2019年10月4日金曜日

∃x(Fx&Gx)├ ∃xFx&∃xGx

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―
(01)
①「男子の学生がゐる。」ならば、
②「男子がゐて、学生がゐる。」
然るに、
(02)
②「男子がゐて、学生がゐる。」としても、
①「男子の学生がゐる。」とは、限らない。
従って、
(01)(02)により、
(03)
①「男子の学生がゐる。」
②「男子がゐて、学生がゐる。」
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない。
然るに、
(04)
存在量記号選言の仲間であり、普遍量記号連言の仲間である(E.J.レモン、論理学初歩)。」といふことから、
{a,b,c}の{三人}が「ドメイン(変域)」であるならば、
①「男子の学生がゐる。」
②「男子がゐて、学生がゐる。」
は、それぞれ、
①(男子a&学生a)∨(男子b&学生b)∨(男子c&学生c)
②(男子a∨男子b∨男子c)&(学生a∨学生b∨学生c)
といふ「事態」に、相当する。
然るに、
(05)
{a,b,c}の{三人}が「ドメイン(変域)」であるならば、
①(男子a&学生a)∨(男子b&学生b)∨(男子c&学生c)
②(男子a∨男子b∨男子c)&(学生a∨学生b∨学生c)
といふ「事態」は、
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x男子x&∃x学生x
といふ「式」で、表すことが、出来る。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
①「男子の学生がゐる。」
②「男子がゐて、学生がゐる。」
といふ「日本語」は、
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x男子x&∃x学生x
といふ「式」に、相当し、それ故に、
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x男子x&∃x学生x
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない。
従って、
(06)により、
(07)
(ⅰ)
1 (1)∃x(男子x&学生x)     A
1 (〃)男子の学生がゐる。       A
 2(2)   男子a&学生a      A
 2(3)   男子a          2&E
 2(4)∃x(男子x)         3EI
 2(5)       学生a      2&E
 2(6)    ∃x(学生x)     5EI
 2(7)∃x(男子x)&∃x(学生x) 46&I
1 (8)∃x(男子x)&∃x(学生x) 127EE
といふ「計算」は、「妥当」であるが、
(ⅱ)
1   (1)∃x(男子x)     A
1   (〃)あるxは男子である。  A
 2  (2)∃x(学生x)     A
 2  (〃)あるxは学生である。  A
   ()   男子      A
   )   学生      A
  34(5)   男子a&学生a  34&I
  34(6)∃x(男子x&学生x) 5EI
 23 (7)∃x(男子x&学生x) 24EE
12  (8)∃x(男子x&学生x) 13EE
12  (〃)男子の学生がゐる。   13EE
といふ「計算」は、「妥当」ではない
(08)
「&(の働き)」と「∨(の働き)」と「真理表」を理解してゐれば、
①(男子a&学生a)∨(男子b&学生b)∨(男子c&学生c)
②(男子a∨男子b∨男子c)&(学生a∨学生b∨学生c)
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない。
といふことは、「容易に理解」出来る。
令和元年10月04日、毛利太。

2019年10月3日木曜日

「鈴木建設は私が社長です」の「述語論理」(Ⅱb)。

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
1 (1)∃x(男子x&学生x)     A
1 (〃)男子の学生がゐる。       A
 2(2)   男子a&学生a      A
 2(3)   男子a          2&E
 2(4)∃x(男子x)         3EI
1 (5)∃x(男子x)         124EE
 2(6)       学生a      2&E
 2(7)    ∃x(学生x)     6EI
1 (8)    ∃x(学生x)     127EE
1 (9)∃x(男子x)&∃x(学生x) 78&I
1 (〃)男子がゐて、学生がゐる。    78&I
(02)
1   (1)∃x(男子x)     A
1   (〃)あるxは男子である。  A
 2  (2)∃x(学生x)     A
 2  (〃)あるxは学生である。  A
  3 (3)   男子      A
   4(4)   学生      A
  34(5)   男子a&学生a  34&I
  34(6)∃x(男子x&学生x) 5EI
 23 (7)∃x(男子x&学生x) 24EE
12  (8)∃x(男子x&学生x) 13EE
12  (〃)男子の学生がゐる。   13EE
従って、
(01)(02)により、
(03)
①「男子の学生がゐる。」ならば「男子がゐて学生がゐる。」○
②「男子がゐて学生がゐる。」ならば「男子の学生がゐる。」×
然るに、
(04)
②「男性の教師がゐて女学生がゐる。」としても、
②「男子がゐて、   学生がゐる。」
然るに、
(05)
②「男性教師がゐて女学生がゐる。」としても、
②「男子の学生がゐる。」といふことには、ならない
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
①「男子の学生がゐる。」ならば「男子がゐて学生がゐる。」
②「男子がゐて学生がゐる。」ならば「男子の学生がゐる。」
に於いて、
① は「妥当」であるものの、
② は「妥当」ではない
従って、
(01)~(06)により、
(07)
(02)で行った「計算」は、
1   (1)∃x(男子x)     A
1   (〃)あるxは男子である。  A
 2  (2)∃x(学生x)     A
 2  (〃)あるxは学生である。  A
  3 (3)   男子a      A
までは、「妥当」であるものの、
   4(4)   学生a      A
  34(5)   男子a&学生a  34&I
  34(6)∃x(男子x&学生x) 5EI
 23 (7)∃x(男子x&学生x) 24EE
12  (8)∃x(男子x&学生x) 13EE
に関しては、「妥当」ではない
従って、
(07)により、
(08)
昨日示した、以下の「計算」も、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx& ∀z(社長zx→y=z)]} A
ではなく
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
であるならば、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&~∀z(社長zx→y=z)]} A
1     (2)   S社の社員a→∃y[私y&社長ya&~∀z(社長za→y=z)]  1UE
 3    (3)   S社の社員a                            A
13    (4)          ∃y[私y&社長ya&~∀z(社長za→y=z)]  23MPP
  5   (5)             私b&社長ba&~∀z(社長za→b=z)   A
  5   (6)             私b&社長ba                 5&E
  5   (7)             私b                      5&E
  5   (8)                社長ba                 5&E
  5   (9)                     ~∀z(社長za→b=z)   5&E
  5   (ア)                     ∃z~(社長za→b=z)   9量化子の関係
   イ  (イ)                       ~(社長a→b=)   A
   イ  (ウ)                      ~(~社長ca∨b=c)   イ含意の定義
   イ  (エ)                       ~~社長ca&b≠c    ウ、ド・モルガンの法則
   イ  (オ)                         社長ca&b≠c    エDN
   イ  (カ)                         社長ca        オ&E
までは、「妥当」であるものの、
    キ (キ)   ∃z(浜崎z&~私z)                       A
     ク(ク)      浜崎&~私                        A
     ク(ケ)      浜崎c                            キ&E
   イ ク(コ)      浜崎c&社長ca                       カケ&I
   イ ク(サ)   ∃z(浜崎z&社長za)                      コEI
   イキ (シ)   ∃z(浜崎z&社長za)                      キクサEE
  5 キ (ス)   ∃z(浜崎z&社長za)                      5イシEE
13  キ (セ)   ∃z(浜崎z&社長za)                      45スEE
1   キ (ソ)   S社の社員a→∃z(浜崎z&社長za)               3セCP
1   キ (タ)∀x{S社の社員x→∃z(浜崎z&社長zx)               ソUI
に関しては、「妥当」ではない
従って、
(08)により、
(09)
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である、といふことはない。 然るに、
(キ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(ソ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長である。
といふ「推論」は、「妥当」ではない
従って、
(09)により、
(10)
(1)鈴木建設は私以外にも社長はゐる。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。        従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長である。
といふ「推論」は、「妥当」ではなく
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長であるかも知れないし、社長ではないかも知れない。
といふ「結論」が、「正しい」。
然るに、
(11)
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
ではなく
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx& ∀z(社長zx→y=z)]} A
であるならば、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
1     (2)   S社の社員a→∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  1UE
 3    (3)   S社の社員a                           A
13    (4)          ∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  23MPP
  5   (5)             私b&社長ba&∀z(社長za→b=z)   A
  5   (6)             私b&社長ba                5&E
  5   (7)             私b                     5&E
  5   (8)                社長ba                5&E
  5   (9)                     ∀z(社長za→b=z)   5&E
  5   (ア)                        社長ca→b=c    9UE
   イ  (イ)   ∃z(浜崎z&~私z)                      A
    ウ (ウ)      浜崎c&~私c                       A
    ウ (エ)      浜崎c                           ウ&E
    ウ (オ)          ~私c                       ウ&E
     カ(カ)            b=c                     A
    ウカ(キ)          ~私b                       オカ=E
  5 ウカ(ク)          ~私b&私b                    7キ&I
  5 ウ (ケ)            b≠c                     カクRAA
  5 ウ (コ)                       ~社長ca        アケMTT
  5 ウ (サ)      浜崎c&~社長ca                     エコ&I
  5 ウ (シ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    サEI
  5イ  (ス)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    イウシEE
13 イ  (セ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    45スEE
1  イ  (ソ)   S社の社員a→∃z(浜崎z&~社長za)             3セCP
1  イ  (タ)∀x{S社の社員x→∃z(浜崎z&~社長zx)}            ソUI
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(11)により、
(12)
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。 然るに、
(イ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(タ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」であり、
従って、
(12)により、
(13)
(1)鈴木建設は私社長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。    従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(12)(13)により、
(14)
(1)鈴木建設は私社長です。
といふ「日本語」は、
(1)鈴木建設は、私は社長であり、私以外は社長ではない
とい「意味」であり、それ故、「記号」で書くならば、
(1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]}。
といふ、ことになる。
令和元年10月03日、毛利太。

