2020年4月5日日曜日

「ド・モルガンの法則」:「連言(∩)と選言(∪)」が混在する場合(Ⅳ)。

(01)
「先程(令和02年04月05日)の記事」で、
(ⅰ)
 3   (4) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  3含意の定義
 3   (5)  象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z)  3ド・モルガンの法則
(ⅱ)
 2   (カ)     象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z)  3オ&I
 2   (キ) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} カ、ド・モルガンの法則
といふ風に、書いたものの、このことは、
P=象a
Q=∃y( 鼻ya& 長y)
R=∀z(~鼻za→~長z)
であるとして、
① ~(~P∨ Q& R)
②      P&~Q∨~R
に於いて、
①=② も含めて、「ド・モルガンの法則」であるといふ風に、私は、言ってゐる
然るに、
(02)
「ウィキペディア」等で調べても、
① ~(~P∨ Q& R)
②      P&~Q∨~R
に於ける、
①=② 等も含めて、「ド・モルガンの法則」であるとは、書かれてゐない
然るに、
(03)
(ⅰ)
1      (1)~(~P∨ Q& R)  A
 2     (2)  ~P         A
 2      (3)  ~P∨ Q& R    2∨I
12    (4)~(~P∨ Q& R)&
           (~P∨ Q&  R)   13&I
1     (5) ~~P         24RAA
1     (6)   P         5DN
  7   (7)      Q& R   A
  7   (8)  ~P∨ Q& R   7∨I
1 7   (9)~(~P∨ Q& R)&
          (~P∨ Q& R)  18&I
1     (ア)    ~(Q& R)  79RAA
      イ  (イ)      ~(~Q∨~R)  A
    ウ (ウ)     ~Q      A
    ウ (エ)     ~Q∨~R   ウ∨I
   イウ (オ)   ~(~Q∨~R)&
             (~Q∨~R)  イエ&I
   イ  (カ)    ~~Q      ウRAA
   イ  (キ)      Q      カDN
     ク(ク)        ~R   A
     ク(ケ)     ~Q∨~R   ク∨I
   イ ク(コ)   ~(~Q∨~R)&
             (~Q∨~R)    イケ&I
   イ  (サ)       ~~R   クコRAA
   イ  (シ)         R   サDN
   イ  (ス)      Q& R   キシ&I
1  イ  (セ)    ~(Q& R)&
              (Q& R)  アス&I
1     (ソ)  ~~(~Q∨~R)  イセRAA
1     (タ)     ~Q∨~R   ソDN
1     (チ)   P&~Q∨~R   6タ&I
(ⅱ)
1     (1)   P&~Q∨~R   A
 2    (2)  ~P∨ Q& R   A
 2    (3)   P→ Q& R   2含意の定義
1     (4)   P         1&E
12    (5)      Q& R   34MPP
1     (6)     ~Q∨~R   1&E
  7   (7)     ~Q      A
12    (8)      Q      5&E
127   (9)     ~Q&Q    78&I
1 7   (ア)~(~P∨ Q& R)  29RAA
   イ  (イ)        ~R   A
12    (ウ)         R   5&E
12 イ  (エ)      ~R&R   イウ&I
1  イ  (オ)~(~P∨ Q& R)  2エRAA
1     (カ)~(~P∨ Q& R)  67アイオ∨E
従って、
(03)により、
(04)
いづれにせよ、
① ~(~P∨ Q& R)
②      P&~Q∨~R
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
これからも、ブログの中では、
① ~(~P∨ Q& R)
②      P&~Q∨~R
に於ける、
①=② 等も含めて、「ド・モルガンの法則」といふ風に、呼ぶことにする。
令和02年04月05日、毛利太。

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