2019年9月24日火曜日

「ラッセルの確定記述」と「は・が」。

(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
ラッセルの確定記述の理論を用いて、次の論証の健全性を確立せよ。
(a)マイン・カンプの著者は1945年に死んだ。ヒトラーはマイン・カンプを書いた。故にヒトラー1945年に死んだ。
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、1973年、215頁)
(02)
〔私の解答〕
1   (1)∃x(我が闘争x&45年死x)         A
 2  (2)   我が闘争a&45年死a          A
  3 (3)∃y{ヒトラーy&∀x(我が闘争x→x=y)} A
   4(4)   ヒトラーb&∀x(我が闘争x→x=b)  A
   4(5)         ∀x(我が闘争x→x=b)  4&E
   4(6)            我が闘争a→a=b   5UE
 2  (7)            我が闘争a       2&E
 2 4(8)                  a=b   67MPP
   4(9)   ヒトラーb                4&E
 2 4(ア)   ヒトラーa                89=E
 2  (イ)         45年死a          2&E
 2 4(ウ)   ヒトラーa&45年死a          アイ&I
 2 4(エ)∃x(ヒトラーx&45年死x)         ウEI
 23 (オ)∃x(ヒトラーx&45年死x)         34エEE
1 3 (カ)∃x(ヒトラーx&45年死x)         12オEE
1 3 (〃)あるxはヒトラーであって1945年に死んだ。  12オEE
1 3 (〃)Therefore Hitler died in 1945.                 12オEE
従って、
(01)(02)により、
(03)
「ラッセルの確定記述の理論(definite description)」により、
① ヒトラー=マイン・カンプの著者.
といふことは、
② ヒトラーはマイン・カンプの著者であり、マイン・カンプの著者はヒトラーである。
③ ヒトラーはマイン・カンプの著者であり、ヒトラー以外はマイン・カンプの著者ではない
といふことに、他ならない。
従って、
(03)により、
(04)
① A=B.
といふことは、
② AはBであり、BはAである。
③ AはBであり、A以外はBではない
といふことに、他ならない。
然るに、
(05)
逆は必ずしも、真ではない。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① AはBである。
からと言って、
① BはAである。
とは、限らない。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
① AはBである。
からと言って、
① A=B
とは、限らない。
従って、
(07)により、
(08)
① AはBである(A is B)。
には、
② A=B
③ A≠B
といふ、「2通り」があることになる。
然るに、
(09)
Consider the six English sentences below.
(1)Socrates is a philosopher.
(2)Paris is a city.
(3)Courage is a virtue.
(4)Socrates is the philosopher who taught Plato.
(5)Paris is the capital of France.
(6)Courage is the virtue I most admire.
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,1978/6/1,p160)
(10)
つぎの6つの日本語の文を考えてみよう。
(1)ソクラテスは哲学者である。
(2)パリは都市である。
(3)勇気は徳である。
(4)ソクラテスはプラトンを教えた哲学者である。
(5)パリはフランスの首都である。
(6)勇気はわたしが最も賛美する徳である。
(論理学初歩、E.J.レモン、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、1973年、204頁)
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
① AはBである(A is B)。
には、
② A=B(A is the B).
③ A≠B(A is  a  B).
といふ、「2通り」があることになる。
然るに、
(12)
①{ソクラテス、プラトン、アリストテレス}
を{対象}とする際に、
① ソクラテスは哲学者である。
② ソクラテス哲学者である。
に於いて、
① は、「正しく」、
② は、「間違ひ」である。
然るに、
(13)
①{ソクラテス、プラトン、アリストテレス}
を{対象}とする際に、
① ソクラテスはプラトンを教えた哲学者である。
② ソクラテスプラトンを教えた哲学者である。
に於いて、
① は、「正しく」、
② も、「正しい」。
然るに、
(14)
①{ソクラテス、プラトン、アリストテレス}
を{対象}とする際に、
① ソクラテスは哲学者である。
③ 哲学者はソクラテスである。
に於いて、
① は、「正しく」であるが、
③ は、「間違ひ」である。
然るに、
(15)
①{ソクラテス、プラトン、アリストテレス}
を{対象}とする際に、
① ソクラテスはプラトンを教えた哲学者である。
③ プラトンを教えた哲学者はソクラテスである。
に於いて、
① は、「正しく」、
③ も、「正しい」。
従って、
(12)~(15)により、
(16)
① ソクラテスは哲学者である。
② ソクラテス哲学者である。
③ 哲学者はソクラテスである。
であれば、
① 以外は「間違ひ」であって、
① ソクラテスはプラトンを教えた哲学者である。
② ソクラテスプラトンを教えた哲学者である。
③ プラトンを教えた哲学者はソクラテスである。
であれば、
① は「正しく」、
② も「正しく」、
③ も「正しい」。
従って、
(16)により、
(17)
① AはBであって、
③ BはAである。
ならば、そのときに限って、
① AはBである。は、
② ABである。
と、「言ひ得る」といふ、ことになる。
従って、
(09)(17)により、
(18)
Consider the six English sentences below.
(1)Socrates is a philosopher.
(2)Paris is a city.
(3)Courage is a virtue.
(4)Socrates is the philosopher who taught Plato.
(5)Paris is the capital of France.
(6)Courage is the virtue I most admire.
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,1978/6/1,p160)
であるならば、
(1,2,3)A is  a  B.
(4,5,6)A is the B.
に於いて、
(1,2,3)は、「AはBである。」の「1通り」しかなく、
(4,5,6)は、「AはBである。」&「ABである。」の「2通り」がある。
といふ、ことになる。
従って、
(17)(18)により、
(19)
(2)Paris is a city.
(5)Paris is the capital of France.
であれば、
(2)ではなく、
(5)の場合は、
(5)Paris is the capital of France.であると同時に、
(〃)the capital of France is Paris.であるが故に、
(5)パリはフランスの首都である。  と同時に、
(〃)パリフランスの首都である。  といふ、ことなる。
然るに、
(20)
よく知られているように、「私理事長です」は語順を変え、
 理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
 タゴール記念会は、私が理事です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
従って、
(19)(20)により、
(21)
(7)I am the 理事長 of タゴール記念会. であると同時に、
(〃)the 理事長 of タゴール記念会 is me. であるが故に、
(7)私はタゴール記念会の理事長である。  と同時に、
(〃)私タゴール記念会の理事長である。  といふ、ことなる。
令和元年09月24日、毛利太。