2019年10月2日水曜日

「鈴木建設は私が社長です」の「述語論理」(Ⅱ)。

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
1     (2)   S社の社員a→∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  1UE
 3    (3)   S社の社員a                           A
13    (4)          ∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  23MPP
  5   (5)             私b&社長ba&∀z(社長za→b=z)   A
  5   (6)             私b&社長ba                5&E
  5   (7)             私b                     5&E
  5   (8)                社長ba                5&E
  5   (9)                     ∀z(社長za→b=z)   5&E
  5   (ア)                        社長ca→b=c    9UE
   イ  (イ)   ∃z(浜崎z&~私z)                      A
    ウ (ウ)      浜崎c&~私c                       A
    ウ (エ)      浜崎c                           ウ&E
    ウ (オ)          ~私c                       ウ&E
     カ(カ)            b=c                     A
    ウカ(キ)          ~私b                       オカ=E
  5 ウカ(ク)          ~私b&私b                    7キ&I
  5 ウ (ケ)            b≠c                     カクRAA
  5 ウ (コ)                       ~社長ca        アケMTT
  5 ウ (サ)      浜崎c&~社長ca                     エコ&I
  5 ウ (シ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    サEI
  5イ  (ス)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    イウシEE
13 イ  (セ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    45スEE
1  イ  (ソ)   S社の社員a→∃z(浜崎z&~社長za)             3セCP
1  イ  (タ)∀x{S社の社員x→∃z(浜崎z&~社長zx)}            ソUI
従って、
(01)により、
(02)
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。 然るに、
(イ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(タ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
(1)鈴木建設は私社長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。    従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(04)
① すべてのzはFである。
② Fでないzは存在しない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
② Fでないzは存在しない。の「否定」は、
② Fでないzが存在する。 の「肯定」である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① すべてのzはFである。 の「否定」は、
② Fでないzが存在する。 の「肯定」である。
従って、
(06)により、
(07)
① ~∀zFz=すべてのzがFである。といふことはない。
② ∃z~Fz=Fでないzが存在する。
に於いて、
①=② であるものの、このことを、「量化子の関係」といふ。
然るに、
(08)
(ⅰ)
1 (1)~∀z(社長zx→y=z) A
1 (2)∃z~(社長zx→y=z) 1量化子の関係
 3(3)  ~(社長cx→y=c) A
 3(4) ~(~社長cx∨y=c) 3含意の定義
 3(5)  ~~社長cx&y≠c  4ド・モルガンの法則 
 3(6)    社長cx&y≠c  5DN
 3(7) ∃z(社長zx&y≠z) 6EI
1 (8) ∃z(社長zx&y≠z) 237EE
(ⅱ)
1 (1) ∃z(社長zx&y≠z) A
 2(2)    社長cx&y≠c  A
 2(3) ~(~社長cx∨y=c) 2ド・モルガンの法則
 2(4)  ~(社長cx→y=c) 3含意の定義
 2(5)∃z~(社長zx→y=z) 4EI
1 (6)∃z~(社長zx→y=z) 125EE
1 (7)~∀z(社長zx→y=z) 6量化子の関係
従って、
(07)(08)により、
(09)
量化子の関係」により、
① ~∀z(社長zx→y=z)≡すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。といふわけではない
②  ∃z(社長zx&y≠z)≡       あるzは、xの社長であって、  yとzは「同一」ではない
に於いて、
①=② である。
然るに、
(10)
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx& ∀z(社長zx→y=z)]} A
ではなく、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&~∀z(社長zx→y=z)]} A
であるならば、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&~∀z(社長zx→y=z)]} A
1     (2)   S社の社員a→∃y[私y&社長ya&~∀z(社長za→y=z)]  1UE
 3    (3)   S社の社員a                            A
13    (4)          ∃y[私y&社長ya&~∀z(社長za→y=z)]  23MPP
  5   (5)             私b&社長ba&~∀z(社長za→b=z)   A
  5   (6)             私b&社長ba                 5&E
  5   (7)             私b                      5&E
  5   (8)                社長ba                 5&E
  5   (9)                     ~∀z(社長za→b=z)   5&E
  5   (ア)                     ∃z~(社長za→b=z)   9量化子の関係
   イ  ()                       ~(社長a→b=)   A
   イ  (ウ)                      ~(~社長ca∨b=c)   イ含意の定義
   イ  (エ)                       ~~社長ca&b≠c    ウ、ド・モルガンの法則
   イ  (オ)                         社長ca&b≠c    エDN
   イ  (カ)                         社長a        オ&E
    キ (キ)   ∃z(浜崎z&~私z)                       A
     ク()      浜崎&~私                        A
     ク(ケ)      浜崎c                            キ&E
   イ ク(コ)      浜崎c&社長ca                       カケ&I
   イ ク(サ)   ∃z(浜崎z&社長za)                      コEI であるものの、
   イ ク(〃)   ∃z(浜崎z&社長za)                      コEI の場合は、(イ)にも(ク)にも、「」があるため、
   イキ (シ)   ∃z(浜崎z&社長za)                      キクサEE は、「反則」であって、そのため、ここ迄で、「終了」である。
従って、
(02)(09)(10)により、
(11)
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。 然るに、
(イ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(タ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」であるが、
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である、といふことはない。 然るに、
(キ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(ソ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」ではない
従って、
(03)(10)(11)により、
(12)
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx& ∀z(社長zx→y=z)]} A
ではなく、
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
であるならば、
(1)鈴木建設は私社長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。    従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」ではない
然るに、
(13)
① ~∀z(社長zx→y=z)≡すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。といふわけではない
②  ∃z(社長zx&y≠z)≡       あるzは、xの社長であって、  yとzは「同一」ではない
といふことは、
② すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、社長は、少なくとも、yとzの、「二人」がゐる。
といふことに、他ならない。
従って、
(12)(13)により、
(14)
(1)鈴木建設は私社長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。    従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
といふのであれば、
(1)鈴木建設は私社長です。
と言へば、それだけで、
(1)鈴木建設には、「社長は一人しかゐない。」
といふ風に、言ってゐる、ことになる。
然るに、
(15)
(1)鈴木建設は私社長です。
といふ「言ひ方」は、「普通」であるが、
(2)鈴木建設は私社長です。
といふ「言ひ方」は、「普通」は、しない
従って、
(14)(15)により、
(16)
① 鈴木建設は私社長です。⇔
① 鈴木建設の社長は私であり、私以外は社長ではない。⇔
① ∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]}⇔
① すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(16)により、
(17)
② タゴール記念会は私理事長です。⇔
② タゴール記念会の理事長は私であり、私以外は理事長ではない。⇔
② ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(理事長zx→y=z)]}⇔
② すべてのxについて、xがタゴール記念会の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの理事長であって、すべてのzについて、zがxの理事長であるならば、yはzと「同一」である。
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(01)~(17)により、
(18)
(1)タゴール記念会は私理事長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。        従って、
(タ)タゴール記念会であるならば、浜崎は理事長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」であるとされるのであれば、三上章先生は、
「タゴール記念会は私理事長です。」といふ「日本語」の、
 ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(理事長zx→y=z)]}。
といふ「論理構造」を、「否定」することは、出来ないし、「無視」することも、出来ない。
然るに、
(19)
よく知られているように、「私理事長です」は語順を変え、
 理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
 タゴール記念会は、私が理事です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念館」を品評するという心持ちの文である
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
然るに、
(20)
② タゴール記念会は私理事長です。⇔
② ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(理事長zx→y=z)]}。
といふ「論理構造」と、
 タゴール記念会は、私理事です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念館」を品評するという心持ちの文である
といふこととは、「無関係」である。
従って、
(19)(20)により、
(21)
「三上章、日本語の論理、1963年」を書いた、三上章先生は、
② タゴール記念会は私理事長です。
といふ「日本語」の、
② ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(理事長zx→y=z)]}。
といふ「論理構造」を、理解してゐたとは、言へない
令和元年10月02日、毛利太。

