① 師不必賢於弟子=
① 師不[必賢〔於(弟子)〕]⇒
① 師[必〔(弟子)於〕賢]不=
① 師は[必ずしも〔(弟子)より〕賢なら]ず=
① 師匠は必ずしも弟子よりも賢いとは限らない(韓愈、師説)。
(02)
① 師匠は必ずしも弟子よりも賢いとは限らない。
② すべてのxについて、xが師匠であるならば、あるyがxの弟子であって、尚且つ、yがxよりも賢い、といふことはない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
① 師匠は必ずしも弟子よりも賢いとは限らない。
② ~∀x{師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)}⇔
② すべてのxについて、xが師匠であるならば、あるyがxの弟子であって、尚且つ、yがxよりも賢い、といふことはない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
(ⅱ)
1 (1)~∀x{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} A
1 (2)∃x~{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} 1量化子の関係
3 (3) ~{ 師匠a→~∃y(弟子ya&賢ya)} A
3 (4) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 3含意の定義
5 (5) ~師匠a A
5 (6) ~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya) 5∨I
35 (7) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)}&
{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 46&I
3 (8) ~~師匠a 57RAA
3 (9) 師匠a 8DN
ア(ア) ~∃y(弟子ya&賢ya) A
ア(イ) ~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya) ア∨I
3 ア(ウ) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)}&
{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 4I&I
3 (エ) ~~∃y(弟子ya&賢ya) アウRAA
3 (オ) ∃y(弟子ya&賢ya) エDN
3 (カ) 師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya) 9オ&I
3 (キ) ∃x{ 師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)} カEI
1 (ク) ∃x{ 師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)} 23キEE
(ⅲ)
1 (1) ∃x{ 師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)} A
2 (2) 師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya) A
3 (3) ~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya) A
4 (4) ~師匠a A
2 (5) 師匠a 2&E
2 4 (6) ~師匠a&師匠a 45&I
4 (7) ~{師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya)} 26RAA
8(8) ~∃y(弟子ya&賢ya) A
2 (9) ∃y(弟子ya&賢ya) 2&E
2 8(ア) ~∃y(弟子ya&賢ya)&
∃y(弟子ya&賢ya) 89&I
8(イ) ~{師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya)} 2アRAA
3 (ウ) ~{師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya)} 3478イEE
23 (エ) {師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya)}&
~{師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya)} 2ウ&I
2 (オ) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 3エRAA
2 (カ) ~{ 師匠a→~∃y(弟子ya&賢ya)} オ含意の定義
2 (キ)∃x~{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} カEI
1 (ク)∃x~{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} 12キEE
1 (ケ)~∀x{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} ク量化子の関係
従って、
(04)により、
(05)
② ~∀x{師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)}
③ ∃x{師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)}
に於いて、すなはち、
② すべてのxについて、xが師匠であるならば、あるyがxの弟子であって、尚且つ、yがxよりも賢い、といふことはない。といふことはない。
③ あるxは師匠であって、あるyはxの弟子であって、yはxよりも賢い。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(06)
③ あるxは師匠であって、あるyはxの弟子であって、yはxよりも賢い。
といふことは、
③ 師匠よりも、賢い弟子がゐる。
といふ、ことである。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
① 師不必賢於弟子≡師は必ずしも弟子より賢ならず。
② ~∀x{師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)}≡師匠は必ずしも弟子よりも賢いとは限らない。
③ ∃x{師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)}≡師匠よりも、賢い弟子がゐる。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
「述語論理」は、「命題論理の拡張」であるため、
1 (1)~∀x{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} A
1 (2)∃x~{ 師匠x→~∃y(弟子yx&賢yx)} 1量化子の関係
3 (3) ~{ 師匠a→~∃y(弟子ya&賢ya)} A
3 (4) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 3含意の定義
5 (5) ~師匠a A
5 (6) ~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya) 5∨I
35 (7) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)}&
{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 46&I
3 (8) ~~師匠a 57RAA
3 (9) 師匠a 8DN
ア(ア) ~∃y(弟子ya&賢ya) A
ア(イ) ~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya) ア∨I
3 ア(ウ) ~{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)}&
{~師匠a∨~∃y(弟子ya&賢ya)} 4I&I
3 (エ) ~~∃y(弟子ya&賢ya) アウRAA
3 (オ) ∃y(弟子ya&賢ya) エDN
3 (カ) 師匠a& ∃y(弟子ya&賢ya) 9オ&I
3 (キ) ∃x{ 師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)} カEI
1 (ク) ∃x{ 師匠x& ∃y(弟子yx&賢yx)} 23キEE
といふ「述語論理」の、「(3)~(カ)」に関しては、「命題論理」である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
例へば、
① 師不必賢於弟子。
② 師匠は必ずしも弟子よりも賢いとは限らない。
③ 師匠よりも、賢い弟子がゐる。
に於いて、
①=②=③ である。
といふことを、「証明」出来るようになるためには、「述語論理」の前に、「命題論理」を、「勉強」しなければならない。
然るに、
(10)
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高等学校数学A/集合と論理 - Wikibooks
https://ja.wikibooks.org › wiki › 高等学校数学A › 集合と論理
1 集合と論理. 1.1 集合とは; 1.2 集合や要素の関係の表し方.
1.2.1 集合と要素; 1.2.2 集合どうし. 1.2.2.1 部分集合;
1.2.2.2 ... なお、数学的には、区別がはっきりしさえすれば、例えば「△△高校の今の3年B組の生徒全員」等も集合として考えることができる。
然るに、
(11)
「論理」が分かるやうになったとしても、「集合」が分かるわけではないし、
「集合」が分かるやうになったとしても、「論理」が分かるわけではない。
従って、
(09)(10)(11)により、
(12)
「高等学校数学A/集合と論理」といふ「タイトル」よりも、
「高等学校数学A/集合
令和元年11月05日、毛利太。
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