―「先ほど(令和02年03月13日)」の「記事」を補足します。―
(01)
① 1N23EA645978DBCMHFGILJK。
は、「23個の、1桁の24進数」である。
従って、
(02)
「右辺を10進数」とすると、
1= 1
5= 5
A=10
F=15
J=20
N=23
である。
然るに、
(03)
① 1N{2E[A〔5(34)8(67)9〕D(BC)]M〔H(FG)K(IJ)L〕}。
に於いて、
N{ }⇒{ }N
E[ ]⇒[ ]E
A〔 〕⇒〔 〕A
5( )⇒( )5
8( )⇒( )8
D( )⇒( )D
M〔 〕⇒〔 〕M
H( )⇒( )H
K( )⇒( )K
といふ「移動」を行ふと、
① 1{2[〔(34)5(67)89〕A(BC)D]E〔(FG)H(IJ)KL〕M}N=
① 1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C<D<E<F<G<H<I<J<K<L<M<N。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
然るに、
(03)により、
(04)
N{ }⇒{ }N
E[ ]⇒[ ]E
A〔 〕⇒〔 〕A
5( )⇒( )5
8( )⇒( )8
D( )⇒( )D
M〔 〕⇒〔 〕M
H( )⇒( )H
K( )⇒( )K
といふ「移動」を行ふと、・・・・・。
といふことは、「N、E、A、5、8、D、M、H、K」以外の「数字」は、そのまま、「左から右の順」で読む。
といふことである。
従って、
(04)により、
(05)
① 1N{2E[A〔5(34)8(67)9〕D(BC)]M〔H(FG)K(IJ)L〕}。
に於いて、
① 1 2 34 67 9 BC FG IJ L
に関しては、そのまま、「左から右の順」で読む。
従って、
(05)により、
(06)
「返読」の「対象」ではない「数字」を、#で表すと、
① #N{#E[A〔5(##)8(##)9〕D(##)]M〔H(##)K(##)#〕}。
に於いて、
① # # ## ## # ## ## ## #
に関しては、そのまま、「左から右の順」で読む。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
「返読」の「対象」である「数字」を□で表すとすると、
① #□{#□[□〔□(##)□(##)#〕□(##)]□〔□(##)□(##)#〕}。
といふ、ことになる。
従って、
(03)(07)により、
(08)
① #□{#□[□〔□(##)□(##)#〕□(##)]□〔□(##)□(##)#〕}。
に於いて、
□{ }⇒{ }□
□[ ]⇒[ ]□
□〔 〕⇒〔 〕□
□( )⇒( )□
□( )⇒( )□
□( )⇒( )□
□〔 〕⇒〔 〕□
□( )⇒( )□
□( )⇒( )□
といふ「移動」を行ふと、
① #{#[〔(##)□(##)□#〕□(##)□]□〔(##)□(##)□#〕□}□=
① 1{2[〔(34)5(67)89〕A(BC)D]E〔(FG)H(IJ)KL〕M}N=
① 1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C<D<E<F<G<H<I<J<K<L<M<N。
といふ「並び替へ(ソート)」が、完成する。
然るに、
(07)(08)により、
(09)
① #□{#□[□〔□(##)□(##)#〕□(##)]□〔□(##)□(##)#〕}。
に於ける、
① □{ □[□〔□( )□( ) 〕□( )]□〔□( )□( ) 〕}
に於いて、
① 9個の□
といふのは、
①「括弧」の「直前」の□ である。
従って、
(03)~(09)により、
(10)
① #□{#□[□〔□(##)□(##)#〕□(##)]□〔□(##)□(##)#〕}。
に於いて、
(ⅰ)「原則」として「左から右へ」読む。ただし、
(ⅱ)「括弧」の「直前」の□ に関しては、各々の、「直後の括弧の中の全ての数字」を、「読み終へた直後」に読む。
とするならば、
① #{#[〔(##)□(##)□#〕□(##)□]□〔(##)□(##)□#〕□}□=
① 1{2[〔(34)5(67)89〕A(BC)D]E〔(FG)H(IJ)KL〕M}N=
① 1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C<D<E<F<G<H<I<J<K<L<M<N。
といふ「並び替へ(ソート)」が、完成する。
従って、
(10)により、
(11)
② 使{籍誠不[以〔畜(妻子)憂(飢寒)〕乱(心)]有(銭財)以済(医薬)}。
に於いて、
②「原則」として「左から右へ」読むものの、ただし、
② 使 は、{ }の中を「読み終へた直後」に読む。
② 不 は、[ ]の中を「読み終へた直後」に読む。
② 以 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
② 畜 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
② 憂 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
② 乱 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
② 有 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
② 済 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。ならば、
② {籍をして誠に[〔(妻子を)畜ひ(飢寒を)憂ふるを〕以て(心を)乱さ]ず(銭財)有りて以て(医薬を)済さ}使む。
といふ「語順」で、「読む」ことになる。
従って、
(10)(11)により、
(12)
③ 所謂致(知)在〔格(物)〕者、言[欲〔致(吾之知)〕在〔即(物)而窮(其理)〕]。
に於いて、
③「原則」として「左から右へ」読むものの、ただし、