2019年9月30日月曜日

「強調形」と「排他的命題」(其の?)。

(01)(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
(3)今商王受、婦言是用。(書経、牧誓)
〔いま商王受は、これ婦言をこれ用ふ。〕
〔「受」は、商の紂王の名、この「」は、その次の「婦言」を強調しているのである。〕
」と「」 
「惟」は、《書経》の〈商周書〉にきわめて多く用いられており、総字数に対して、二.五%強の高い使用率のものであったのであるが、春秋以降には、次第に用いられなくなっている。しかし、この強調する語気の「」は、次第に、専一・単独などの意味を表わす副詞として用いられるようになり、多く「」と書かれるようになっている。それで右の例(3)の「」は「タダ」と読んでいる人もある。
(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、309・310頁)
(02)
【唯】[二]ヰ、ユイ
[二]① ただひとり限定の助辞、惟・維に通ず。② これ。發語の助辭、惟・維に通ず。
(参照、大修館、漢和大辞典デジタル版)
従って、
(01)(02)により、
(03)
例へば、
(3)今商王受、婦言是用。
に於ける「強調語気詞)」は、「婦言を」を「強調」してゐるものの、その「結果」として、「婦言を」は、「唯一、婦言だけを」の「意味」になってゐる。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
(3)今商王受、婦言是用。
といふ漢文に於ける「強調の語気詞)」は、「only)」といふ「副詞」と、「区別」が付かない。
然るに、
(05)
①「商王は、婦言だけを用ひる。」
②「商王は、婦言を用ひ、婦言以外を用ひない。」
に於いて、
①=② である。
然るに、
(06)
「AはBであり、A以外はBでない。」
といふ「命題」を、「排他的命題」といふ。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
例へば、
(3)今商王受、婦言是用。
がさうであるやうに、「強調形」は、「AはBであり、A以外はBでない。」といふ意味である所の、「排他的命題」を主張する。
然るに、
(08)
商品をいろいろ見せてもらって選択するときに、ハとガで意味が反対になることがある。
 これはいいです。(不用)
 これいいです。(用)
ここで異を立てる方にはハを使っているが、述語が同型異議になっている。不用の方はテモイイ、デモイイ(許可)で、入用の方はほめことば(好適)である。つまり、初めの方は「これはもらわ(有償)なくてもいいです」「これは引っ込めてもらっていいです」などの短絡的表現だろう(三上章、日本語の論理、1963年、156・7頁)。
従って、
(08)により、
(09)
商品をいろいろ見せてもらって選択するときに、
②「これ良いです。」
といふのであれば、
②「これ以外は(相対的に)に良くないので、これを下さい。」
といふ、「意味」になる。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
① これはいいです。(不用)
② これいいです。(用)
に於ける、
②「これ」 は、
①「これは」 に対する、「強調形」であると、思はれる。
従って、
(10)により、
(11)
① 私は理事長です。
② 私理事長です。
に於ける、
②「私」 は、
①「私は」 に対する、「強調形」であると、思はれる。
然るに、
(12)
①「私は」の「は」は「清音」であって、
②「私」の「」は「音」である。
然るに、
(13)
清音の方は、小さくきれいで速い感じで、コロコロと言うと、ハスの上を水玉がころがるような時の形容である。ロと言うと、大きく荒い感じで、力士が土俵でころがる感じである(金田一春彦、日本語(上)、1988年、131頁)。もし濁音を発音するときの物理的・身体的な口腔の膨張によって「音=大きい」とイメージがつくられているのだとしたら、面白いですね。この仮説が正しいとすると、なぜ英語話者や中国語話者も濁音に対して「大きい」というイメージを持っているか説明がつきます(川原繁人、音とことばの不思議な世界、2015年、13頁)。
従って、
(11)(12)(13)により、
(14)
① 私は(清音)
② 私音)
に於いて、
① の「(心理的な)音量」よりも、
② の「(心理的な)音量」の方が、「大きい」。 
然るに、
(15)
 私理事長です。(理事長は私です)
のように、ガの文がいわばハを内蔵していることがあるから、その説明が必要である。このような「私が」強声的になっていると言うことにする。そこに発音上のストレスを与えたのと似た効果を持っているからである。
(三上章、日本語の論理、1963年、106頁)
従って、
(14)(15)により、
(16)
強声的・発音上のストレス」のいふ「言葉」を用ひて、
① 私は(清音)
② 私音)
に於いて、
① の「(心理的な)音量」よりも、
② の「(心理的な)音量」の方が、「大きい」。 
といふことを、三上章先生自身が、認められてゐる。
従って、
(07)(14)(15)(16)により、
(17)
① 私は理事長です。
② 私理事長です。
に於ける、
① 私は(清音)
② 私音)
に於いて、
① に対する「強調形」が、
② であるため、
① 私は理事長です=私は理事長です。
② 私理事長です=私は理事長であり、私以外は理事長ではない
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(18)
② 私以外は理事長ではない
の「対偶(Contraposition)」は、
理事長は私である。
である。
従って、
(17)(18)により、
(19)
② 私理事長です=私は理事長であり、私以外は理事長ではない
② 私が理事長です=私は理事長であり、理事長は私です。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(20)
よく知られているように、「私理事長です」は語順を変え、
 理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
 タゴール記念会は、私理事です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念館」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
従って、
(19)(20)により、
(21)
「事実」として、
② 私理事長です=私は理事長であり、私以外は理事長ではない
② 私理事長です=私は理事長であり、理事長は私です。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(22)
1     (1)∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(y≠z→~理事長zx)]} A
1     (2)   T記念会員a→∃y[私y&理事長ya&∀z(y≠z→~理事長za)]  1UE
 3    (3)   T記念会員a                              A
13    (4)          ∃y[私y&理事長ya&∀z(y≠z→~理事長za)]  23MPP
  5   (5)             私b&理事長ba&∀z(b≠z→~理事長za)   A
  5   (6)             私b&理事長ba                  5&E
  5   (7)             私b                        5&E
  5   (8)                理事長ba                  5&E
  5   (9)                      ∀z(b≠z→~理事長za)   5&E
  5   (ア)                         b≠c→~理事長ca    9UE
   イ  (イ)   ∃z(倉田z&~私z)                         A
    ウ (ウ)      倉田c&~私c                          A
    ウ (エ)      倉田c                              ウ&E
    ウ (オ)          ~私c                          ウ&E
     カ(カ)            b=c                        A
    ウカ(キ)          ~私b                          オカ=E
  5 ウカ(ク)          ~私b&私b                       7キ&I
  5 ウ (ケ)            b≠c                        カクRAA
  5 ウ (コ)                        ~理事長ca         アケMPP
  5 ウ (サ)      倉田c&~理事長ca                       エコ&I
  5 ウ (シ)   ∃z(倉田z&~理事長za)                      サEI
  5イ  (ス)   ∃z(倉田z&~理事長za)                      イウシEE
13 イ  (セ)   ∃z(倉田z&~理事長za)                      45スEE
1  イ  (ソ)   T記念会員a→∃z(倉田z&~理事長za)               3セCP
1  イ  (タ)∀x{T記念会員x→∃z(倉田z&~理事長zx)}              ソUI
従って、
(22)により、
(23)
(1)すべてのxについて、xがタゴール記念会の会員であるならば、あるyは私であって、yはxの理事長であって、すべてのzについて、yがzでないならば、zはxの理事長ではない。 然るに、
(イ)あるzは倉田であって、zは私ではない。 従って、
(タ)すべてのxについて、xがタゴール記念会の会員であるならば、あるzは倉田であって、zはxの理事長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(23)により、
(24)
(1)タゴール記念会は私理事長です。 然るに、
(イ)倉田氏は私ではない。       従って、
(タ)タゴール記念会であるならば、倉田は理事長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(22)(23)(24)により、
(25)
 タゴール記念会は私理事長です。⇔
 ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(y≠z→~理事長zx)]}⇔
 すべてのxについて、xがタゴール記念会の会員であるならば、あるyは私であって、yはxの理事長であって、すべてのzについて、yがzでないならば、zはxの理事長ではない。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(26)
 ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(y≠z→~理事長zx)]}
から、                    ∀z(y≠z→~理事長zx)
を除いて
 ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx]}
とするならば、
(1)タゴール記念会はが理事長です。 然るに、
(イ)倉田氏は私ではない。       従って、
(タ)タゴール記念会であるならば、倉田は理事長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」ではない
然るに、
(27)
妥当な推論」を、「妥当」ではないとすることは、出来ない
従って、
(24)~(27)により、
(28)
三上章先生であっても、
「タゴール記念会は私理事長です。」といふ「日本語」の、
 ∀x{T記念会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(y≠z→~理事長zx)]}。
といふ「論理構造」を、「否定」することは、出来ないし、「無視」することも、出来ない
令和元年09月30日、毛利太。

