説明すると、命題「A ⇒ B」の対偶は「¬B⇒ ¬A」(¬A は命題 A の否定)である。
(ウィキペディア)
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
① Aであるならば、Bである。
② AであってBでない。といふことはない。
③ Bでないならば、Aでない。
④ BでなくてAである。といふことはない。
といふ「日本語」に於いて、
①=②
③=④
②=④
であるが故に、「対偶」は、等しい。
従って、
(07)により、
(08)
② AであってBでない。といふことはない。
④ BでなくてAである。といふことはない。
に於いて、
②=④
である以上、
① Aであるならば、Bである。
③ Bでないならば、Aでない。
といふ「対偶」が等しいことは、「当然」である。
従って、
(09)
「対偶」を理解するためには、
① Aであるならば、Bである。
② AであってBでない。といふことはない。
③ Bでないならば、Aでない。
④ BでなくてAである。といふことはない。
といふ「日本語」が理解できれば、それで、「十分」である。
従って、
(10)
例へば、
■ 条件Aを満たすものの全体を集合Aで,条件Bを満たすもの全体を集合Bで表わすとき,命題「A→B」は,A⊂Bに対応します.
 A,B あるいは A(x),B(x)が条件であるとき,この条件が成り立つかどうかはxの値しだいです.
例 条件x>1をA(x)で表わすとき,x=2ならばA(x)は真ですが,x=0ならばA(x)は偽です.
といふ「説明」を理解できないとしても、「対偶」を理解することは、可能であって、尚且つ、簡単である。


(01)
①    A→~B =Aならば、Bでない。
② ~( A& B)=AであってBである。といふことはない。
に於いて、
①=②
である。
(02)
③    B→~A =Bならば、Aでない。
④ ~( B& A)=BであってAである。といふことはない。
に於いて、
③=④
である。
(03)
② ~( A& B)=AであってBである。といふことはない。
④ ~( B& A)=BであってAである。といふことはない。
に於いて、
②=④
である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
①    A→~B =Aならば、Bでない。
③    B→~A =Bならば、Aでない。
に於いて、
①=③
である。
(05)
①    A→ B =Aならば、Bである。
② ~( A&~B)=AであってBでない。といふことはない。
に於いて、
①=②
(06)
③   ~B→~A =Bでないならば、Aでない。
④ ~(~B& A)=BでなくてAである。といふことはない。
に於いて、
③=④
である。
然るに、
(07)
② ~( A&~B)=AであってBでない。といふことはない。
④ ~(~B& A)=BでなくてAである。といふことはない。
に於いて、
②=④
である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
①    A→ B =Aならば、Bである。
③   ~B→~A =Bでないならば、Aでない。
に於いて、
①=③
である。
(09)
①   ~A→~B =Aでないならば、Bでない。
② ~(~A& B)=AでなくてBである。といふことはない。
に於いて、
①=②
である。
(10)
③    B→ A =Bならば、Aである。
④ ~( B&~A)=BであってAでない。といふことはない。
に於いて、
③=④
である。
然るに、
(11)
② ~(~A& B)=AでなくてBである。といふことはない。
④ ~( B&~A)=BであってAでない。といふことはない。
に於いて、
②=④
である。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
①   ~A→~B =Aでないならば、Bでない。
③    B→ A =Bならば、Aである。
に於いて、
①=③
である。
(13)
①   ~A→ B =Aでないならば、Bである。
② ~(~A&~B)=AでなくてBでない。といふことはない。
に於いて、
①=②
である。
(14)
③   ~B→ A =Bでないならば、Aである。
④ ~(~B&~A)=BでなくてAでない。といふことはない。
に於いて、
③=④
である。
(15)
② ~(~A&~B)=AでなくてBでない。といふことはない。
④ ~(~B&~A)=BでなくてAでない。といふことはない。
に於いて、
②=④
である。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
① ~A→ B =Aでないならば、Bである。
③ ~B→ A =Bでないならば、Aである。
に於いて、
①=③
である。
従って、
(01)~(16)により、
(17)
①  A→~B =Aならば、Bでない。
②  B→~A =Bならば、Aでない。
③  A→ B =Aならば、Bである。
④ ~B→~A =Bでないならば、Aでない。
⑤ ~A→~B =Aでないならば、Bでない。
⑥  B→ A =Bならば、Aである。
⑦ ~A→ B =Aでないならば、Bである。
⑧ ~B→ A =Bでないならば、Aである。
に於いて、
①=②
③=④
⑤=⑥
⑦=⑧
である。
平成29年04月02日、毛利太。

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