2019年9月23日月曜日

「正確に1つのものがF」の「述語論理」。

(― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

01)
それ故、正確に1つのものがFをもつということは、つぎのように言うことである。
  (16)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)
さて(16)は、実はより短くすっきりしたつぎの式と相互に導出可能なのである。
  (17)∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}
(17)は、あるものがFをもち、そして任意のFをもつものはまさにそのものにほかならない、と主張する。
(E.J.レモン 著、竹尾 治一郎・浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年、211・212頁)
(02)
練習問題3 つぎに相互に導出可能な結果を確立せよ(本文の(16)および(17)を参照)。
(a)∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}┤├ ∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y) 
(ヒント:練習問題1(c)を用いてSIを適用すれば、労が省かれるだろう)
(E.J.レモン 著、竹尾 治一郎・浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年、215頁)
然るに、
(03)
練習問題1(c)b=a,c=a├ b=c
といふ「問題」が、どうして、ヒントになるのかが、私には、分からない。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1  (1)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  A
1  (2)∃xFx                  1&E
 3 (3)  Fa                  A
1  (4)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  1&E
1  (5)       ∀y(Fa&Fy→a=y)  4UE
1  (6)          Fa&Fb→a=b   5UE
  7(7)             Fb       A
 37(8)          Fa&Fb       37&I
137(9)                a=b   68MPP
13 (ア)             Fb→a=b   79CP
13 (イ)          ∀y(Fy→a=y)  アUI
13 (ウ)       Fa&∀y(Fy→a=y)  3イ&I
13 (エ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} ウUI
1  (オ)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} 13エEE
(ⅱ)
1  (1)    ∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)} A
 2 (2)       Fa&∀y(Fy→a=y)  A
 2 (3)       Fa             2&E
 2 (4)          ∀y(Fy→a=y)  2&E
 2 (5)             Fb→a=b   4UE
  6(6)          Fb&Fb       A
  6(7)             Fb       6&E
 26(8)                a=b   57MPP
 26(9)            a=b&a=b   88&I
 26(ア)                a=b   9&E
 26(イ)                b=b   8ア=E
 2 (ウ)          Fb&Fb→b=b   5イCP
 2 (エ)       ∀y(Fb&Fy→b=y)  ウUI
 2 (オ)     ∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  エUI
 2 (キ)     ∃xFx             3EI
 2 (ク)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  オキ&I
1  (ケ)∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y)  12クEE
従って、
(04)により、
(05)
3 つぎに相互に導出可能な結果を確立せよ(本文の(16)および(17)を参照)。
(a)∃x{Fx&∀y(Fy→x=y)}┤├ ∃xFx&∀x∀y(Fx&Fy→x=y) 
といふ「問題」の「解答」は、(04)であっても、「マチガイではない」はずであるが、残念なことに、「E.J.レモン 著、竹尾 治一郎・
浅野楢英 訳、論理学初歩、1973年」には、「問題に対する解答」が載ってゐない。
令和元年09月23日、毛利太。

2019年9月21日土曜日

「同一性」の「is」と「は・が」。

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
① 埼玉は日本であるが、埼玉は東京ではない。
従って、
(01)により、
(02)
① 日本は東京である。
といふ「命題」は、「偽(ウソ)」である。
然るに。
(03)
① 日本は東京である。
に対して、
② 日本の首都は東京である。
といふ「命題」は、「真(本当)」である。
然るに、
(04)
③ 東京日本である。
といふ「命題」は、「偽(ウソ)」であるが、
④ 東京日本の首都である。
といふ「命題」は、「真(本当)」である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
③ 東京日本である。
① 日本は東京である。
④ 東京日本の首都である。
② 日本の首都は東京である。
に於いて、
③&① は「偽(ウソ)」であって、
④&② は「(本当)」である。
然るに、
(06)
① 日本は東京である。
② 日本の首都は東京である。
に対する「対偶(Contraposition)」は、それぞれ、
① 東京以外は日本ではない
② 東京以外は日本の首都ではない
従って、
(05)(06)により、
(07)
① AがBである。
が「真(本当)」であるならば、そのときに限って、
② BはAである(A以外はBでない)。
も「真(本当)」である。
然るに、
(08)
① ABである。ならば、
② ABでない。といふことはない
従って、
(08)により、
(09)
① AがBである。ならば、
② ABである。
従って、
(07)(09)により、
(10)
① ABである。
が「真(本当)」であるならば、そのときに限って、
② AはBであり、BはAである。
② AはBであり、A以外はBでない
は「真(本当)」である。
然るに、
(11)
② AはBであり、BはAである。
といふことは、
② A=B
といふことに、他ならない。
従って、
(01)~(11)により、
(12)
① AはBである。
といふ「言ひかた」を、
① ABである。
といふ風に、「言い換へ」た際に、
① ABである。
といふ「命題」が、「(本当)」であるならば、そのときに限って
② A
である。
従って、
(12)により、
(13)
① A is B.
といふ「言ひかた」を、
① ABである。
といふ風に、「言い換へ」た際に、
① ABである。
といふ「命題」が、「(本当)」であるならば、そのときに限って
② A
である。
然るに、
(14)
(1)Socrates is a philosopher.
(2)Paris is a city.
(3)Courage is a virtue.
(4)Socrates is the philosopher who taught Plato.
(5)Paris is the capital of France.
(6)Courage is the virtue I most admire.
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,1978/6/1,p160)
に於いて、例へば、
(2)Paris is a city.
(5)Paris is the capital of France.
であれば、
(2)パリが都市である。
(5)パリフランスの首都である。
に於いて、
(2)は「偽(ウソ)」であって、
(5)は「(本当)」であるため、
(2)パリ=都市      ではないが、
(5)パリ=フランスの首都 である。
従って、
(12)(13)(14)により、
(15)
① A is  a  B.
② A is the B.
であれば、
② ならば、そのときに限って
② ABである。
であって、
② A
である。
従って、
(13)(15)により、
(16)
② パリ フランスの首都である。
② パリ is the 首都 of フランス。
② パリ = the 首都 of フランス。
に於ける、
② パリ is the
の、  is
を、「同一性(identity)のis」と言ふ。
cf.
This‘ is ’we distinguish as the‘ is ’of identity.
(E.J.Lemmon, Beginning Logic,1978/6/1,p160)
然るに、
(16)により、
(17)
② パリフランスの首都である。⇔
② Paris is the capital of France.⇔
② ∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)}⇔
② あるxはパリであって、すべてのyについて、yがフランスの首都であるならならば、xとyは「同一」である。
然るに、
(18)
②  ∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)}
を「否定」すると、
① ~∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)}
である。
然るに、
(19)
(a)
1  (1)~∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)} A
1  (2)∀x~{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)} 1量化子の関係
1  (3)  ~{パリa&∀y(フランスの首都y→a=y)} 1UE
1  (4)  ~パリa∨~∀y(フランスの首都y→a=y)  1ド・モルガンの法則
1  (5)   パリa→~∀y(フランスの首都y→a=y)  4含意の定義
 6 (6)   パリa                    A
16 (7)       ~∀y(フランスの首都y→a=y)  56MPP
16 (8)       ∃y~(フランスの首都y→a=y)  7量化子の関係
  9(9)         ~(フランスの首都b→a=b)  A
  9(ア)        ~(~フランスの首都b∨a=b)  9含意の定義
  9(イ)           フランスの首都b&a≠b   ア、ド・モルガンの法則
  9(ウ)        ∃y(フランスの首都y&a≠y)  9EI
16 (エ)        ∃y(フランスの首都y&a≠y)  89EE
1  (オ)    パリa→∃y(フランスの首都y&a≠y)  6エCP
1  (カ) ∀x{パリx→∃y(フランスの首都y&x≠y)} オUI
(b)
1  (1) ∀x{パリx→∃y(フランスの首都y&x≠y)} A
1  (2)    パリa→∃y(フランスの首都y&a≠y)  1UE
 3 (3)    パリa                   A
13 (4)        ∃y(フランスの首都y&a≠y)  23MPP
  5(5)           フランスの首都y&a≠b   A
  5(6)        ~~(フランスの首都y&a≠b)  5DN
  5(7)        ~(~フランスの首都y∨a=b)  6ド・モルガンの法則
  5(8)         ~(フランスの首都y→a=b)  7含意の定義
  5(9)       ∃y~(フランスの首都y→a=y)  8EI
13 (ア)       ∃y~(フランスの首都y→a=y)  459EE
13 (イ)       ~∀y(フランスの首都y→a=y)  ア量化子の関係
1  (ウ)   パリa→~∀y(フランスの首都y→a=y)  3イCP
1  (エ)  ~パリa∨~∀y(フランスの首都y→a=y)  ウ含意の定義
1  (カ)  ~{パリa&∀y(フランスの首都y→a=y)} エ、ド・モルガンの法則
1  (キ)∀x~{パリa&∀y(フランスの首都y→a=y)} カUI
1  (ク)~∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)} キ量化子の関係
従って、
(17)(18)(19)により、
(20)
② パリフランスの首都である。⇔
② ∃x{パリx&∀y(フランスの首都y→x=y)}。
の「否定」は、
① ∀x{パリx→∃y(フランスの首都y&x≠y)}⇔
① いかなるxであっても、xがパリであるならば、あるyはフランスの首都であって、尚且つ、ではない
である。
然るに、
(21)
① xがパリであるならば、あるyはフランスの首都であって、尚且つ、ではない
といふことは、
① x=パリ 以外にも、
① y=フランスの首都 が在る
といふ、ことである。
然るに、
(21)
① x=パリ 以外にも、
① y=フランスの首都 が在る
といふのであれば、
② パリフランスの首都である。⇔
② Paris is the capital of France.
とは、言へない
令和元年09日21日、毛利太。

