2019年7月10日水曜日

「タゴール記念会は私が理事長です。」の「述語論理」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
(ⅰ)
1  (1)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)} A
1  (2)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)  1UE
 3 (3)   Ta                          3
13 (4)      ∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)  23MPP
13 (5)      ∃y(Wya&Ry)               4&E
13 (6)                 ∀z(~Wza→~Rz)  4&E
13 (7)                    ~Wca→~Rc   6UE
  8(8)                          Rc   A
  8(9)                        ~~Rc   8DN
138(ア)                   ~~Wca       78MTT
138(イ)                     Wca       アDN
13 (ウ)                     Rc→ Wca   8イCP
13 (エ)                 ∀z( Rz→ Wza)  ウUI
13 (オ)      ∃y(Wya&Ry)&∀z( Rz→ Wza)  5エ&I
1  (カ)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z( Rz→ Wza)  3オCP
1  (キ)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z( Rz→ Wzx)} カUI
(ⅱ)
1  (1)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z( Rz→ Wzx)} A
1  (2)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z( Rz→ Wza)  1UE
 3 (3)   Ta                          A
13 (4)      ∃y(Wya&Ry)&∀z( Rz→ Wza)  23MPP
13 (5)      ∃y(Wya&Ry)               4&E
13 (6)                 ∀z( Rz→ Wza)  4&E
13 (7)                     Rc→ Wca   6UE
  8(8)                        ~Wca   A
138(9)                    ~Rc        78MTT
13 (ア)                    ~Wca→~Rc   89CP
13 (イ)                 ∀z(~Wzx→~Rz)  アUI
13 (ウ)      ∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)  5イ&I
1  (エ)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)  3ウCP
1  (オ)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)  エUI
cf.
① すべてのxについて、xがTであるならば、あるyはxのWであって、Rであり、すべてのzについて、zがxのWでないならば、zはRではない。
② すべてのxについて、xがTであるならば、あるyはxのWであって、Rであり、すべてのzについて、zがxのWであるならば、zはRである。
然るに、
(02)
① ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}
② ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z( Rz→ Wzx)}
に於ける、
① ∀z(~Wzx→~Rz)=すべてのzについて、zがxのWでないならば、zはRではない。
② ∀z( Rz→ Wzx)=すべてのzについて、zがxのWであるならば、zはRである。
といふ「「部分」に於いて、
① と ② は、「対偶(contraposition)」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}
② ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z( Rz→ Wzx)}
といふ「全体」に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1     (1)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}  A
1     (2)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)   1UE
 3    (3)    ~{∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)}  A
13    (4)  ~Ta                           23MTT
1     (5)~{∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)}→~Ta  34CP
  6   (6)  ∃y(Wya&Ry)→∃z(~Wza& Rz)       A
   7  (7)  ∃y(Wya&Ry)                    A
  67  (8)              ∃z(~Wza& Rx)      67MPP
    9 (9)                 ~Wca& Rc       A
    9 (ア)              ~~(~Wca& Rc)      9DN
    9 (イ)              ~(~~Wca∨~Rc)      ア、ド・モルガンの法則
    9 (ウ)               ~(~Wca→~Rc)      イ含意の定義
    9 (エ)             ∃z~(~Wza→~Rz)      ウEI
  67  (オ)             ∃z~(~Wza→~Rz)      89エEE
  67  (カ)             ~∀z(~Wza→~Rz)      オ量化子の関係
  6   (キ)  ∃y(Wya&Ry)→~∀z(~Wza→~Rz)      7カCP
  6   (ク) ~∃y(Wya&Ry)∨~∀z(~Wza→~Rz)      キ含意の定義
  6   (ケ)~{∃y(Wya&Ry)& ∀z(~Wza→~Rz)}     ク、ド・モルガンの法則
1 6   (コ)                           ~Ta  5ケCP
1     (サ)   ∃y(Wya&Ry)→∃z(~Wza& Rz)→~Ta  6コCP
     シ(シ)   ∃y(Wya&Ry)&∃z(~Wza& Rz)      A
     シ(ス)   ∃y(Wya&Ry)                   シ&E
     シ(セ)              ∃z(~Wza& Rz)      シ&E
1    シ(ソ)              ∃z(~Wza& Rz)→~Ta  サスMPP
1    シ(タ)                          →~Ta  セソMPP
1     (チ)   ∃y(Wya&Ry)&∃z(~Wza& Rz)→~Ta  シタCP
1     (ツ)∀x{∃y(Wyx&Ry)&∃z(~Wzx& Rz)→~Tx} チUI
(ⅲ)
1     (1)∀x{∃y(Wyx&Ry)&∃z(~Wzx& Rz)→~Tx} A
1     (2)   ∃y(Wya&Ry)&∃z(~Wza& Rz)→~Ta  1UE
 3    (3)   ∃y(Wya&Ry)                   A
  4   (4)              ∃z(~Wza& Rz)      A
 34   (5)   ∃y(Wya&Ry)&∃z(~Wza& Rz)      34&I
134   (6)                           ~Ta  25MPP
13    (7)              ∃z(~Wza& Rz)→~Ta  46CP
1     (8)   ∃y(Wya&Ry)→∃z(~Wza& Rz)→~Ta  37CP
   9  (9)                            Ta  A
   9  (ア)                          ~~Ta  9DN
1  9  (イ) ~{∃y(Wya&Ry)→∃z(~Wza& Rz)}     8アMTT
1  9  (ウ)~{~∃y(Wya&Ry)∨∃z(~Wza& Rz)}     イ含意の定義
1  9  (エ)~~∃y(Wya&Ry)&~∃z(~Wza& Rz)      ウ、ド・モルガンの法則
1  9  (オ)  ∃y(Wya&Ry)&~∃z(~Wza& Rz)      エDN
1  9  (カ)  ∃y(Wya&Ry)                    オ&E
1  9  (キ)             ~∃z(~Wza& Rz)      オ&E
1  9  (ク)             ∀z~(~Wza& Rz)      キ量化子の関係
1  9  (ケ)               ~(~Wca& Rc)      クUE
1  9  (コ)                ~~Wca∨~Rc       ケ、ド・モルガンの法則
1  9  (サ)                 ~Wca→~Rc       コ含意の定義
1  9  (シ)              ∀z(~Wza→~Rz)      サUI
1  9  (ス)   ∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)      カシ&I
1     (セ)   Ta→∃y(Wya&Ry)&∀z(~Wza→~Rz)   9スCP
1     (ソ)∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}  セUI
cf.
① すべてのxについて、xがTであるならば、あるyはxのWであって、Rであり、すべてのzについて、zがxのWでないならば、zはRではない。
③ すべてのxについて、あるyがxのWであって、Rであり、あるzが、xのWではなくて、Rであるならば、xはTではない。
従って、
(04)により
(05)
① ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}
③ ∀x{∃y(Wyx&Ry)&∃z(~Wzx&Rz)→~Tx}
に於いて、両者は、「全体」として、「対偶(contraposition)」であり、それ故、
①=③ である。
従って、
(03)(05)により、
(06)
① ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z(~Wzx→~Rz)}
② ∀x{Tx→∃y(Wyx&Ry)&∀z( Rz→ Wzx)}
③ ∀x{∃y(Wyx&Ry)&∃z(~Wzx&Rz)→~Tx}
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(06)により、
(07)
 T=タゴール記念会
 W=私
 R=理事長
といふ「代入(replacement)」を行ふと、
① ∀x{タゴール記念会x→∃y(私yx&理事長y)&∀z(~私zx→~理事長z)}=タゴール記念会は、私_理事長です。
② ∀x{タゴール記念会x→∃y(私yx&理事長y)&∀z(  理事長z→ 私zx)}=タゴール記念会は、私は理事長であり、理事長は私である。
③ ∀x{∃y(私yx&理事長y)&∃z(~私zx&理事長z)→~タゴール記念会x}=私が理事長であって、私以外も、理事長であるならば、タゴール記念会ではない。 
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
よく知られているように、「私理事長です」は語順を変え、
 理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
 タゴール記念会は、私が理事です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
従って、
(07)(08)により、
(09)
① タゴール記念会は、私が理事長です。
② タゴール記念会は、私は理事長であり、理事長は私である。
③ 私が理事長であって、私以外も、理事長であるならば、タゴール記念会ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(10)
① 私は1人しかゐない。
従って、
(10)により、
(11)
② 理事長は我々です。
と言はずに、
② 理事長はです。
と言ふのであれば、それだけで、
② 理事長は私(1人)である。
然るに、
(12)
② 理事長は私(1人)である。
と言ふのであれば、
② 私以外は理事長ではない
従って、
(12)により、
(13)
② タゴール記念会は、理事長は私である。
とする一方で、
③ タゴール記念会に、私以外の理事長がゐる。
といふのであれば、「矛盾」する。
従って、
(13)により、
(14)
③ 私が理事長であって、私以外も、理事長であるならば、タゴール記念会ではない。⇔
③ ∀x{∃y(私yx&理事長y)&∃z(~私zx&理事長z)→~タゴール記念会x}⇔
③ すべてのxについて、あるyがxの私であって、理事長であり、あるzがxの私ではなく、理事長であるならば、xはタゴール記念会ではない
令和元年07月10日、毛利太。