2019年9月29日日曜日

「鈴木建設は私が社長です」の「述語論理」。

(01)(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
「aとb」が、「名前が異なる別人」で、「bが浜崎」であるならば、「aは浜崎ではない。」
従って、
(01)により、
(02)
1    (1)∃x( 私x& 社長x)      A
1    (〃)あるxは私であり、社長である。   A
 2   (2)∃y(浜崎y&~社長y)      A
 2   (〃)あるyは浜崎であって、社長ではない。A
  3  (3)    私a& 社長a       A
  3  (4)    私a            3&E
  3  (5)        社長a       3&E
   6 (6)   浜崎b&~社長b       A
   6 (7)   浜崎b            6&E
   6 (8)       ~社長b       6&E
    9(9)   a=b            A
  3 9(ア)        社長b       59=E
  369(イ)       ~社長b&社長b   89&I
  36 (ウ)   a≠b            9イRAA
  36 (エ)   浜崎b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~浜崎a            エ∵「浜崎」は「個人(individual)の名前」だから。
  36 (カ)   私a&~浜崎a        4オ&I
  36 (キ)∃x(私x&~浜崎x)       カEI
 23  (ク)∃x(私x&~浜崎x)       26キEE
12   (ケ)∃x(私x&~浜崎x        13クEE
12   (〃)あるxは私であり、浜崎ではない。  13クEE
12   (〃)私は浜崎ではない。         13クEE
然るに、
(03)
一般的に、社長や専務は「役員」であると誤解されがちです。しかし、社長や専務といった役職は「役員」には当たりません。「社長」や「専務」は社内の規定により定められる社員としての役職名です。これらの役職名があっても、「取締役」でない者は法律上の「役員」には当たりません。「係長」や「課長」と、意味合いとしては同列のものとなります(社会人の教科書)。
従って、
(03)により、
(04)
「aとb」が「別人」で、「bが社員」であるからと言って、「aが社員」でないとは、限らない。
従って、
(04)により、
(05)
1    (1)∃x( 私x& 社長x)      A
1    (〃)あるxは私であり、社長である。   A
 2   (2)∃y(社員y&~社長y)      A
 2   (〃)あるyは社員であって、社長ではない。A
  3  (3)    私a& 社長a       A
  3  (4)    私a            3&E
  3  (5)        社長a       3&E
   6 (6)   社員b&~社長b       A
   6 (7)   社員b            6&E
   6 (8)       ~社長b       6&E
    9(9)   a=b            A
  3 9(ア)        社長b       59=E
  369(イ)       ~社長b&社長b   8ア&I
  36 (ウ)   a≠b            9イRAA
  36 (エ)   社員b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ) (~社員a)とは限らない。    ∵「社員」は「1人ではなく、社長を筆頭に、例へば、5000人が社員である。」
然るに、
(06)
さて定冠詞(the)はそれが厳密に用いられるときには、一意性を内包している(勁草書房、現代哲学基本論文集Ⅰ、1986年、53頁)。
従って、
(01)(02)(06)により、
(07)
「a 社員」ではなく、「the 社員」であるならば、
  369(イ)    ~the社員b&the社員b   89&I
  36 (ウ)   a≠b            9イRAA
  36 (エ)   浜崎b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~浜崎a            エ∵「浜崎」は「個人(individual)の名前」だから。
といふ、ことになる。
従って、
(01)~(07)により、
(08)
  36 (エ)   浜崎b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~浜崎a            エ∵「浜崎」は「個人(individual)の名前」だから。
といふ『規則』を認めるのであれば、「固有名詞(proper name)」や、所謂「人称代名詞(personal pronoun)」であっても、「述語文字(predicate-letter)」として、用ひることが出来る。
然るに、
(09)
1     (1)∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]} A
1     (2)   S社の社員a→∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  1UE
 3    (3)   S社の社員a                           A
13    (4)          ∃y[私y&社長ya&∀z(社長za→y=z)]  23MPP
  5   (5)             私b&社長ba&∀z(社長za→b=z)   A
  5   (6)             私b&社長ba                5&E
  5   (7)             私b                     5&E
  5   (8)                社長ba                5&E
  5   (9)                     ∀z(社長za→b=z)   5&E
  5   (ア)                        社長ca→b=c    9UE
   イ  (イ)   ∃z(浜崎z&~私z)                      A
    ウ (ウ)      浜崎c&~私c                       A
    ウ (エ)      浜崎c                           ウ&E
    ウ (オ)          ~私c                       ウ&E
     カ(カ)            b=c                     A
    ウカ(キ)          ~私b                       オカ=E
  5 ウカ(ク)          ~私b&私b                    7キ&I
  5 ウ (ケ)            b≠c                     カクRAA
  5 ウ (コ)                       ~社長ca        アケMTT
  5 ウ (サ)      浜崎c&~社長ca                     エコ&I
  5 ウ (シ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    サEI
  5イ  (ス)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    イウシEE
13 イ  (セ)   ∃z(浜崎z&~社長za)                    45スEE
1  イ  (ソ)   S社の社員a→∃z(浜崎z&~社長za)             3セCP
1  イ  (タ)∀x{S社の社員x→∃z(浜崎z&~社長zx)}            ソUI
従って、
(09)により、
(10)
(1)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。 然るに、
(イ)あるzは浜崎であって、zは私ではない。 従って、
(タ)すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるzは浜崎であって、zはxの社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(10)により、
(11)
(1)鈴木建設は私が社長です。 然るに、
(イ)浜崎は私ではない。    従って、
(タ)鈴木建設であるならば、浜崎は社長ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
① 鈴木建設は私社長です。⇔
① ∀x{S社の社員x→∃y[私y&社長yx&∀z(社長zx→y=z)]}⇔
① すべてのxについて、xが鈴木建設の社員であるならば、あるyは私であって、yはxの社長であって、すべてのzについて、zがxの社長であるならば、yはzと「同一」である。
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(12)により、
(13)
② タゴール記念会は、私が理事長です。⇔
② ∀x{T会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(理事長zx→y=z)]}⇔
②  すべてのxについて、xがタゴール記念会の会員であるならば、あるyは私であって、yはxの理事長であって、すべてのzについて、zがxの理事長であるならば、yはzと「同一」である。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(14)
(ⅱ)
1  (1) ∀z(理事長zx→y=z) A
1  (2)    理事長cx→y=c  1UE
 3 (3)    理事長cx      A
    4(4)          c≠y  A
  4(5)          y≠c  4交換法則
13 (6)          y=c  23MPP
134(7)      y≠c&y=c  56&I
1 4(8)   ~理事長cx      37RAA
1  (9)   c≠y→~理事長cx  48CP
1  (ア)∀z(z≠y→~理事長zx) 9UI
(ⅲ)
1  (1)∀z(z≠y→~理事長zx) A
1  (2)   c≠y→~理事長cx  1UE
 3 (3)        理事長cx  A
 3 (4)      ~~理事長cx  3DN
13 (5) ~(c≠y)        24MTT
13 (6)   c=y         5DN
1  (7)    理事長cx→x=y  36CP
1  (8) ∀z(理事長zx→z=y) 7U
従って、
(15)
② ∀z(  理事長zx→y=z)
③ ∀z(z≠y→~理事長zx)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
③ タゴール記念会は、私理事長です。⇔
③ ∀x{T会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(z≠y→~理事長zx)]}⇔
③ すべてのxについて、xがタゴール記念会の会員であるならば、あるyは私であって、yはxの理事長であって、すべてのzについて、zがyでないならば、zはxの理事長ではない。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(17)
③ すべてのzについて、zがy(私)でないならば、zはx(タゴール記念会)の理事長ではない。
といふことは、
③ タゴール記念会は、私以外は理事長ではない
といふ、ことである。
然るに、
(18)
③ 私以外は理事長ではない
の「対偶(contrapossition)」は、
理事長は私である。
である。
従って、
(16)(17)(18)により、
(19)
① タゴール記念会は、私理事長です。⇔
② タゴール記念会は、私は理事長であり、理事長は私です。⇔
③ タゴール記念会は、私は理事長であり、私以外は理事長ではない。⇔
④ ∀x{T会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(z≠y→~理事長zx)]}。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(20)
よく知られているように、「私理事長です」は語順を変え、
 理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
 タゴール記念会は、私理事長です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
従って、
(19)(20)により、
(21)
① タゴール記念会は、私理事長です。
といふ「日本語」は、
① ∀x{T会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(z≠y→~理事長zx)]}。
といふ、「論理構造」をしてゐる。
然るに、
(22)
① タゴール記念会は、私理事長です。
といふ「日本語」が、
① ∀x{T会員x→∃y[私y&理事長yx&∀z(z≠y→~理事長zx)]}。
といふ、「論理構造」をしてゐる。
といふことと、
 タゴール記念会は、私理事長です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である
といふこととは、「関係がある」とは、思へない。
然るに、
(23)
ここでは、「結論」だけを述べると、
(ⅰ)「漢文」の「(発語の助辞)」の例、並びに「ラテン語や、ギリシャ語の人称代名詞の主格」他の例からすれば、「強調形」は「排他的命題(AはBであり、A以外はBでない。)」を主張する。
(ⅱ)「私音)」は、「私は(清音)」に対する「心理的な音量差による、強調形」である。
(ⅲ)「対偶は等しい」が故に、「A以外はBでない。」といふ「命題」は、「である。」といふ「命題」に「等しい」。
従って、
(20)(23)により、
(24)
よく知られているように、
「私理事長です。」が語順を変え、
理事長は私です。」と言ひ得る、その「理由」は、
「私音)」が、「私は(清音)」に対する「心理的な音量差による、強調形」である。
からである。
然るに、
(26)
 私理事長です。(理事長は私です)
のように、の文がいわばハを内蔵していることがあるから、その説明が必要である。このような「私強声的になっていると言うことにする。そこに発音上ストレスを与えたのと似た効果を持っているからである(三上章、日本語の論理、1963年、106頁)。
従って、
(20)(25)(26)により、
(26)
「私音)」が、「私は(清音)」に対する「心理的な音量差による、強調形」である。
といふことは、三上章先生も、認められてゐる。
令和元年09月29日、毛利太。