2019年9月18日水曜日

「ド・モルガンの法則」の「命題計算」。

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
 A= であるならば、そのとき限って、
~A& は、
~A& である。
然るに、
(02)
~A& は「矛盾」である。
従って、
(01)(02)により、
(03)
 A= であるならば、そのとき限って、
~A& は、すなはち、
~A& は、「矛盾」である。
然るに、
(04)
(a)
1   (1) ~( P& Q)  A
 2  (2) ~(~P∨~Q)  A
  3 (3)   ~P      A
  3 (4)   ~P∨~Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨~Q)&
 23 (6)  (~P∨~Q)  24&I
 2  (7)  ~~P      3RAA
 2  (8)    P      7DN
   9(9)      ~Q   A
   9(ア)   ~P∨~Q   9∨I
 2 9(イ) ~(~P∨~Q)&
         (~P∨~Q)  2ア&I
 2  (ウ)     ~~Q   9イRAA
 2  (エ)       Q   ウDN
 2  (オ)    P& Q   8エ&I
12  (カ) ~( P& Q)&
         ( P& Q)
1   (キ)~~(~P∨~Q)  2カRAA
1   (ク)   ~P∨~Q
(b)
1   (1) ~P∨~Q  A
 2  (2)  P& Q  A
  3 (3) ~P     A
 2  (4)  P     2&E
 23 (5) ~P&P   34&I
  3 (6)~(P& Q) 25RAA
   7(7)    ~Q  A
 2  (8)     Q  2&E
 2 7(9)  ~Q&Q  78&I
   7(ア)~(P& Q) 29RAA
1   (イ)~(P& Q) 1367ア∨E
(c)
1  (1)~(~P∨~Q)  A
 2 (2)  ~P      A
 2 (3)  ~P∨~Q   2∨I
12 (4)~(~P∨~Q)&
       (~P∨~Q)  12&I
1  (5) ~~P      24RAA
1  (6)   P      5DN
  7(7)     ~Q   A
  7(8)  ~P∨~Q   7∨I
1 7(9)~(~P∨~Q)&
       (~P∨~Q)  18&I
1  (ア)    ~~Q   79RAA
1  (イ)      Q   アDN
1  (ウ)   P& Q   6イ&I
(d)
1   (1)   P& Q   A
 2  (2)  ~P∨~Q   A
1   (3)   P      1&E
  4 (4)  ~P      A
1 4 (5)   P&~P   34&I
  4 (6) ~(P& Q)  15RAA
1   (7)      Q   1&E
   8(8)     ~Q   A
1  8(9)   Q&~Q   78&I
   8(ア) ~(P& Q)  19RAA
 2  (イ) ~(P& Q)  2468ア
12  (ウ)  (P& Q)&
        ~(P& Q)  1イ&I
1   (エ)~(~P∨~Q)  2ウRAA
従って、
(04)により、
(05)
 A=  ~(P& Q)
 B=   ~P∨~Q
 C=~(~P∨~Q)
 D=   (P& Q)
に於いて、
A=B といふ「等式(ド・モルガンの法則)」は、「正しく」、
C=D といふ「等式(ド・モルガンの法則)」は、「正しい」。
然るに、
(05)により、
(06)
 A=  ~(P& Q)
 B=   ~P∨~Q
~B=~(~P∨~Q)
~A=  (P& Q)
従って、
(06)により、
(07)
~A=(P&Q)
 B=(~P∨~Q)=A=~(P&Q)
であって、尚且つ、
(P&Q)&~(P&Q)は「矛盾」である。
従って、
(03)(05)(06)(07)により、
(08)
 A= であるならば、そのとき限って、
~A& は、すなはち、
~A& は、「矛盾」である。
といふ「命題」は、「ド・モルガンの法則」によっても、「確認」出来る。
(09)
以前にも、書いたものの、
①「AとBの両方ともが本当である。といふことはない。」
②「AとBの、少なくとも、一方はウソである。」
に於いて、
①=② である。
(10)
③「AとBの、少なくとも、一方が本当である。といふことはない。」
④「AとBの両方ともがウソである。」
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(11)
①「AとBの両方ともが本当である。といふことはない。」
②「AとBの、少なくとも、一方はウソである。」
③「AとBの、少なくとも、一方が本当である。といふことはない。」
④「AとBの両方ともがウソである。」
といふことを、「命題論理の記号」で書くならば、
① ~(A& B)
②  ~A∨~B
③ ~(A∨ B)
④  ~A&~B
である。
然るに、
(12)
① ~(A& B)
②  ~A∨~B
③ ~(A∨ B)
④  ~A&~B
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
といふことは、「モルガンの法則」に、他ならない。
従って、
(09)~(12)により、
(13)
①「AとBの両方ともが本当である。といふことはない。」
②「AとBの、少なくとも、一方はウソである。」
③「AとBの、少なくとも、一方が本当である。といふことはない。」
④「AとBの両方ともがウソである。」
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
といふことを、「初めから、理解」出来るのであれば、その人は、「モルガンの法則」を、「初めから、理解」してゐることになる。
従って、
(13)により、
(14)
「ド・モルガンの法則」そのものを、「理解」する際に、敢へて「ベン図を用ひる必要はない
令和元年09月18日、毛利太。

