2020年3月1日日曜日

「ある人は男子学生である。」の「述語論理」。

(01)
先ほど(令和02年03月01日)の「記事」で、
(ⅲ)
1     (1)∀x{T会の会員x→∃y[私y&理事yx&∃z(理事zx&y≠z)]} A
1     (2)   T会の会員a→∃y[私y&理事ya&∃z(理事za&y≠z)]  1UE
 3    (3)   T会の会員a                           A
13    (4)          ∃y[私y&理事ya&∃z(理事za&y≠z)]  23MPP
  5   (5)             私b&理事ba&∃z(理事za&b≠z)   A
  5   (6)             私b&理事ba                5&E
  5   (7)                     ∃z(理事za&b≠z)   6&E
   8  (8)                        理事ca&b≠c    A
   8  (9)                        理事ca        8&E
    9 (ア)       ∃z(小倉z&~私z)                    A
     イ(イ)          小倉c&~私c                     A
     イ(ウ)          小倉c                         ア&E
   8 イ(エ)        小倉c&理事ca                    
   8 イ(オ)     ∃z(小倉z&理事za)                   エEI
   89 (カ)     ∃z(小倉z&理事za)                   9イオEE
であったとしても、
   8  (8)                        理事a&b≠    A
にも、                                 があるため、
   89 (カ)     ∃z(小倉z&理事za)                   9イオEE
とすることは、出来ない。
といふ風に、書いたわけですが、そのことについて、説明します。
(02)
男子の学生は存在する。
男子は存在し、学生も存在する。
といふ「命題」が、二つとも、「真(本当)」であるならば、当然、
男子は存在し、学生も存在する。
男子は存在し、学生も存在する。
然るに、
(03)
男子は皆先生であり、学生は皆女子である。
としても、
男子は存在し、学生も存在する。
然るに、
(04)
男子は皆先生であり、学生は皆女子である。
ならば、
男子の学生は存在しない
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
男子の学生は、存在する。
男子は存在し、学生も存在する。
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない
然るに、
(06)
xの「変域(ドメイン)」が、「人」であるならば、
男子の学生は、存在する。
男子は存在し、学生も存在する。
といふ「日本語」は、
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x(男子x)&∃x(学生x)
といふ風に、書くことなる。
従って、
(05)(06)により、
(07)
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x(男子x)&∃x(学生x)
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らない
然るに、
(08)
(ⅰ)
1 (1)∃x(男子x&学生x)     A
 2(2)   男子a&学生a      A
 2(3)   男子a          2&E
 2(4)∃x(男子x)         3EI
 2(5)       学生a      2&E
 2(6)    ∃x(学生x)     5EI
 2(7)∃x(男子x)&∃x(学生x) 45&I
1 (8)∃x(男子x)&∃x(学生x) 127EE
(ⅱ)
1  (1)∃x(男子x)&∃x(学生x) A
1  (2)∃x(男子x)         1&E
 3 (3)   男子a          A
1  (4)        ∃x(学生x) 1&E
  5(5)           学生a  A
 35(6)   男子a&学生a      35&I
 35(7)∃x(男子x&学生x)     6EI
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
であったとしても、
 3 (3)   男子          A
にも、         があるため、
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
といすることは、出来ない
従って、
(04)(07)(08)により、
(09)
男子は皆先生であり、学生は皆女子である。
ならば、
男子の学生は存在しない。
が故に、
① ∃x(男子x&学生x)
② ∃x(男子x)&∃x(学生x)
に於いて、
① ならば、② であるが、
② ならば、① であるとは、限らないし、
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
であったとしても、
 3 (3)   男子          A
にも、        があるため、
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
といすることは、出来ない
然るに、
(01)(09)により、
(10)
(ⅲ)
   89 (カ)     ∃z(小倉z&理事za)                   9イオEE
であったとしても、
   8  (8)                        理事a&b≠    A
にも、                                 があるため、
   89 (カ)     ∃z(小倉z&理事za)                   9イオEE
とすることは、出来ない
といふことは、
(ⅱ)
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
であったとしても、
 3 (3)   男子          A
にも、         があるため、
13 (8)∃x(男子x&学生x)     457EE
といすることは、出来ない
といふことに、相当する
令和02年03月01日、毛利太。

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