―「昨日(令和元年09月16)日の記事」を書き直します。―
―「一昨日(令和元年09月12日)の記事」を書き直します。―
― しばらく、「返り点」に関する「記事」を書いてゐません。「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html)
(β)「返り点」と「括弧」の条件。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html)
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html)
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html)
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html)
(ζ)「返り点・モドキ」について。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html)
(θ)「括弧」の「順番」。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html)
(ι)「返り点」と「括弧」の関係 :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html)
等々、「その他」を、お読み下さい。―
(01)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③ ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y & ~鼻yx→~長y)}
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
①=② ではないが、
②=③=④ である。
といふことを、「証明」したい。
(02)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いては、
① ∃y(鼻yx&長y)=あるyはxの鼻であって、長い。
② ∀y(鼻yx→長y)=すべてのyについて、yがxの鼻であるならば、yは長い。
といふ「部分論理式」が異なってゐる。
然るに、
(03)
A=B であるならば、そのとき限って、
~A&B は「矛盾」する。
従って、
(03)により、
(04)
① A=~∃y(鼻yx&長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
~A&B が「矛盾」するならば、そのときに限って、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
(a)
1(1)~∃y(鼻yx&長y) A
1(2)∀y~(鼻yx&長y) 1量化子の関係
1(3) ~(鼻bx&長b) 1UE
1(4) ~鼻bx∨~長b 3ド・モルガンの法則
1(5) 鼻bx→~長b 4含意の定義
1(6)∀y(鼻yx→~長y) 5UI
(b)
1(1)∀y(鼻yx→~長y) A
1(2) 鼻bx→~長y 1UI
1(3) ~鼻bx∨~長b 2含意の定義
1(4) ~(鼻bx& 長b) 3ド・モルガンの法則
1(5)∀y~(鼻yx&長y) 4UI
1(6)~∃y(鼻yx&長y) 5含意の定義
従って、
(04)(05)により、
(06)
① A=~∃y(鼻yx&長y)=∀y(鼻yx→~長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)=∀y(鼻yx→ 長y)
である。
従って、
(06)により、
(07)
① ∀y(鼻yx→~長y)=A
② ∀y(鼻yx→ 長y)=B
従って、
(07)により、
(08)
「含意の定義」により、
① ∀y(~鼻yx∨~長y)=A
② ∀y(~鼻yx∨ 長y)=B
従って、
(06)(07)(08)により、
(09)
① A=~∃y(鼻yx&長y)=∀y(~鼻yx∨~長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)=∀y(~鼻yx∨ 長y)
である。
然るに、
(10)
① ∀y(~鼻yx&~長y)=A
② ∀y(~鼻yx& 長y)=B
であれば、「連言除去(&E)」により、
① ∀y(~長y)=A
② ∀y( 長y)=B
であるため、「矛盾」するが、
① ∀y(~鼻yx∨~長y)=A
② ∀y(~鼻yx∨ 長y)=B
であれば、
① ∀y(~長y)=A
② ∀y( 長y)=B
でないため、「矛盾」しない。
従って、
(04)(09)(10)により、
(11)
① A=~∃y(鼻yx&長y)
② B= ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
~A&B が「矛盾」しないが故に、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② ではない。
従って、
(02)(11)により、
(12)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いて、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
とふ「部分論理式」だけが、異なってゐるが、その、
① ∃y(鼻yx&長y)
② ∀y(鼻yx→長y)
に於いて、
①=② ではない。
従って、
(12)により、
(13)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
に於いては、
①=② ではない。
従って、
(01)~(13)により、
(14)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③ ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y & ~鼻yx→~長y)}
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
①=② ではない。
といふことに関しては、「正しい」。
然るに、
(15)
② ∀y(Py)&∀z(Qz)=∀y(Py)&∀y(Qy)
cf.