2019年9月17日火曜日

「象は鼻が長い」の「4 通りの論理式」。

―「昨日(令和元年09月16)日の記事」を書き直します。―
―「一昨日(令和元年09月12日)の記事」を書き直します。―
― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
①   ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y &   ~鼻yx→~長y)}  
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
①=②   ではないが、
②=③=④ である。
といふことを、「証明」したい。
(02)
①   ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いては、
        ① ∃y(鼻yx&長y)=あるyはxの鼻であって、長い。
        ② ∀y(鼻yx→長y)=すべてのyについて、yがxの鼻であるならば、yは長い。
といふ「部分論理式」が異なってゐる。
然るに、
(03)
  A=B であるならば、そのとき限って、
 ~A&B は「矛盾」する。
従って、
(03)により、
(04)
① A=~∃y(鼻yx&長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
 ~A&B が「矛盾」するならば、そのときに限って
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
(a)
1(1)~∃y(鼻yx&長y) A
1(2)∀y~(鼻yx&長y) 1量化子の関係
1(3)  ~(鼻bx&長b) 1UE
1(4)  ~鼻bx∨~長b  3ド・モルガンの法則
1(5)   鼻bx→~長b  4含意の定義
1(6)∀y(鼻yx→~長y) 5UI
(b)
1(1)∀y(鼻yx→~長y) A
1(2)   鼻bx→~長y  1UI
1(3)  ~鼻bx∨~長b  2含意の定義
1(4) ~(鼻bx& 長b) 3ド・モルガンの法則
1(5)∀y~(鼻yx&長y) 4UI
1(6)~∃y(鼻yx&長y) 5含意の定義
従って、
(04)(05)により、
(06)
① A=~∃y(鼻yx&長y)=∀y(鼻yx→~長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)=∀y(鼻yx→ 長y)
である。
従って、
(06)により、
(07)
① ∀y(鼻yx→~長y)=A
② ∀y(鼻yx→ 長y)=B
従って、
(07)により、
(08)
「含意の定義」により、
① ∀y(~鼻yx∨~長y)=A
② ∀y(~鼻yx∨ 長y)=B
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
① A=~∃y(鼻yx&長y)=∀y(~鼻yx∨~長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)=∀y(~鼻yx∨ 長y)
である。
然るに、
(10)
① ∀y(~鼻yx&~長y)=A
② ∀y(~鼻yx& 長y)=B
であれば、「連言除去(&E)」により、
① ∀y(~長y)=A
② ∀y( 長y)=B
であるため、「矛盾」するが、
① ∀y(~鼻yx∨~長y)=A
② ∀y(~鼻yx∨ 長y)=B
であれば、
① ∀y(~長y)=A
② ∀y( 長y)=B
でないため、「矛盾」しない
従って、
(04)(09)(10)により、
(11)
① A=~∃y(鼻yx&長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
 ~A&B が「矛盾」しないが故に、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② ではない
従って、
(02)(11)により、
(12)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いて、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
とふ「部分論理式」だけが、異なってゐるが、その、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② ではない。
従って、
(12)により、
(13)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いては、
①=② ではない。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
①   ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y &   ~鼻yx→~長y)} 
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
①=② ではない
といふことに関しては、「正しい」。
然るに、
(15)
② ∀y(Py)&∀(Qz)=∀y(Py)&∀(Qy)
cf.
(長尾真・淵一博、論理と意味、1983年、56頁、20行目)
従って、
(14)(15)により、
(16)
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀(~鼻zx→~長z)}
といふ「式」は、
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀(~鼻yx→~長y)}
といふ「式」に、「等しい」。
然るに、
(17)
次(18)に示す通り、
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}
③   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y &   ~鼻yx→~長y)} 
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
② ならば、③ であり、③ ならば、② であり、
② ならば、④ であり、④ ならば、② である。
(18)
(ⅱ)
1 (1)象は鼻長い。                        A
1 (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀y(~鼻yx→~長y)} A
1 (2)   象a→∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y)  1UE
 3(3)   象a                          A
13(4)      ∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y)  23MPP
13(5)      ∀y(鼻ya→長y)               4&E
13(6)         鼻ba→長b                5UE
13(7)                 ∀y(~鼻ya→~長y)  4&E
13(8)                    ~鼻ba→~長b   7UE
13(9)         鼻ba→長b&~鼻ba→~長b       68&I
13(ア)      ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)      9UI
1 (イ)   象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)      3アCP
1 (ウ)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)}     イUI
(ⅲ)
1 (1)象は鼻長い。                        A
1 (〃)    ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)} A
1 (2)       象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)  1UE
 3(3)       象a                      A
13(4)          ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)  23MPP
13(5)             鼻ba→長b&~鼻ba→~長b   4UE
13(6)             鼻ba→長b            5&E
13(7)          ∀y(鼻ya→長y)           6UI
13(8)                    ~鼻ba→~長b   5&E
13(9)                 ∀y(~鼻ya→~長y)  8UI
13(ア)      ∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y)  79&I
1 (イ)   象a→∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y)} 3アCP
1 (ウ)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀y(~鼻yx→~長y)} イUI
(ⅱ)
1   (1)象は鼻長い。                         A
1   (〃) ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
1   (2)    象a→∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2  (3)    象a                          A
12  (4)       ∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z)  23MPP
12  (5)       ∀y(鼻ya→長y)               4&E
12  (6)          鼻ba→長b                5UE
12  (7)                  ∀z(~鼻za→~長z)  4&E
12  (8)                     ~鼻ba→~長b   7UE
1   (9)    象a→鼻ba→ 長b                  36CP
  ア (ア)    象a&鼻ba                      A
  ア (イ)    鼻a                          ア&E
  ア (ウ)       鼻ba                      ア&E
1 ア (エ)       鼻ba→ 長b                  9イMPP
1 ア (オ)            長b                  ウエMPP
1   (カ)   (象a&鼻ba)→長b                  アオCP
1   (キ)                 象a→~鼻ba→ ~長b   38CP
   ク(ク)                 象a&~鼻ba        A
   ク(ケ)                 象a             ク&E
   ク(コ)                    ~鼻ba        ク&E
1  ク(サ)                    ~鼻ba→ ~長b   キケMPP
1  ク(シ)                          ~長b   コサMPP
1   (ス)                (象a&~鼻ba)→~長b   クシCP
1   (セ)     (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b  カス&I
1   (ソ)  ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y} セUI
1   (タ)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y} セUI
(ⅳ)
1   (1)象は鼻長い。                         A
1   (〃)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y} A
1   (2)  ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y} 1UE
1   (3)     (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b  1UE
1   (4)     (象a&鼻ba)→長b                3&E
1   (5)                 (象a&~鼻ba)→~長b  3&E
 6  (6)      象a                        A
  7 (7)         鼻ba                    A
 67 (8)      象a&鼻ba                    67&I
167 (9)              長b                48MPP
16  (ア)         鼻ba→ 長b                79CP
16  (イ)      ∀y(鼻ya→長y)                アUI
   ウ(ウ)                     ~鼻ba       A
 6 ウ(エ)                  象a&~鼻ba       6ウ&I
16 ウ(オ)                           ~長b  5エMPP
16  (カ)                     ~鼻ba→ ~長b  ウオCP
16  (キ)                  ∀z(~鼻za→~長z)  カUI
16  (ク)       ∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z)  イキ&I
1   (ケ)    象a→∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z)  6クCP
1   (コ) ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} ケUI
従って、
(13)(16)(17)(18)により、
(19)
①   ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
②   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}
③   ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y &   ~鼻yx→~長y)} 
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
② すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのyについて、yがxの鼻ならば、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
③ すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのyについて、yがxの鼻ならば、yは長く、 yがxの鼻でないならば、yは長くない。
④ すべてのxとyについて、xが象であって、yがxの鼻であるならば、yは長く、xが象であって、yがxの鼻でないならば、yは長くない。
に於いて、
①=②     ではないが、
  ②=③=④ である。
といふことが、「証明」された。
然るに、
(20)
(ⅰ)
1     (1)象は鼻が長い。                        A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
 2    (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。              A
 2    (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
  3   (3)有る兎は象である。                      A
  3   (〃)∃x(兎x&象x)                      A
  3   (〃)あるxは兎であって象である。                 A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2    (5)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  2UE
   6  (6)   兎a&象a                       A
   6  (7)   兎a                          6&E
   6  (8)      象a                       6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  48MPP
 2 6  (ア)      ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  57MPP
1  6  (イ)      ∃y(鼻ya&長y)               9&E
 2 6  (ウ)      ∃y(耳ya&長y)               ア&E
    エ (エ)         鼻ba&長b                A
     オ(オ)         耳ba&長b                A
1  6  (カ)                 ∀z(~鼻za→~長z)  9&E
1  6  (キ)                    ~鼻ba~長b   カUE
 2 6  (ク)                 ∀z(耳za→~鼻za)  ア&E
 2 6  (ケ)                    耳ba→~鼻ba   クUE
    オ (コ)                    耳ba        オ&E
 2 6オ (サ)                        ~鼻ba   ケコMPP
12 6オ (シ)                         ~長b   キサMPP
    オ (ス)             長b                オ&E
12 6オ (セ)             長b&~長b            シス&I
12 6  (ソ)             長b&~長b            ウオセEE
123   (タ)             長b&~長b            36ソEE
12    (チ)~∃x(兎x&象x)                     3タRAA
12    (ツ)∀x~(兎x&象x)                     チ量化子の関係
12    (テ)  ~(兎a&象a)                     ツUE
12    (ト)  ~兎a∨~象a                      テ、ド・モルガンの法則
12    (ナ)   兎a→~象a                      ト含意の定義
12    (ニ)∀x(兎x→~象x)                     ナUI
12    (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。   ナUI
12    (〃)兎は象ではない。                       ナUI
(ⅱ)
1    (1)象は鼻が長い。                        A
1    (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)} A
は、(ⅲ)と「ほとんど、同じ」ので、「以下、省略」。
(ⅲ)
1    (1)象は鼻が長い。                        A
1    (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)}     A
 2   (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。              A
 2   (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
  3  (3)有る兎は象である。                      A
  3  (〃)∃x(兎x&象x)                      A
  3  (〃)あるxは兎であって象である。                 A
1    (4)   象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)      1UE
 2   (5)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  2UE
   6 (6)   兎a&象a                       A
   6 (7)   兎a                          6&E
   6 (8)      象a                       6&E
1  6 (9)      ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y)      48MPP
1  6 (ア)         鼻ba→長b&~鼻ba→~長b       9UE
1  6 (イ)         鼻ba→長b                ア&E
1  6 (ウ)                ~鼻ba~長b       ア&E
 2 6 (エ)      ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  57MPP
 2 6 (オ)      ∃y(耳ya&長y)               エ&E
    カ(カ)         耳ba&長b                A
    カ(キ)         耳ba                   カ&E
    カ(ク)             長b                カ&E
 2 6 (ケ)                 ∀z(耳za→~鼻za)  エ&E
 2 6 (コ)                    耳ba→~鼻ba   ケUE
 2 6カ(サ)                        ~鼻ba   キコMPP
12 6カ(シ)                     ~長b       ウサMPP
12 6カ(ス)             長b&~長b            クシ&I        
12 6 (セ)             長b&~長b            オカスEE
123  (ソ)             長b&~長b            36セEE
12   (タ)~∃x(兎x&象x)                     3ソRAA
12   (チ)∀x~(兎x&象x)                     タ量化子の関係
12   (ツ)  ~(兎a&象a)                     チUE
12   (テ)  ~兎a∨~象a                      ツ、ド・モルガンの法則
12   (ト)   兎a→~象a                      テ含意の定義
12   (ナ)∀x(兎a→~象a)                     トUI
12   (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。   トUI
12   (〃)兎は象ではない。                       トUI
(ⅳ)
1    (1)象は鼻が長い。                          A
1    (〃)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)} A
 2   (2)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。               A
 2   (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}   A
  3  (3)ある兎は象である。                        A
  3  (〃)∃x(兎x&象x)                        A
  3  (〃)あるxは兎であって象である。                   A
1    (4)  ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y)} 1UE
1    (5)     (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b   1UE
1    (6)     (象a&鼻ba)→長b                 5&E
1    (7)                 (象a&~鼻ba)→~長   5&E
 2   (8)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)    2UE
   9 (9)   兎a&象a                         A
   9 (ア)   兎a                            9&E
   9 (イ)      象a                         9&E
 2 9 (ウ)      ∃y(耳ya&長y)                 8アMPP
    エ(エ)         耳ba&長b                  A
    エ(オ)         耳ba                     エ&E
    エ(カ)             長b                  エ&E
 2   (キ)                 ∀z(耳za→~鼻za)    8&E
 2   (ク)                    耳ba→鼻ba     キUE
 2  エ(ケ)                        ~鼻ba     オクMPP
 2 9エ(コ)                     象a&~鼻ba     イケ&I
12 9エ(サ)                           ~長   7コMPP
12 9エ(シ)             長b&~長              カサ&I
12 9 (ス)             長b&~長              ウエシEE
123  (セ)             長b&~長b              39スEE
12   (ソ)~∃x(兎x&象x)                       3セRAA
12   (タ)∀x~(兎x&象x)                       ソ量化子の関係
12   (チ)  ~(兎a&象a)                       タUE
12   (ツ)  ~兎a∨~象a                        チ、ド・モルガンの法則
12   (テ)   兎a→~象a                        ツ含意の定義
12   (ト)∀x(兎x→~象x)                       テUI
12   (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。     テUI
12   (〃)兎は象ではない。                         テUI
従って、
(20)により、
(21)
(ⅰ)象は鼻長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」を行ふ際には、
① 象は鼻長い=  ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
であっても、
② 象は鼻長い=  ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}。 
であっても、
③ 象は鼻長い=  ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&   ~鼻yx →~長y)}。
であっても、
④ 象は鼻長い=∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}。
であっても、どちらでも良い。
然るに、
(22)
① 象には長い鼻が有り、鼻以外は長くはない
といふ「日本語」からすれば、「4通り」の中では、
① 象は鼻長い。⇔ 
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
① すべてのxについて、xが象であるならば、有るyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
が、「最も、相応しい」。
然るに、
(23)
(ⅰ)象は鼻長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」は、「明らかに、妥当である」。
従って、
(21)(22)(23)により、
(24)
① 象は鼻長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「等式」を「否定」するのであれば、
(ⅰ)象は鼻長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ、「明らかに、妥当な推論」を、「否定」せざるを得ない。
然るに、
(25)
「明らかに、妥当な推論」を、「否定」することは、出来ない
従って、
(24)(25)により、
(26)
① 象は鼻長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「等式」を、「否定」することは、出来ない
令和元年09月17日、毛利太。