2019年9月28日土曜日

「正確に1つのものがFである」(Ⅱb)。

(01)(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
1(1)  Fa A
1(2)∃xFx 1EI
(02)
1(1)  F A
1(2)∃xFx 1EI
従って、
(01)(02)により、
(03)
「Fa」ならば「∃xFx」であるが、
「∃xFx」ならば「F」かも、知れない。
従って、
(03)により、
(04)
①   Fa
② ∃xFx
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない。
然るに、
(05)
142 ∃xFx├ ∃x∃y(Fx&Fy)
1 (1)   ∃xFx     A
 2(2)     Fa     A(代表的選言項)
 2(3)     Fa&Fa  22&I
 2(4)  ∃y(Fa&Fy) 3EI
 2(5)∃x∃y(Fx&Fy) 4EI
1 (6)∃x∃y(Fx&Fy) 125EE
― 中略、―
言い換えると、相異なった変数「x」と「y」を用いる場合に、そのことから、それに対応する相異なった対象が存在するということは帰結しないのである(E.J.レモン 著、竹尾 治一郎・浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年、210頁)。
然るに、
(06)
1   (1)∃x∃y{(Fx&Fy)&x=y} A
 2  (2)  ∃y{(Fa&Fy)&a=y} A
  3 (3)      Fa&Fb &a=b  A
  3 (4)      Fa&Fb       3&E
  3 (5)             a=b  3&E
  3 (6)      Fa&Fa       45=E
  3 (7)      Fa          6&E
  3 (8)    ∃xFx          7EI
 2  (9)    ∃xFx          238EE
1   (ア)    ∃xFx          129EE
従って、
(05)(06)により、
(07)
① ∃xFx
② ∃x∃y{(Fx&Fy)&x=y}
に於いて、
① ならば、② であり、
② ならば、① である。
従って、
(07)により、
(08)
① ∃xFx
② ∃x∃y{(Fx&Fy)&x=y}
に於いて、
①=② である。
然るに、
(09)
① ∃xFx
①「少なくとも、1つのモノがFである。」
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)(09)により、
(10)
② ∃x∃y{(Fx&Fy)&x=y}=
②「少なくとも、1つのモノがFである。」
然るに、
(11)
② ∃x∃y{(Fx&Fy)&x=y}  ではなく、
③ ∃x∃y{(Fx&Fy)&xy}  であるならば、
②「少なくとも、1つのモノがFである。」ではなく、
③「少なくとも、2つのモノがFである。」である。
然るに、
(12)
③「少なくとも2つのモノがFである。」といふことは、
③「2つ以上のモノがFである。」といふ、ことである。
然るに、
(13)
③「2つ以上」の「否定」は、
④「2つ未満」である。
然るに、
(14)
④「2つ未満」  =「1個か、 0個」
④「個か、0個」=「多くとも個」
従って、
(11)~(14)により、
(15)
③  ∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}
の「否定」すなはち、
∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}
といふことは、
④「多くとも1つのモノがFである。」
といふ、ことである。
然るに、
(16)
(ⅳ)
1(1)~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y} A
1(2)∀x~∃y{(Fx&Fy)&x≠y} 1量化子の関係
1(3)∀x∀y~{(Fx&Fy)&x≠y} 2量化子の関係
1(4)   ∀y~{(Fa&Fy)&a≠y} 3UE
1(5)    ~{(Fa&Fb)&a≠b} 4UE
1(6)      ~(Fa&Fb)∨a=b  5ド・モルガンの法則
1(7)       (Fa&Fb)→a=b  6含意の定義
1(8)    ∀y{(Fa&Fy)→a=y} 7UI
1(9) ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}  8UI
(ⅴ)
1(1) ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}  A
1(2)   ∀y{(Fa&Fy)→a=y}  1UE
1(3)       Fa&Fb →a=b  2UE
1(4)     ~(Fa&Fb)∨a=b  3含意の定義
1(5)    ~{(Fa&Fb)&a≠b} 4ド・モルガンの法則
1(6)  ∀y~{(Fa&Fy)&a≠y} 5UI
1(7)  ~∃y{(Fa&Fy)&a≠y} 6量化子の関係
1(8)∀x~∃y{(Fa&Fy)&x≠y} 7UI
1(9)~∃x∃y{(Fa&Fy)&x≠y} 8量化子の関係
従って、
(16)により、
(17)
④ ~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}
⑤   ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}
に於いて、
④=⑤ である。
従って、
(15)(16)(17)により、
(18)
④ ~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}
④   ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}
は、両方とも、
④「多くとも1つのモノがFである。」
④「多くとも1つのモノがFである。」
といふ、ことである。
従って、
(09)(18)により、
(19)
⑤ ∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)
であれば、
⑤「少なくとも1つのモノがFであり、多くとも1つのモノがFである。」
といふ、ことになる。
然るに、
(20)
(ⅴ)
1  (1)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  A
1  (2)∃xFx                  1&E
 3 (3)  Fa                  A
1  (4)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  1&E
1  (5)       ∀y(Fa&Fy→a=y)  4UE
1  (6)          Fa&Fb→a=b   5UE
  7(7)             Fb       A
 37(8)          Fa&Fb       37&I
137(9)                a=b   68MPP
13 (ア)             Fb→a=b   79CP
13 (イ)          ∀y(Fy→a=y)  アUI
13 (ウ)       Fa&∀y(Fy→a=y)  3イ&I
13 (エ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} ウUI
1  (オ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} 13エEE
(ⅵ)
1  (1)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} A
 2 (2)       Fa&∀y(Fy→a=y)  A
 2 (3)       Fa             2&E
 2 (4)          ∀y(Fy→a=y)  2&E
 2 (5)             Fb→a=b   4UE
  6(6)          Fb&Fb       A
  6(7)             Fb       6&E
 26(8)                a=b   57MPP
 26(9)            a=b&a=b   88&I
 26(ア)                a=b   9&E
 26(イ)                b=b   8ア=E
 2 (ウ)          Fb&Fb→b=b   5イCP
 2 (エ)       ∀y(Fb&Fy→b=y)  ウUI
 2 (オ)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  エUI
 2 (キ)     ∃xFx             3EI
 2 (ク)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  オキ&I
1  (ケ)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  12クEE
従って、
(20)により、
(21)
⑤ ∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)
⑥ ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}
に於いて、
⑤=⑥ である。
従って、
(19)(20)(21)により、
(22)
⑤ ∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)
⑤ ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}
は、両方とも、
⑤「少なくとも、1つのモノがFであり、多くとも、1つのモノがFである。」
⑤「少なくとも、1つのモノがFであり、多くとも、1つのモノがFである。」
といふ「意味」になる。
然るに、
(23)
⑤「少なくとも1つのモノがFであり、多くとも1つのモノがFである。」
といふことは、
⑤「正確に1つのモノがFである。」
といふことに、他ならない。
従って、
(22)(23)により、
(24)
⑤「正確に1つのモノがFである。」⇔
⑤ ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}⇔
⑤ あるxはFであり、すべてのyについて、yがFであるならば、xはyと「同一」である。
といふ「等式」が、成立する。
令和元年09月28日、毛利太。