2019年7月9日火曜日

「対偶が等しいこと」は、固より、「当然」である。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
①「であってBである。」
②「Bであってである。」
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
①「Aであってである。」
②「であってAである。」
に於いて、
 A=Pである。
 B=Qでない。
といふ「代入(replacement)」を行ふと、
①「Pであって、Qでない。」
②「Qでなくて、Pである。」
従って、
(01)(02)により、
(03)
①「Pであって、Qでない。」
②「Qでなくて、Pである。」
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
①「Pであって、Qでない。」
②「Qでなくて、Pである。」
に於いて、
①=② であるならば、
①「Pであって、Qでない。」の「否定」。
②「Qでなくて、Pである。」の「否定」。
に於いても、
①=② である。
従って、
(04)により、
(05)
①「Pであって、Qでない。」といふことはない。
②「Qでなくて、Pである。」といふことはない。
に於いても、
①=② である。
然るに、
(06)
①「Pであって、Qでない。」といふことはない。
②「Qでなくて、Pである。」といふことはない。
といふことは、
①「Pであるならば、Qである。」
②「Qでないならば、Pでない。」
といふことに、他ならない。
従って、
(05)(06)により、
(07)
①「Pであるならば、Qである。」
②「Qでないならば、Pでない。」
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(07)により、
(08)
①「Pであるならば、Qである。」
②「Qでないならば、Pでない。」
③「Pであって、Qでない。」といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
といふことは、「述語計算」を用ひなくとも、「説明」出来る。
然るに、
(09)
(ⅰ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
12 (6)   ~~Q   35RAA
12 (7)     Q   6DN
1  (8)  P→ Q   27CP
(ⅱ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
1 3(6) ~P
1  (7) ~Q→~P   36CP
従って、
(09)により、
(10)
① ~(P&~Q)
②     P→ Q
③   ~Q→~P
に於いて、
① ならば、③ であり、
② ならば、③ である。
(11)
(ⅲ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
 2(4)    ~Q  2&E
12(5)     Q  13MPP
12(6)  ~Q&Q  45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅳ)
1   (1) ~Q→~P  A
 2  (2) ~Q     A
  3 (3)     P  A
12  (4)    ~P  12MPP
123 (5)  P&~P  34&I
1 3 (6)~~Q     25RAA
1 3 (7)  Q     6DN
1   (8)  P→ Q  37CP
   9(9)  P&~Q  A
   9(ア)  P     9&E
   9(イ)    ~Q  9&E
1  9(ウ)     Q  8アMPP
1  9(エ)  ~Q&Q  イウ&I
1   (オ)~(P&~Q) 9エRAA
従って、
(11)により、
(12)
①     P→ Q
②   ~Q→~P
③ ~(P&~Q)
に於いて、
① ならば、③ であり、
② ならば、③ である。
従って、
(10)(12)により、
(13)
①     P→ Q =Pであるならば、Qである。
②   ~Q→~P =Qでないならば、Pでない。
③ ~(P&~Q)=PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(08)(13)により、
(14)
①「Pであるならば、Qである。」
②「Qでないならば、Pでない。」
③「Pであって、Qでない。」といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
といふことは、「述語計算」を用ひなくとも、「述語計算」を用ひていても、「説明」出来る。
従って、
(14)により、
(15)
①「Pであるならば、Qである。」
②「Qでないならば、Pでない。」
に於いて、
①=② である。
といふこと、すなはち、「対偶等しい。」といふことは、「述語計算」を用ひなくとも、「述語計算」を用ひていても、「説明」出来る。
令和元年07月09日、毛利太。