2019年9月13日金曜日

「象は鼻が長い」の「2通りの論理式」。

―「一昨日(令和元年09月12日)の記事」を書き直します。―
― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
① 象は鼻は長く、象は鼻以外は長くない。然るに、
② 兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
兎は象ではない
といふ「推論」は、「妥当」である。
然るに、
(02)
1     (1)象は鼻長い。                        A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
 2    (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。              A
 2    (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
  3   (3)有る兎は象である。                      A
  3   (〃)∃x(兎x&象x)                      A
  3   (〃)あるxは兎であって象である。                 A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2    (5)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  1UE
   6  (6)   兎a&象a                       A
   6  (7)   兎a                          6&E
   6  (8)      象a                       6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  48MPP
 2 6  (ア)      ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  57MPP
1  6  (イ)      ∃y(鼻ya&長y)               9&E
 2 6  (ウ)      ∃y(耳ya&長y)               ア&E
    エ (エ)         鼻ba&長b                A
     オ(オ)         耳ba&長b                A
1  6  (カ)                 ∀z(~鼻za→~長z)  9&E
1  6  (キ)                    ~鼻ba~長b   カUE
 2 6  (ク)                 ∀z(耳za→~鼻za)  ア&E
 2 6  (ケ)                    耳ba→~鼻ba   クUE
    オ (コ)                    耳ba        オ&E
 2 6オ (サ)                        ~鼻ba   ケコMPP
12 6オ (シ)                         ~長b   キサMPP
    オ (ス)             長b                オ&E
12 6オ (セ)             長b&~長b            シス&I
12 6  (ソ)             長b&~長b            ウオセEE
123   (タ)             長b&~長b            36ソEE
12    (チ)~∃x(兎x&象x)                     3タRAA
12    (ツ)∀x~(兎x&象x)                     チ量化子の関係
12    (テ)  ~(兎a&象a)                     ツUE
12    (ト)  ~兎a∨~象a                      テ、ド・モルガンの法則
12    (ナ)   兎a→~象a                      ト含意の定義
12    (ニ)∀x(兎x→~象x)                     ナUI
12    (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。   ナUI
12    (〃)兎は象ではない。                       ナUI
従って、
(02)により、
(03)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}然るに、
② ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}故に、
③ ~∃x(兎x&象x)=兎は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
(04)
1    (1)象は鼻長い。                          A
1    (〃)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)} A
 2   (2)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。               A
 2   (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}   A
  3  (3)ある兎は象である。                        A
  3  (〃)∃x(兎x&象x)                        A
  3  (〃)あるxは兎であって象である。                   A
1    (4)  ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y)} 1UE
1    (5)     (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b   1UE
1    (6)     (象a&鼻ba)→長b                 5&E
1    (7)                 (象a&~鼻ba)→~長b   5&E
 2   (8)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)    2UE
   9 (9)   兎a&象a                         A
   9 (ア)   兎a                            9&E
   9 (イ)      象a                         9&E
 2 9 (ウ)      ∃y(耳ya&長y)                 8アMPP
    エ(エ)         耳ba&長b                  A
    エ(オ)         耳ba                     エ&E
    エ(カ)             長b                  エ&E
 2   (キ)                 ∀z(耳za→~鼻za)    8&E
 2   (ク)                    耳ba→~鼻ba     キUE
 2  エ(ケ)                        ~鼻ba     オクMPP
 2 9エ(コ)                     象a&~鼻ba     イケ&I
12 9エ(サ)                           ~長b   7コMPP
12 9エ(シ)             長b&~長b              カサ&I
12 9 (ス)             長b&~長b              ウエシEE
123  (セ)             長b&~長b              39スEE
12   (ソ)~∃x(兎x&象x)                       3セRAA
12   (タ)∀x~(兎x&象x)                       ソ量化子の関係
12   (チ)  ~(兎a&象a)                       タUE
12   (ツ)  ~兎a∨~象a                        チ、ド・モルガンの法則
12   (テ)   兎a→~象a                        ツ含意の定義
12   (ト)∀x(兎x→~象x)                       テUI
12   (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。     テUI
12   (〃)兎は象ではない。                         テUI
従って、
(04)により、
(05)
① ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}然るに、
② ∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)}故に、
③ ~∃x(兎x&象x)=兎は象ではない。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
① 象は鼻長い。
② 象は鼻長い。
といふ場合が、さうであるように、
① AはBCである=AはBはCであり、B以外はCでない
② AはBCである=AはBはCであり、B以外はCでない
といふ「日本語」は、少なくとも、
①   ∀x{Ax→∃y(Byx&Cy)&∀z(~Bzx→~Cz)}
② ∀x∀y{(Ax&Byx)→Cy&(Ax&~Byx)→~Cy)}
といふ、「2通りの、論理式」に、対応する。
然るに、
(07)
② ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}⇔
② すべてのxとyについて、xが象であって、yがxの鼻であるならば、yは長く、xが象であって、yがxの鼻でないならば、yは長くない。
ではなく、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
に於ける、
すべてのxについて、xが象であるならば
といふことは、
これから象についてのことを述べますよ
といふ、ことである。
然るに、
(08)
「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)。
(三上文法! : wrong, rogue and log)
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
① 象は鼻長い。
といふ「日本語」は、
②   ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
といふ、「2通りの論理式」に、対応するものの、
① 象は鼻長い。
といふ「日本語」に、「より近い」のは、
③ ではなく、
② である。
といふ、ことになる。
令和元年09月13日、毛利太。