2019年9月26日木曜日

「述語論理」の『新しい規則』について。

(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
私は理事長であって、理事長は私である。然るに、
倉田氏は私ではない。従って、
私は理事長であって倉田氏ではなく、倉田氏は理事長ではなく私ではない。
といふ「推論」は、明らかに、「妥当」である。
然るに、
(02) 
1    (1)∃x{私x&理事長x&∀y(理事長y→x=y)}  A
1    (〃)私は理事長であって、理事長は私である。       A
 2   (2)∃y(倉田y&~私y)               A
 2   (〃)倉田は私ではない。                 A
  3  (3)    私a&理事長a&∀y(理事長y→a=y)  A
  3  (4)    私a                    3&E
    3  (5)       理事長a               3&E
  3  (6)            ∀y(理事長y→a=y)  3&E
  3  (7)               理事長b→a=b   6UE
   8 (8)   倉田b&~私b                A
   8 (9)   倉田b                    8&E
   8 (ア)       ~私b                8&E
    イ(イ)       a=b                A
  3 イ(ウ)    私b                    4イ=E
  38イ(エ)    私b&~私b                アウ&I
  38 (オ)       a≠b                イエRAA
  38 (カ)   倉田b&a≠b                9オ&I
  38 (キ)  ~倉田a                     カであるため
  38 (ク)   理事長a&~倉田a              5キ&I
  38 (ケ)   私a&理事長a&~倉田a           4ク&I
  38 (コ)∃x(私x&理事長x&~倉田x)          ケEI
 23  (サ)∃x(私x&理事長x&~倉田x)          28コEE
12   (シ)∃x(私x&理事長x&~倉田x)          13サEE 
  38 (ス)              ~理事長b       7オMTT
  38 (セ)   倉田b&~理事長b              9ス&E
  38 (ソ)   倉田b&~理事長b&~私b          アセ&I
  38 (タ)∃y(倉田y&~理事長y&~私y)         ソEI
 23  (チ)∃y(倉田y&~理事長y&~私y)         28タEE
12   (ツ)∃y(倉田y&~理事長y&~私y)         13チEE
12   (テ)∃x(私x&理事長x&~倉田x)&∃y(倉田y&~理事長y&~私y)             シツ&I
12   (〃)あるxは私であって理事長であって倉田ではない。あるyは倉田であって理事長ではなく私ではない。 シツ&I
12   (〃)私は理事長であって倉田ではなく、倉田は理事長ではなく私ではない。               シツ&I
従って、
(01)(02)により、
(03)
今行った「述語計算(Predicate calculation)」が、「妥当」でないはずがない
然るに、
(04)
第1に、固有名詞をつぎの符号のひとつとして定義する。
     m,n,・・・・・
第2に、任意の名前をつぎの符号のひとつとして定義する。
     a,b,c,・・・・・
第3に、個体変数をつぎの符号のひとつとして定義する。
     x,y,z,・・・・・
第4に、述語文字をつぎの符号のひとつとして定義する。
     F,G,H,・・・・・
(E.J.レモン 著、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年、176頁改)
First,    I define a proper name as one of the marks
      'm','n',....
Secondly, I define an arbitrary name as one of the marks
          'a','b','c',....
Thirdly,  I define an individual variable as one of the marks
          'x','y','z',....
Fourthly, I define a predicate-letter as one of the marks
     'F','G','H',....
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,P138)
従って、
(04)により、
(05)
モハメッド」のやうな「固有名詞(proper name)」を、「述語文字(predicate-letter)」として使ふことは、「認めれてはゐない」ため、「m=モハメッド」として、
練習問題1(c)
1    (1)∀x{駱x→∀y(馭y&優y→好xy)} A
 2   (2)∃x(駱x&~好xm)          A
  3  (3)馭m                   A
   4 (4)   優m                A
1    (5)   駱a→∀y(馭y&優y→好ay)  1UE
1    (6)   駱a→   馭m&優m→好am   1UE
    7(7)   駱a&~好am           A
    7(8)   駱a                7&E
1   7(9)         馭m&優m→好am   68MPP
  34 (ア)         馭m&優m       34&I
1 347(イ)               好am   9アMPP
    7(ウ)      ~好am           7&E
1 347(エ)      ~好am&好am       イウ&I
1 3 7(オ)  ~優m                 4エRAA
123  (カ)  ~優m                 27オEE
123  (〃)モハメッドは優しくない。         27オEE
と書くのが、「正しく」、
練習問題1(c)
1       (1)∀x{駱駝x→∀y(馭者y&優y→好xy)} A
 2      (2)∃x∃y(駱駝x&モハメッドy&~好xy)  A
  3     (3)  ∃y(駱駝a&モハメッドy&~好ay)  A
   4    (4)     駱駝a&モハメッドb&~好ab   A
   4    (5)     駱駝a               4&E
   4    (6)         モハメッドb        4&E
   4    (7)                ~好ab   4&E
    8   (8)  ∃y(モハメッドy&馭者y)       A
     9  (9)     モハメッドb&馭者b        A
     9  (ア)            馭者b        9&E
      イ (イ)  ∃y(モハメッドy&優y)        A
       ウ(ウ)     モハメッドb&優b         A
