(01)
公理
(1)P→(Q→P)
(吉永良正、ゲーデル・不完全定理、1992年、204頁)
従って、
(01)により、
(02)
① P→(Q→P)≡Pであるならば(QであるならばPである)。
は「(ヒルベルト・アッカーマンの)公理1」である。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1 (1) P A
1 (2) ~Q∨ P 1∨I
3 (3) Q&~P A
4 (4) ~Q A
3 (5) Q 3&E
34 (6) ~Q& Q 45&I
4 (7)~(Q&~P) 36RAA
8 (8) P A
3 (9) ~P 3&E
3 8 (ア) P&~P 89&I
8 (イ)~(Q&~P) 3アRAA
1 (ウ)~(Q&~P) 2478イ∨E
エ (エ) Q A
オ(オ) ~P A
エオ(カ) Q&~P エオ&I
1 エオ(キ)~(Q&~P)&
(Q&~P) ウカ&I
1 エ (ク) ~~P オキRAA
1 エ (ケ) P クDN
1 (コ) Q→P エケCP
(サ)P→(Q→P) 1コCP
(ⅱ)
1 (1) P A
1 (2) Q∨ P 1∨I
3 (3) ~Q&~P A
4 (4) Q A
3 (5) ~Q 3&E
34 (6) Q&~Q 45&
4 (7)~(~Q&~P) 36RAA
8 (8) P A
3 (9) ~P 3&E
3 8 (ア) P&~P 89&I
8 (イ)~(~Q&~P) 3アRAA
1 (ウ)~(~Q&~P) 2478イ∨E
エ (エ) ~Q A
オ(オ) ~P A
エオ(カ) ~Q&~P エオ&I
1 エオ(キ)~(~Q&~P)&
(~P&~P) ウカ&I
1 エ (ク) ~~P オキRAA
1 エ (ケ) P クDN
1 (コ) ~Q→P エケCP
(サ)P→(~Q→P) 1コCP
従って、
(03)により、
(04)
「自然演繹の規則」により、
① P→( Q→P)≡Pであるならば(QであるならばPである)。
② P→(~Q→P)≡Pであるならば(QでないならばPである)。
といふ「命題」は、二つとも、「恒真(トートロジー)」である。
然るに、
(05)
① Pであるならば(QであるならばPである)。
② Pであるならば(QでないならばPである)。
に於いて、二つとも、「真(本当)」である。といふことは、
③ Pであるならば(Qであっても、Qでなくとも、いづれにせよ、Pである)。
といふ、ことである。
然るに、
(06)
③ Pであるならば(Qであっても、Qでなくとも、いづれにせよ、Pである)。
といふことは、「誰が考へても、正しい」。
然るに、
(07)
① Pであるならば(QであるならばPである)。
といふ「(ヒルベルト・アッカーマンの)公理1」であっても、仮にそれが、
③ Pであるならば(Qであっても、Qでなくとも、いづれにせよ、Pである)。
といふことであるならば、「誰が考へても、正しい」。
令和元年11月07日、毛利太。
0 件のコメント:
コメントを投稿