2019年9月12日木曜日

「象は鼻が長い」と「鼻は象が長い」の「論理式」(其の?)。

-「この記事」は、書き直します。-
― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
{変域}={象、兎、馬}であれば、
① 鼻は象長い。
② 耳は兎長い。
③ 顔は馬長い。
従って、
(01)により、
(02)
{変域}={象、兎、馬}であれば、
① 鼻は象の鼻長い。
② 耳は兎の耳長い。
③ 顔は馬の顔長い。
従って、
(02)により、
(03)
{変域}={象、兎、馬}であれば、
① 鼻は、象の鼻以外は長くない
② 耳は、兎の耳以外は長くない
③ 顔は、馬の顔以外は長くない
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
① 鼻は象が長い。⇔
① 鼻は象は長く、象以外(兎、馬)は長くない。⇔
① ∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}⇔
① すべてのxとyについて、xがyの鼻であって、yが象であるならば、xは長く、xがyの鼻であって、yが象でないならば、xは長くない。
然るに、
(05)
{変域}={象の体の、各部分}であれば、
③ 象は鼻が長い。⇔
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
③ すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
然るに、
(06)
(ⅰ)
1(1)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}       A
1(2)   ∀y{(鼻ay&象y)→長a&(鼻ay&~象y)→~長a}       1UE
1(3)      (鼻ab&象b)→長a&(鼻ab&~象b)→~長a        1UE
1(4)     (鼻ab&象b)→長a                      3&I
1(5)  ∀y{(鼻ay&象y)→長a}                     4UI
1(6)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}                     5UI
1(7)                 (鼻ab&~象b)→~長a        3&I
1(8)             ∀y{((鼻ay&~象y)→~長a}       7UI
1(9)           ∀x∀y{((鼻xy&~象y)→~長x}       8UI
1(ア)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}&∀x∀y{(鼻xy&~象y)→~長x} 69&I
(ⅱ)
1(1)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}&∀x∀y{(鼻xy&~象y)→~長x} A
1(2)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}                     1&E
1(3)  ∀y{(鼻ay&象b)→長y}                     2UE
1(4)     (鼻ab&象b)→長a                      3UE
1(5)                  ∀x∀y{(鼻xy&~象y)→~長y} 1&E
1(6)                    ∀y{(鼻ay&~象y)→~長a} 5UI
1(7)                       (鼻ab&~象b)→~長a  6UI
1(8)     (鼻ab&象b)→長a&(鼻ab&~象b)→~長a        47&I
1(9)   ∀y{(鼻ay&象y)→長a&(鼻ay&~象y)→~長a}       8UI
1(ア)∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}       9UI
(ⅲ)
1 (1)象は鼻が長い。                               A
1 (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}        A
1 (2)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         1UE
 3(3)   象a                                 A
13(4)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         23MPP
13(5)      ∃y(鼻ya&長y)                      4&E
1 (6)   象a→∃y(鼻ya&長y)                      35CP
1 (7)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}                     6UI
13(8)                 ∀z(~鼻za→~長z)         4&E
1 (9)              象a→∀z(~鼻za→~長z)         38CP
1 (ア)           ∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)         9UI
1 (イ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)} 7ア&I
(ⅳ)
1 (1)象は鼻は長い。象は鼻以外は長くない。                    A
1 (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)} 1
1 (2)∀x{象x→∃y( 鼻yx& 長y)}                   1&E
1 (3)∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)}                   1&E
1 (4)   象a→∃y( 鼻ya& 長y)}                   2UE
1 (5)   象a→∀z(~鼻zx→~長z)}                   3UE
 6(6)   象a                                 A
16(7)      ∃y( 鼻ya& 長y)                    46MPP
16(8)      ∀z(~鼻zx→~長z)                    56MPP
16(9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         78&I
1 (ア)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         69CP
1 (イ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}        アUI
従って、
(06)により、
(07)
① ∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}
② ∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}&∀x∀y{(鼻xy&~象y)→~長x}
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
④ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(04)(07)により、
(08)
① 鼻は象長い。⇔
① 鼻は象は長く、鼻は象以外(兎、馬)は長くない。⇔
① ∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}⇔
① ∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x}&∀x∀y{(鼻xy&~象y)→~長x}⇔
① すべてのxとyについて、xがyの鼻であって、yが象であるならば、xは長く、xがyの鼻であって、yが象でないならば、xは長くない。⇔
① すべてのxとyについて、xがyの鼻であって、yが象であるならば、xは長く、すべてのxとyについて、xがyの鼻であって、yが象でないならば、xは長くない。
従って、
(05)(07)により、
(09)
③ 象は鼻長い。⇔
③ 象は鼻は長く、象は鼻以外は長くない。⇔
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
③ すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。⇔
③ すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
従って、
(08)(09)により、
(10)
① 鼻は象長い=∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。
③ 象は鼻長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
然るに、
(11)
① 鼻は象長い=∀x∀y{(鼻xy&象y)→長x&(鼻xy&~象y)→~長x}。
③ 象は鼻長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
に於いて、「鼻」と「象」を「交換」すると、
① 象は鼻長い=∀x∀y{(象xy&鼻y)→長x&(象xy&~鼻y)→~長x}。
③ 鼻は象長い=∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}。
然るに、
(12)
① ∀x∀y{(象xy&鼻y)→長x&(象xy&~鼻y)→~長x}
③ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}
といふことは、
① 鼻の象は長く、鼻以外の象は長くない
③ 鼻の象は長く、鼻の象以外は長くない
といふ、ことである。
従って、
(11)(12)により、
(13)
① 象は鼻長い=鼻の象は長く、鼻以外の象は長くない。
③ 鼻は象長い=鼻の象は長く、鼻の象以外は長くない。
であるものの、
① は、「マチガイ」であって、
③ も、「マチガイ」であって、尚且つ、
① 鼻以外の象は長くない。
③ 鼻の象以外は長くない。
①=③ ではない
然るに、
(14)
① ∀x∀y{(象xy&鼻y)→長x&(象xy&~鼻y)→~長x}
③ ∀x{鼻x→∃y(象yx&長y)&∀z(~象zx→~長z)}
といふ「式」は、固より、「同じ」ではない
従って、
(13)(14)により、
(15)
① 象は鼻長い。
② 鼻は象長い。
といふ場合が、さうであるように、
① AはBがCである=AはBはCであり、B以外はCでない
② AはBがCである=AはBはCであり、B以外はCでない
といふ「日本語」には、少なくとも、
① ∀x{Ax→∃y(Byx&Cy)&∀z(~Bzx→~Cz)}
① ∀x∀y{(Axy&By)→Cx&(Axy&~By)→~Cx}
といふ、「2通りの、論理構造」がある、ことになる。
令和元年09月12日、毛利太。