       ウ(エ)            優b         ウ&E
1       (オ)   駱駝a→∀y(馭者y&優y→好ay)  1UE
1  4    (カ)       ∀y(馭者y&優y→好ay)  5オMPP
1  4    (キ)          馭者b&優b→好ab   カUE
     9 ウ(ク)          馭者b&優b       アエ&I
1  4 9 ウ(ケ)                 好ab   キクMPP
1  4 9 ウ(コ)            ~好ab&好ab   7ケ&I
1  4 9  (サ)           ~優b         エコRAA
1  4 9  (シ)    モハメッドb&~優b         6サ&I
1  4 9  (ス) ∃y(モハメッドy&~優y)        シEI
1  48   (セ) ∃y(モハメッドy&~優y)        89スEE
1 3 8   (ソ) ∃y(モハメッドy&~優y)        34セEE
12  8   (タ) ∃y(モハメッドy&~優y)        12ソEE
12  8   (〃)あるyはモハメッドであってyは優しくない。  12ソEE
12  8   (〃)    モハメッドは優しくない。       12ソEE
と書くのは、「正しく」はない
従って、
(05)により、
(06)
   8 (8)   倉田b&~私b                A
   8 (9)   倉田b                    8&E
   8 (ア)       ~私b                8&E
のやうに、「倉田」のやうな「固有名詞(proper name)」を、「倉田y(yは倉田である)」のやうな「述語文字(predicate-letter)」として用ひることは、「認めれてはゐない」し、ましてや、「」のやうな「人称代名詞(individual)」を、「~私b(bは私ではない)」と書くことも、「教科書的」には、「マチガイ」である。
然るに、
(07)
「日本語に即した文法の樹立を」を目指すわれわれは「日本語人称代名詞と呼ばれているものは、実は名詞だ」と宣言したい。どうしても区別したいなら「人称名詞」で十分だ。日本語の「人称代名詞」はこれからは「人称名詞」と呼ぼう。
(金谷武洋、日本語文法の謎を解く、2003年、40・41頁)
従って、
(07)により、
(08)
日本語の「私」は、「人称代名詞」ではなく、「単なる名詞」であるため、「私x&理事長x(xは私であって理事長である。)」といふ風に、「述語文字(predicate-letter)」、用ひてはならないとする「理由」はない。
然るに、
(09)
「私(individual)」を、「述語文字(predicate-letter)」として用ひても良いのであれば、「倉田」のやうな「固有名詞(proper name)」であっても、「述語文字(predicate-letter)」として、用ひても良いことになる。
然るに、
(10)
「大倉」のやうな「固有名詞(proper name)」を、「述語文字(predicate-letter)」として、用ひてゐると、
1    (1)∃x( 私x& 理事長x)     A
1    (〃)私は理事長である。         A
 2   (2)∃y(大倉y&~理事長y)     A
 2   (〃)大倉氏は理事長ではない。      A
  3  (3)    私a& 理事長a      A
  3  (4)    私a            3&E
  3  (5)        理事長a      3&E
   6 (6)   大倉b&~理事長b      A
   6 (7)   大倉b            6&E
   6 (8)       ~理事長b      6&E
    9(9)   a=b            A
  3 9(ア)        理事長b      59=E
  369(イ)       ~理事長b&理事長b 89&I
  36 (ウ)   a≠b            9イRAA
  36 (エ)   大倉b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~大倉a            エ[∵ 大倉が「固有名詞」で「bが大倉で、aがbでないならば、aは大倉ではない。」ただし、このやうな規則は、教科書には無い。]
  23  (カ)  ~大倉a            26オEE         
 23  (キ)   私a&~大倉a        4カ&I
 23  (ク)∃x(私x&~大倉x)       キEI
12   (ケ)∃x(私x&~大倉x)       13クEE
12   (〃)あるxは私であって、大倉ではない。 13クEE
12   (〃)私は大倉氏ではない。        13クEE
といふ風に、
  36 (エ)   大倉b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~大倉a            エ[∵ 大倉が「固有名詞」で「bが大倉で、aがbでないならば、aは大倉ではない。」ただし、このやうな規則は、教科書には無い。]
といふ「事態」に、至ることになる。
従って、
(02)(06)(10)により、
(11)
(ⅰ)
私は理事長である。然るに、
倉田氏は理事長ではない。従って、
私は倉田氏ではない。
といふ「推論」や、
(ⅱ)
私は理事長であって、理事長は私である。然るに、
倉田氏は私ではない。従って、
私は理事長であって倉田氏ではなく、倉田氏は理事長ではなく私ではない。
といふ「推論」を行ふ際には、
  36 (エ)   大倉b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~大倉a            ∵ エであるため。
といふ、「新しい規則」が、「必要」になる。
(12)
First,    I define a proper name as one of the marks
      'm','n',....
Secondly, I define an arbitrary name as one of the marks
          'a','b','c',....
Thirdly,  I define an individual variable as one of the marks
          'x','y','z',....
Fourthly, I define a predicate-letter as one of the marks
     'F','G','H',....
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,P138)
第1に、固有名詞をつぎの符号のひとつとして定義する。
     m,n,・・・・・
第2に、任意の名前をつぎの符号のひとつとして定義する。
     a,b,c,・・・・・
第3に、個体変数をつぎの符号のひとつとして定義する。
     x,y,z,・・・・・
第4に、述語文字をつぎの符号のひとつとして定義する。
     F,G,H,・・・・・
(E.J.レモン 著、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年、176頁改)
といふ「規則」に縛られず、「固有名詞や、人称名詞」を、「述語文字(predicate-letter)」として、使用したいがためである
令和元年09月26日、毛利太。

