2020年11月14日土曜日

「トランプが大統領である」の「述語論理(Ⅱ)」。

(01)
(ⅰ)
1     (1)∀x{~Bx→(Px→Tx)} A
1     (2)   ~Ba→(Pa→Ta)  1UE
 3    (3)   ~Ba          A
13    (4)        Pa→Ta   23MPP
  5   (5)          ~Ta   A
135   (6)       ~Pa      45MTT
13    (7)   ~Ta→~Pa      56CP
1     (8)~Ba→(~Ta→~Pa)   37CP
   9  (9)~Ta&~Ba         A
   9  (ア)~Ta             9&E
   9  (イ)    ~Ba         9&E
1  9  (ウ)     ~Ta→~Pa    8イMPP
1  9  (エ)         ~Pa    アウMPP
1     (オ) ~Ta&~Ba→~Pa    9エCP
    カ (カ)          Pa    A
    カ (キ)        ~~Pa    カDN
1   カ (ク)~(~Ta&~Ba)      オキMTT
1   カ (ケ)   Ta∨ Ba       ク、ド・モルガンの法則
1     (コ)   Pa→(Ta∨Ba)   カケCP
1     (サ)∀x{Px→(Tx∨Bx)}  コUI
1     (〃)大統領は、トランプか、バイデンである。
(ⅱ)
1     (1) ∀x{Px→(Tx∨Bx)} A
1     (2)    Pa→(Ta∨Ba)  1UE
 3    (3)       ~Ta&~Ba  A
 3    (4)      ~(Ta∨Ba)  3ド・モルガンの法則
13    (5)  ~Pa           24MTT
1     (6)  ~Ta&~Ba→~Pa   35CP
  7   (7)      ~Ba       A
   8  (8)  ~Ta           A
  78  (9)  ~Ta&~Ba       78&I
1 78  (ア)          ~Pa   69MPP
1 7   (イ)      ~Ta→~Pa   8アCP
     ウ (ウ)           Pa   A
    ウ (エ)         ~~Pa   ウDN
1 7 ウ (オ)     ~~Ta       イエMTT
1 7 ウ (カ)       Ta       オDN
1 7   (キ)        Pa→Ta   ウカCP
1     (ク)   ~Ba→(Pa→Ta)  7キCP
1     (ケ)∀x{~Bx→(Px→Tx)} クUI
1     (〃)バイデンでないならば、大統領はトランプである。
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x{~Bx→(Px→Tx)}
② ∀x{ Px→(Tx∨Bx)}
に於いて、
①=② であるが、この「等式」を、『定理(1)』とする。
然るに、
(03)
1    (1)∀x{~Bx→(Px→Tx)} A
1    (〃)∀x{ Px→(Tx∨Bx)} 1『定理(1)』
 2   (2)∀x(Fx→~Px)      A
  3  (3)∃x(Bx&Fx)       A
1    (4)   Pa→(Ta∨Ba)   1UE
 2   (5)   Fa→~Pa       1UE
   6 (6)   Ba&Fa        A
    7(7)   Pa           A
1   7(8)       Ta∨Ba    47MPP
1   7(9)       Ba∨Ta    8交換法則
1   7(ア)     ~~Ba∨Ta    9DN
1   7(イ)      ~Ba→Ta    ア含意の定義
   6 (ウ)       Fa       6&E
 2 6 (エ)      ~Pa       5ウMPP
 2 67(オ)   Pa&~Pa       7エ&I
 2  7(カ) ~(Ba& Fa)      6オRAA
 2  7(キ)  ~Ba∨~Fa       カ、ド・モルガンの法則
 2  7(ク)  ~Fa∨~Ba       キ交換法則
 2  7(ケ)   Fa→~Ba       ク含意の定義
 2 67(コ)      ~Ba       ウケMPP
 23 7(サ)      ~Ba       36コEE
123 7(シ)          Ta    イサMPP
123  (ス)   Pa→Ta        7シCP
123  (セ)∀x(Px→Tx)       スUI
従って、
(03)により、
(04)
(1)∀x{~Bx→(Px→Tx)}然るに、
(2)∀x(Fx→~Px)     然るに、
(3)∃x(Bx&Fx)      従って、
(セ)∀x(Px→Tx)
といふ「推論」は「妥当」である。
従って、
(04)により、
(05)
P=大統領である。
F=不正を行ふ。
T=トランプである。
B=バイデンである。
として、
(1)すべてのxについて{xがバイデンでないならば(、xが大統領であるならば、xはトランプである)}。然るに、
(2)すべてのxについて(xが不正を行ったのであれば、xは大統領ではない)。然るに、
(3)あるxは(バイデンであって、不正を行った)。従って、
(セ)すべてのxについて(xが大統領であるならば、xはトランプである)。
といふ「推論」は「妥当」である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
(1)バイデンでないならば、大統領はトランプである。然るに、
(2)不正を行った者は、大統領にはなれない。然るに、
(3)バイデンは不正を行った。従って、
(4)大統領はトランプである。
といふ「推論」は「妥当」である(が、言ふ迄もなく、推論の妥当性と、事実か否かといふことは、関係がない)。
令和02年11月14日、毛利太。

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