③ 致 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 在 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 格 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 言 は、[ ]の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 欲 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 致 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 在 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 即 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
③ 窮 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。ならば、
③ 所謂(知を)致すは〔(物に)格るに〕在りとは、[〔(吾の知を)致さんと〕欲すれば〔(物に)即きて(其の理を)窮むるに〕在る]言ふ。
といふ「語順」で、「読む」ことになる。
(13)
④ 君子不{以[其所‐以〔養(人)〕者]害(人)}。
に於いて、
④「原則」として「左から右へ」読むものの、ただし、
④ 不 は、{ }の中を「読み終へた直後」に読む。
④ 以 は、[ ]の中を「読み終へた直後」に読む。
④ 所‐以 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
④ 養 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。
④ 害 も、( )の中を「読み終へた直後」に読む。ならば、
④ 君子は{[其の〔(人を)養ふ〕所‐以の者を]以て(人を)害せ}ず。
といふ「語順」で、「読む」ことになる。
(14)
⑤ 不〔常読(英文)〕。
に於いて、
⑤「原則」として「左から右へ」読むものの、ただし、
⑤ 不 は、〔 〕の中を「読み終へた直後」に読む。
⑤ 読 は、( )の中を「読み終へた直後」に読む。ならば、
⑤ 〔常には(英文を)読ま〕ず。
といふ「語順」で、「読む」ことになる。
然るに、
(15)
繰り返し、書いて来た通り、
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である。しかし、訓読は、国語の語順に置きかえて読むことが、その大きな原則となっている。それでその補足構造によっている文も、返り点によって、国語としての語順が示されている(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(11)~(15)により、
(16)
例へば、
④ 君子不{以[其所‐以〔養(人)〕者]害(人)}。
といふ「漢文」を、
④ 君子は{[其の〔(人を)養ふ〕所‐以の者を]以て(人を)害せ}ず。
といふ「語順」で読んでも、
④{ [ 〔 ( ) 〕 ]( ) }
④{ [ 〔 ( ) 〕 ]( ) }
といふ「補足構造」は、「不変」である。
然るに、
(17)
④ 君子不以其所以養人者害人。
といふ「漢文」を、仮に、
④ 人を養ふ手段である土地のために争って、人を傷つけるやうなことを、君子はしない。
と訳すのであれば、
④ 君子不以其所以養人者害人。
といふ「漢文の補足構造」は、「不変」ではない。
従って、
(16)(17)により、
(18)
④ 君子不以其所以養人者害人。
といふ「漢文」を、
④ 君子は{[其の〔(人を)養ふ〕所‐以の者を]以て(人を)害せ}ず。
といふ風に、「訳す」ことと、
④ 人を養ふ手段である土地のために争って、人を傷つけるやうなことを、君子はしない。
といふ風に、「訳す」ことは、「同じ」ではない。
然るに、
(19)
予嘗為(蒙生)定(学問之方法)、先為(崎陽之学)、教以(俗語)、誦以(華音)、訳以(此方俚語)、絶不〔作(和訓廻環之読)〕、始以(零細者)、二字三字為(句)、後使[読〔成(書)者〕]}、崎陽之学既成、乃始得〔為(中華人)〕、而後稍稍読(経子史集四部書)、勢如(破竹)、是最上乗也 ⇒
予嘗(蒙生)為(学問之方法)定、先(崎陽之学)為、教(俗語)以、誦(華音)以、訳(此方俚語)以、絶〔(和訓廻環之読〕作〕不、始(零細者)以、二字三字(句)為、後[〔(書)成者〕読]使、崎陽之学既成、乃始〔(中華人)為〕得、而後稍稍(経子史集四部書)読、勢(破竹)如、是最上乗也 =
予嘗て(蒙生の)為に(学問の方法を)定め、先ず(崎陽の学を)為し、教ふるに(俗語を)以てし、誦ずるに(華音を)以てし、訳するに(此の方の俚語を)以てし、絶へて〔(和訓廻環の読みを〕作さ〕ず、始めは(零細なる者を)以て、二字三字(句と)為し、後に[〔(書を)成す者を〕読ま]使めば、崎陽の学既に成り、乃ち始めて〔(中華の人)為る〕得、而る後に稍稍(経子史集四部書を)読まば、勢ひ(破竹の)如く、是れ最上の乗なり。
(荻生徂徠、訳文筌蹄)
従って、
(18)(19)により、
(20)
荻生徂徠先生は、
④ 君子不以其所以養人者害人。
といふ「漢文」を、
④ Jūnzǐ bù yǐ qí suǒyǐ yǎng rén zhě hài rén.
といふ風に、読んで、
④ 人を養ふ手段である土地のために争って、人を傷つけるやうなことを、君子はしない。
といふ風に、「訳」してゐたのかも、知れない。
然るに、
(21)
「音読」がそれ程、「大切」であるならば、「日本漢字音」で、「音読」すれば、良いだけであって、因みに、私自身は、例へば、
「旺文社、漢文の基礎、1973年、31頁、35頁、39頁、43頁」にある、「矛盾(韓非子)、守株(韓非子)、借虎威(戦国策)、塞翁が馬(淮南子)」を、「日本漢字音」で、「暗唱」出来る。
従って、
(17)~(21)により、
(22)
私自身は、荻生徂徠先生に、「漢文」を習ひたいとは、少しも、思はない。
令和02年03月13日、毛利太。
0 件のコメント:
コメントを投稿