(長尾真・淵一博、論理と意味、1983年、56頁、20行目)
従って、
(14)(15)により、
(16)
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
といふ「式」は、
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀y(~鼻yx→~長y)}
といふ「式」に、「等しい」。
然るに、
(17)
次(18)に示す通り、
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}
③ ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y & ~鼻yx→~長y)}
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、
② ならば、③ であり、③ ならば、② であり、
② ならば、④ であり、④ ならば、② である。
(18)
(ⅱ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀y(~鼻yx→~長y)} A
1 (2) 象a→∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y) 1UE
3(3) 象a A
13(4) ∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y) 23MPP
13(5) ∀y(鼻ya→長y) 4&E
13(6) 鼻ba→長b 5UE
13(7) ∀y(~鼻ya→~長y) 4&E
13(8) ~鼻ba→~長b 7UE
13(9) 鼻ba→長b&~鼻ba→~長b 68&I
13(ア) ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 9UI
1 (イ) 象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 3アCP
1 (ウ)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)} イUI
(ⅲ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃) ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)} A
1 (2) 象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 1UE
3(3) 象a A
13(4) ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 23MPP
13(5) 鼻ba→長b&~鼻ba→~長b 4UE
13(6) 鼻ba→長b 5&E
13(7) ∀y(鼻ya→長y) 6UI
13(8) ~鼻ba→~長b 5&E
13(9) ∀y(~鼻ya→~長y) 8UI
13(ア) ∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y) 79&I
1 (イ) 象a→∀y(鼻ya→長y)&∀y(~鼻ya→~長y)} 3アCP
1 (ウ)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀y(~鼻yx→~長y)} イUI
(ⅱ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃) ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2) 象a→∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (3) 象a A
12 (4) ∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z) 23MPP
12 (5) ∀y(鼻ya→長y) 4&E
12 (6) 鼻ba→長b 5UE
12 (7) ∀z(~鼻za→~長z) 4&E
12 (8) ~鼻ba→~長b 7UE
1 (9) 象a→鼻ba→ 長b 36CP
ア (ア) 象a&鼻ba A
ア (イ) 鼻a ア&E
ア (ウ) 鼻ba ア&E
1 ア (エ) 鼻ba→ 長b 9イMPP
1 ア (オ) 長b ウエMPP
1 (カ) (象a&鼻ba)→長b アオCP
1 (キ) 象a→~鼻ba→ ~長b 38CP
ク(ク) 象a&~鼻ba A
ク(ケ) 象a ク&E
ク(コ) ~鼻ba ク&E
1 ク(サ) ~鼻ba→ ~長b キケMPP
1 ク(シ) ~長b コサMPP
1 (ス) (象a&~鼻ba)→~長b クシCP
1 (セ) (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b カス&I
1 (ソ) ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y} セUI
1 (タ)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y} セUI
(ⅳ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y} A
1 (2) ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y} 1UE
1 (3) (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b 1UE
1 (4) (象a&鼻ba)→長b 3&E
1 (5) (象a&~鼻ba)→~長b 3&E
6 (6) 象a A
7 (7) 鼻ba A
67 (8) 象a&鼻ba 67&I
167 (9) 長b 48MPP
16 (ア) 鼻ba→ 長b 79CP
16 (イ) ∀y(鼻ya→長y) アUI
ウ(ウ) ~鼻ba A
6 ウ(エ) 象a&~鼻ba 6ウ&I
16 ウ(オ) ~長b 5エMPP
16 (カ) ~鼻ba→ ~長b ウオCP
16 (キ) ∀z(~鼻za→~長z) カUI
16 (ク) ∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z) イキ&I
1 (ケ) 象a→∀y(鼻ya→長y)&∀z(~鼻za→~長z) 6クCP
1 (コ) ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} ケUI
従って、
(13)(16)(17)(18)により、
(19)
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}
③ ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y & ~鼻yx→~長y)}
④ ∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて、xが象であるならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
② すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのyについて、yがxの鼻ならば、yは長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
③ すべてのxについて、xが象であるならば、すべてのyについて、yがxの鼻ならば、yは長く、 yがxの鼻でないならば、yは長くない。
④ すべてのxとyについて、xが象であって、yがxの鼻であるならば、yは長く、xが象であって、yがxの鼻でないならば、yは長くない。
に於いて、
①=② ではないが、
②=③=④ である。
といふことが、「証明」された。
然るに、
(20)
(ⅰ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。 A
2 (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)有る兎は象である。 A
3 (〃)∃x(兎x&象x) A
3 (〃)あるxは兎であって象である。 A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 48MPP