2019年7月8日月曜日

「象は鼻が長い」の「対偶」の「述語論理」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
(ⅰ)
1     (1)象は鼻長い。                         A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}  A
1     (2)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)   1UE
 3    (3)    ~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)}  A
13    (4)  ~象a                           23MTT
1     (5)~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)}→~象a  34CP
  6   (6)  ∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)       A
   7  (7)  ∃y(鼻ya&長y)                    A
  67  (8)              ∃z(~鼻za& 長x)      67MPP
    9 (9)                 ~鼻ca& 長c       A
    9 (ア)              ~~(~鼻ca& 長c)      9DN
    9 (イ)              ~(~~鼻ca∨~長c)      ア、ド・モルガンの法則
    9 (ウ)               ~(~鼻ca→~長c)      イ含意の定義
    9 (エ)             ∃z~(~鼻za→~長z)      ウEI
  67  (オ)             ∃z~(~鼻za→~長z)      89エEE
  67  (カ)             ~∀z(~鼻za→~長z)      オ量化子の関係
  6   (キ)  ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z)      7カCP
  6   (ク) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z)      キ含意の定義
  6   (ケ)~{∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)}     ク、ド・モルガンの法則
1 6   (コ)                           ~象a  5ケCP
1     (サ)   ∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)→~象a  6コCP
     シ(シ)   ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z)      A
     シ(ス)   ∃y(鼻ya&長y)                   シ&E
     シ(セ)              ∃z(~鼻za& 長z)      シ&E
1    シ(ソ)              ∃z(~鼻za& 長z)→~象a  サスMPP
1    シ(タ)                          →~象a  セソMPP
1     (チ)   ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z)→~象a  シタCP
1     (ツ)∀x{∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)→~象x} チUI
cf.
1     (1)すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。 A
1     (ツ)すべてのxについて、あるyがxの鼻であって、長く、あるzが、xの鼻ではなくて、長い、ならば、xは象ではない。 チUI
(ⅱ)
1     (1)鼻は長く、鼻以外も、長いのであれば、象ではない。        A
1     (〃)∀x{∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx& 長z)→~象x} A
1     (2)   ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z)→~象a  1UE
 3    (3)   ∃y(鼻ya&長y)                   A
  4   (4)              ∃z(~鼻za& 長z)      A
 34   (5)   ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za& 長z)      34&I
134   (6)                           ~象a  25MPP
13    (7)              ∃z(~鼻za& 長z)→~象a  46CP
1     (8)   ∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)→~象a  37CP
   9  (9)                            象a  A
   9  (ア)                          ~~象a  9DN
1  9  (イ) ~{∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)}     8アMTT
1  9  (ウ)~{~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z)}     イ含意の定義
1  9  (エ)~~∃y(鼻ya&長y)&~∃z(~鼻za& 長z)      ウ、ド・モルガンの法則
1  9  (オ)  ∃y(鼻ya&長y)&~∃z(~鼻za& 長z)      エDN
1  9  (カ)  ∃y(鼻ya&長y)                    オ&E
1  9  (キ)             ~∃z(~鼻za& 長z)      オ&E
1  9  (ク)             ∀z~(~鼻za& 長z)      キ量化子の関係
1  9  (ケ)               ~(~鼻ca& 長c)      クUE
1  9  (コ)                ~~鼻ca∨~長c       ケ、ド・モルガンの法則
1  9  (サ)                 ~鼻ca→~長c       コ含意の定義
1  9  (シ)              ∀z(~鼻za→~長z)      サUI
1  9  (ス)   ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)      カシ&I
1     (セ)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)   9スCP
1     (ソ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}  セUI
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}=象は鼻長い。 
② ∀x{∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx&長z)→~象x}=鼻は長く、鼻以外も、長いのであれば、象ではない。 
に於いて、両者は、「対偶(contraposition)」であり、それ故、
①=② である。
然るに、
(03)
マンモス (英語: mammoth) は哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属 (Mammuthus) に属する種の総称である。現在は全種が絶滅している。
現生のゾウの類縁だが、直接の祖先ではない。約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)までの期間に生息していた。巨大な牙が特徴で、種類によっては牙の長さが5.2メートルに達することもある。日本では、シベリアと北アメリカ大陸に生息し、太く長い体毛で全身を覆われた中型のケナガマンモス M. primigenius が有名である(ウィキペディア)。
従って、
(02)(03)により、
(04)
マンモスは、鼻は長く、鼻以外(牙、体毛)も、長いので、象ではない
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}=象は鼻が長い。 
② ∀x{∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx&長z)→~象x}=鼻は長く、鼻以外も、長いのであれば、象ではない。
といふ「命題」が、「真(本当)であるならば、
③ マンモスは、象ではない
といふ、ことになる。
従って、
(06)
1     (1)象は鼻長い。                            A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}     A
