(01)
① 我、かの女の間者なるを知れり(古文)。
② 私は彼女がスパイであることを知ってゐる。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
① 我、かの女のスパイなるを知れり。
② 私は彼女がスパイであることを知ってゐる。
に於いて、
① には、「こと」といふ語がなく、
② には、「こと」といふ語がある。
然るに、
(03)
② 私は彼女がスパイであることを知ってゐる。
に於いて、
②「こと」
といふ「語」は、「それが名詞」である。
といふ事以外に、「具体的な意味」を、持ってゐない。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
② 彼女はスパイである。
といふ「文」を「名詞化」した「結果」が、
② 彼女がスパイであること。
であって、尚且つ、「こと」は、少なくとも、「古文」であれば、「省略」できる。
(05)
③ I am aware she is a spy.
④ I am aware that she is a spy.
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(06)
③ I am aware she is a spy.
④ I am aware that she is a spy.
に於いて、
③ には、「that」といふ語がなく、
④ には、「that」といふ語がある。
然るに、
(07)
④ I am aware that she is a spy.
に於いて、
④「that」
といふ「単語」は、「具体的な意味」を、持ってゐない。
従って、
(07)により、
(08)
④ She is a spy.
といふ「文」を「名詞化」した「結果」が、
④ that she is a spy.
であって、尚且つ、「that」は、「省略できる」といふ風に、捉へることが出来る。
従って、
(04)(08)により、
(09)
① 我、かの女のスパイなるを知れり。
② 私は彼女がスパイであることを知ってゐる。
③ I am aware she is a spy.
④ I am aware that she is a spy.
に於いて、
②「こと」は、
④「that」に「等しい」。
然るに、
(10)
② 私は彼女がスパイであることを知ってゐる。
⑤ 私は、彼女はスパイである。といふことを知ってゐる。
に於いて、
②「こと」は、
⑤「といふこと」に「等しい」。
従って、
(09)(10)により、
(11)
④ I am aware that she is a spy.
⑤ 私は、彼女はスパイである。といふことを知ってゐる。
に於いて、
④「that」は、
⑤「といふこと」に「等しい」。
平成29年04月11日、毛利太。
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