―「昨日(令和02年03月10日)」の「記事」を補足します。―
(01)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
に於いて、
① は「対(pair)」であって、
② も「対(pair)」であって、
③ も「対(pair)」であって、
④ も「対(pair)」である。
(02)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
に於いて、
④ の間には、1組以上の③が有り、
③ の間には、1組以上の②が有り、
② の間には、1組以上の①が有る。
従って、
(01)(02)により、
(03)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
に於いて、
① が無ければ、
② は無く、
② が無ければ、
③ は無く、
③ が無ければ、
④ は無い。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
④ 地 の「右側」には、「乙 下 二 一 上 甲 天」が有り、
③ 乙 の「右側」には、「 下 二 一 上 甲 」が有り、
② 下 の「右側」には、「 二 一 上 」が有り、
① 二 の「右側」には、「 一 」が有る。
(05)
(a)「原則」として、「左から右へ」読む。
(b)二 は、一 を読んだ「直後」に読む。
(c)下 は、上 を読んだ「直後」に読む。
(d)乙 は、甲 を読んだ「直後」に読む。
(e)地 は、天 を読んだ「直後」に読む。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
(ⅰ)地 乙 下 二 一 上 甲 天 であれば、
(〃)⑧ ⑥ ④ ② ① ③ ⑤ ⑦ といふ「順番」で読む。
従って、
(06)により、
(07)
(ⅱ)我 地 必 乙 下 二 中 一 上 二 漢 一 甲 天 也。であれば、
(〃)① ⑭ ② ⑫ ⑦ ⑤ ③ ④ ⑥ ⑩ ⑧ ⑨ ⑪ ⑬ ⑮ といふ「順番」で読む。
然るに、
(08)
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。
(ⅱ)我 地 必 乙 下 二 中 一 上 二 漢 一 甲 天 也。
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ) である。とする。
従って、
(08)により、
(09)
我
非=地
必
求=乙
以=下
解=二
中
文=一
法=上
解
漢=二
文=一
#=甲
者=地
也
である。
然るに、
(10)
「漢字」に対して、「(レ点以外の)返り点」が付いてゐる。といふことは、
「(レ点以外の)返り点」に対して、「漢字」が付いてゐる。といふことと、「同じ」である。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。
(ⅱ)我 地 必 乙 下 二 中 一 上 二 漢 一 甲 天 也。
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ) であるとするならば、
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。
に対して、
(ⅰ)我 非地必 求乙以下解二中 文一法上解二漢 文一#甲者天也。
といふ「返り点」が付いてゐる。
といふ風に、見做すことが、出来る。
従って、
(07)~(11)により、
(12)
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。 といふ「漢文」を、
(〃)① ⑭ ② ⑫ ⑦ ⑤ ③ ④ ⑥ ⑩ ⑧ ⑨ ⑪ ⑬ ⑮ といふ「順番」で読む。といふことは、
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。 といふ「漢文」に対して、
(ⅰ)我 非地必 求乙以下解二中 文一法上解二漢 文一#甲者天也。 といふ「返り点」が付いてゐる。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(13)
(ⅰ)我 非地必 求乙以下解二中 文一法上解二漢 文一#甲者天也。
といふ「返り点」は、
(ⅰ)我 非{必 求[以〔解(中 文)法〕解(漢 文)#]者}也。
といふ風に、書くことが、出来る。
然るに、
(14)
(ⅰ)① ⑭{② ⑫[⑦〔⑤(③ ④)⑥〕 ⑩(⑧ ⑨)⑪]⑬}⑮。
に於いて、
⑭{ }⇒{ }⑭
⑫[ ]⇒[ ]⑫
⑦〔 〕⇒〔 〕⑦
⑤( )⇒( )⑤
⑩( )⇒( )⑩
(ⅰ)① ⑭{② ⑫[⑦〔⑤(③ ④)⑥〕 ⑩(⑧ ⑨)⑪]⑬}⑮⇒
(ⅰ)①{②[〔(③ ④)⑤ ⑥〕⑦(⑧ ⑨)⑩ ⑪]⑫ ⑬}⑭ ⑮=
(ⅰ)①<②<③<④<⑤<⑥<⑦<⑧<⑨<⑩<⑪<⑫<⑬<⑭<⑮。
といふ「順番」に、「並び替へ(ソートす)る」ことが、出来る。
従って、
(01)~(14)により、
(15)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
といふ「返り点」は、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」と、「同じ」である。
然るに、
(16)
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。 に於ける、
(ⅰ) # は、何かといふと、実は、
(ⅰ)# は、「何の意味」も無い。
(17)
「返り点」であれば、「それが付く漢字」が「必要」であるものの、
(ⅰ)我 非地必 求乙以下解二中 文一法上解二漢 文一#甲者天也。
から、
(ⅰ)# を「無くしてしまふ」と、「返り点が、付くべき漢字が無い」にも拘らず、「甲点」だけが有ることになる。
従って、
(18)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
といふ「それ」が、「返り点」であるとすると、
(ⅰ)我 非 必 求 以 解 中 文 法 解 漢 文 # 者 也。 といふ「漢文」には、
(ⅰ) # といふ「ダミー」を「必要」とする。
然るに、
(19)
(ⅰ)我非{必求[以〔解(中文)法〕解(漢文)]者}也。
に於いて、
非{ }⇒{ }非
求[ ]⇒[ ]求
以〔 〕⇒〔 〕以
解( )⇒( )解
解( )⇒( )解
といふ「移動」を行ふと、
(ⅰ)我非{必求[以〔解(中文)法〕解(漢文)]者}也⇒
(ⅱ)我{必[〔(中文)解法〕以(漢文)解]求者}非也=
(ⅱ)我は{必ずしも[〔(中文を)解する法を〕以て(漢文)解せんことを]求むる者に}非ざるなり。
といふ「漢文訓読」が、成立する。
従って、
(16)~(19)により、
(20)
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
といふ「返り点」を、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」と見做すならば、
(ⅰ)我 非地必 求乙以下解二中 文一法上解二漢 文一甲者天也。
であっても、構はない。
従って、
(18)(19)(20)により、
(21)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」を、
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
といふ「返り点」と見做す場合には、「#(ダミー)」を「必要」とするものの、この点を除けば、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤ 二 一
⑥ 下 上
⑦ 乙 甲
⑧ 地 天
に於いて、
①=⑤ であって、
②=⑥ であって、
③=⑦ であって、
④=⑧ である。
従って、
(21)により、
(22)
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」は、
① 二 一
② 下 上
③ 乙 甲
④ 地 天
といふ「返り点」に、「ほとんど、等しい」。
従って、
(22)により、
(23)
① レ、一レ、上レ、甲レ、天レ
② 一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
③ 上、中、下
④ 甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
⑤ 天、地、人
といふ「伝統的な、返り点」だけでなく、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
といふ「括弧」も亦た、「返り点」の「一種」である。
令和02年03月11日、毛利太。
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