1     (2)鼻は長く、鼻以外も、長いのであれば、象ではない。           1対偶
1     (〃)∀x{∃y(鼻yx&長y)&∃z(~鼻zx&長z)→~象x}     1対偶
 3    (3)マンモスは鼻は長く、牙も長く、マンモスの牙は鼻ではない。       A
 3    (〃)∀x{マンモスx→∃y(鼻yx&長y)&∃z(牙zx&~鼻zx&長z)} A
  4   (4)あるマンモスは象である。                       A
  4   (〃)∃x(マンモスx&象x)                         A
1     (5)   ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za&長z)→~象a      2UE
 3    (6)   マンモスa→∃y(鼻ya&長y)&∃z(牙za&~鼻za&長z)  3UE
   7  (7)   マンモスa&象a                          A
   7  (8)   マンモスa                             7&E
   7  (9)       象a                          7&E      
 3 7  (ア)       ∃y(鼻ya&長y)&∃z(牙za&~鼻za&長z)  68MPP
 3 7  (イ)       ∃y(鼻ya&長y)                  ア&E
 3 7  (ウ)                  ∃z(牙za&~鼻za&長z)  ア&E
    エ (エ)                     牙ba&~鼻ba&長b   A
    エ (オ)                         ~鼻ba&長b   エ&E
    エ (カ)                      ∃z(~鼻za&長b)  オEI
 3 7  (キ)                      ∃z(~鼻za&長b)  ウエカEE
 3 7  (ク)       ∃y(鼻ya&長y)&∃z(~鼻za&長z)      9オ&I
13 7  (ケ)                          ~象a      5カMPP
13 7  (コ)       象a&~象a                      9ケ&I
134   (サ)       象a&~象a                      47コEE
13    (シ)~∃x(マンモスx&象x)                        43RAA
13    (ス)∀x~(マンモスx&象x)                        シ量化子の関係
13    (セ)  ~(マンモスa&象a)                        スUE
13    (ソ)  ~マンモスa∨~象a                         セ、ド・モルガンの法則
13    (タ)   マンモスa→~象a                         ソ含意の定義
13    (チ)∀x(マンモスx→~象x)                        タUI
13    (〃)すべてのxについて、xがマンモスであるならば、xは象ではない。      タUI
13    (〃)マンモスは象ではない。                          タUI
cf.
1     (1)すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。 A
1     (2)すべてのxについて、あるyがxの鼻であって、長く、あるzがxの鼻でなくて、zが長いならば、xは象ではない。 1対偶
 3    (3)すべてのxについて、xがマンモスであるならば、あるyはxの鼻であって、長く、あるzはxの牙であって、鼻ではないが、長い。 A
従って、
(05)(06)により、
(07)
(1)象は鼻は長く、鼻以外は長くない。 然るに、
(2)マンモスの牙は長く、マンモスの牙は鼻でない。 従って、
(3)あるマンモスが象であるならば、その象は、鼻以外は長くない、にも拘らず、牙も長い。といふことにある。 従って、
(4)あるマンモスが象である。といふことはない。
といふ「推論」は、「日本語」としても、「述語論理」としても、「妥当」である。
然るに、
(08)
1     (1)象は鼻が長い。                         A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}  A
 2    (2)マンモスの牙は長く、マンモスの牙は鼻ではない。             A
 2    (〃)∀x{マンモスx→∃y(牙yx&長y)&∀z(牙zx→~鼻zx)} A
  3   (3)有るマンモスは象である。                      A
  3   (〃)∃x(マンモスx&象x)                      A
  3   (〃)あるxはマンモスであって象である。                 A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)   1UE
 2    (5)   マンモスa→∃y(牙ya&長y)&∀z(牙za→~鼻za)  1UE
   6  (6)   マンモスa&象a                       A
   6  (7)   マンモスa                          6&E
   6  (8)      象a                        6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)   48MPP
 2 6  (ア)      ∃y(牙ya&長y)&∀z(牙za→~鼻za)   57MPP
1  6  (イ)      ∃y(鼻ya&長y)                9&E
 2 6  (ウ)      ∃y(牙ya&長y)                ア&E
    エ (エ)         鼻ba&長b                 A
     オ(オ)         牙ba&長b                 A
1  6  (カ)                 ∀z(~鼻za→~長z)   9&E
1  6  (キ)                    ~鼻ba→~長b    カUE
 2 6  (ク)                 ∀z(牙za→~鼻za)   ア&E
 2 6  (ケ)                    牙ba→~鼻ba    クUE
    オ (コ)                    牙ba         オ&E
 2 6オ (サ)                        ~鼻ba    ケコMPP
12 6オ (シ)                         ~長b    キサコMPP
    オ (ス)             長b                 オ&E
12 6オ (セ)             長b&~長b             シス&I
12 6  (ソ)             長b&~長b             ウオセEE
123   (タ)             長b&~長b             36ソEE
12    (チ)~∃x(マンモスx&象x)                     3タRAA
12    (ツ)∀x~(マンモスx&象x)                     チ量化子の関係
12    (テ)  ~(マンモスa&象a)                     ツUE
12    (ト)  ~マンモスa∨~象a                      テ、ド・モルガンの法則
12    (ナ)   マンモスa→~象a                      ト含意の定義
12    (ニ)∀x(マンモスx→~象x)                     ナUI
12    (〃)すべてのxについて、xがマンモスであるならば、xは象ではない。   ナUI
12    (〃)マンモスは象ではない。                       ナUI
cf.
1     (1)すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。 A
 2    (2)すべてのxについて、xがマンモスであるならば、あるyはxの牙であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの牙であるならば、zはxの鼻ではない。 A
12    (チ)あるxが、マンモスであって、象である。といふことはない。      3タRAA
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
(1)象は鼻は長く、鼻以外は長くない。 然るに、
(2)マンモスの牙は長く、マンモスの牙は鼻でない。 従って、
(3)あるマンモスが象であるならば、その象は、鼻以外は長くない、にも拘らず、牙も長い。といふことにある。 従って、
(4)あるマンモスが象である。といふことはない。
といふ「推論」は、当然ではあるものの、「対偶」を用ひていも、「対偶」を用ひなくとも、「妥当」である。
令和元年07月08日、毛利太。

