2020年3月16日月曜日

「括弧」と「返り点」(12)。

―「昨日(令和02年03月14日)」の「記事」を補足します。―
(01)
「You are a man」と言へば、「あなたには、男性といふ属性がある。」とふ「意味」であって、
「You are here」 と言へば、「あなたは、ここに存在する。」といふ「意味」である。
然るに、
(02)
 なり=に+有り
である=に+て+有る
従って、
(01)(02)により、
(03)
① Who are you?
① 誰 である・か あなたは。
に於いて、
are」は、「である」と「同じ」である。
然るに、
(04)
① 誰(である・か あなたは)。
に於いて、
誰( )⇒( )誰
といふ「移動」を行ふと、
① 誰(である・か あなたは)⇒
① (である・か あなたは)誰。
といふ「語順」になる。
然るに、
(05)
① 誰 である・か あなたは。
① である・か あなたは 誰。
といふ「日本語」は、両方とも、「日本語としての、本来の語順」ではない
然るに、
(06)
① (である・か{あなたは)誰}。
に於いて、
あなたは{ }⇒{ }あなたは
といふ「移動」を行ふと、
① ({あなたは)誰}である・か。
となって、尚且つ、
① あなたは 誰 である・か。
といふ「語順」は、「日本語として、正しい」。
然るに、
(07)
①( { )
②{ ( ) }
に於いて、
② は「括弧」であるが、
① は「括弧」ではない
従って、
(03)~(07)により、
(08)
「括弧」は、
① 2<3>1
のやうな、
① n+1<n+m>n(nは0より大きい整数、mは1より大きい整数。)
といふ「順番」を、
① 1<2<3<4<5<6<7<8<9・・・・・・
といふ「順番」に「並び替へ」ることは、出来ない。が故に、
① Who are you?
に対しては、「括弧」を付けることが、出来ない
然るに、
(09)
① Who are you?
に対する、「漢文」は、
② 子 為 誰(子は誰となす)。
であって、それ故、
② You are who?
である。
従って、
(09)により、
(10)
② 子 為 誰(論語、微子、六)。
の場合は、
① Who(are{you)}?
とは異なり、
① n+1<n+2>
ではなく、
<n+2>n+1
である。
然るに、
(11)
例へば、
③ I am[going〔to(study【English『much-harder「to《become〈a- googler{like[my-sister〔in(the-future)〕]}〉》」』】)〕].
に於いて、
     am[ ]⇒[ ]am
      going〔 〕⇒〔 〕going
         to( )⇒( )to
   study【 】⇒【 】study
  English『 』⇒『 』English
much-harder「 」⇒「 」much-harder
         to《 》⇒《 》to
     become〈 〉⇒〈 〉become
 a- googler{ }⇒{ }a- googler
       like[ ]⇒[ ]like
  my-sister〔 〕⇒〔 〕my-sister
         in( )⇒( )in
といふ「移動」を行ふと、
③ I am[going〔to(study【English『much-harder「to《become〈a- googler{like[my-sister〔in(the-future)〕]}〉》」』】)〕]⇒
③ I [〔(【『「《〈{[〔(the-future)in〕my-sister]like}a- googler〉become》to」much-harder』English】study)to〕going]am=
③ 私は[〔(【『「《〈{[〔(将来)に於いて〕私の姉の]やうな}グーグルの社員に〉なる》ために」もっと一生懸命』英語を】勉強する)ことを〕しようとして]ゐます。
といふ「英文訓読」を、行ふことが出来る。
然るに、
(12)
昨日も書いた通り、「私の経験上」は、「漢文訓読」に於いて、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
といふ「種類の括弧」で「不足」することは無い。
従って、
(13)
③Iam going to study English much-harder to become a-googler like my-sister in the future.
といふ「英文」を「訓読」する際の、
①( )
②〔 〕
③[ ]
④{ }
⑤〈 〉
⑥《 》
⑦「 」
⑧『 』
⑨【 】
( )
〔 〕
[ ]
といふ「12種類」といふ「括弧」は、「漢文訓読」からすれば、「異常に多い」。
然るに、
(14)
③Iam going to study English much-harder to become a-googler like my-sister in the future.
といふ「英文」を、
③ 私は将来に於いて、私の姉のやうなグーグルの社員になるために、もっと一生懸命、英語を勉強することをしようとしてゐます。
といふ風に、「訓読」するといふことは、
③ I
だけは、最初に読むとして、
③ much-harder
③ a-googler
③ my-sister
といふ「3つの語」を、それぞれを「1語(a word)」として、「それらの3つの語」を含めて、「からへ」読んでゐることと、「同じ」である。
従って、
(15)
ただ、それだけの事のために、
③Iam going to study English much-harder to become a-googler like my-sister in the future.
といふ「英文」に対して、
③ I am[going〔to(study【English『much-harder「to《become〈a- googler{like[my-sister〔in(the-future)〕]}〉》」』】)〕].
といふ「括弧」を用ひることは、「馬鹿げて」ゐる。
従って、
(08)(15)により、
(16)
① Who are you?
③Iam going to study English much-harder to become a-googler like my-sister in the future.
に於いて、
① には、「括弧」を付けることが、出来ず、その上、
③ に、 「括弧」を付けるとは、「無意味」である。
従って、
(17)
英文解釈」に於いて、「括弧」は要らない
令和02年03月16日、毛利太。

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