2019年9月11日水曜日

「象は鼻が長い」の「述語論理式」。

― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他」を、お読み下さい。―

(01)
(ⅰ)
1 (1)象は鼻長い。                               A
1 (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}        A
1 (2)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         1UE
 3(3)   象a                                 A
13(4)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         23MPP
13(5)      ∃y(鼻ya&長y)                      4&E
1 (6)   象a→∃y(鼻ya&長y)                      35CP
1 (7)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}                     6UI
13(8)                 ∀z(~鼻za→~長z)         4&E
1 (9)              象a→∀z(~鼻za→~長z)         38CP
1 (ア)           ∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)         9UI
1 (イ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)} 7ア&I
(ⅱ)
1 (1)象は鼻長い。象は鼻以外は長くない。                    A
1 (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)} 1
1 (2)∀x{象x→∃y( 鼻yx& 長y)}                   1&E
1 (3)∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)}                   1&E
1 (4)   象a→∃y( 鼻ya& 長y)}                   2UE
1 (5)   象a→∀z(~鼻zx→~長z)}                   3UE
 6(6)   象a                                 A
16(7)      ∃y( 鼻ya& 長y)                    46MPP
16(8)      ∀z(~鼻zx→~長z)                    56MPP
16(9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         78&I
1 (ア)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)         69CP
1 (イ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}        アUI
従って、
(01)により、
(02)
は鼻長い。
は鼻は長い。は鼻以外は長くない。 
に於いて、すなはち、
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)}&∀x{象x→∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
② すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、yは長い。すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
(ⅰ)鼻が長くない。ならば、象ではなく、
(ⅱ)鼻以外が長い。ならば、象ではなく、
(ⅲ)その両方であれば、  象ではない。
然るに、
(04)
1     (1)象は鼻が長い。                         A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx& 長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
 2    (2)馬の鼻は長くない。                       A
 2    (〃)∀x{馬x→∃y(鼻yx&~長y)}              A
  3   (3)ある馬は象である。                       A
  3   (〃)∃x(馬x&象x)                       A
  3   (〃)あるxは馬であって象である。                  A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya& 長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2    (5)   馬a→∃y(鼻ya&~長y)               A
   6  (6)   馬a&象a                        A
   6  (7)   馬a                           6&E
   6  (8)      象a                        6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya& 長y)&∀z(~鼻za→~長z)  48MPP
1  6  (ア)      ∃y(鼻ya& 長y)               9&E
    イ (イ)         鼻ya& 長b                A
    イ (ウ)              長b                イ&E
 2 6  (エ)      ∃y(鼻ya&~長y)               57MPP
     オ(オ)         鼻ba&~長b                A
     オ(カ)             ~長b                オ&E
    イオ(キ)              長b&~長b            ウカ&I
 2 6イ (ク)              長b&~長b            エオキEE
12 6  (ケ)              長b&~長b            アイクEE
12    (コ)~∃x(馬x&象x)                      3ケRAA
12    (サ)∀x~(馬x&象x)                      コ量化子の関係
12    (シ)  ~(馬a&象a)                      サUE
12    (ス)  ~馬a∨~象a                       シ、ド・モルガンの法則
12    (セ)   馬a→~象a                       ス含意の定義
12    (ソ)∀x(馬x→~象x)                      セUI
12    (〃)すべてのxについて、xが馬であるならば、xは象ではない。    セUI
12    (〃)馬は象ではない。                        セUI
従って、
(03)(04)により、
(05)
① 象は鼻長い。然るに、馬の鼻は長くない。故に、馬は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当(valid)」である。
然るに、
(06)
1     (1)象は鼻が長い。                        A
1     (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
 2    (2)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。             A
 2    (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
  3   (3)ある兎は象である。                      A
  3   (〃)∃x(兎x&象x)                      A
  3   (〃)あるxは兎であって象である。                 A
1     (4)   象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  1UE
 2    (5)   兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  2UE
   6  (6)   兎a&象a                       A
   6  (7)   兎a                          6&E
   6  (8)      象a                       6&E
1  6  (9)      ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)  48MPP
1  6  (ア)                 ∀z(~鼻za→~長z)  9&E
1  6  (イ)                    ~鼻ba→~長b   アUE
    エ (ウ)                          長b   A
    エ (エ)                        ~~長b   エDN
1  6エ (オ)                   ~~鼻ba       ウオMTT
1  6エ (カ)                     鼻ba       カDN
1  6  (キ)                     長b→ 鼻ba   エキCP
 2 6  (ク)      ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za)  57MPP
 2 6  (ケ)      ∃y(耳ya&長y)               ケ&E
     コ(コ)         耳ba&長b                A
     コ(サ)         耳ba                   コ&E
     コ(シ)             長b                コ&E
1  6 コ(ス)                         鼻ba   キシMPP
 2 6  (セ)                 ∀z(耳za→~鼻za)  ク&E
 2 6  (ソ)                    耳ba→~鼻ba   セUE
12 6 コ(タ)                        ~鼻ba   サソMPP
12 6 コ(チ)                    鼻ba&~鼻ba   スタ&I
12 6  (ツ)                    鼻ba&~鼻ba   ケコEE
123   (テ)                    鼻ba&~鼻ba   36ツEE
12    (ト)~∃x(兎x&象x)                     3テRAA
12    (ナ)∀x~(兎x&象x)                     ト量化子の関係
12    (ニ)  ~(兎a&象a)                     ナUE
12    (ヌ)  ~兎a∨~象a                      ニ、ド・モルガンの法則
12    (ネ)   兎a→~象a                      ヌ含意の定義
12    (ノ)∀x(兎x→~象x)                     ネUI
12    (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。   ネUI
12    (〃)兎は象ではない。                       ネUI
従って、
(03)(06)により、
(07)
② 象は鼻長い。然るに、兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。故に、兎は象ではない。
といふ「推論」は、「妥当(valid)」である。
令和元年09月11日、毛利太。