2019年7月7日日曜日

「象は鼻は長い」の「対偶」の「述語論理」と「象は鼻が長い」の「述語論理」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
(ⅰ)
1  (1)象は鼻長い。AAAAAAAAAAAAA
1  (〃)∀x{象x→ ∃y(鼻yx& 長y)} A
1  (2)   象a→ ∃y(鼻ya& 長y)  1UE
 3 (3)      ~∃y(鼻ya& 長y)  A
13 (4)  ~象a               23MTT
1  (5)  ~∃y(鼻ya& 長y)→~象a  34CP  
  6(6)   ∀y(鼻ya→~長y)      A
  6(7)      鼻ba→~長b       6UE
  6(8)     ~鼻ba∨~長b       7含意の定義
  6(9)    ~(鼻ba& 長b)      8ド・モルガンの法則
  6(ア)  ∀y~(鼻ya& 長y)      9UI
  6(イ)  ~∃y(鼻ya& 長y)      ア量化子の関係
1 6(ウ)               ~象a  5イMPP
1  (エ)   ∀y(鼻ya→~長y)→~象a  6ウCP
1  (オ)∀x{∀y(鼻yx→~長y)→~象x} エUI
1  (〃)鼻が長くないのであれば、象ではない。  エUI
cf.
1  (1)すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い。 A
1  (オ)すべてのxと、すべてのyについて、yがxの鼻であるとして、yが長くないならば、xは象ではない。 エUI
(ⅱ)
1  (1)鼻が長くないのであれば、象ではない。  A
1  (〃)∀x{∀y(鼻yx→~長y)→~象x} A 
1  (2)   ∀y(鼻ya→~長y)→~象a  1UE
 3 (3)                象a  A
 3 (4)              ~~象a  3DN
13 (5)  ~∀y(鼻ya→~長y)      24MTT
13 (6)  ∃y~(鼻ya→~長y)      5量化子の関係
  7(7)    ~(鼻ba→~長b)      A
  7(8)   ~(~鼻ba∨~長b)      7含意の定義
  7(9)   ~~鼻ba&~~長b       8ド・モルガンの法則
  7(ア)      鼻ba& 長b       9DN
  7(イ)   ∃y(鼻ya& 長y)      アEI
13 (ウ)   ∃y(鼻ya& 長y)      37イEE
1  (エ)   象a→∃y(鼻ya& 長y)   3ウCP
1  (オ)∀x{象x→∃y(鼻yx& 長y)}  エUI
従って、
(01)により、
(02)
① ∀x{ 象x→∃y(鼻yx& 長y)}=象は鼻長い。 
② ∀x{∀y(鼻yx→~長y)→~象x}=鼻が長くないのであれば、象ではない。
に於いて、両者は、「対偶(contraposition)」であり、それ故、
①=② である。
然るに、
(03)
1      (1)象は鼻長い。AAAAAAAAAAAAA
1      (〃)∀x{象x→ ∃y(鼻yx& 長y)} A
1      (2)   象a→ ∃y(鼻ya& 長y)  1UE
 3     (3)      ~∃y(鼻ya& 長y)  A
13     (4)  ~象a               23MTT
1      (5)  ~∃y(鼻ya& 長y)→~象a  34CP  
  6    (6)   ∀y(鼻ya→~長y)      A
  6    (7)      鼻ba→~長b       6UE
  6    (8)     ~鼻ba∨~長b       7含意の定義
  6    (9)    ~(鼻ba& 長b)      8ド・モルガンの法則
  6    (ア)  ∀y~(鼻ba& 長b)      9UI
  6    (イ)  ~∃y(鼻ya& 長y)      ア量化子の関係
1 6    (ウ)               ~象a  5イMPP
1      (エ)   ∀y(鼻ya→~長y)→~象a  6ウCP
1      (オ)     (鼻ba→~長b)→~象a  エUE
   カ   (カ)兎は鼻長くない。AAAAAAAAAAA
   カ   (〃)∀x{兎x→ ∃y(鼻yx&~長y)} A
   カ   (キ)   兎a→ ∃y(鼻ya&~長y)  カUE
    ク  (ク)あるxは兎である。           A
    ク  (〃)∃x(兎x)              A
     ケ (ケ)   兎a               A
   カ ケ (コ)       ∃y(鼻ya&~長y)  キケMPP
      サ(サ)          鼻ba&~長b   A
      サ(シ)          鼻ba       サ&E
      サ(ス)              ~長b   サ&E
1     サ(セ)          ~長b→~象a   オシMPP
1     サ(ソ)              ~象a   スセMPP
1    ケサ(タ)   兎a&~象a           ケソ&I
1    ケサ(チ)∃x(兎x&~象x)          タEI
1  カ ケ (ツ)∃x(兎x&~象x)          コサチEE
1  カク  (テ)∃x(兎x&~象x)          クケツEE
1  カク  (〃)あるxは兎であって、象ではない。    クケツEE
1  カク  (〃)ある兎は象ではない。          クケツEE
従って、
(03)により、
(04)
(1)象は鼻長い。   然るに、
(2)兎は鼻長くない。 然るに、
(3)兎はゐる。     故に、
(4)ある兎は象ではない。
といふ「推論」は、「日本語」としても、「述語論理」としても、「妥当」である。
然るに、
(05)
(1)象は鼻長い。   然るに、
(2)兎は耳長くない。 然るに、
(3)兎はゐる。     故に、
(4)ある兎は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当」ではない。
然るに、
(06)
(1)象は鼻は長く、鼻以外は長くない。 然るに、
(2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻でない。 従って、
(3)ある兎が象であるならば、その象は、鼻以外は長くない、にも拘らず、耳も長い。といふことにある。 従って、
(4)ある兎が象である。といふことはない。
然るに、
(07)
1     (1)象は鼻長い。                        A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
 2    (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。              A
 2    (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
  3   (3)有る兎は象である。                      A
  3   (〃)∃x(兎x&象x)                      A
  3   (〃)あるxは兎であって象である。                 A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2    (5)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  1UE
   6  (6)   兎a&象a                       A
   6  (7)   兎a                          6&E
   6  (8)      象a                       6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  48MPP
 2 6  (ア)      ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  57MPP
1  6  (イ)      ∃y(鼻ya&長y)               9&E
 2 6  (ウ)      ∃y(耳ya&長y)               ア&E
    エ (エ)         鼻ba&長b                A
     オ(オ)         耳ba&長b                A
1  6  (カ)                 ∀z(~鼻za→~長z)  9&E
1  6  (キ)                    ~鼻ba→~長b   カUE
 2 6  (ク)                 ∀z(耳za→~鼻za)  ア&E
 2 6  (ケ)                    耳ba→~鼻ba   クUE
    オ (コ)                    耳ba        オ&E
 2 6オ (サ)                        ~鼻ba   ケコMPP
12 6オ (シ)                         ~長b   キサコMPP
    オ (ス)             長b                オ&E
12 6オ (セ)             長b&~長b            シス&I
12 6  (ソ)             長b&~長b            ウオセEE
123   (タ)             長b&~長b            36ソEE
12    (チ)~∃x(兎x&象x)                     3タRAA
12    (ツ)∀x~(兎x&象x)                     チ量化子の関係
12    (テ)  ~(兎a&象a)                     ツUE
12    (ト)  ~兎a∨~象a                      テ、ド・モルガンの法則
12    (ナ)   兎a→~象a                      ト含意の定義
12    (ニ)∀x(兎x→~象x)                     ナUI
12    (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。   ナUI
12    (〃)兎は象ではない。                       ナUI
cf.
1     (1)すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。 A
 2    (2)すべてのxについて、xが兎であるならば、あるyはxの耳であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの耳であるならば、zはxの鼻ではない。 A
12    (チ)あるxが、兎であって、象である。といふことはない。      3タRAA
従って、
(06)(07)により、
(08)
(1)象は鼻は長く、鼻以外は長くない。 然るに、
(2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻でない。 従って、
(3)ある兎が象であるならば、その象は、鼻以外は長くない、にも拘らず、耳も長い。といふことにある。 従って、
(4)ある兎が象である。といふことはない。
といふ「推論」は、「日本語」としていも、「述語論理」としても、「妥当」である。
令和元年07月07日、毛利太。