2019年9月25日水曜日

「正確に1つのモノがFである」(Ⅱ)。

(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
①  ∃xFx             =少なくとも、1つのモノが、 Fである(1個以上がFである)。
②  ∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=少なくとも、2つのモノが、 Fである(2個以上がFである)。
③ ~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=多くとも、 1つのモノしか、Fでない(2個未満がFである)。
然るに、
(02)
(ⅲ)
1(1)~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y} A
1(2)∀x~∃y{(Fx&Fy)&x≠y} 1量化子の関係
1(3)∀x∀y~{(Fx&Fy)&x≠y} 2量化子の関係
1(4)  ∀y~{(Fa&Fy)&a≠y} 3UE
1(5)    ~{(Fa&Fb)&a≠b} 4UE
1(6)     ~(Fa&Fb)∨a=b  5ド・モルガンの法則
1(7)      (Fa&Fb)→a=b  6含意の定義
1(8)   ∀y{(Fa&Fy)→a=y} 7UI
1(9) ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y} 8UI
(ⅳ)
1(1) ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y} A
1(2)   ∀y{(Fa&Fy)→a=y} 1UE
1(3)      (Fa&Fb)→a=b  2UE
1(4)     ~(Fa&Fb)∨a=b  3含意の定義
1(5)    ~{(Fa&Fb)&a≠b} 4ド・モルガンの法則
1(6)  ∀y~{(Fa&Fy)&a≠y} 5UI
1(7)∀x∀y~{(Fa&Fy)&a≠y} 6UI
1(8)∀x~∃y{(Fa&Fy)&a≠y} 7量化子の関係
1(9)~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y} 8量化子の関係
従って、
(01)(02)により、
(03)
①  ∃xFx             =1個以上がFである。
②  ∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=2個以上がFである。
③ ~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=2個未満がFである。
④   ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}=2個未満がFである。
従って、
(03)により、
(04)
③ ∃xFx&~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=1個以上がFであって、2個未満がFである。
④ ∃xFx&  ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}=1個以上がFであって、2個未満がFである。
然るに、
(05)
(ⅳ)
1  (1)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  A
1  (2)∃xFx                  1&E
 3 (3)  Fa                  A
1  (4)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  1&E
1  (5)       ∀y(Fa&Fy→a=y)  4UE
1  (6)          Fa&Fb→a=b   5UE
  7(7)             Fb       A
 37(8)          Fa&Fb       37&I
137(9)                a=b   68MPP
13 (ア)             Fb→a=b   79CP
13 (イ)          ∀y(Fy→a=y)  アUI
13 (ウ)       Fa&∀y(Fy→a=y)  3イ&I
13 (エ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} ウUI
1  (オ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} 13エEE
(ⅴ)
1  (1)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} A
 2 (2)       Fa&∀y(Fy→a=y)  A
 2 (3)       Fa             2&E
 2 (4)          ∀y(Fy→a=y)  2&E
 2 (5)             Fb→a=b   4UE
  6(6)          Fb&Fb       A
  6(7)             Fb       6&E
 26(8)                a=b   57MPP
 26(9)            a=b&a=b   88&I
 26(ア)                a=b   9&E        
 26(イ)                b=b   8ア=E
 2 (ウ)          Fb&Fb→b=b   5イCP
 2 (エ)       ∀y(Fb&Fy→b=y)  ウUI
 2 (オ)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  エUI
 2 (キ)     ∃xFx             3EI
 2 (ク)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  オキ&I
1  (ケ)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  12クEE
従って、
(04)(05)により、
(06)
③ ∃xFx&~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=1個以上がFであって、2個未満がFである。
④ ∃xFx&  ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}=1個以上がFであって、2個未満がFである。
⑤        ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}=1個以上がFであって、2個未満がFである。
に於いて、
③=④=⑤ である。
然るに、
(07)
「1個以上のモノがFであって、2個未満のモノがFである。」
といふことは、
『(0個でも、2個以上でもなく、)正確に、1個のモノがFである。』
といふ、ことである。
cf.
1個以上⇒ 〔1,2,・・・・・
2個未満=0,1〕
従って、
(06)(07)により、
(08)
③ ∃xFx&~∃x∃y{(Fx&Fy)&x≠y}=正確に、1個のモノがFである。
④ ∃xFx&  ∀x∀y{(Fx&Fy)→x=y}=正確に、1個のモノがFである。
⑤        ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}=正確に、1個のモノがFである。
然るに、
(09)
(ⅰ)
1   (1)∃x{ 私x&理事長x&∀y(理事長y→x=y)} A
 2  (2)∃y{大倉y&理事長y}              A
  3 (3)    私a&理事長a&∀y(理事長y→a=y)  A
  3 (4)    私a                    3&E
  3 (5)            ∀y(理事長y→a=y)  3&E
  3 (6)               理事長b→a=b   5UE
   7(7)   大倉b&理事長b               A
   7(8)   大倉b                    7&E
   7(9)       理事長b               7&E
  37(ア)                    a=b   69MPP
  37(イ)    私b                    4ア=E
  37(ウ)    私b&大倉b                48&I
  37(エ) ∃y(私y&大倉y)               ウEI
 23 (カ) ∃y(私y&大倉y)               27エEE
12  (キ) ∃y(私y&大倉y)               13カEE
12  (〃)あるyは私であり、大倉である。           13カEE
(ⅱ)
1    (1)∃x( 私x& 理事長x)     A
 2   (2)∃y(大倉y&~理事長y)     A
  3  (3)    私a& 理事長a      A
  3  (4)    私a            3&E
  3  (5)        理事長a      3&E
   6 (6)   大倉b&~理事長b      A
   6 (7)   大倉b            6&E
   6 (8)       ~理事長b      6&E
    9(9)   a=b            A
  3 9(ア)        理事長b      59=E
  369(イ)       ~理事長b&理事長b 89&I
  36 (ウ)   a≠b            9イRAA
  36 (エ)   大倉b&a≠b        7ウ&I
  36 (オ)  ~大倉a            エ[∵ 大倉が「固有名詞」で「bが大倉で、aがbでないならば、aは大倉ではない。」ただし、このやうな規則は、教科書には無い。]
  23  (カ)  ~大倉a            26オEE         
 23  (キ)   私a&~大倉a        4カ&I
 23  (ク)∃x(私x&~大倉x)       キEI
12   (ケ)∃x(私x&~大倉x)       13クEE
12   (〃)あるxは私であって、大倉ではない。 13クEE
従って、
(08)(09)により、
(10)
① 正確に、私一人が理事長であって、大倉が理事長であるならば、私は大倉である。
②     私が  理事長であって、大倉が理事長でないならば、私は大倉ではない。
令和元年09月25日、毛利太。