2 6 (ア) ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 57MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
2 6 (ウ) ∃y(耳ya&長y) ア&E
エ (エ) 鼻ba&長b A
オ(オ) 耳ba&長b A
1 6 (カ) ∀z(~鼻za→~長z) 9&E
1 6 (キ) ~鼻ba→~長b カUE
2 6 (ク) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
2 6 (ケ) 耳ba→~鼻ba クUE
オ (コ) 耳ba オ&E
2 6オ (サ) ~鼻ba ケコMPP
12 6オ (シ) ~長b キサMPP
オ (ス) 長b オ&E
12 6オ (セ) 長b&~長b シス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b ウオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
12 (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。 ナUI
12 (〃)兎は象ではない。 ナUI
(ⅱ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)} A
は、(ⅲ)と「ほとんど、同じ」ので、「以下、省略」。
(ⅲ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x{象x→∀y(鼻yx→長y&~鼻yx→~長y)} A
2 (2)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。 A
2 (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)有る兎は象である。 A
3 (〃)∃x(兎x&象x) A
3 (〃)あるxは兎であって象である。 A
1 (4) 象a→∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 兎a 6&E
6 (8) 象a 6&E
1 6 (9) ∀y(鼻ya→長y&~鼻ya→~長y) 48MPP
1 6 (ア) 鼻ba→長b&~鼻ba→~長b 9UE
1 6 (イ) 鼻ba→長b ア&E
1 6 (ウ) ~鼻ba→~長b ア&E
2 6 (エ) ∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 57MPP
2 6 (オ) ∃y(耳ya&長y) エ&E
カ(カ) 耳ba&長b A
カ(キ) 耳ba カ&E
カ(ク) 長b カ&E
2 6 (ケ) ∀z(耳za→~鼻za) エ&E
2 6 (コ) 耳ba→~鼻ba ケUE
2 6カ(サ) ~鼻ba キコMPP
12 6カ(シ) ~長b ウサMPP
12 6カ(ス) 長b&~長b クシ&I
12 6 (セ) 長b&~長b オカスEE
123 (ソ) 長b&~長b 36セEE
12 (タ)~∃x(兎x&象x) 3ソRAA
12 (チ)∀x~(兎x&象x) タ量化子の関係
12 (ツ) ~(兎a&象a) チUE
12 (テ) ~兎a∨~象a ツ、ド・モルガンの法則
12 (ト) 兎a→~象a テ含意の定義
12 (ナ)∀x(兎a→~象a) トUI
12 (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。 トUI
12 (〃)兎は象ではない。 トUI
(ⅳ)
1 (1)象は鼻が長い。 A
1 (〃)∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)} A
2 (2)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。 A
2 (〃)∀x{兎x→∃y(耳yx&長y)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)ある兎は象である。 A
3 (〃)∃x(兎x&象x) A
3 (〃)あるxは兎であって象である。 A
1 (4) ∀y{(象a&鼻ya)→長y&(象a&~鼻ya)→~長y)} 1UE
1 (5) (象a&鼻ba)→長b&(象a&~鼻ba)→~長b 1UE
1 (6) (象a&鼻ba)→長b 5&E
1 (7) (象a&~鼻ba)→~長b 5&E
2 (8) 兎a→∃y(耳ya&長y)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
9 (9) 兎a&象a A
9 (ア) 兎a 9&E
9 (イ) 象a 9&E
2 9 (ウ) ∃y(耳ya&長y) 8アMPP
エ(エ) 耳ba&長b A
エ(オ) 耳ba エ&E
エ(カ) 長b エ&E
2 (キ) ∀z(耳za→~鼻za) 8&E
2 (ク) 耳ba→~鼻ba キUE
2 エ(ケ) ~鼻ba オクMPP
2 9エ(コ) 象a&~鼻ba イケ&I
12 9エ(サ) ~長b 7コMPP
12 9エ(シ) 長b&~長b カサ&I
12 9 (ス) 長b&~長b ウエシEE
123 (セ) 長b&~長b 39スEE
12 (ソ)~∃x(兎x&象x) 3セRAA
12 (タ)∀x~(兎x&象x) ソ量化子の関係
12 (チ) ~(兎a&象a) タUE
12 (ツ) ~兎a∨~象a チ、ド・モルガンの法則
12 (テ) 兎a→~象a ツ含意の定義
12 (ト)∀x(兎x→~象x) テUI
12 (〃)すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。 テUI
12 (〃)兎は象ではない。 テUI
従って、
(20)により、
(21)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」を行ふ際には、
① 象は鼻が長い= ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
であっても、
② 象は鼻が長い= ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y)&∀z(~鼻yx→~長y)}。
であっても、
③ 象は鼻が長い= ∀x{象x→∀y(鼻yx→長y& ~鼻yx →~長y)}。
であっても、
④ 象は鼻が長い=∀x∀y{(象x&鼻yx)→長y&(象x&~鼻yx)→~長y)}。
であっても、どちらでも良い。
然るに、
(22)
① 象には長い鼻が有り、鼻以外は長くはない。
といふ「日本語」からすれば、「4通り」の中では、
① 象は鼻が長い。⇔
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
① すべてのxについて、xが象であるならば、有るyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。
が、「最も、相応しい」。
然るに、
(23)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論」は、「明らかに、妥当である」。
従って、
(21)(22)(23)により、
(24)
① 象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「等式」を「否定」するのであれば、
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長く、兎の耳は鼻ではない。故に、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ、「明らかに、妥当な推論」を、「否定」せざるを得ない。
然るに、
(25)
「明らかに、妥当な推論」を、「否定」することは、出来ない。
従って、
(24)(25)により、
(26)
① 象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「等式」を、「否定」することは、出来ない。
令和元年09月17日、毛利太。
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