2019年7月4日木曜日

数学原理(PM)の5つの公理と、選言導入の規則。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドとバートランド・ラッセルの、数学原理(Principia Mathematica)における公理
(Ⅰ)(P∨P)→P
) Q→(P∨Q)
(Ⅲ)(P∨Q)→(Q∨P)
(Ⅳ) P∨(Q∨R)→Q∨(P∨R)
(Ⅴ)(Q→R)→(P∨Q→P∨R)
(沢田 允茂、現代論理学入門 、岩波新書 青版 C-14 新書、1962/5/2、173頁改)
然るに、
(02)
これらの「5つの公理」を、「自然演繹(E.J.レモン)」で、「証明」すると、次の通りである。
(Ⅰ)
1  (1)P∨P A
 2 (2)P   A
  3(3)  P A
1  (4)P   12233∨E
(Ⅱ)
1(1)Q   A
1(2)P∨Q 1∨I
(Ⅲ)
1  (1)P∨Q A
 2 (2)P   A
 2 (3)Q∨P 2∨I
  4(4)  Q A
  4(5)Q∨P 4∨I
1  (6)Q∨P 12345∨E
(Ⅳ)
1    (1)P∨(Q∨R) A
 2   (2)P       A
 2   (3)P∨R     2∨I
 2   (4)Q∨(P∨R) 3∨I
  5  (5)   Q∨R  A
   6 (6)   Q    A
   6 (7)Q∨(P∨R) 6∨I
    8(8)     R  A
    8(9)   P∨R  8∨I
    8(ア)Q∨(P∨R) 9∨I
  5  (イ)Q∨(P∨R) 5678ア∨E
1    (ウ)Q∨(P∨R) 1245イ∨E
(Ⅴ)
1   (1)Q→R       A
 2  (2)P∨Q       A
  3 (3)P         A
  3 (4)P∨R       3∨I
   5(5)  Q       A
1  5(6)  R       15MPP
1  5(7)P∨R       6∨I
12  (8)P∨R       23457∨E
1   (9)P∨Q→P∨R   28CP
    (ア)(Q→R)→
       (P∨Q→P∨R) 19CP
然るに、
(03)
例(選言導入
以下の推論について考えます。
今日は雨が降っている。ゆえに、今日は雨が降っているか、バカボンのパパは天才である。
命題変Q,Pを、
 Q:今日は雨が降っている。
 P:バカボンのパパは天才である。
とおくと、先の推論は、
 Q→(P∨Q)
と定式化されます。選言導入より、これは妥当な推論です。
(Webサイト;WIIS改)
従って、
(01)(03)により、
(04)
 Q→(P∨Q)
すなはち、「前言導入の規則∨I)」は、「数学原理の、5つの公理」の中に、「2番目」そのものである。
加へて、
(02)により、
(05)
(Ⅰ)(P∨P)→P
を除く、
(Ⅱ) Q→(P∨Q)
(Ⅲ)(P∨Q)→(Q∨P)
(Ⅳ) P∨(Q∨R)→Q∨(P∨R)
(Ⅴ)(Q→R)→(P∨Q→P∨R)
といふ「4つの公理」は、すべて、
(Ⅱ)今日は雨が降っている。ゆえに、今日は雨が降っているか、バカボンのパパは天才である。
といふ「選言導入の規則∨I)」によって、「証明」される。
従って、
(04)(05)により、
(06)
(Ⅱ)今日は雨が降っている。ゆえに、今日は雨が降っているか、バカボンのパパは天才である。
といふ「選言導入の規則∨I)」は、「ヲカシナ規則」であるとしても、「無くてはならない規則」である。
といふ、ことになる。
令和元年07月04日、毛利太。

「選言導入の規則」と「含意の定義」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
例(選言導入
以下の推論について考えます。
今日は雨が降っている。ゆえに、今日は雨が降っているか、もしくは寒い。
命題変P,Qを、
 P:今日は雨が降っている。
 Q:今日は寒い。
とおくと、先の推論は、
 P ∴ P∨Q
と定式化されます。選言導入より、これは妥当な推論です。
(Webサイト;WIIS)
従って、
(01)により、
(02)
例(選言導入
以下の推論について考えます。
今日は雨が降っていない。ゆえに、今日は雨が降っていないか、バカボンのパパは天才である。
命題変P,Qを、
 P:今日は雨が降っている。
 Q:バカボンのパパは天才である。
とおくと、先の推論は、
~P ∴ ~P∨Q
と定式化されます。選言導入より、これは妥当な推論です。
然るに、
(03)
1(1) ~P        A
1(2) ~P∨Q      1選言導入の規則
1(3)  P→Q      2含意の定義
従って、
(02)(03)により、
(04)
命題変P,Qを、
 P:今日は雨が降っている。
 Q:バカボンのパパは天才である。
とおくと、
1(1)今日は雨が降っていない。                                 A
1(2)今日は雨が降っていないか、 バカボンのパパは天才である。 1選言導入の規則
1(3)今日、雨が降っているならば、バカボンのパパは天才である。 2含意の定義
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(05)
①  P,P→Q ∴ Q
② ~P,P→Q ∴ Q
に於いて、すなはち、
① Pである。PならばQである。故に、Qである。
② Pでない。PならばQである。故に、Qである。
に於いて、
① は、「妥当」であるが、
② は、「妥当」ではない
cf.
「前件否定の誤謬」。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① 今日は雨が降っている。 今日、雨が降っているならば、バカボンのパパは天才である。故に、バカボンのパパは天才である。
② 今日は雨が降っていない。今日、雨が降っているならば、バカボンのパパは天才である。故に、バカボンのパパは天才である。
に於いて、
① は、「妥当」であるが、
② は、「妥当」ではない
従って、
(04)(06)により、
(07)
1(1)今日は雨が降っていない。                                 A
1(2)今日は雨が降っていないか、 バカボンのパパは天才である。 1選言導入の規則
といふ「推論」は、「妥当」である。が、
この時点で
1(4)バカボンのパパは天才である。
とは、言へない、ことになる。
従って、
(08)
1(1)今日は雨が降っていない。                 A
1(2)今日は雨が降っていないか、もしくは寒い。 1選言導入の規則
といふ「推論」は、「妥当」である。が、
この時点で、
1(4)もしくは寒い。
とは、言へない、ことになる。
従って、
(07)(08)により、
(09)
1(1)今日は雨が降っていない。                 A
1(2)今日は雨が降っていないか、・・・・・・。 1選言導入の規則
といふ「推論」は、「妥当」である。が、
この時点で、
1(4)・・・・・・。
とは、言へない、ことになる。
令和元年07月04日、毛利太。

2019年7月3日水曜日

「排中律・同一律・矛盾律(其の?)」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―
(01)
(ⅰ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P& P   34&I
  3   (6)~(P&~Q)  25RAA
   7  (7)     Q   A
 2    (8)    ~Q   2&E
 2 7  (9)  Q&~Q   78&I
   7  (ア)~(P&~Q)  29RAA
1     (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  P      A
     エ(エ)    ~Q   A
    ウエ(オ)  P&~Q   エオ&I
1   ウエ(カ)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  イオ&I
1   ウ (キ)   ~~Q   エカRAA
1   ウ (ク)     Q   キDN
1     (ケ)  P→ Q   ウクCP
(ⅱ)
1  (1)  P→ Q  A
 2 (2)  P&~Q  A
 2 (3)  P     2&E
 2 (4)    ~Q  2&E
12 (5)     Q  13MPP
12 (6)  ~Q&Q  45&I
1  (7)~(P&~Q) 26RAA
1  (8) ~P∨ Q  7ド・モルガンの法則
従って、
(01)により、
(02)
① ~P∨Q
②  P→Q
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
 2(4)    ~Q  2&E
12(5)     Q  13MPP
12(6)  ~Q&Q  45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅲ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
12 (6)   ~~Q   35RAA
12 (7)     Q   6DN
1  (8)  P→ Q   27CP
従って、
(03)により、
(04)
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①  ~P∨ Q
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(06)
①  ~P∨ Q
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
① Q=P
② Q=P
③ Q=P
といふ「置換(replacement)」を行ふと、
①  ~P∨ P  は「排中律」。
②   P→ P  は「同一律」。
③ ~(P&~P) は「矛盾律」。
従って、
(05)(06)により、
(07)
①  ~P∨ P  は「排中律」。
②   P→ P  は「同一律」。
③ ~(P&~P) は「矛盾律」。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(07)により、
(08)
① PでないかPである(排中律)。
② Pであるならば、Pである(同一律)。
③ PであってPでない。といふことはない(矛盾律)。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(09)
「交換法則」により、
① PでないかPである(排中律)。
② PであるかPでない(排中律)。
に於いて、
①=② である。
(10)
③ Pであるならば、Pである(同一律)。
の「対偶(Contraposition)」は、
④ Pでないならば、Pでない(同一律)。
である。
(11)
「交換法則」により、
⑤ PであってPでない。といふことはない(矛盾律)。
⑥ PでなくてPである。といふことはない(矛盾律)。
に於いて、
⑤=⑥ である。
従って、
(08)~(11)により、
(12)
① PでないかPである(排中律)。
② PであるかPでない(排中律)。
③ Pであるならば、Pである(同一律)。
④ Pでないならば、Pでない(同一律)。
⑤ PであってPでない。といふことはない(矛盾律)。
⑥ PでなくてPである。といふことはない(矛盾律)。
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ である。
従って、
(12)により、
(13)
③ Pであるならば、Pである(同一律)。
④ Pでないならば、Pでない(同一律)。
⑤ PであってPでない。といふことはない(矛盾律)。
⑥ PでなくてPである。といふことはない(矛盾律)。
は「正しく」、その一方で、
① PでないかPである(排中律)。
② PであるかPでない(排中律)。
は「正しくはない」。
といふことは、有り得ない(はずである)。
然るに、
(14)
排中律(はいちゅうりつ、英: Law of excluded middle、仏: Principe du tiers exclu)とは、論理学において、任意の命題 P に対し"P ∨ ¬P"(P であるか、または P でない)が成り立つことを主張する法則である。これは、論理の古典的体系では基本的な属性であり、同一律、無矛盾律とともに、(古典的な)思考の三原則のひとつに数えられる。しかし、論理体系によっては若干異なる法則となっている場合もあり、場合によっては排中律全く成り立たないこともある(例えば直観論理)(ウィキペディア)。
従って、
(13)(14)により、
(15)
「場合によっては排中律全く成り立たないこともある(例えば直観論理)」といふことが、私には、「理解」出来ない。
(16)
数学の論証問題では「背理法」という証明手段がよく使われます。「Aでない」と仮定せよ。そこからもし矛盾が導かれるようなら、「Aでない」とした前提が間違っている。よって「Aでない」が否定されるので、「Aである」が証明された、というあの論法です。最後の「よって」以下の論証の根拠となっているのが、排中律にほかありません。なぜなら、「Aでない」の否定イコール「Aである」になるためには、「Aである」または「Aでない」が常に成り立つことが大前提となるからです(吉永良正、ゲーデル・不完全定理、1992年、162頁)。
然るに、
(17)
⑤ nが偶数であって、nが偶数でない。といふことはない。
⑤ nが偶数であって、nが奇数である。といふことはない。
に於いて、両者は、「同じこと」である。
然るに、
(18)
⑤ nが偶数であって、nが奇数である。といふことはない。
① nは偶数であるか、nは奇数であるか、のいづれかである。
に於いて、「両者」は、「同じこと」である。
然るに、
(19)
① nは偶数であるか、nは奇数であるか、のいづれかである。
① nは偶数であるか、nは偶数でないか、のいづれかである。
に於いて、「両者」は、「同じこと」である。
従って、
(17)(18)(19)により、
(20)
⑤ nが偶数であって、nが偶数でない。といふことはない。
① nは偶数であるか、nは偶数でないか、のいづれかである。
に於いて、「両者」は、「同じこと」である。
然るに、
(21)
⑤ nが偶数であって、nが偶数でない。といふことはない。
③ nが偶数であるならば、nは偶数である。
に於いて、「両者」は、「同じこと」である。
従って、
(20)(21)により、
(22)
① nは偶数であるか、nは偶数でないか、のいづれかである。
③ nが偶数であるならば、nは偶数である。
⑤ nが偶数であって、nが偶数でない。といふことはない。
に於いて、「三者」は、「同じこと」である。
然るに、
(23)
① nは偶数であるか、nは偶数でないか、のいづれかである。
③ nが偶数であるならば、nは偶数である。
⑤ nが偶数であって、nが偶数でない。といふことはない。
に於いて、
① は、「排中律」であって、
② は、「同一律」であって、
③ は、「矛盾律」である。
従って、
(17)~(23)により、
(24)
少なくとも、「日本語」で、考へる限り、
①  ~P∨ P  は「排中律」。
②   P→ P  は「同一律」。
③ ~(P&~P) は「矛盾律」。
に於いて、
②「同一律」ではなく、
③「矛盾律」ではなく、
①「排中律」だけが、「疑はしい」といふことは、有り得ない
令和元年07月03日、毛利太。

「~P∨Q」=「P→Q」=「~(P&~Q)」。

― 長い間、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―

(01)
① P、    Qである。然るに、Pでない。故に、Qである。
PでないならばQである。然るに、Pでない。故に、Qである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)により。
(02)
① P、    Qである。
② PでないならばQである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
① Pでない、    Qである。
② PでないでないならばQである。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
「二重否定」により、
② Pでないでない=Pである。
従って、
(03)(04)により、
(05)
① Pでない、 Qである。
② PであるならばQである。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(06)
② PであるならばQである。
③ Pであって、 Qでない。
に於いて、
②と③は、「矛盾」する。
従って、
(07)
② PであるならばQである。
③ PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
②=③ である。
従って、
(05)(07)により、
(08)
① Pでない、 Qである。
② PであるならばQである。
③ PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(01)~(08)により、
(09)
「日本語による推論」として、
① Pでない、 Qである。
② PであるならばQである。
③ PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(10)
「記号」で書くならば、
①  ~P∨ Q
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(11)
(ⅰ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P& P   34&I
  3   (6)~(P&~Q)  25RAA
   7  (7)     Q   A
 2    (8)    ~Q   2&E
 2 7  (9)  Q&~Q   78&I
   7  (ア)~(P&~Q)  29RAA
1     (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  P      A
     エ(エ)    ~Q   A
    ウエ(オ)  P&~Q   エオ&I
1   ウエ(カ)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  イオ&I
1   ウ (キ)   ~~Q   エカRAA
1   ウ (ク)     Q   キDN
1     (ケ)  P→ Q   ウクCP
(ⅱ)
1  (1)P→ Q A
   (2)P∨~P 排中律
 3 (3)P    A
13 (4)   Q 13MPP
13 (5)~P∨Q 4∨I
  6(6)  ~P A
  6(7)~P∨Q 6∨I
1  (8)~P∨Q 23567∨E
従って、
(11)により、
(12)
① ~P∨Q
②  P→Q
に於いて、
①=② である。
然るに、
(13)
(ⅱ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
 2(4)    ~Q  2&E
12(5)     Q  13MPP
12(6)  ~Q&Q  45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅲ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
12 (6)   ~~Q   35RAA
12 (7)     Q   6DN
1  (8)  P→ Q   27CP
従って、
(13)により、
(14)
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(12)(14)により、
(15)
「命題計算による」により、
①  ~P∨ Q
②   P→ Q
③ ~(P&~Q)
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(09)(15)により、
(16)
①  ~P∨ Q =Pでないか、 Qである。
②   P→ Q =PであるならばQである。
③ ~(P&~Q)=PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(01)~(16)により、
(17)
「日本語による、推論」であっても、
「命題計算による推論」であっても。
①  ~P∨ Q =Pでないか、 Qである。
②   P→ Q =PであるならばQである。
③ ~(P&~Q)=PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
といふ「結論」自体は、「不変」である。
然るに、
(18)
(ⅱ)
1  (1)P→ Q A
   (2)P∨~P 排中律
 3 (3)P    A
13 (4)   Q 13MPP
13 (5)~P∨Q 4∨I
  6(6)  ~P A
  6(7)~P∨Q 6∨I
1  (8)~P∨Q 23567∨E
といふ風に、「排中律(law of excluded middle)」や「選言導入の規則(Rule of introduction of disjunction)」を用ひた「推論」は、「日本語(日常言語)による推論」では、ほとんど、有り得ない。
従って、
(17)(18)により、
(19)
「日本語(日常言語)による、推論」と、「命題計算(自然演繹)による推論」は、「必ずしも、似てはゐない。」
然るに、
(20)
1  (1)P→ Q A
   (2)P∨~P 排中律
 3 (3)P    A
13 (4)   Q 13MPP
13 (5)~P∨Q 4∨I
  6(6)  ~P A
  6(7)~P∨Q 6∨I
1  (8)~P∨Q 23567∨E
といふ「推論」が「正しい」ことを、私自身は、「日本語で、理解してゐる。」
従って、
(20)により、
(21)
1  (1)P→ Q A
   (2)P∨~P 排中律
 3 (3)P    A
13 (4)   Q 13MPP
13 (5)~P∨Q 4∨I
  6(6)  ~P A
  6(7)~P∨Q 6∨I
1  (8)~P∨Q 23567∨E
といふ「推論」も、「それを日本語理解してゐる」限りは、「日本語による、推論」である。
といふ、ことになる。
令和元年07月03日、毛利太。